上 下
118 / 143
七曜神の独尊な愛+火曜【87話~126話【~140話】

繋がる糸!!

しおりを挟む
   ――どれ程の時間が過ぎたのか……。

   三十秒程のキスが十分にも思えるような体感が二人に襲い、キスを終えると愛の証の糸が妖艶に煌めいてはその橋は崩れ落ち、二人の心を高ぶらせてゆく。

 「結愛さんは積極的になったなぁ。」

 「うっ、うるさーいっ!! み、翠が私の事をこんなんにしちゃったんだから、せ……責任とりなさいよねっ!!」

   否定しようにも肯定してしまうのは結愛の可愛いところ。
   ハイハイと受け流すように髪の毛を撫でては落ち着かせようも、等の本人はプクーっと頬を膨らませてご機嫌ナナメのご様子。

 「責任ねぇ、どうとろうかな。」

   アニメや漫画では何度も聞いた言葉なのだが、いざ実際となるとどうやって責任をとれば良いものなのかは全くわからない。
   とりあえず結愛にどうして欲しいか聴いてみることに。

 「結愛さんはどうやって責任をとってほしいのかな? こんなエッチな体に仕立てた俺にさ。」

 「ぐ、具体的に言わな……ひぅうっ!?」

   翠は結愛の首筋に舌を這わせてはゆっくりと南下しながら胸の方へと舐めまわす。
   そして小さな珠のような乳首にたどり着くと口に含んでは強く吸い付いたり、舐めたりとまるで赤子のように貪欲にむさぼる。

 「あぁっ、だめっ……翠は赤ちゃんじゃないでしょ、やだぁっ!!」

   くすぐったくも快楽には間違いはなく、若干笑いながらも感じているのは見ていて滑稽なのだが、結愛の声のトーンを聞いてくると段々と彼女の我慢の限度を超えているのではないだろうかと推測する。
   覇気のあるイキイキとした声の中に艶やかしくて濃厚で官能的な声に変わりつつあるのだから、翠はそれを見逃さない。



















   ――待てない彼女に試練を……。

   物欲しそうな表情で翠を見つめる結愛なのだが、翠には心をリンクさせなくても何が言いたいのかもう大抵はわかっている。
   ひとつになりたいと思う気持ちが大きすぎて、幼き秘所からは粘度の高い愛液がバスマットから離れる度に、糸を引いては消えてゆくのが見えるため、もう準備そのものは万端だと言っても過言ではない。
   だが、翠の理性も崩れ気味で今にも結愛を押し倒したい気持ちはわかるのだが、ここはあえて結愛の気持ちをもっと高ぶらせようと良いことを思い付き、その表情の腹黒さは今までに見たこともない程黒かったという。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました

フルーツパフェ
大衆娯楽
 とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。  曰く、全校生徒はパンツを履くこと。  生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?  史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました

東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。 攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる! そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。

世界に一人だけの白紙の魔眼 ~全てを映す最強の眼~

かたなかじ
ファンタジー
前世で家族に恵まれなかった山田幸作。 不憫に思った異世界の神が自らの世界に招いてくれる。 そこは剣と魔法と『魔眼』の世界。 与えられたのは特別な魔眼。 求めたのは彼を大事に思ってくれる家族。 異世界でアレクシスとして生を受けた彼は、白紙の魔眼という眼をもって生まれる。 それはなんの力も持たない魔眼だと言われていた。 家族はそれでも彼を劣っているとは思わない。 彼も神を信じ、いつか覚醒する日が来ると信じ眼に魔力を流し続けていく。 数年後、ついに特別な力に目覚めていく。 全ての魔眼を使う白紙の魔眼! ──世界に一人だけの魔眼で最強の道を行く!

異世界TS転生で新たな人生「俺が聖女になるなんて聞いてないよ!」

マロエ
ファンタジー
普通のサラリーマンだった三十歳の男性が、いつも通り残業をこなし帰宅途中に、異世界に転生してしまう。 目を覚ますと、何故か森の中に立っていて、身体も何か違うことに気づく。 近くの水面で姿を確認すると、男性の姿が20代前半~10代後半の美しい女性へと変わっていた。 さらに、異世界の住人たちから「聖女」と呼ばれる存在になってしまい、大混乱。 新たな人生に期待と不安が入り混じりながら、男性は女性として、しかも聖女として異世界を歩み始める。 ※表紙、挿絵はAIで作成したイラストを使用しています。 ※R15の章には☆マークを入れてます。

孕ませねばならん ~イケメン執事の監禁セックス~

あさとよる
恋愛
傷モノになれば、この婚約は無くなるはずだ。 最愛のお嬢様が嫁ぐのを阻止? 過保護イケメン執事の執着H♡

処理中です...