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中編
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「んぁ、いた……」
先輩は一本めはいつも中指だ。
これがまたいっつもいろんなもん殴ってっから硬いし太いんだよなあ……しかも中指って一番長いやつ……。
「ん、」
ぐに、と、入り口から無理やり押し開かれるみたいにして指が捩じ込まれる。
ほんとに濡らさずに突っ込んできたぞこの人。しかも、せめても、ちょっと、ゆっくり……あ……
は、は、……っああー、ヤバい、声出そう、痛いのに遠慮なく中を擦り上げられる。
良いとこ知り尽くしてんだよなこの人。痛いだけじゃない自分のケツが恨めしい。
「ん、ん、」
この状況でおれが出来ることは一つだ。
可能な限り力を抜く。そんだけ。痛いの恐い。
あと下手に先輩の神経逆撫でして遣り返されんのも恐い。この人本当、なにするにも限度ってもの知らないからな……。
ちら、横で寝てる先輩の友達が気になる。左側の人は向こう向いてるけど右側の人はこっち向いてんだよなあ……。
起きませんように。
実は既に起きてて狸寝入りしてたりして。
やめて。死ねる。
「余所見か。余裕だなァ」
「や、とんでもない……、あ"ッ!! ~~~っ、」
いきなり三本は無理切れる切れる切れる!!
っていうかわりとデカい声出たヤバいもう無理ぃぃ……。
せんぱいおれもう無理です……。
そんな心の声が通じたのか、それともしこたま弄りまくって満足したのか、先輩の指三本がずるりと尻から引き抜かれる。
「ん、ぁ……」
助かった。
いや助かってなかった。先輩がスエットの下だけ脱いでんのが見える。
あれ、ちょっと待ってあんたなんでぱんつ穿いてないの?
意味が分からんいつからその状態だったのさ。
そんでまさかの顔に跨がってくるパターン。逃げ場がないやつー……。
寝転がったまま頭を先輩の太ももで挟まれて、口元に先っちょをむにっと押し付けられる。
も、もう知らないよ? おれもう起きて見られちゃっても知らないよ?
恐る恐る口を開いて、その先っちょに舌を這わせる。
ぬるぬる。先輩が好きなのは裏っ側。
べろ
「んぐぅ、」
いきなり口の中に押し込んで抜き差ししないで吐きそう。絶対喉まで突っ込んでくるつもりだ。喉開いたまんまでゆっくり鼻呼吸。慣れてしまったのがこれまた恨めしい。
たっぷり口のなか堪能したのかずる、と引き抜かれて、いつもだったら盛大に噎せて咳き込むところだけど、今日に限っては両隣の人たちが気になってそんなこと出来やしない。死ぬ思いで喉の違和感をゆっくりと飲み込む。
苦しい死んじゃう。
んぇ、嘘でしょ先輩ほんとにここで入れんの? 脚持ち上げられちゃってんだけど本気なの?
ぬる。
うわ。
ぐっ。
あっ……。
ぐに、ぐぐぐ。
っあああー、本気だ……。
先輩は一本めはいつも中指だ。
これがまたいっつもいろんなもん殴ってっから硬いし太いんだよなあ……しかも中指って一番長いやつ……。
「ん、」
ぐに、と、入り口から無理やり押し開かれるみたいにして指が捩じ込まれる。
ほんとに濡らさずに突っ込んできたぞこの人。しかも、せめても、ちょっと、ゆっくり……あ……
は、は、……っああー、ヤバい、声出そう、痛いのに遠慮なく中を擦り上げられる。
良いとこ知り尽くしてんだよなこの人。痛いだけじゃない自分のケツが恨めしい。
「ん、ん、」
この状況でおれが出来ることは一つだ。
可能な限り力を抜く。そんだけ。痛いの恐い。
あと下手に先輩の神経逆撫でして遣り返されんのも恐い。この人本当、なにするにも限度ってもの知らないからな……。
ちら、横で寝てる先輩の友達が気になる。左側の人は向こう向いてるけど右側の人はこっち向いてんだよなあ……。
起きませんように。
実は既に起きてて狸寝入りしてたりして。
やめて。死ねる。
「余所見か。余裕だなァ」
「や、とんでもない……、あ"ッ!! ~~~っ、」
いきなり三本は無理切れる切れる切れる!!
っていうかわりとデカい声出たヤバいもう無理ぃぃ……。
せんぱいおれもう無理です……。
そんな心の声が通じたのか、それともしこたま弄りまくって満足したのか、先輩の指三本がずるりと尻から引き抜かれる。
「ん、ぁ……」
助かった。
いや助かってなかった。先輩がスエットの下だけ脱いでんのが見える。
あれ、ちょっと待ってあんたなんでぱんつ穿いてないの?
意味が分からんいつからその状態だったのさ。
そんでまさかの顔に跨がってくるパターン。逃げ場がないやつー……。
寝転がったまま頭を先輩の太ももで挟まれて、口元に先っちょをむにっと押し付けられる。
も、もう知らないよ? おれもう起きて見られちゃっても知らないよ?
恐る恐る口を開いて、その先っちょに舌を這わせる。
ぬるぬる。先輩が好きなのは裏っ側。
べろ
「んぐぅ、」
いきなり口の中に押し込んで抜き差ししないで吐きそう。絶対喉まで突っ込んでくるつもりだ。喉開いたまんまでゆっくり鼻呼吸。慣れてしまったのがこれまた恨めしい。
たっぷり口のなか堪能したのかずる、と引き抜かれて、いつもだったら盛大に噎せて咳き込むところだけど、今日に限っては両隣の人たちが気になってそんなこと出来やしない。死ぬ思いで喉の違和感をゆっくりと飲み込む。
苦しい死んじゃう。
んぇ、嘘でしょ先輩ほんとにここで入れんの? 脚持ち上げられちゃってんだけど本気なの?
ぬる。
うわ。
ぐっ。
あっ……。
ぐに、ぐぐぐ。
っあああー、本気だ……。
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