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第54話
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異世界生活十二日目 四月二十四日第四闇の日
今日もグッスリと快眠で起きてカーテンを開けると外は薄暗いだけではなく窓のガラスには雨粒が付いておりそしてよく目を凝らして外を見ると雨が降っていた
「おはよう、ナビィ、ヒスイ。それにしても雨が降っているのは異世界に来てから初めてだな」
『おはようございます、ハルト。この季節に雨が降る事自体はおかしくはないですよ』
「雨もいつ止むのか分からないし今日は外に出ないで大熊亭でできる事をしようか」
『そうですね。今はまだ雨の中での活動はしなくてもいいですが必要になる時もあるでしょうから雨が続けて降る様でしたら訓練所にでも行ってスキルの練習でもしましょうか』
「雨の中で外に出ないといけないのか?」
『魔境やダンジョンの中にはそういった環境がありますしそれに旅をするには雨の中での行動はしないといけませんからね』
ベットの中にいたヒスイを膝に乗せて撫でながら雨はめんどくさいと思いながら浄化魔法と健康魔法を俺とヒスイに使いゆっくりとする
ナビィに今の時間を聞いて朝食の時間になったら教えてくれる様にお願いしてヒスイを抱き抱えながらテーブルに移動して魔法の練習を始める
今現在アイテムボックスにある一つの野菜を取り出して魔法で種を作り始める。野菜を魔力でドーム状に包みそこに魔力を込めていく。自分自身の魔力が尽き掛けてくる頃にやっと種が五つできた
「ふぅ……やっぱり精神的に疲れるな」
『集中力が必要ですからね』
「じゃあナビィ、瞑想をするからその時に時間が来たら頼むね」
『分かりました。時間が来るまでヒスイの練習に付き合いますね』
目を閉じて瞑想を始める。瞑想をしている間にナビィとヒスイは念話の練習を始めた
『さてヒスイまずは念話の練習ですね。いつもはハルトが眠ってからの練習ですが今日は今からやりますよ』
(ん、わかった)
ヒスイはプルプルと震えながらナビィに答える
『今日はいつも通りの練習と最後に時間が来たらハルトに向かっての念話の練習ですね。では始めましょう』
こうしてハルトが瞑想中の中ナビィとヒスイのスキル練習が始まった。時間が経ち魔力が完全回復するのが常日頃使っている魔力感知で分かり瞑想をやめる
まだナビィからの念話は来ないのでまたアイテムボックスから野菜を取り出して種を作る魔法を使って種を作っていく。また種を作りそれを仕舞うと瞑想をして魔力の回復に努める
『今日も出来ませんでしたね。ヒスイ明日もまたハルトは朝から魔法の練習でしようから頑張りましょうね』
(うん)
『では私がハルトに念話で教えますか……ハルト、時間ですよ』
「……ん、もう鐘が鳴ったのか」
『いえ、あと一分で鳴りますよ』
「ならもう少しゆっくりしてから行くか」
ヒスイの身体をムニムニと触ったりしていると外から雨音で聞きずらいがでも聞こえて来た
「じゃあ朝食に行くか」
立ち上がりヒスイを抱えて部屋を出て一階の食堂に向かう。サーシャが食堂にあるテーブルを拭いていた
「おはようございます、サーシャさん。朝食をお願いしてもいいですか」
「ハルト君、おはようございます。大丈夫ですよ。今から持って来ますね」
そう言ってサーシャは厨房に向かっていった。俺はヒスイを空いているテーブルに下ろして飲み物を取りに行った
飲み物をテーブルに置いて椅子に座るとヒスイの朝食の薬草の茎を上げながら朝食を待っているとサーシャが朝食をお盆に乗せてやってきた
「お待たせ朝食を持って来ましたよ、ハルト君」
「ありがとうございます」
テーブルに乗っているヒスイに移動してもらい俺の前に朝食が用意するとサーシャはまだ朝の仕事があるのか離れていった。今日の朝食はデカいソーセージ二本にパン、野菜スープだった
