世界樹を巡る旅

ゴロヒロ

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第74話

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 外から鳴る鐘の音が聞こえてくるまでの間結界魔法の練習をしていたが昼食までの間に綺麗な形の結界を作る事は出来なかった

 「やっぱり難しいな」

 『すぐに出来なくてもこの町から旅に出るまでの間には結界魔法の取得は出来ていると思いますよ。もう昼食ですから行きますよ、ハルト』

 「そうだな。ヒスイ、昼食に行くよ」

 『わかった。まってはると』

 魔法の練習をしていたヒスイに声を掛けるとヒスイを連れて一階の食堂に向かう途中でサーヤと出会った

 「あっ!ハルトお兄ちゃん!ハルトお兄ちゃんも昼ごはん?」

 「そうだよ。サーヤちゃん、昼食を一緒に食べる?」

 「うん!ハルトお兄ちゃんと食べようと思って来たんだ!」

 「そうか、じゃあ行こうか」

 「うん!」

 食堂に着くともう昼食を食べに来た客が数人いるが空いている席に座ると給仕をしているアイラを呼んで今日のおススメを頼む

 サーヤと午後はどうするのか聞くと今日も宿のお手伝いをしてから俺の部屋に来るそうだ

 料理が来るまでの間ヒスイの昼食である薬草を上げて待っているとようやく料理を持ってサーシャがこちらにきた

 「今日のおススメのイノシシ肉のステーキです」

 「ありがとうございます。サーシャさん」

 目の前のテーブルに乗せられた皿には分厚い肉のステーキが乗っていた。食欲が増すニンニクの臭いがしてよだれが口の中に出てほれを呑み込み喉を鳴らしてしまう

 『「「いただきます」」』

 ナイフを使いイノシシ肉を切り分けていくと熱い鉄皿に押しつけて焼いてからソースを、絡めて一口食べる

 「うん。美味い」

 「美味しいね。ハルトお兄ちゃん!」

 「そうだな」

 ナビィの感想を聞きながらどんどん食べていく

 『はると、ひすいにもちょうだい』

 (分かった)

 切り分けたステーキをヒスイにも上がるとその粘体の身体で消化していく

 『おいしい』

 (そうか、もう一口食べるか?)

 『うん!』

 ヒスイに分けて上げると美味しかったのかまたプルプルと身体を揺らしながら消化していく

 昼食を食べ終わるとサーヤと別れて部屋に戻ると浄化魔法を使用して口のニンニクの臭いを消していく

 「サーヤちゃんが来る前に魔力を最大まで回復させておくか。ナビィ、瞑想をしている間にサーヤちゃんが来たら教えてくれ」

 『分かりました』

 ベットに座り身体をリラックスさせて瞑想を始める

 瞑想で魔力が回復し切るまでの間にサーヤは来ていなかった様だ

 「まだサーヤちゃんは来ていないな」

 『そうですね。来るまでの間どうしますか?』

 「どうしようか」

 『魔力で身体能力を強化するのはどうですか?それなら結界魔法の練習するよりも消費魔力は少ないですからね』

 「ならそうするよ、ナビィ」

 魔脈に流していた魔力を更に多く魔力を流し身体活性をするとその次にナビィのサポートを受けながら魔脈の外に向かい魔力を操作して筋肉、骨、神経、血管、皮膚に魔力を満たしていく

 「これは身体に負担が掛かるな」

 『そうですね。それでも身体能力が上がりましたよ。この状態を維持していけば肉体もその負荷に耐えれる様に耐久の能力を上げてくれますので一石二鳥ですね』

 そうやって身体能力強化をしていると扉が叩かれた

 「ハルトお兄ちゃん!来たよ!」

 「今から開けるよ」

 扉を開けるとサーヤを部屋に招いてさっそくサーヤの魔力感知の練習を始めた

 サーヤが魔力感知の練習をしている間に俺は身体能力強化の状態を保ちながら柔軟体操をして身体を動かしている

 それから四の鐘が鳴って一時間くらいしてサーヤが突然椅子から立ち上がった

 「ハルトお兄ちゃん!わたし分かったよ!」

 「自分の中の魔力が分かったのか?」

 「うん!やっとだよ!次はどうするの?」

 「次は魔力操作だな。サーヤちゃんが魔力を感知して見つけた魔蔵から魔脈に魔力を流せる様にするのが次の練習だな」

 「魔脈ってなに?ハルトお兄ちゃん」

 「魔脈は身体にある魔力の通り道だよ。魔脈は魔蔵から頭、右腕、左腕、右足、左足に向かってあるんだ。じゃあサーヤちゃん。まずはサーヤちゃんの魔蔵にある魔力をぐるぐると回転させて動かしてみようか。それが出来たら魔力を右腕の魔脈に流してみて」

 「うん!分かった!」

 (ナビィ、こんな感じで大丈夫?)

