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第119話
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外から鐘の音が聞こえる前に起きるとアイテムボックスから取り出した世界樹の棒を手に取り健康魔法、浄化魔法を使用して同じベットで寝ているヒスイとプルンの二人にも魔法を掛けると渇いた喉を潤す
『おはようございます』
「おはよう、ナビィ」
『明日でこの町を出ますね』
「そうだな。だから今日は挨拶まわりをしないとな」
明日の四月一日にこの町を出て世界樹の迷宮に向かう旅に出る。だから今日は今までお世話になった人たちに挨拶まわりをするのだ
起き出したヒスイとプルンと一緒に魔法スキルの練習が朝食の時間になり終わると三人で朝食を食べに向かい食堂でサーシャに朝食を頼む
明日で大熊亭で食べる美味しい朝食も最後だと思うと残念に思いながら朝食を食べ終えると人がまだ少ない食堂でサーシャに部屋の鍵を預けると店や冒険者ギルドの仕事が忙しくない時間帯になるまで町の外にある訓練所で身体を動かして時間を潰していく
「もうそろそろいい時間かな」
『そうですね。この時間帯ならいいのではないでしょうか』
「なら行くか。ヒスイ、プルン。行くぞ」
『わかった!』
『プルプル!』
汚れと疲れを魔法で無くすと肩に小さくなったヒスイを乗せてプルンを抱えて冒険者ギルドに向かった
冒険者ギルドの中は依頼で出払って冒険者はほとんどいない。受付嬢のセシリアの元に向かい明日この町リコプスを出るので挨拶をしに来た
「そうですか。明日出られるのですね。どちらに向かうのですか?」
「土の世界樹があるドワーフの国アルーハマに行こうと思っています。その為にまずは王都に向かおうと思います」
「土の世界樹ですか。あそこに向かうとすると世界樹の迷宮に行くのですか?」
「はい」
「世界でも最高峰のダンジョンですからね。冒険者なら一度は誰でも挑戦を目指すものです」
俺は世界樹の迷宮の攻略をお願いされて向かうけどこの世界の冒険者にとっては世界樹の迷宮ってそういう場所なんだな
「それで最初の目的地は王都に向かい色々な情報収集や物資の調達をしようと思います」
「王都なら人や物も多いですし確かに旅をするのなら情報収集は必要ですからね。頑張ってくださいね」
「はい、頑張ります」
「ヒスイちゃんやプルンちゃんと会えなくなるんですね」
そう言いながらセシリアは受付カウンターに乗っている二匹のスライムをつんつんと指で突いたり撫でたりしている
後ろに冒険者が並ぶまでの間セシリアと話をしてリコプスの冒険者ギルドを後にした
冒険者ギルドを出ると次に向かうのは解体場に向かいその次は薬師ギルド、商業ギルド、武器屋、防具屋とハルトが作ったアイテムを売却したりアイテムの購入に利用した場所を回ると昼食前には大熊亭に帰り大熊亭で昼食をサーヤと食べた
午後からはサーヤと最後の魔法の練習を行なった。魔法での攻撃方法はまだ早いと教えていないがサーヤの魔法は水も氷も攻撃魔法として使っても町の周りに生息しているラットやラビット、スライムに当たれば瀕死にする事ぐらいはできる程度には魔力の扱いが上手くはなってきている
そんなサーヤにする最後の魔法の練習はハルトが今現在所持している魔法スキルのそれぞれの属性を見せて属性魔力を覚えてもらうのだ
その為にプルンの属性耐性スキルの取得の為に作った属性魔力弾をサーヤの前に並べていく
「今すぐ使えるようにならなくても覚えておけば練習次第で使えるようになるからね」
「うん!頑張って覚えるよ!ハルトお兄ちゃん!」
