世界樹を巡る旅

ゴロヒロ

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第154話

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 ヒスイとプルンの二匹は宝箱の前に移動すると、二匹は身体を伸ばして宝箱を開けた

 宝箱には何が入っているかをハルトは中を見る。そこには丸木弓が一つ入っていた

 「弓か?ナビィ、この弓はいい物なのか?」

 『いい物ですよ。命中率の補正や射った矢の威力を上げられるます。使うことはないと思いますけどそれなりの値段で売れると思いますよ』

 「そうか。遠距離攻撃の手段は魔法があるしな。階段の前まで移動してから昼食にしよう。行くよ。ヒスイ、プルン」

 ヒスイとプルンを連れて六階層を進んで行き七階層へ進むことが出来る階段の前に着くとそこで昼食にする

 結界を張って昼食を食べる為の準備を済ませると、アイテムボックスから作り置きの料理を取り出してテーブルに置いていく。そして昼食を食べていった

 昼食後は少し食休みをした後にハルトたちは七階層の階段を降りていく

 七階層に降りての最初の戦闘は長耳ウサギだった。襲って来る長耳ウサギを音を立てずにすぐさま倒す

 雑に長耳ウサギを倒したが、それほど酷く傷付けていない長耳ウサギをアイテムボックスに収納すると、まだまだ前後の通路から長耳ウサギは向かってくる

 そうして長耳ウサギだけではなくコボルトや武器を持つコボルトも襲ってきた。そのモンスターたちの襲撃を退けるとハルトはひと息吐く

 「結構な数のモンスターを倒したな」

 『そうですね。アイテムボックスに仕舞って少し休みましょう。次の戦闘でもまた多くのモンスターが、長耳ウサギによって集まって来ると思いますからね』

 「そうだな。ヒスイ、プルン。倒したモンスターを回収するぞ」

 アイテムボックスのスキルが使えるヒスイとプルンに、片方の通路のモンスターたちの回収を頼むと、ハルトはもう一方の通路のモンスターをアイテムボックスに仕舞っていく

 倒したモンスターを集めるのを魔力腕を使い、ナビィにも手伝ってモンスターを集めるとアイテムボックスに仕舞っていく

 そしてすべての片側の通路のモンスターをアイテムボックスに仕舞うと、ヒスイたちの方に向かい結界を張ると少しの間だけ休憩をする。そして休憩が終わると七階層の探索を再開した

 そして一度の戦闘で最低でも十以上のモンスターを倒していくような戦闘が多く、アイテムボックスに解体していないモンスターが溜まると、そこで休憩をして体力だけではなく精神の疲れも健康魔法を使い取っていった

 「階段はここにあるのか。ナビィ、七階層の地図はどんな感じだ?」

 『そうですね。まだ通っていない通路が六はありますね。それでもその先が分かりそうな通路は何個もありますね。だから七階層の地図の完成はそれほど時間は掛からないでしょう』

 八階層への階段を見つけたハルトはナビィに今現在の七階層の地図の様子を聞いてからこれからどうするのかを決める

 「そうか。ナビィ、時間的に八階層に行くより、七階層の地図を完成させる方がいいと思うか?」

 『ダンジョンを出る時間も考えるとその方がいいと思いますよ』

 八階層に降りても、そこまで長くは探索も出来ないだろうし、それならこのまま七階層の地図を完成させた方が良さそうだな

 「じゃあ、今日はこのまま七階層の地図を完成させてから帰るよ。ヒスイもプルンも大丈夫だよな」

 『うん!だいじょうぶ!』

 『プルルン!』

 ハルトたちはそのまま、まだ通っていない七階層の残りの通路を通り地図を完成させていく

 比較的に通常のコボルトや長耳ウサギの方がまだ多いが、武器を持つコボルトファイターの数も、スタンピードが起こるほどのダンジョンの為か、それなりに多くいる

 そしてハルトたちが、通っていない最後の通路を進み一つの部屋に入る。そこにはコボルトファイターたちが居り隊列を組んで襲い掛かってきた

 だがそれでもハルトたちの方が強い為にすぐに倒しようやく地図を完成させるとこの日はダンジョンを出ることにした
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