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第188話
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スケルトンマジシャンからの魔法攻撃が終わり、ハルトたちは反撃に出る。
「ヒスイはアニマルドッグゾンビを全滅させてくれ。プルン、残りのスケルトンマジシャンを倒していくぞ。」
『うん、わかったよ!』
『プルルル!』
指示を出して、ハルトは再びスケルトンマジシャンたちが魔法を発動する前に攻撃を始める。
魔法を防いだ壁の魔法を消して、世界樹の棒をニ体居るスケルトンマジシャンに向ける。
そして、スケルトンマジシャンの一体に聖属性、光属性の魔法の矢を複数生成し、矢を放ち攻撃する。
スケルトンマジシャンも迫る、魔法の発動準備を止めて、魔法の矢を回避しようと行動に移す。
だが、放たれた魔法の矢を全ては避けられず、スケルトンマジシャンは胸部の人魂を破壊されて倒れる。
これで階段付近に居たアンデットモンスターたちは、スケルトンマジシャンが三体と身動きが出来ないアニマルドッグゾンビたちのみとなった。
アイテムボックスから投擲用の投げナイフを取り出し、投げナイフに聖属性魔力を付与すると、左側に居た最後のスケルトンマジシャンに投擲する。
投擲の際に身体能力を魔力で上昇させた投擲はスケルトンマジシャンが避ける暇も与えることなく、胸部を貫き人魂を破壊した。
これでスケルトンマジシャンは右側だけになり、ハルトは右側のスケルトンマジシャンたちを確認すると、既にプルンが魔法を使い倒していた。
そして最後のアンデットモンスターである藻がいて動けないアニマルドッグゾンビは、ヒスイがトドメを刺し終えて、階段付近のアンデットモンスターは全て倒すことが出来た。
「ナビィ、俺も警戒はするけど、アンデットモンスターたちが近付いたら教えてくれ。」
『分かりました。』
「ヒスイ、プルン。この辺りにまだアンデットモンスターが居ない内に魔石を回収するぞ。」
『うん!』
『プル!』
指示を出し終わり、ハルトも倒したアンデットモンスターたちから魔石の回収を始めた。
そして、アンデットモンスターたちから魔石とナビィが指示したモンスター素材を回収したハルトたちはダンジョン探索に戻る。
降りて来た階段から真っ直ぐに次の階層への階段は目指さず、階段とは反対の方向へと歩みを進める。
そうすると、アンデットモンスターと次々に遭遇して戦闘が起こった。アンデットモンスターは集団で行動していることが多い。
だが、それでも魔力を多く使って発動している魔法のお陰で、接近戦をさせず倒しているからか、魔力回復ポーションの消費とそのポーションの飲み過ぎくらいで、接近戦が起こらず、今の所はそこまで苦戦はしていない。
そうして、ダンジョン探索をしていると森の中に不自然な物が現れた。
「これって宝箱だよな?俺は罠を見つけられないけど、ナビィは分かるか?」
『私も見つけられないので罠は無いと思いますよ。』
森の中にポツンと置かれている宝箱に向かい、世界樹の棒で突いて魔力を流して罠が無いかを確認しているが、罠を見つけることは出来ない。
そこで一応、罠が仕掛けられていないと思うが、ナビィにも聞いてみた。その結果、宝箱に罠は仕掛けられていないと判断する。
「ヒスイ、プルン。宝箱を開けるから、周囲を警戒しといてくれ。」
そう言うと、ハルトは宝箱を開けた。宝箱の中を見ると、そこには中身の入っているポーション瓶が三本入っていた。
「ポーションの色的には体力を回復させるポーションか?ナビィ、鑑定を頼む。」
『分かりました…………体力回復ポーションですね。ですが、ランクは高いですよ。Bランクです。ハルトでは、まだまだ作れないポーションですね。』