『ハルト、魔力を直接感じてもらう方が覚えやすいと思いますよ。その際に傷付いたサーヤを健康魔法で治せばいいのですから』
なるほどそれもあったプルンの魔法スキル取得が早かったのかな?そう思いサーヤに提案した
『おはようございます』
「おはよう、ナビィ」
『明日でこの町を出ますね』
「そうだな。だから今日は挨拶まわりをしないとな」
明日の四月一日にこの町を出て世界樹の迷宮に向かう旅に出る。だから今日は今までお世話になった人たちに挨拶まわりをするのだ
起き出したヒスイとプルンと一緒に魔法スキルの練習が朝食の時間になり終わると三人で朝食を食べに向かい食堂でサーシャに朝食を頼む
明日で大熊亭で食べる美味しい朝食も最後だと思うと残念に思いながら朝食を食べ終えると人がまだ少ない食堂でサーシャに部屋の鍵を預けると店や冒険者ギルドの仕事が忙しくない時間帯になるまで町の外にある訓練所で身体を動かして時間を潰していく
「もうそろそろいい時間かな」
『そうですね。この時間帯ならいいのではないでしょうか』
「なら行くか。ヒスイ、プルン。行くぞ」
『わかった!』
『プルプル!』
汚れと疲れを魔法で無くすと肩に小さくなったヒスイを乗せてプルンを抱えて冒険者ギルドに向かった
冒険者ギルドの中は依頼で出払って冒険者はほとんどいない。受付嬢のセシリアの元に向かい明日この町リコプスを出るので挨拶をしに来た
「そうですか。明日出られるのですね。どちらに向かうのですか?」
「土の世界樹があるドワーフの国アルーハマに行こうと思っています。その為にまずは王都に向かおうと思います」
「土の世界樹ですか。あそこに向かうとすると世界樹の迷宮に行くのですか?」
「はい」
「世界でも最高峰のダンジョンですからね。冒険者なら一度は誰でも挑戦を目指すものです」
俺は世界樹の迷宮の攻略をお願いされて向かうけどこの世界の冒険者にとっては世界樹の迷宮ってそういう場所なんだな
「それで最初の目的地は王都に向かい色々な情報収集や物資の調達をしようと思います」
「王都なら人や物も多いですし確かに旅をするのなら情報収集は必要ですからね。頑張ってくださいね」
「はい、頑張ります」
「ヒスイちゃんやプルンちゃんと会えなくなるんですね」
そう言いながらセシリアは受付カウンターに乗っている二匹のスライムをつんつんと指で突いたり撫でたりしている
後ろに冒険者が並ぶまでの間セシリアと話をしてリコプスの冒険者ギルドを後にした
冒険者ギルドを出ると次に向かうのは解体場に向かいその次は薬師ギルド、商業ギルド、武器屋、防具屋とハルトが作ったアイテムを売却したりアイテムの購入に利用した場所を回ると昼食前には大熊亭に帰り大熊亭で昼食をサーヤと食べた
午後からはサーヤと最後の魔法の練習を行なった。魔法での攻撃方法はまだ早いと教えていないがサーヤの魔法は水も氷も攻撃魔法として使っても町の周りに生息しているラットやラビット、スライムに当たれば瀕死にする事ぐらいはできる程度には魔力の扱いが上手くはなってきている
そんなサーヤにする最後の魔法の練習はハルトが今現在所持している魔法スキルのそれぞれの属性を見せて属性魔力を覚えてもらうのだ
その為にプルンの属性耐性スキルの取得の為に作った属性魔力弾をサーヤの前に並べていく
「今すぐ使えるようにならなくても覚えておけば練習次第で使えるようになるからね」
「うん!頑張って覚えるよ!ハルトお兄ちゃん!」
『ハルト、魔力を直接感じてもらう方が覚えやすいと思いますよ。その際に傷付いたサーヤを健康魔法で治せばいいのですから』
なるほどそれもあったプルンの魔法スキル取得が早かったのかな?そう思いサーヤに提案した
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