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第182話
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「それでナビィ、何でこの剣に触っちゃダメなんだ?」
宝箱の中に入っている剣を見ながらナビィに聞くとナビィは教えてくれた
『この剣は呪いが付いています。触ると周囲の生きている生き物を切りたくなる呪いです。そのままハルトが触れればヒスイやプルンを切りたくなっていましたよ』
「うわ、そんなアイテムが宝箱に入っていたのかよ。それでナビィ、その呪いは解けるのか?」
『解けるので安心してください。今から呪いを解くイメージを送りますので、そのイメージ通りに魔法を使ってください』
「分かった」
ハルトはナビィから送られたイメージを元に魔法のイメージをしていく。そして世界樹の棒に魔力を送り、棒の先端を呪われている剣に向けると解呪の魔法を発動した
世界樹の棒の先端から放たれた金色が混じった光が呪われた剣に降り注いでいく。すると、呪われた剣に光が集まり、最後には集まった光が弾けた
「ナビィ、これで呪いは解けたのか?」
『もう、大丈夫です。呪いは解けましたよ。呪いの解けたその剣は光の剣でした。魔力を込めると剣身に光の魔力を纏うそうですよ』
「へぇ、光の剣か……(世界樹の棒に光属性の魔力を纏わせれば良いし、使わないから売るかな)」
そんなことを思いながら宝箱の中の光の剣を取り出していると、ズボンが引っ張られる。足元を見るとプルンが引っ張っていたようだ
「どうしたんだ?」
『プルプルルン!』
『ハルト、プルンは光の剣も欲しいみたいです』
プルンは震え触手を伸ばしながら何かを訴えている。それをナビィに翻訳して貰った。すると、プルンはこの光の剣が欲しいらしい
「またか、プルン、牙剣・二の牙があるから良いんじゃないか?それにプルンも光属性を纏わせれば良いんだし」
『光の剣に魔力を送り、更に他の属性の魔力を纏わせることも出来ます。ですので、近接戦をするのなら良いのではないですか?』
「そうか……アイテムボックスを覚えたらこの光の剣も渡すよ。それで良いか、プルン?」
『プルン!』
頷くように身体を震わせたプルンを見てハルトは光の剣をアイテムボックスに仕舞った
宝箱の中身を回収し終わったハルトたちはこのボス部屋の中にある階段を探し始めた。冒険者ギルドの資料にも階段のある方向は載っていた
「あっ、これがそうか。ヒスイ、プルン。階段が見つかったぞ」
だが、何故か詳細は載ってい無くて五分ほど時間が掛かった。階段があった場所は何と墓石の下に隠されていた
墓石が動かされた跡があったから怪しく感じて気が付けたが見つけるのは大変だった
階段を見つけて二十一階層を目指して階段を降りていく。階段を降りた先は森中に霧が掛かって視界が悪い場所だった
『二十一階層からはレベル上げも兼ねてフロア全体を周りながら進みましょう、ハルト。それに、この森には魔力回復ポーションの素材になる薬草が数種類も生えているようですからその採取もしないといけませんよ』
「分かった。ナビィ、サポートは頼むぞ。ヒスイ、プルン。分かったな、行くぞ」
世界樹の棒に魔力を込めてハルトはヒスイとプルンを引き連れて進んで行く
ナビィに案内を頼みながら進んだ先にアンデットモンスターの気配や魔力を感じて戦闘体勢に入る
「まだ気付かれていないな。モンスターはスケルトンファイター、フレッシュゾンビ、後は杖を持つスケルトンだな。ナビィ、あの杖を持つスケルトンは何だ?」
『スケルトンマジシャンですね。魔法を使ってくるアンデットモンスターですよ』
「なら、相手も遠距離攻撃が出来るってことだな。ヒスイ、プルン。あのスケルトンマジシャンを魔法で倒してくれ。俺はフレッシュゾンビを倒すから」
『わかった!』
『プルル!』
「隠れながら進んでいくぞ」
