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第149話
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ギルド長室でBランクの依頼を受けると、ハルトはモリーの後をついて解体場に向かう
解体場に着くと職員専用の場所に案内されてそこで、コボルト素材やコボルトの群れの主だったコボルトジェネラルをアイテムボックスから取り出すと、早速素材の査定を行なって貰う
「俺がアイテムボックスを持っていることは内緒にして欲しい」
「分かりました。珍しいスキルですからね。それに将来有望な冒険者の秘密をそう簡単に話すギルド員はそうそう居ませんから安心してください」
安心できるのかそうでないのか分からないが、とりあえずモリーは秘密を漏らさないようだ
通常よりも高い金額でコボルト素材やコボルトジェネラルを買い取って貰うと、ハルトは受けていた依頼報酬を貰って冒険者ギルドを出ると暗くなった町中を歩いて宿屋に帰った
ハルトが取った宿では夕食はなく泊まりだけの宿だが、小型の従魔なら一緒に泊まっても構わない宿屋だからか、ヒスイとプルンを召喚して、アイテムボックスに作り置きしてある料理で夕食を食べると、この日は魔法の練習をしてから眠りについた
翌日、ハルトは早速昨日受けた依頼の為にサルダンの町を出ると、コボルトの棲家になっていた洞窟まで向かった
やはり現れるモンスターにコボルトが少数、含まれていたがコボルトの数は少なくなっていた
夕方になってようやくコボルトが棲家にしていた洞窟前にたどり着くと、まだ生き残っていたコボルトの群れの残党が、洞窟の前に屯している
「ヒスイ、プルン。素材は気にしなくていいから近づかれる前に倒すぞ」
『うん!』
『プルプル!』
臭いと音でハルトたちに気が付いたコボルトたちは洞窟の中の仲間に鳴き声で、ハルトたちのことを伝えると向かってくる
向かって来るコボルトたちの動きを止めようとプルンが魔法の光線をコボルトたちの足を薙ぐように放つ。躱し切れないコボルトはそれで足にダメージを受けるか、切り飛ばされて地面に転がる
そんなコボルトたちの中でジャンプして、プルンの光線を躱したコボルトを、ハルトとヒスイが魔力弾や酸弾を放ち攻撃する
ジャンプ中で身を捩ることで躱そうとしていたが、コボルトたちは躱せずに攻撃を受ける
比較的に受けたダメージが低く、まだ戦闘が出来そうなコボルトから倒していると、洞窟からまたコボルトが現れた
すべてのコボルトを倒し終わるとアイテムボックスに仕舞い、洞窟にまだコボルトがいるのかの確認をとる
「俺の気配感知と魔力感知では洞窟の中にコボルトはいないと思うんだけど。ナビィ、洞窟の中にコボルトはいるのか?」
『ハルトが感じ取った通りに洞窟の中にコボルトはいませんよ。明日からダンジョン探索ですから、野宿の準備を済ましてしまいましょう』
「そうだな。ヒスイ、プルン。こっちに戻って、コボルトやモンスターの解体を頼んでいいか?」
『うん!任せて!』
『プルプルン!』
アイテムボックス内のコボルトや道中で倒したモンスターをすべて取り出すと、結界で囲む
ヒスイとプルンにその結界内のモンスターたちの解体を頼むと、ハルトはもう一度結界を張ってテントの準備をしていく
それが終わると夕食の準備を始めて夕食作りをナビィと共に始めて作っていく
『ハルト、かいたいがおわったよ!』
『プルンプルプル!』
「お疲れさま。ヒスイ、プルン。もう少しで夕食が作り終わるから、ちょっとだけ待ってて」
解体が終わったヒスイとプルンを労いながらハルトは夕食の仕上げをしていく
『ヒスイ、プルン。食材になる肉だけ運んで来てください。私がアイテムボックスに仕舞いますから』
『うん、わかった!もってくるね、ナビィ!』
『プルン!』
