183 / 248
第183話
しおりを挟む
魔法の一撃でスケルトンマジシャンとフレッシュゾンビは倒され、残りのスケルトンファイター二体がハルトたちに向かってくる
「ヒスイとプルンで協力して一体倒してくれ」
指示を出してすぐにハルトはスケルトンファイターの一体に向かって進んでいく。世界樹の棒に光属性、聖属性、浄化魔法を纏わせ、スケルトンファイターが振るう剣を避けて一撃、剣を持つ腕に与える
かなり固めのクッキーを砕くようにスケルトンファイターの腕の骨が砕ける。持っていた錆びた剣が握っていた手の骨と共に地面に落ちていく
だが、スケルトンファイターは腕が砕かれたにも関わらず、すぐに残っている腕で攻撃を仕掛けてきた。その攻撃をハルトは後ろに下り躱した
躱したハルトは世界樹の棒をスケルトンファイターに向けて世界樹の棒を変化させる
先端を尖らせ槍のように変えた世界樹の棒でスケルトンファイターの胸部の骨に守られた人魂に向かい突きを繰り出す
世界樹の棒の突きはスケルトンファイターの胸部の骨を砕き、更にその胸部の骨に守られた人魂を破壊してスケルトンファイターを倒した
スケルトンファイターを倒したハルトはヒスイとプルンが戦っていた方を見る。二人は既にスケルトンファイターを倒していたようだ
ヒスイとプルンに魔石と武器の回収を頼むとハルトは先ほど倒したスケルトンファイターの武器と魔石をアイテムボックスに収納していく
「倒す優先はスケルトンマジシャンかな。それで良いと思う、ナビィ?」
『いえ、出来れば動きが早いアニマルドッグゾンビを優先的に倒した方が良いと思います。スケルトンマジシャンの数が多く倒せなかった場合、近接戦闘をしながら戦わないといけなくなります。それにスケルトンマジシャンの魔法も単体魔法くらいしか使わないでしょうからね』
「なら、動きの素早いモンスターから優先して倒すか。二人もそれで良いな」
『うん!』
『プルン!』
それからハルトたちは魔法を多用してモンスターたちを倒して進んでいった。しかも、一回一回の魔法に使う魔力量も多く、魔力回復ポーションの消費も多くなった
階段までの一直線に進むコースから外れた場所の探索をしているからか、多くの薬草などの植物を見つけて採取も出来たが、遭遇するアンデットモンスターもかなり多く、二十一階層の半分を探索し終わる頃には、みんなへとへとになってしまい、結界を張って休み始める
「ポーションでお腹タポタポだよ」
『かなり飲んでいましたからね。ハルトはヒスイやプルンとは違い、すぐに吸収することが出来ませんから、今は休んでおいてください』
「そうする。でも、アイテムボックスに入ってる魔力回復ポーションも少なくなって来たな。ナビィ、ダンジョン内で作れるか?」
アイテムボックスから出したテーブルに乗せたヒスイとプルンを触りながら、椅子に座り寄り掛かったハルトはアイテムボックスのポーションを確認していくと残りは百本も無い
ハルトはナビィに、このダンジョン内でも魔境の時のように薬草類を作り出せるのかを聞いた
『大丈夫です。作れますよ』
「やっぱり作れるんだな。なら、この二十一階層を周り終わったら、一日休んでポーション作りにするか」
『それが良いですね。錆びてますが金属もありますし、マールタンダンジョンの最下層にたどり着いたら、そこで修行でもしましょうか』
「そうだな。この階層でも、30レベル近いモンスターも多いしな」
ナビィと今後の話をしながら休むと、少し早いが昼食を食べて、ハルトたちは迷宮の探索を再開した
そしてこの日、ハルトたちは二十一階層を周り、二十二階層の階段から離れた場所に幾十もの結界を張って、今日の迷宮探索を終えて泊まる為、テントや野宿の為の準備を始めていった
「ヒスイとプルンで協力して一体倒してくれ」
指示を出してすぐにハルトはスケルトンファイターの一体に向かって進んでいく。世界樹の棒に光属性、聖属性、浄化魔法を纏わせ、スケルトンファイターが振るう剣を避けて一撃、剣を持つ腕に与える
