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コントな文学『多幸感で満たされた』

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ギャンブルで10万勝った。
脳からドーパミンが分泌されて僕は多幸感で満たされた。



大好きなアーティストのLIVEに行った。
最高だった。
脳からドーパミンが分泌されて僕は多幸感で満たされた。



飲み会で意気投合した可愛い看護師の女の子をお持ち帰りした夜。
脳からドーパミンが分泌されて僕は多幸感で満たされた。



同窓会に行ったら高校時代に1番モテていた男子がハゲ散らかしていた。
脳からドーパミンが大量に分泌されて僕は多幸感で満たされた。



デカいサングラスをかけたロングヘアーの派手なギャルが、歩きスマホしながら顔から派手に転んだ。
脳からドーパミンが大量に分泌されて僕は多幸感で満たされた。



金持ちの友人が父親から買ってもらったスポーツカーを納車3日目に自損事故で廃車にした。
脳からドーパミンが大量に分泌されて僕は多幸感で満たされた。



「え?阪神タイガースが優勝したから禁止されてるのに道頓堀川に飛び込んで、下痢と嘔吐が止まらなくなって入院したの?」
脳からドーパミンが大量に分泌されて僕は多幸感で満たされた。



「お前は本当にドMで変態の豚野郎だね・・・今日は私がいっぱいお前を辱めて虐めてやるよ」

「ありがとうございます、女王様」

脳からドーパミンが分泌されて僕は多幸感で満たされた。



車を運転中、前を走っている原付バイクに乗った10代と思われるノーヘルの金髪野郎がこちらを挑発してくるように蛇行運転を始めた。
そして雨で濡れた横断歩道の白線にスリップして転倒した。
命に別状は無さそうだが、とても痛そうにしている。
脳からドーパミンが大量に分泌されて僕は多幸感で満たされた。



大谷選手がまたメジャー新記録を達成した瞬間をリアルタイムで観た。
脳からドーパミンが分泌されて僕は多幸感で満たされた。


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