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第212話
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休憩中に魔法で魂霊草の束二つを種に変えていく。魂霊草を数十個の種に変えたハルトは魔力が最大まで回復するまで瞑想を行ない回復させる。
「休憩も終わったし、魂霊草を増やすか。ヒスイとプルンは俺が魂霊草を増やす間、何かやるのか?」
『まほうのれんしゅうをするよ!』
『ぼくはーけんじゅつのーれんしゅうだよー!』
スキルのレベル上げをヒスイとプルンはするのか。
「そうか、魂霊草を増やす場所に影響が無いようにしてくれよ。」
『うん!』
『わかったよー!』
ヒスイとプルンの二匹は、練習用に作った土柱が三つ置かれてある場所まで移動して行くのを見送ると、ハルトも魂霊草を増やしていく作業を始めた。
『魂霊草の成長をさせる為には、いつもの薬草の成長させていく魔法に、更に闇属性魔力と死属性魔力を多めに混ぜてから使ってください。』
「分かった、その二つの属性だな。サポートは頼むぞ。」
『はい。いつ始めてもいいですよ。』
ナビィに教えられた通りに魔力を世界樹の棒に送り、幾つもの属性に変換させていく。属性魔力の維持をナビィにサポートして貰いながら、植物成長の魔法を魂霊草の種を埋めた場所に発動する。
ふかふかの地面に植えた種がビデオの早回しのように魂霊草が成長していく。
「ナビィ、やっぱり魂霊草のランクが下がっているのか?」
『はい、下がっています。上級ダンジョンの下層で育てたなら、魂霊草のランクも維持出来ていたのでしょうけどね。』
「まあ、仕方ないか……じゃあ、魂霊草を増やしていこうか。ナビィ、サポートしてね。」
『はい。』
それからハルトはナビィの助けを借りながら魂霊草の量産を午前中の時間、すべてを使い続けていった。
『ハルト、もうそろそろ昼食の時間です!魂霊草の量産をやめて、昼食の準備を始めましょう。』
「もう、そんな時間なのか、確かにお腹も空いたしな。それなら昼ごはんを作ろうか。それにヒスイの分のサラダは魂霊草を使わないとな。せっかく増やしたからな。」
魔力を回復させる瞑想をやめて、ハルトは身体全身とテーブルに浄化魔法を使って綺麗にしてから昼食を作り始めた。
アイテムボックスから調理器具と食材を取り出してテーブルに置き、釜戸に火を付ける。
昼食のメニューはステーキ、パン、サラダを作ろうと思い、ナビィにはステーキを担当して貰い、ハルトはサラダ作りを始めた。
トマトや玉ねぎを食べやすい大きさに切り葉物野菜を手で千切り、冷水に漬けると良い野菜は魔法で作った冷水入りのボウルに入れていく。
かなりの量の野菜をサラダに使えるように準備すると、昼食分だけ仕分けし、残りの野菜はそれぞれ分けてボウルに入れて、アイテムボックスに収納する。
器に先ほど準備した野菜を盛り付けると、次はヒスイの分に使う薬草や霊草の準備をする。
サラダに使う分の薬草などは切り分けたりせずに、そのままサラダの上に乗せるだけだから簡単だ。
『ハルト、ステーキがもうそろそろで出来ます。ヒスイたちを呼んで来てください。』
「分かった。」
そうして、ハルトはヒスイとプルンが練習に使っている場所に向かい、二匹に昼食の準備が終わったことを伝えた。
「綺麗にするから動くなよ。」
『うん!』
『はやくー!』
浄化魔法と健康魔法をヒスイとプルン、ついで自身にも掛けて、ハルトはヒスイたちを連れて戻る。
戻って来ると、ナビィがステーキを皿に盛り付け、テーブルにサラダと一緒に並べていた。
『戻って来ましたね。昼食にしましょう。』
「そうだな。温かいうちに食べないとな。」
ハルトが席に着くと、ヒスイとプルンをテーブルに乗せる。
『あっ!こんれいそうだ!たべていいの?ハルト!』
