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9 ホワイトキャット
しおりを挟む「やっと会えたな!」
「にぁー!」
神界ぶりだから8年ぶりになる。8歳からほとんど毎日森を通って草原に行っていたのに白猫とは会えなかったのだ。だがその間に色々勉強してテイムスキルを覚えている!
「会えたのはやっぱりうれしいな!なあ!テイムしていいか?」
白猫にテイムをしていいか問う。
「にぁー!」
元気よく返事がかえってきたのでテイムをする。テイムの方法はテイムしたいやつの名前を付けてあげて相手がそれを了承した場合頭を下げる。気に入らなければそのままどこかに帰っていくか襲われることもあるらしい。
「お前は今日からミミだ!」
僕がそういうと白猫は嬉しそうに頭を下げた。
「これからよろしくな!ミミ!」
「にゃあ!」
っとそろそろ戻らないと誕生日パーティーに遅れてしまう。
「今日は僕の誕生日なんだけど一緒に来てくれないか?家族に紹介してやりたいんだ」
「にぁー!」
ミミが元気よく返事をする
「よしなら帰るぞ!」
僕達は家に向かって走り出した。
「ただいまー!」
「あ、おかえりハル!」
迎えてくれたのは姉であるアキナだった。
「アキナ姉さんただいま!皆に紹介したい子がいるんだ!みんな集めてくれない?」
「は、ハルに女が…女が…。どこのもんじゃぁああいい!」
姉さんがなぜか急に狂いだした。
「ま、待ってよ姉さん紹介したい子ってのはこの猫のミミのことなんだよ!」
「ね、猫?なーんだ!心配して損した!」
「姉さんが勝手に勘違いしたんじゃないか!」
姉さんと玄関で話していると家族が集まってきた!
「あら、ハルおかえりなさい。それでアキナはそんなに騒いでどうしたの?」
母さんが姉さんに尋ねる。
「それがさ、ハルが彼女連れてきたと思ったら猫だったっていう話なんだけど」
「あら、猫をつれてきたのハル?」
「そうなんだよ!前からテイムスキル勉強してたでしょ!それを使って仲間にしたんだよ!ほらこの子!ミミっていうんだ!」
そう言いながら母さんにミミを見せる
「あらー!かわいいわ!ハルがテイムスキルの勉強をしてたのは知ってたけどもう使えたなんてねえ!」
母さんと姉さんと話していると父さんが猫を指しながら
「は、ハルその猫ってホワイトキャットなのか?」
と質問してきた。
俺はそうなのかとミミに聞くといつものように
「にぁー!」
と返してくれる。
「は、ハル落ち着いて聞いてくれホワイトキャットは滅多に現れない珍しい種族なんだ」
?それがどうかしたのだろうか。
「なんか問題でもあるの??」
「も、問題ってわけじゃないけどホワイトキャットはその真っ白の毛から神の使いとまで呼ばれているんだ!」
「そうなんだね!神の使いだってよミミ!」
「にゃあー?」
「だ、だからこそ神聖国ではホワイトキャットを高く買いそれを利用して金儲けするところがある。つまりお前のミミもだれかからか狙われる事になるかもしれないんだ!」
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