 『大丈夫でしょう。魔蔵内の魔力を回転させて動かしていれば魔脈に魔力が流れる事がありますから魔脈にも気づく事ができますよ』

 ナビィにこれでいいのか聞くとこれで大丈夫な様だ。サーヤがうんうん言いながら魔力を動かそうとしているのを眺めながら俺も強化するのに使っていた魔力を更に増やして負荷を身体に掛けていく

 夕食の時間を知らせる鐘の音が聞こえて来るまでサーヤは魔力を動かす事が出来なかったみたいだ

 「最初からすぐには出来なくても仕方ないよ。サーヤちゃん」
 
 「うん、でも毎日練習すればできるようになる?」

 「出来るようになるよ。夕食食べに行くよ」

 「うん!」

 身体強化を切って身体活性が出来るくらいの魔力で魔脈に魔力を流しサーヤと食堂に向かい夕食を食べていった

 夕食後は部屋で結界魔法の練習をして過ごしていき時間が来たら身体をお湯で濡らした布ので拭いて寝支度を済ましていく

 ステータスを確認してから最後に睡眠薬を使って今日は眠るだけだ

ステータス
名前 ハルト
年齢 15
レベル 21
ジョブ 【棒術士】【魔法使い】
才能
体力 A
魔力量 A
力 A
耐久 A
器用 A
敏捷 A
魔力 A
精神 A
恩恵スキル
【ナビゲーション】【健康魔法レベル15】【ジョブ増加レベル21】
ジョブスキル
棒術士【棒装備時攻撃力小上昇】【棒術スキル経験値小上昇】【能力値力小上昇】【能力値器用小上昇】魔法使い【魔力消費小軽減】【魔力系スキル経験値小上昇】【能力値魔力量小上昇】【能力値魔力小上昇】
変化スキル
【アイテムボックス】【棒術】【精神耐性】
ノーマルスキル
【棒術レベル26】【投擲レベル14】【体術レベル15】【風魔法レベル13】【火魔法レベル 14】【土魔法レベル16】【水魔法レベル17】【光魔法レベル10】【闇魔法レベル10】【雷魔法レベル9】【氷魔法レベル10】【木魔法レベル21】【生命魔法レベル19】【死魔法レベル17】【聖魔法レベル16】【呪魔法レベル10】【浄化魔法レベル15】【魔力弾レベル17】【契約レベル16】【魔力感知レベル25】【魔力操作レベル25】【魔力制御レベル10】【魔力隠蔽レベル4】【魔力身体活性レベル21】【魔力身体強化レベル2】【念話レベル6】【アイテムボックスレベル16】【気配感知レベル18】【警戒レベル11】【気配隠蔽レベル6】【呼吸レベル20】【歩行レベル20】【跳躍レベル5】【回避レベル17】【夜目レベル14】【瞑想レベル18】【集中レベル20】【解体レベル16】【採取レベル16】【調合レベル13】【木工レベル2】【素材加工レベル17】【魔力回復量増加レベル22】【打撃耐性レベル9】【魔力耐性レベル3】【毒耐性レベル10】【麻痺耐性レベル8】【睡眠耐性レベル6】【精神耐性レベル19】


名前 ヒスイ
年齢 2
レベル 20
ジョブ 【粘体士】
才能
体力 B
魔力量 C
力 E
耐久 A
器用 C
敏捷 F
魔力 B
精神 D
恩恵スキル
ジョブスキル
【粘体攻撃時攻撃力小上昇】【粘体術スキル経験値小上昇】【能力値耐久小上昇】【能力値器用小上昇】
変化スキル
ノーマルスキル
【粘体術レベル20】【風魔法レベル10】【火魔法レベル10】【土魔法レベル10】【水魔法レベル17】【氷魔法レベル6】【光魔法レベル1】【生命魔法レベル16】【魔力弾レベル14】【魔力感知レベル20】【魔力操作レベル20】【魔力制御レベル1】【魔力隠蔽レベル2】【魔力身体活性レベル14】【念話レベル9】【気配感知レベル14】【気配隠蔽レベル8】【警戒レベル7】【跳躍レベル14】【回避レベル12】【瞑想レベル10】【集中レベル11】【吸収レベル19】【酸生成レベル17】【細胞生成レベル19】【素材加工レベル11】【魔力回復量増加レベル19】【打撃耐性レベル14】【魔力耐性レベル3】【毒耐性レベル11】【麻痺耐性レベル10】【睡眠耐性レベル5】

【魔力隠蔽】
 効果
・スキルレベルに応じて自身の魔力を隠す事に補正が掛かる

【魔力身体強化】
 効果
・スキルレベルに応じて自身の魔力で肉体を強化に補正が掛かる

【木工】
 効果
・スキルレベル相当の木工の行為に補正がありランクが上がりやすい

【魔力耐性】
 効果
・魔力攻撃に対する耐性に補正が掛かる





 ステータスの確認が終わり順調に強くなっているのがよく分かった

 「じゃあもう寝るよ。おやすみナビィ、ヒスイ」

 『おやすみなさいハルト』

 『おやすみはると』

 睡眠薬を使用してベットに横になる。すぐに眠気が来てそのまま眠ってしまう
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