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第116話
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積もっていた雪が溶けた道を歩きながら魔境を目指して進んでいく。泥っぽくなっている地面を走り魔境の手前に着いた
泥がはねてブーツやズボンに付いた泥が気になったが綺麗にするのは帰るときに綺麗にすればいいと思いピョンピョンと跳ねて移動するヒスイが隣に着地する時にまた跳ねた
魔境に入ると魔境で活動しているモンスターたちも雪が積もっていた頃よりも活発に活動しているみたいで動き回っているのが感じられる
「遭遇するモンスターが多くなってきたな」
『雪も溶けて冬が終わる季節ですからね。モンスターたちも春になるまで活発に動いて食べ物を探しているんですよ』
ナビィが言うには春になると多くの植物が芽吹き草食のモンスターが食べる植物も増えるが今はまだそれをほど生えておらず魔境の周囲の草食のモンスターが魔境に集まりそれを食べる肉食のモンスターも活発に動くらしい
「魔力だけでも生きていられるのにそこまでモンスターも食べるのに必死なんだな」
『それでもお腹は空きますからね。餓死するほどでもないので危険性は少ないですけど』
倒したゴブリンの魔石を解体して取り出しながらナビィと話していると周囲の警戒を頼んだヒスイから念話で呼ばれた
「ヒスイ、どうしたんだ?」
『これみて!ハルト!』
ヒスイが触手で指した場所を見ると丸くなっている何かがそこにはあった。世界樹の棒で突いて見ると固いグミの様な感触がそれからした
「なんだこれ?」
『ハルト!これスライムなんだよ!』
「そうなのか?ヒスイ」
『うん!』
その後ナビィから教えて貰うとスライムは寒い時期には身体を小さく凝縮して凍らない様にして暖かくなると溶けた雪の水を吸ってまた元のサイズに近い大きさに戻る様だ
「じゃあこのスライムは雪溶け水を吸えなくて元に戻れなくなったスライムなのか」
『そうでしょうね』
『ヒスイもハルトとけいやくするまえはさむいときはこんなふうになっていたんだよ。ハルト、このスライムにみずをあげてもいい?』
この状態のスライムは何も出来なく後は水分を得られないとそのまま死ぬしかない様でそれが可哀想に感じたのかヒスイはこのスライムを助けてあげたいみたいだ
スライムくらいならそれほどの脅威にもならないし助けても別にいいかと思う
「ヒスイ、スライムに水をあげてもいいぞ」
『いいの?』
「あげていいぞ」
ヒスイにスライムに水をあげる許可をするとヒスイは魔法を使い水属性魔力から水を生成する。生成した水を凝縮したスライムに掛けていくと少しずつスライムの身体は元のプルプルとした粘体状に戻ってきた
元に戻ったスライムはプルプルと震えながらハルトとヒスイを見つめてくるだけで何もしてこなかった
「スライムも元に戻ったしヒスイ、行くぞ」
『うん!』
また魔境探索に戻り崖に向かっているとハルトとヒスイの後ろを先ほど水をあげたスライムが付いて来ていた
「あのスライム付いてくるな」
『敵意は感じませんから攻撃してくる事はないかと思います。ヒスイ、あのスライムがなんで付いてくるのか聞いて来てください』
『わかった』
ナビィがヒスイにスライムがなんで付いて来るのか聞いてくる様に言うとヒスイは付いて来たスライムの方に向かった
その後戻ってきたヒスイが言うにはあのスライムはどうやら俺たちの仲間になりたいそうで付いて来ていたみたいだ
ハルトはナビィとヒスイにあのスライムを仲間にするのかどうかを相談した結果、仲間にすることになりハルトはスライムと契約する事にした
契約したスライムの名前を決めようとナビィとヒスイに聞くとヒスイが決めた名前のプルンに決まった
プルンのステータスを見るとプルンはまだ生まれてから一年も経っていない様で所持しているスキルも少なくあと一ヶ月で旅に出る事を考えると少しでも強くなってもらう為に泉に向かいこの一週間はプルンのスキルの取得に時間を使おうと思い移動速度が遅いプルンを抱えて泉まで急いで向かった
泥がはねてブーツやズボンに付いた泥が気になったが綺麗にするのは帰るときに綺麗にすればいいと思いピョンピョンと跳ねて移動するヒスイが隣に着地する時にまた跳ねた
魔境に入ると魔境で活動しているモンスターたちも雪が積もっていた頃よりも活発に活動しているみたいで動き回っているのが感じられる
「遭遇するモンスターが多くなってきたな」
『雪も溶けて冬が終わる季節ですからね。モンスターたちも春になるまで活発に動いて食べ物を探しているんですよ』
ナビィが言うには春になると多くの植物が芽吹き草食のモンスターが食べる植物も増えるが今はまだそれをほど生えておらず魔境の周囲の草食のモンスターが魔境に集まりそれを食べる肉食のモンスターも活発に動くらしい
「魔力だけでも生きていられるのにそこまでモンスターも食べるのに必死なんだな」
『それでもお腹は空きますからね。餓死するほどでもないので危険性は少ないですけど』
倒したゴブリンの魔石を解体して取り出しながらナビィと話していると周囲の警戒を頼んだヒスイから念話で呼ばれた
「ヒスイ、どうしたんだ?」
『これみて!ハルト!』
ヒスイが触手で指した場所を見ると丸くなっている何かがそこにはあった。世界樹の棒で突いて見ると固いグミの様な感触がそれからした
「なんだこれ?」
『ハルト!これスライムなんだよ!』
「そうなのか?ヒスイ」
『うん!』
その後ナビィから教えて貰うとスライムは寒い時期には身体を小さく凝縮して凍らない様にして暖かくなると溶けた雪の水を吸ってまた元のサイズに近い大きさに戻る様だ
「じゃあこのスライムは雪溶け水を吸えなくて元に戻れなくなったスライムなのか」
『そうでしょうね』
『ヒスイもハルトとけいやくするまえはさむいときはこんなふうになっていたんだよ。ハルト、このスライムにみずをあげてもいい?』
この状態のスライムは何も出来なく後は水分を得られないとそのまま死ぬしかない様でそれが可哀想に感じたのかヒスイはこのスライムを助けてあげたいみたいだ
スライムくらいならそれほどの脅威にもならないし助けても別にいいかと思う
「ヒスイ、スライムに水をあげてもいいぞ」
『いいの?』
「あげていいぞ」
ヒスイにスライムに水をあげる許可をするとヒスイは魔法を使い水属性魔力から水を生成する。生成した水を凝縮したスライムに掛けていくと少しずつスライムの身体は元のプルプルとした粘体状に戻ってきた
元に戻ったスライムはプルプルと震えながらハルトとヒスイを見つめてくるだけで何もしてこなかった
「スライムも元に戻ったしヒスイ、行くぞ」
『うん!』
また魔境探索に戻り崖に向かっているとハルトとヒスイの後ろを先ほど水をあげたスライムが付いて来ていた
「あのスライム付いてくるな」
『敵意は感じませんから攻撃してくる事はないかと思います。ヒスイ、あのスライムがなんで付いてくるのか聞いて来てください』
『わかった』
ナビィがヒスイにスライムがなんで付いて来るのか聞いてくる様に言うとヒスイは付いて来たスライムの方に向かった
その後戻ってきたヒスイが言うにはあのスライムはどうやら俺たちの仲間になりたいそうで付いて来ていたみたいだ
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