『「いただきます」』
朝食をヒスイに少し分けてナビィの食レポの様な感想を聞きながら食べていく。今日の朝食も美味しかった。特にソーセージはハーブの様な香草が混ぜられており独特だったが美味しかった
朝食が食べ終わり食べ終わった食器を下げると部屋に戻り食休みも兼ねてまた魔法で種を作る為に魔力の回復を瞑想をして魔力回復を始める
魔力の回復が終わり魔法で種を作り終わるとナビィに昼になる頃にまた教えてくれる様に頼みヒスイにもスライムジェルの作成を頼んでポーション瓶を置くとそこから瞑想と魔法での種作りを昼食まで繰り返し行い種を作っていく
『ハルト、昼食の時間ですよ』
「ああ、教えてくれてありがとう。ナビィ、それでもう昼食なのか」
『はい、そうですよ。食べに行きましょう、ハルト』
昼食を食べに一階の食堂に向かう。食堂に着くとアイラが働いていた
「こんにちわ、アイラさん。昼食をお願いします」
「ハルトさん、こんにちわ。昼食ですね。何を頼むのですか?」
先に着くとメニューを貰いその中の焼き肉定食にする事にした。代金をアイテムボックスから取り出しておく
「焼き肉定食でこれ代金です」
「焼き肉定食ですね。代金もちょうどですね。少々お待ちください」
アイラが離れ厨房に行く間に飲み物をコップに注いでヒスイの昼食の薬草の茎をあげながら昼食の焼き肉定食を待っていると雨の中でも昼食を食べに来る客が増えてきた
「はい、お待たせしました。こちら焼き肉定食です」
「ありがとうございます」
サーシャが持ってきた焼き肉定食を目の前のてかに置かれた。焼き肉定食を見るとどうやら肉が違う部位の肉もあるみたいだ
『「いただきます」』
昼食の焼き肉定食を食べてみると肉も食感が違う肉がありその肉をナビィの食べた感想で知りながらヒスイにも分けてあげる
昼食を食べ終わる頃には夜と同じく客がかなり雨にも関わらずおり俺もこれ以上この席にいるのは邪魔になると思い席を経ち部屋に戻る
「さてと午後はどうするかな」
『種作りをするのはいいのですか?』
「同じ事をやるのは飽きてきたし気分転換に他の事をやりたいんだよな」
『でしたら光魔法か闇魔法の練習はどうですか』
「魔法か風魔法じゃダメなのか」
『風魔法でもいいのですけど風魔法は外で使用しても珍しくないですけど光魔法や闇魔法は珍しいですから部屋での練習がいいと思います』
「珍しいからか、なら光魔法の練習をするかな。それでどうすればいいんだ、ナビィ」
『光属性の魔力には私が最初は変換してサポートをしますのでその後はハルトのイメージで光魔法を使ってください』
「分かった。じゃあさっそくやろう」
世界樹の棒を使いやすい形に変えて魔力を放出してみる。ナビィが光属性の魔力に変換しているからか放出した魔力はすべて光属性の魔力に変換されている様だ
ナビィが変換した光属性の魔力に俺からも少ないながら変換して世界樹の棒の先から光が懐中電灯の様な光が出てくるイメージをして魔力を放出していく
ナビィからのサポートが少なくなり自分で魔力の変換を行いながら魔力が無くなるまでイメージ通りの魔力放出していく
世界樹の棒を使っているから魔力の消費が少なくなっているがそれでも魔力の消費が多く魔力が無くなってしまった
「やっぱりすぐには出来ないか」
『流石にすぐには出来ませんよ。続けて行きましょう』
「それでも魔力を回復してからだな」
瞑想で魔力を完全に回復させるとまた光属性に魔力を多く使用して変換して魔力が無くなるまでまた光魔法の練習を行う
それでまた瞑想を行い魔力の回復をしながら過ごしていると部屋の扉が叩かれた
(誰だろうな)
『そうですね。この宿の人だと思いますよ』
(まあ、開けてみたら分かるか)
また扉が叩かれる
「ハルトお兄ちゃん、居るの?」