かなり固めのクッキーを砕くようにスケルトンファイターの腕の骨が砕ける。持っていた錆びた剣が握っていた手の骨と共に地面に落ちていく
だが、スケルトンファイターは腕が砕かれたにも関わらず、すぐに残っている腕で攻撃を仕掛けてきた。その攻撃をハルトは後ろに下り躱した
躱したハルトは世界樹の棒をスケルトンファイターに向けて世界樹の棒を変化させる
先端を尖らせ槍のように変えた世界樹の棒でスケルトンファイターの胸部の骨に守られた人魂に向かい突きを繰り出す
世界樹の棒の突きはスケルトンファイターの胸部の骨を砕き、更にその胸部の骨に守られた人魂を破壊してスケルトンファイターを倒した
スケルトンファイターを倒したハルトはヒスイとプルンが戦っていた方を見る。二人は既にスケルトンファイターを倒していたようだ
ヒスイとプルンに魔石と武器の回収を頼むとハルトは先ほど倒したスケルトンファイターの武器と魔石をアイテムボックスに収納していく
「倒す優先はスケルトンマジシャンかな。それで良いと思う、ナビィ?」
『いえ、出来れば動きが早いアニマルドッグゾンビを優先的に倒した方が良いと思います。スケルトンマジシャンの数が多く倒せなかった場合、近接戦闘をしながら戦わないといけなくなります。それにスケルトンマジシャンの魔法も単体魔法くらいしか使わないでしょうからね』
「なら、動きの素早いモンスターから優先して倒すか。二人もそれで良いな」
『うん!』
『プルン!』
それからハルトたちは魔法を多用してモンスターたちを倒して進んでいった。しかも、一回一回の魔法に使う魔力量も多く、魔力回復ポーションの消費も多くなった
階段までの一直線に進むコースから外れた場所の探索をしているからか、多くの薬草などの植物を見つけて採取も出来たが、遭遇するアンデットモンスターもかなり多く、二十一階層の半分を探索し終わる頃には、みんなへとへとになってしまい、結界を張って休み始める
「ポーションでお腹タポタポだよ」
『かなり飲んでいましたからね。ハルトはヒスイやプルンとは違い、すぐに吸収することが出来ませんから、今は休んでおいてください』
「そうする。でも、アイテムボックスに入ってる魔力回復ポーションも少なくなって来たな。ナビィ、ダンジョン内で作れるか?」
アイテムボックスから出したテーブルに乗せたヒスイとプルンを触りながら、椅子に座り寄り掛かったハルトはアイテムボックスのポーションを確認していくと残りは百本も無い
ハルトはナビィに、このダンジョン内でも魔境の時のように薬草類を作り出せるのかを聞いた
『大丈夫です。作れますよ』
「やっぱり作れるんだな。なら、この二十一階層を周り終わったら、一日休んでポーション作りにするか」
『それが良いですね。錆びてますが金属もありますし、マールタンダンジョンの最下層にたどり着いたら、そこで修行でもしましょうか』
「そうだな。この階層でも、30レベル近いモンスターも多いしな」
ナビィと今後の話をしながら休むと、少し早いが昼食を食べて、ハルトたちは迷宮の探索を再開した
そしてこの日、ハルトたちは二十一階層を周り、二十二階層の階段から離れた場所に幾十もの結界を張って、今日の迷宮探索を終えて泊まる為、テントや野宿の為の準備を始めていった
60
お気に入りに追加
282
あなたにおすすめの小説
異世界でも男装標準装備~性別迷子とか普通だけど~
結城 朱煉
ファンタジー
日常から男装している木原祐樹(25歳)は
気が付くと真っ白い空間にいた
自称神という男性によると
部下によるミスが原因だった
元の世界に戻れないので
異世界に行って生きる事を決めました!
異世界に行って、自由気ままに、生きていきます
~☆~☆~☆~☆~☆
誤字脱字など、気を付けていますが、ありましたら教えて頂けると助かります!