「増やした魂霊草だからな。食べていいぞ。プルンも魂霊草を入れるか?」
『ぼく、いらなーい!』
「そっか、じゃあ食べよう。」
「『『『いただきます!』』』」
「休憩も終わったし、魂霊草を増やすか。ヒスイとプルンは俺が魂霊草を増やす間、何かやるのか?」
『まほうのれんしゅうをするよ!』
『ぼくはーけんじゅつのーれんしゅうだよー!』
スキルのレベル上げをヒスイとプルンはするのか。
「そうか、魂霊草を増やす場所に影響が無いようにしてくれよ。」
『うん!』
『わかったよー!』
ヒスイとプルンの二匹は、練習用に作った土柱が三つ置かれてある場所まで移動して行くのを見送ると、ハルトも魂霊草を増やしていく作業を始めた。
『魂霊草の成長をさせる為には、いつもの薬草の成長させていく魔法に、更に闇属性魔力と死属性魔力を多めに混ぜてから使ってください。』
「分かった、その二つの属性だな。サポートは頼むぞ。」
『はい。いつ始めてもいいですよ。』
ナビィに教えられた通りに魔力を世界樹の棒に送り、幾つもの属性に変換させていく。属性魔力の維持をナビィにサポートして貰いながら、植物成長の魔法を魂霊草の種を埋めた場所に発動する。
ふかふかの地面に植えた種がビデオの早回しのように魂霊草が成長していく。
「ナビィ、やっぱり魂霊草のランクが下がっているのか?」
『はい、下がっています。上級ダンジョンの下層で育てたなら、魂霊草のランクも維持出来ていたのでしょうけどね。』
「まあ、仕方ないか……じゃあ、魂霊草を増やしていこうか。ナビィ、サポートしてね。」
『はい。』
それからハルトはナビィの助けを借りながら魂霊草の量産を午前中の時間、すべてを使い続けていった。
『ハルト、もうそろそろ昼食の時間です!魂霊草の量産をやめて、昼食の準備を始めましょう。』
「もう、そんな時間なのか、確かにお腹も空いたしな。それなら昼ごはんを作ろうか。それにヒスイの分のサラダは魂霊草を使わないとな。せっかく増やしたからな。」
魔力を回復させる瞑想をやめて、ハルトは身体全身とテーブルに浄化魔法を使って綺麗にしてから昼食を作り始めた。
アイテムボックスから調理器具と食材を取り出してテーブルに置き、釜戸に火を付ける。
昼食のメニューはステーキ、パン、サラダを作ろうと思い、ナビィにはステーキを担当して貰い、ハルトはサラダ作りを始めた。
トマトや玉ねぎを食べやすい大きさに切り葉物野菜を手で千切り、冷水に漬けると良い野菜は魔法で作った冷水入りのボウルに入れていく。
かなりの量の野菜をサラダに使えるように準備すると、昼食分だけ仕分けし、残りの野菜はそれぞれ分けてボウルに入れて、アイテムボックスに収納する。
器に先ほど準備した野菜を盛り付けると、次はヒスイの分に使う薬草や霊草の準備をする。
サラダに使う分の薬草などは切り分けたりせずに、そのままサラダの上に乗せるだけだから簡単だ。
『ハルト、ステーキがもうそろそろで出来ます。ヒスイたちを呼んで来てください。』
「分かった。」
そうして、ハルトはヒスイとプルンが練習に使っている場所に向かい、二匹に昼食の準備が終わったことを伝えた。
「綺麗にするから動くなよ。」
『うん!』
『はやくー!』
浄化魔法と健康魔法をヒスイとプルン、ついで自身にも掛けて、ハルトはヒスイたちを連れて戻る。
戻って来ると、ナビィがステーキを皿に盛り付け、テーブルにサラダと一緒に並べていた。
『戻って来ましたね。昼食にしましょう。』
「そうだな。温かいうちに食べないとな。」
ハルトが席に着くと、ヒスイとプルンをテーブルに乗せる。
『あっ!こんれいそうだ!たべていいの?ハルト!』
「増やした魂霊草だからな。食べていいぞ。プルンも魂霊草を入れるか?」
『ぼく、いらなーい!』
「そっか、じゃあ食べよう。」
「『『『いただきます!』』』」
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