「(サーヤちゃんか)今、開けるからちょっと待ってて」
扉を開けるとそこには声の通りにサーヤがいた
今日もグッスリと快眠で起きてカーテンを開けると外は薄暗いだけではなく窓のガラスには雨粒が付いておりそしてよく目を凝らして外を見ると雨が降っていた
「おはよう、ナビィ、ヒスイ。それにしても雨が降っているのは異世界に来てから初めてだな」
『おはようございます、ハルト。この季節に雨が降る事自体はおかしくはないですよ』
「雨もいつ止むのか分からないし今日は外に出ないで大熊亭でできる事をしようか」
『そうですね。今はまだ雨の中での活動はしなくてもいいですが必要になる時もあるでしょうから雨が続けて降る様でしたら訓練所にでも行ってスキルの練習でもしましょうか』
「雨の中で外に出ないといけないのか?」
『魔境やダンジョンの中にはそういった環境がありますしそれに旅をするには雨の中での行動はしないといけませんからね』
ベットの中にいたヒスイを膝に乗せて撫でながら雨はめんどくさいと思いながら浄化魔法と健康魔法を俺とヒスイに使いゆっくりとする
ナビィに今の時間を聞いて朝食の時間になったら教えてくれる様にお願いしてヒスイを抱き抱えながらテーブルに移動して魔法の練習を始める
今現在アイテムボックスにある一つの野菜を取り出して魔法で種を作り始める。野菜を魔力でドーム状に包みそこに魔力を込めていく。自分自身の魔力が尽き掛けてくる頃にやっと種が五つできた
「ふぅ……やっぱり精神的に疲れるな」
『集中力が必要ですからね』
「じゃあナビィ、瞑想をするからその時に時間が来たら頼むね」
『分かりました。時間が来るまでヒスイの練習に付き合いますね』
目を閉じて瞑想を始める。瞑想をしている間にナビィとヒスイは念話の練習を始めた
『さてヒスイまずは念話の練習ですね。いつもはハルトが眠ってからの練習ですが今日は今からやりますよ』
(ん、わかった)
ヒスイはプルプルと震えながらナビィに答える
『今日はいつも通りの練習と最後に時間が来たらハルトに向かっての念話の練習ですね。では始めましょう』
こうしてハルトが瞑想中の中ナビィとヒスイのスキル練習が始まった。時間が経ち魔力が完全回復するのが常日頃使っている魔力感知で分かり瞑想をやめる
まだナビィからの念話は来ないのでまたアイテムボックスから野菜を取り出して種を作る魔法を使って種を作っていく。また種を作りそれを仕舞うと瞑想をして魔力の回復に努める
『今日も出来ませんでしたね。ヒスイ明日もまたハルトは朝から魔法の練習でしようから頑張りましょうね』
(うん)
『では私がハルトに念話で教えますか……ハルト、時間ですよ』
「……ん、もう鐘が鳴ったのか」
『いえ、あと一分で鳴りますよ』
「ならもう少しゆっくりしてから行くか」
ヒスイの身体をムニムニと触ったりしていると外から雨音で聞きずらいがでも聞こえて来た
「じゃあ朝食に行くか」
立ち上がりヒスイを抱えて部屋を出て一階の食堂に向かう。サーシャが食堂にあるテーブルを拭いていた
「おはようございます、サーシャさん。朝食をお願いしてもいいですか」
「ハルト君、おはようございます。大丈夫ですよ。今から持って来ますね」
そう言ってサーシャは厨房に向かっていった。俺はヒスイを空いているテーブルに下ろして飲み物を取りに行った
飲み物をテーブルに置いて椅子に座るとヒスイの朝食の薬草の茎を上げながら朝食を待っているとサーシャが朝食をお盆に乗せてやってきた
「お待たせ朝食を持って来ましたよ、ハルト君」
「ありがとうございます」
テーブルに乗っているヒスイに移動してもらい俺の前に朝食が用意するとサーシャはまだ朝の仕事があるのか離れていった。今日の朝食はデカいソーセージ二本にパン、野菜スープだった
『「いただきます」』
朝食をヒスイに少し分けてナビィの食レポの様な感想を聞きながら食べていく。今日の朝食も美味しかった。特にソーセージはハーブの様な香草が混ぜられており独特だったが美味しかった
朝食が食べ終わり食べ終わった食器を下げると部屋に戻り食休みも兼ねてまた魔法で種を作る為に魔力の回復を瞑想をして魔力回復を始める
魔力の回復が終わり魔法で種を作り終わるとナビィに昼になる頃にまた教えてくれる様に頼みヒスイにもスライムジェルの作成を頼んでポーション瓶を置くとそこから瞑想と魔法での種作りを昼食まで繰り返し行い種を作っていく
『ハルト、昼食の時間ですよ』
「ああ、教えてくれてありがとう。ナビィ、それでもう昼食なのか」
『はい、そうですよ。食べに行きましょう、ハルト』
昼食を食べに一階の食堂に向かう。食堂に着くとアイラが働いていた
「こんにちわ、アイラさん。昼食をお願いします」
「ハルトさん、こんにちわ。昼食ですね。何を頼むのですか?」
先に着くとメニューを貰いその中の焼き肉定食にする事にした。代金をアイテムボックスから取り出しておく
「焼き肉定食でこれ代金です」
「焼き肉定食ですね。代金もちょうどですね。少々お待ちください」
アイラが離れ厨房に行く間に飲み物をコップに注いでヒスイの昼食の薬草の茎をあげながら昼食の焼き肉定食を待っていると雨の中でも昼食を食べに来る客が増えてきた
「はい、お待たせしました。こちら焼き肉定食です」
「ありがとうございます」
サーシャが持ってきた焼き肉定食を目の前のてかに置かれた。焼き肉定食を見るとどうやら肉が違う部位の肉もあるみたいだ
『「いただきます」』
昼食の焼き肉定食を食べてみると肉も食感が違う肉がありその肉をナビィの食べた感想で知りながらヒスイにも分けてあげる
昼食を食べ終わる頃には夜と同じく客がかなり雨にも関わらずおり俺もこれ以上この席にいるのは邪魔になると思い席を経ち部屋に戻る
「さてと午後はどうするかな」
『種作りをするのはいいのですか?』
「同じ事をやるのは飽きてきたし気分転換に他の事をやりたいんだよな」
『でしたら光魔法か闇魔法の練習はどうですか』
「魔法か風魔法じゃダメなのか」
『風魔法でもいいのですけど風魔法は外で使用しても珍しくないですけど光魔法や闇魔法は珍しいですから部屋での練習がいいと思います』
「珍しいからか、なら光魔法の練習をするかな。それでどうすればいいんだ、ナビィ」
『光属性の魔力には私が最初は変換してサポートをしますのでその後はハルトのイメージで光魔法を使ってください』
「分かった。じゃあさっそくやろう」
世界樹の棒を使いやすい形に変えて魔力を放出してみる。ナビィが光属性の魔力に変換しているからか放出した魔力はすべて光属性の魔力に変換されている様だ
ナビィが変換した光属性の魔力に俺からも少ないながら変換して世界樹の棒の先から光が懐中電灯の様な光が出てくるイメージをして魔力を放出していく
ナビィからのサポートが少なくなり自分で魔力の変換を行いながら魔力が無くなるまでイメージ通りの魔力放出していく
世界樹の棒を使っているから魔力の消費が少なくなっているがそれでも魔力の消費が多く魔力が無くなってしまった
「やっぱりすぐには出来ないか」
『流石にすぐには出来ませんよ。続けて行きましょう』
「それでも魔力を回復してからだな」
瞑想で魔力を完全に回復させるとまた光属性に魔力を多く使用して変換して魔力が無くなるまでまた光魔法の練習を行う
それでまた瞑想を行い魔力の回復をしながら過ごしていると部屋の扉が叩かれた
(誰だろうな)
『そうですね。この宿の人だと思いますよ』
(まあ、開けてみたら分かるか)
また扉が叩かれる
「ハルトお兄ちゃん、居るの?」
「(サーヤちゃんか)今、開けるからちょっと待ってて」
扉を開けるとそこには声の通りにサーヤがいた
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