また、感想を頂けると大喜びします
気が向いたら書き込んでやって下さい
~☆~☆~☆~☆~☆
カクヨム・小説家になろうでも公開しています
もしもシリーズ作りました<異世界でも男装標準装備~もしもシリーズ~>
もし、よろしければ読んであげて下さい
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
人の身にして精霊王
山外大河
ファンタジー
正しいと思ったことを見境なく行動に移してしまう高校生、瀬戸栄治は、その行動の最中に謎の少女の襲撃によって異世界へと飛ばされる。その世界は精霊と呼ばれる人間の女性と同じ形状を持つ存在が当たり前のように資源として扱われていて、それが常識となってしまっている歪んだ価値観を持つ世界だった。そんな価値観が間違っていると思った栄治は、出会った精霊を助けるために世界中を敵に回して奮闘を始める。
主人公最強系です。
厳しめでもいいので、感想お待ちしてます。
小説家になろう。カクヨムにも掲載しています。
スライムマスター
ゴロヒロ
ファンタジー
魔力を放出する事が出来ない病に犯されたカナタ
そんなカナタは十歳の誕生日の日に神々からの祝福を受ける儀式を行なう
そうして得た神々からのギフトにより病を克服したカナタの冒険が始まる
カクヨムでも投稿してます
ゴミスキルでもたくさん集めればチートになるのかもしれない
兎屋亀吉
ファンタジー
底辺冒険者クロードは転生者である。しかしチートはなにひとつ持たない。だが救いがないわけじゃなかった。その世界にはスキルと呼ばれる力を後天的に手に入れる手段があったのだ。迷宮の宝箱から出るスキルオーブ。それがあればスキル無双できると知ったクロードはチートスキルを手に入れるために、今日も薬草を摘むのであった。
プラス的 異世界の過ごし方
seo
ファンタジー
日本で普通に働いていたわたしは、気がつくと異世界のもうすぐ5歳の幼女だった。田舎の山小屋みたいなところに引っ越してきた。そこがおさめる領地らしい。伯爵令嬢らしいのだが、わたしの多少の知識で知る貴族とはかなり違う。あれ、ひょっとして、うちって貧乏なの? まあ、家族が仲良しみたいだし、楽しければいっか。
呑気で細かいことは気にしない、めんどくさがりズボラ女子が、神様から授けられるギフト「+」に助けられながら、楽しんで生活していきます。
乙女ゲーの脇役家族ということには気づかずに……。
#不定期更新 #物語の進み具合のんびり
#カクヨムさんでも掲載しています
二度目の転生は傍若無人に~元勇者ですが二度目『も』クズ貴族に囲まれていてイラッとしたのでチート無双します~
K1-M
ファンタジー
元日本人の俺は転生勇者として異世界で魔王との戦闘の果てに仲間の裏切りにより命を落とす。
次に目を覚ますと再び赤ちゃんになり二度目の転生をしていた。
生まれた先は下級貴族の五男坊。周りは貴族至上主義、人間族至上主義のクズばかり。
…決めた。最悪、この国をぶっ壊す覚悟で元勇者の力を使おう…と。
※『小説家になろう』様、『カクヨム』様にも掲載しています。
伯爵家の三男は冒険者を目指す!
おとうふ
ファンタジー
2024年8月、更新再開しました!
佐藤良太はとある高校に通う極普通の高校生である。いつものように彼女の伶奈と一緒に歩いて下校していたところ、信号無視のトラックが猛スピードで突っ込んで来るのが見えた。良太は咄嗟に彼女を突き飛ばしたが、彼は迫り来るトラックを前に為すすべも無く、あっけなくこの世を去った。
彼が最後に見たものは、驚愕した表情で自分を見る彼女と、完全にキメているとしか思えない、トラックの運転手の異常な目だった...
(...伶奈、ごめん...)
異世界に転生した良太は、とりあえず父の勧める通りに冒険者を目指すこととなる。学校での出会いや、地球では体験したことのない様々な出来事が彼を待っている。
初めて投稿する作品ですので、温かい目で見ていただければ幸いです。
誤字・脱字やおかしな表現や展開など、指摘があれば遠慮なくお願い致します。
1話1話はとても短くなっていますので、サクサク読めるかなと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる