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第159話
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確かにこんなナビィのテンションが上がるくらいの貴重なスキル結晶なら、次に手に入れられる保証はない、それほどの貴重なアイテムだ
そんな貴重なアイテムを使うのを誰にするのかを決めなければいけない
力の才能値は俺がA、ヒスイがE、プルンがDとなっている。それなら一番力の才能値が低いヒスイに使わせるのがいいのか、それとも接近戦をしたいと思っているのだろうプルンに取得して貰っても良さそうでもある
「俺は力の才能値がAだから力強化のスキル結晶を使わなくても上がりやすい。だからヒスイかプルンに使って貰おうと思うんだけどナビィはどう思う?」
『そうですね。これからを考えると、なるべく才能値に関係なくステータスを上げやすくなるこのスキル結晶は、ハルトが使うのがいいと思います』
ナビィに力強化のスキル結晶をどうするかの悩みを相談すると、ナビィからの返答は俺に使うということだった
俺としてはヒスイかプルンに使って貰おうと思っていたので、ナビィからのその念話に少し驚いた
「俺にか?俺の力の才能値はAランクなのにか?」
『はい、これには理由があります。力強化のスキルは変化スキルにして、更に強化することが出来れば才能値が上がります。ですので、ハルトが使えば最大まで才能値を上げることが出来ます。なのでハルトが使うのが良いかと私は思います』
なるほどそれなら確かに強くなれるが、変化スキルにする方法や変化スキルの成長させることを考えると時間が掛かりそうだ。ナビィからのその話を聞いて更に悩んでしまう
『ハルト、私の話は参考程度にしてください。それにハルトにはジョブを増やせるスキルがあるので、才能値を上げる方法は他にもありますからヒスイとプルンに使って貰う選択肢もありますよ』
「そうだな。確かに強いジョブに就くことが出来れば才能値が上がるな。それならこの力強化のスキル結晶はヒスイに使って貰うことにするか」
スキル結晶を片手にヒスイのことを見ながらそう言うとヒスイからの念話がくる
『ハルト、いいの?それヒスイがつかっても?』
「ああ、ヒスイが使っていいぞ」
『プルンにつかったほうがいいんじゃないの?』
確かにプルンに使ってもいいと思うが、ヒスイが接近戦をする時に、少しでも強く力のステータスが必要になるだろう。それを考えるとヒスイに使うのもいいだろう
プルンはアイテムボックスのスキルの取得が終われば双剣の牙剣・二の牙を使うことになるし、これで不公平なことにはならないだろう
「プルンには牙剣・二の牙をアイテムボックスを覚えたら渡すからこれはヒスイが使っていいよ」
『そっか、ならつかうね。ありがとう、ハルト!』
納得したヒスイに、力強化のスキル結晶を渡すと、ヒスイは渡されたスキル結晶を取り込んだ。そしてスキル結晶を吸収する
そしてハルトはヒスイのステータスを確認すると、そこには確かに力強化のスキルを取得したことが書かれていた
「ヒスイ、ちゃんと取得できているぞ。じゃあ、あとはダンジョンから出るだけだな」
『うん!』
『プルプル!』
ハルトたちは宝箱の後ろにある転移魔法陣の上に乗り転移する。そしてダンジョンの一階層に転移したハルトたちはダンジョンを出た。ダンジョンの外の洞窟から外に出る
「今日はこのまま、ここでゆっくり過ごしてから、明日サルダンの町に帰ろうか」
『そうですね。ここ何日もかなりの数のモンスターと戦ったことですし、今日はゆっくり休みましょう』
ダンジョンの探索を終えて結界の中でハルトたちはゆっくりと過ごしていく。早めに昼食を食べ、何かをすることなく温かな日差しを浴びて昼寝をしたり、魔法で作った浴槽に幾つかの薬草や植物を入れてからお湯を魔法で出し、お風呂に入りゆっくり過ごしていった
そんな貴重なアイテムを使うのを誰にするのかを決めなければいけない
力の才能値は俺がA、ヒスイがE、プルンがDとなっている。それなら一番力の才能値が低いヒスイに使わせるのがいいのか、それとも接近戦をしたいと思っているのだろうプルンに取得して貰っても良さそうでもある
「俺は力の才能値がAだから力強化のスキル結晶を使わなくても上がりやすい。だからヒスイかプルンに使って貰おうと思うんだけどナビィはどう思う?」
『そうですね。これからを考えると、なるべく才能値に関係なくステータスを上げやすくなるこのスキル結晶は、ハルトが使うのがいいと思います』
ナビィに力強化のスキル結晶をどうするかの悩みを相談すると、ナビィからの返答は俺に使うということだった
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『はい、これには理由があります。力強化のスキルは変化スキルにして、更に強化することが出来れば才能値が上がります。ですので、ハルトが使えば最大まで才能値を上げることが出来ます。なのでハルトが使うのが良いかと私は思います』
なるほどそれなら確かに強くなれるが、変化スキルにする方法や変化スキルの成長させることを考えると時間が掛かりそうだ。ナビィからのその話を聞いて更に悩んでしまう
『ハルト、私の話は参考程度にしてください。それにハルトにはジョブを増やせるスキルがあるので、才能値を上げる方法は他にもありますからヒスイとプルンに使って貰う選択肢もありますよ』
「そうだな。確かに強いジョブに就くことが出来れば才能値が上がるな。それならこの力強化のスキル結晶はヒスイに使って貰うことにするか」
スキル結晶を片手にヒスイのことを見ながらそう言うとヒスイからの念話がくる
『ハルト、いいの?それヒスイがつかっても?』
「ああ、ヒスイが使っていいぞ」
『プルンにつかったほうがいいんじゃないの?』
確かにプルンに使ってもいいと思うが、ヒスイが接近戦をする時に、少しでも強く力のステータスが必要になるだろう。それを考えるとヒスイに使うのもいいだろう
プルンはアイテムボックスのスキルの取得が終われば双剣の牙剣・二の牙を使うことになるし、これで不公平なことにはならないだろう
「プルンには牙剣・二の牙をアイテムボックスを覚えたら渡すからこれはヒスイが使っていいよ」
『そっか、ならつかうね。ありがとう、ハルト!』
納得したヒスイに、力強化のスキル結晶を渡すと、ヒスイは渡されたスキル結晶を取り込んだ。そしてスキル結晶を吸収する
そしてハルトはヒスイのステータスを確認すると、そこには確かに力強化のスキルを取得したことが書かれていた
「ヒスイ、ちゃんと取得できているぞ。じゃあ、あとはダンジョンから出るだけだな」
『うん!』
『プルプル!』
ハルトたちは宝箱の後ろにある転移魔法陣の上に乗り転移する。そしてダンジョンの一階層に転移したハルトたちはダンジョンを出た。ダンジョンの外の洞窟から外に出る
「今日はこのまま、ここでゆっくり過ごしてから、明日サルダンの町に帰ろうか」
『そうですね。ここ何日もかなりの数のモンスターと戦ったことですし、今日はゆっくり休みましょう』
ダンジョンの探索を終えて結界の中でハルトたちはゆっくりと過ごしていく。早めに昼食を食べ、何かをすることなく温かな日差しを浴びて昼寝をしたり、魔法で作った浴槽に幾つかの薬草や植物を入れてからお湯を魔法で出し、お風呂に入りゆっくり過ごしていった
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