スキルも使って隠れながら進んだハルトたちはアンデットモンスターたちに先制の一撃を与えて戦闘が始まった
宝箱の中に入っている剣を見ながらナビィに聞くとナビィは教えてくれた
『この剣は呪いが付いています。触ると周囲の生きている生き物を切りたくなる呪いです。そのままハルトが触れればヒスイやプルンを切りたくなっていましたよ』
「うわ、そんなアイテムが宝箱に入っていたのかよ。それでナビィ、その呪いは解けるのか?」
『解けるので安心してください。今から呪いを解くイメージを送りますので、そのイメージ通りに魔法を使ってください』
「分かった」
ハルトはナビィから送られたイメージを元に魔法のイメージをしていく。そして世界樹の棒に魔力を送り、棒の先端を呪われている剣に向けると解呪の魔法を発動した
世界樹の棒の先端から放たれた金色が混じった光が呪われた剣に降り注いでいく。すると、呪われた剣に光が集まり、最後には集まった光が弾けた
「ナビィ、これで呪いは解けたのか?」
『もう、大丈夫です。呪いは解けましたよ。呪いの解けたその剣は光の剣でした。魔力を込めると剣身に光の魔力を纏うそうですよ』
「へぇ、光の剣か……(世界樹の棒に光属性の魔力を纏わせれば良いし、使わないから売るかな)」
そんなことを思いながら宝箱の中の光の剣を取り出していると、ズボンが引っ張られる。足元を見るとプルンが引っ張っていたようだ
「どうしたんだ?」
『プルプルルン!』
『ハルト、プルンは光の剣も欲しいみたいです』
プルンは震え触手を伸ばしながら何かを訴えている。それをナビィに翻訳して貰った。すると、プルンはこの光の剣が欲しいらしい
「またか、プルン、牙剣・二の牙があるから良いんじゃないか?それにプルンも光属性を纏わせれば良いんだし」
『光の剣に魔力を送り、更に他の属性の魔力を纏わせることも出来ます。ですので、近接戦をするのなら良いのではないですか?』
「そうか……アイテムボックスを覚えたらこの光の剣も渡すよ。それで良いか、プルン?」
『プルン!』
頷くように身体を震わせたプルンを見てハルトは光の剣をアイテムボックスに仕舞った
宝箱の中身を回収し終わったハルトたちはこのボス部屋の中にある階段を探し始めた。冒険者ギルドの資料にも階段のある方向は載っていた
「あっ、これがそうか。ヒスイ、プルン。階段が見つかったぞ」
だが、何故か詳細は載ってい無くて五分ほど時間が掛かった。階段があった場所は何と墓石の下に隠されていた
墓石が動かされた跡があったから怪しく感じて気が付けたが見つけるのは大変だった
階段を見つけて二十一階層を目指して階段を降りていく。階段を降りた先は森中に霧が掛かって視界が悪い場所だった
『二十一階層からはレベル上げも兼ねてフロア全体を周りながら進みましょう、ハルト。それに、この森には魔力回復ポーションの素材になる薬草が数種類も生えているようですからその採取もしないといけませんよ』
「分かった。ナビィ、サポートは頼むぞ。ヒスイ、プルン。分かったな、行くぞ」
世界樹の棒に魔力を込めてハルトはヒスイとプルンを引き連れて進んで行く
ナビィに案内を頼みながら進んだ先にアンデットモンスターの気配や魔力を感じて戦闘体勢に入る
「まだ気付かれていないな。モンスターはスケルトンファイター、フレッシュゾンビ、後は杖を持つスケルトンだな。ナビィ、あの杖を持つスケルトンは何だ?」
『スケルトンマジシャンですね。魔法を使ってくるアンデットモンスターですよ』
「なら、相手も遠距離攻撃が出来るってことだな。ヒスイ、プルン。あのスケルトンマジシャンを魔法で倒してくれ。俺はフレッシュゾンビを倒すから」
『わかった!』
『プルル!』
「隠れながら進んでいくぞ」
スキルも使って隠れながら進んだハルトたちはアンデットモンスターたちに先制の一撃を与えて戦闘が始まった
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