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17 Dランク冒険者

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俺はギルド長のゼンラについて行く。

「ここがギルド長室だ、入るぞ。
そこに座ってくれ。それでさっきの威圧は、本当にお前がやったのか?」

めんどくさそうなことになりそうだしとぼけるか。

「いや?俺じゃないぞ。」

「いや!お前以外気絶してただろ!!」

「やっぱり覚えてた?」

「そりゃあんな光景なかなか見ないからな。」

覚えてたみたいだ。

「そんなことよりここに呼んだ理由はなんだ?」

「そんなことってお前なあ…まあいい、それでここに呼んだ理由はお前が倒した相手がCランクだからお前もCランクにする必要がある。だがCランクからは護衛依頼というのが存在してその依頼中などに盗賊を殺す事も必要になるわけなんだがお前人を殺した事あるか?」

護衛依頼か、基本的に討伐依頼しかする予定がなかったから考えて無かったわ

「いや殺したことなんてないぞ」

「そうかならDランクまでなら試験免除にさせてやれるけど流石に人を殺せないとCランクにはあげられないけどどうする?今から盗賊を倒す依頼でもやるか?」

今日はそれでも登録したばかりだから採取系やろうと思ってたからなあ。別にDランクまで上げれるならそれまででいいかな

「いや今日は登録したばかりなので採取依頼でもするのでDランクまでで結構です。」

「そうか、ならちょっと待ってな。よしっこれを持ってけ!それを受付に見せれば上げてもらえるはずだ。」

「ありがとうございます!そろそろ依頼をしに行きたいので失礼しますね」

「おう!また会おうぜ!」 

そう言ってからギルド長室を出てギルド登録してくれた受付嬢さんの所へ向かった。
正直もう会いたくない。

「次の人どう…あ!さっきゴルドさんに絡まれた…ええと…」

「レンと申します。よろしくお願いします!」

「は、はい!申し遅れました受付嬢のネネと申します。よろしくお願いします!えっとそれでゴルドさん達はどうされたんですか?まだ戻ってきて居ませんが。」

あの人たちまだ気絶してるのか?

「私が試合開始の合図と共に威圧を|本気(超手加減)で放ったら気絶しちゃいましてアハハ」

「えええ!Cランク冒険者に勝ったんですか!」

「あ、これが証拠になるかと」

俺はそう言ってからゼンラからもらった手紙を渡す。

「こ、これは!ギルド長の!中を見させて貰いますね。」

そう言ってから少したったら ネネさんが読み終わったみたいだ

「読み終わりました、内容はこうです。これを渡してきた奴のギルドカードをDランクまで上げろというものでした。ですのでギルドカードをランクアップさせるためにギルドカードを出してもらえますか?」

「わかりました、どうぞ。」

ネネさんは、俺のギルドカードを持って裏の方に行ってしまった。それから少しして戻ってきた。

「はい、これでランクアップ完了です。これでレン様はDランク冒険者です!おめでとうございます!ですがもしかしたら最速かもしれませんね!」

「普通はどれ位かかるものなんですか?」

「そうですね個人差はありますが1年半くらいですかね!なので最速です!」

「そんなにかかるんですか!?早いうちになれてよかったな。
そろそろ依頼を見に行ってきますね。」

「はい!いってらっしゃいませ!」

そう言われてからクエストボードの方へ向かった


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