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第2話
しおりを挟む「坊っちゃまぁー。夕食の時間でございますー!」
「もうこんな時間か。アニマ、またな。」
「おー。コケんなよ?」
そう別れを告げて公爵家の裏門へと歩く。
敷地いつも思うけど広過ぎじゃないかな……。
「はぁはぁ」
軽く息を切らしながら裏門に到着した。
よくやったぜ。
いやぁ、毎回謎の達成感あるわ。
「アニマか?今日もお疲れ様。レオンハルト様のは今日も勇者をやっていたか?」
門番に話しかけられた。
「んー。まぁ勇者ぽかったです。」
「ハハハ、そうか。気をつけて帰るんだぞ?」
「はーい。お疲れ様でしたー。」
軽く雑談して門からでた。
夕日がキラキラ輝いてるぜ。
それから40分くらい歩いて帰る。
ガチャ
「ただいま。」
「あら、おかえりなさい。」
「お兄ちゃん!おかえり!」
とスっ!
弟のアドリスがかわゆく抱きついてきた。
ぎゃわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!
思わず体を逸らし可愛さを噛み締めた。
「お兄ちゃん……。あのクソ野郎とまた居たの?」
きゅーん!
心臓を撃ち抜くようなあざとさでちょっとお口が悪い事を言ってる。
「うん。そうだね。でもレオンハルト様って人前とかでは言おうね?」
「うん!」
カワユス(*´ω`*)
「でもね?あのクズ!お兄ちゃんをゲスな目で見てるもん。」
「ぁあぁああぁぁ。可愛いけどダメだよォ?」
「相変わらずなブラコンぶりね。さぁ、ご飯食べなさい。」
「「はぁーい。」」
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