やっぱり体力回復ポーションだったか、でも体力回復ポーションは魔力回復ポーションと違って、そこまで多く使わないと、思いながらアイテムボックスに収納していった。
「ヒスイはアニマルドッグゾンビを全滅させてくれ。プルン、残りのスケルトンマジシャンを倒していくぞ。」
『うん、わかったよ!』
『プルルル!』
指示を出して、ハルトは再びスケルトンマジシャンたちが魔法を発動する前に攻撃を始める。
魔法を防いだ壁の魔法を消して、世界樹の棒をニ体居るスケルトンマジシャンに向ける。
そして、スケルトンマジシャンの一体に聖属性、光属性の魔法の矢を複数生成し、矢を放ち攻撃する。
スケルトンマジシャンも迫る、魔法の発動準備を止めて、魔法の矢を回避しようと行動に移す。
だが、放たれた魔法の矢を全ては避けられず、スケルトンマジシャンは胸部の人魂を破壊されて倒れる。
これで階段付近に居たアンデットモンスターたちは、スケルトンマジシャンが三体と身動きが出来ないアニマルドッグゾンビたちのみとなった。
アイテムボックスから投擲用の投げナイフを取り出し、投げナイフに聖属性魔力を付与すると、左側に居た最後のスケルトンマジシャンに投擲する。
投擲の際に身体能力を魔力で上昇させた投擲はスケルトンマジシャンが避ける暇も与えることなく、胸部を貫き人魂を破壊した。
これでスケルトンマジシャンは右側だけになり、ハルトは右側のスケルトンマジシャンたちを確認すると、既にプルンが魔法を使い倒していた。
そして最後のアンデットモンスターである藻がいて動けないアニマルドッグゾンビは、ヒスイがトドメを刺し終えて、階段付近のアンデットモンスターは全て倒すことが出来た。
「ナビィ、俺も警戒はするけど、アンデットモンスターたちが近付いたら教えてくれ。」
『分かりました。』
「ヒスイ、プルン。この辺りにまだアンデットモンスターが居ない内に魔石を回収するぞ。」
『うん!』
『プル!』
指示を出し終わり、ハルトも倒したアンデットモンスターたちから魔石の回収を始めた。
そして、アンデットモンスターたちから魔石とナビィが指示したモンスター素材を回収したハルトたちはダンジョン探索に戻る。
降りて来た階段から真っ直ぐに次の階層への階段は目指さず、階段とは反対の方向へと歩みを進める。
そうすると、アンデットモンスターと次々に遭遇して戦闘が起こった。アンデットモンスターは集団で行動していることが多い。
だが、それでも魔力を多く使って発動している魔法のお陰で、接近戦をさせず倒しているからか、魔力回復ポーションの消費とそのポーションの飲み過ぎくらいで、接近戦が起こらず、今の所はそこまで苦戦はしていない。
そうして、ダンジョン探索をしていると森の中に不自然な物が現れた。
「これって宝箱だよな?俺は罠を見つけられないけど、ナビィは分かるか?」
『私も見つけられないので罠は無いと思いますよ。』
森の中にポツンと置かれている宝箱に向かい、世界樹の棒で突いて魔力を流して罠が無いかを確認しているが、罠を見つけることは出来ない。
そこで一応、罠が仕掛けられていないと思うが、ナビィにも聞いてみた。その結果、宝箱に罠は仕掛けられていないと判断する。
「ヒスイ、プルン。宝箱を開けるから、周囲を警戒しといてくれ。」
そう言うと、ハルトは宝箱を開けた。宝箱の中を見ると、そこには中身の入っているポーション瓶が三本入っていた。
「ポーションの色的には体力を回復させるポーションか?ナビィ、鑑定を頼む。」
『分かりました…………体力回復ポーションですね。ですが、ランクは高いですよ。Bランクです。ハルトでは、まだまだ作れないポーションですね。』
やっぱり体力回復ポーションだったか、でも体力回復ポーションは魔力回復ポーションと違って、そこまで多く使わないと、思いながらアイテムボックスに収納していった。
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