料理を皿に盛っているとヒスイとプルンがその身体に肉を乗せて戻ってくる。それをナビィがアイテムボックスに仕舞うと、夕食を全員で食べていった
解体場に着くと職員専用の場所に案内されてそこで、コボルト素材やコボルトの群れの主だったコボルトジェネラルをアイテムボックスから取り出すと、早速素材の査定を行なって貰う
「俺がアイテムボックスを持っていることは内緒にして欲しい」
「分かりました。珍しいスキルですからね。それに将来有望な冒険者の秘密をそう簡単に話すギルド員はそうそう居ませんから安心してください」
安心できるのかそうでないのか分からないが、とりあえずモリーは秘密を漏らさないようだ
通常よりも高い金額でコボルト素材やコボルトジェネラルを買い取って貰うと、ハルトは受けていた依頼報酬を貰って冒険者ギルドを出ると暗くなった町中を歩いて宿屋に帰った
ハルトが取った宿では夕食はなく泊まりだけの宿だが、小型の従魔なら一緒に泊まっても構わない宿屋だからか、ヒスイとプルンを召喚して、アイテムボックスに作り置きしてある料理で夕食を食べると、この日は魔法の練習をしてから眠りについた
翌日、ハルトは早速昨日受けた依頼の為にサルダンの町を出ると、コボルトの棲家になっていた洞窟まで向かった
やはり現れるモンスターにコボルトが少数、含まれていたがコボルトの数は少なくなっていた
夕方になってようやくコボルトが棲家にしていた洞窟前にたどり着くと、まだ生き残っていたコボルトの群れの残党が、洞窟の前に屯している
「ヒスイ、プルン。素材は気にしなくていいから近づかれる前に倒すぞ」
『うん!』
『プルプル!』
臭いと音でハルトたちに気が付いたコボルトたちは洞窟の中の仲間に鳴き声で、ハルトたちのことを伝えると向かってくる
向かって来るコボルトたちの動きを止めようとプルンが魔法の光線をコボルトたちの足を薙ぐように放つ。躱し切れないコボルトはそれで足にダメージを受けるか、切り飛ばされて地面に転がる
そんなコボルトたちの中でジャンプして、プルンの光線を躱したコボルトを、ハルトとヒスイが魔力弾や酸弾を放ち攻撃する
ジャンプ中で身を捩ることで躱そうとしていたが、コボルトたちは躱せずに攻撃を受ける
比較的に受けたダメージが低く、まだ戦闘が出来そうなコボルトから倒していると、洞窟からまたコボルトが現れた
すべてのコボルトを倒し終わるとアイテムボックスに仕舞い、洞窟にまだコボルトがいるのかの確認をとる
「俺の気配感知と魔力感知では洞窟の中にコボルトはいないと思うんだけど。ナビィ、洞窟の中にコボルトはいるのか?」
『ハルトが感じ取った通りに洞窟の中にコボルトはいませんよ。明日からダンジョン探索ですから、野宿の準備を済ましてしまいましょう』
「そうだな。ヒスイ、プルン。こっちに戻って、コボルトやモンスターの解体を頼んでいいか?」
『うん!任せて!』
『プルプルン!』
アイテムボックス内のコボルトや道中で倒したモンスターをすべて取り出すと、結界で囲む
ヒスイとプルンにその結界内のモンスターたちの解体を頼むと、ハルトはもう一度結界を張ってテントの準備をしていく
それが終わると夕食の準備を始めて夕食作りをナビィと共に始めて作っていく
『ハルト、かいたいがおわったよ!』
『プルンプルプル!』
「お疲れさま。ヒスイ、プルン。もう少しで夕食が作り終わるから、ちょっとだけ待ってて」
解体が終わったヒスイとプルンを労いながらハルトは夕食の仕上げをしていく
『ヒスイ、プルン。食材になる肉だけ運んで来てください。私がアイテムボックスに仕舞いますから』
『うん、わかった!もってくるね、ナビィ!』
『プルン!』
料理を皿に盛っているとヒスイとプルンがその身体に肉を乗せて戻ってくる。それをナビィがアイテムボックスに仕舞うと、夕食を全員で食べていった
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