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心の中で毒づいてそれはそれは男らしくずるーんと脱いだ。御主人様はそれを見てから俯いてぶるぶる震えながら笑いを堪えている。畜生。
「あー、ごめんごめん、目を逸らしちゃった。あー腹痛い。で、次はぱんつだね」
「ぱんつも……自分で脱ぐんですか」
「恥ずかしい?」
「恥ずかしい……」
子猫ちゃんは口を尖らせた。ぱんつは……できれば脱がせてほしい。
でも御主人様は非情だ。にやにやしながら子猫ちゃんを見下ろしてくる。
「俺は見たいなあー、子猫ちゃんが自分で裸になって恥ずかしそうにしてるとこ」
「変態」
「今更」
子猫ちゃんはせめてもの抵抗に、御主人様に背中を向けた。御主人様が「ちぇ」と呟いたのが聞こえたけれども知ったこっちゃない。大人しく言うこと聞いて自分で脱いでるだけ偉いだろ。
「こっち向いてよ、子猫ちゃん」
御主人様が機嫌を取るみたいにして声を掛けてくる。子猫ちゃんはぎゅっと身体を縮こまらせながら顔だけ御主人様のほうを向いた。
「もう良いですか」
「え、全然良くない。オナニーして」
「はっ!?」
子猫ちゃんはびっくりして、自分で思っていたよりも相当大きな声が出てそれにもびっくりした。
「正気ですか」
「大丈夫! 俺は正気だよ!」
いや駄目だなこれ。え、どうすんの。ほんとにすんの? ほんと?
子猫ちゃんは心の底から逃げ出したい気持ちでいっぱいになった。いやだ。嫌すぎる。でも御主人様が目の前でわくわくしている。どうすんのこれ。
「う……」
「見せてよ、一人でしてるとこ」
「ううう……」
「見たいなあ、子猫ちゃんが気持ち良さそうにしてるとこ」
「あうう……」
「泣いても良いよ、可愛いから」
「変態」
「だから今更だって」
くっそ。
子猫ちゃんは本当に涙目になりながら、後ろを向いたままそろりと自分の下腹に手を当てた。落ち着こうとして長く息を吐いてみる。
御主人様に触ってもらうようになってから、子猫ちゃんは殆ど自分ですることはなくなっていた。自分でするより御主人様に触ってもらうほうが気持ち良いし、何より自分じゃ触れないところの気持ち良さも覚えさせられてしまった。こんな身体にしておいて今更自分でしろってそんな無体な……。
「あんまり待たされたら暇すぎて俺、録画とかし始めちゃうなあー」
「えっ!? 待って!! 待って分かったします!! しますから!!」
子猫ちゃんは慌てて自分のものを握り込んだ。慌てた拍子だったものだから自分で自分の与えた刺激にびっくりして、手の中のものは意図せずして急に元気になった。
「んっ」
そのままゆるゆると手を動かすと、やっぱり気持ち良い。癖でついつい声が出る。
「んっ、ん、」
「気持ち良いの?」
「あ、きもちい、けど、でも……」
「子猫ちゃん、俺背中しか見えないんだけど……こっち向いてよ」
「むりです……みないで……」
「仕方がないなあ」
御主人様は子猫ちゃんが強情なので仕方がない、子猫ちゃんが悪いんだぞ、と、先に念を押した。
「あー、ごめんごめん、目を逸らしちゃった。あー腹痛い。で、次はぱんつだね」
「ぱんつも……自分で脱ぐんですか」
「恥ずかしい?」
「恥ずかしい……」
子猫ちゃんは口を尖らせた。ぱんつは……できれば脱がせてほしい。
でも御主人様は非情だ。にやにやしながら子猫ちゃんを見下ろしてくる。
「俺は見たいなあー、子猫ちゃんが自分で裸になって恥ずかしそうにしてるとこ」
「変態」
「今更」
子猫ちゃんはせめてもの抵抗に、御主人様に背中を向けた。御主人様が「ちぇ」と呟いたのが聞こえたけれども知ったこっちゃない。大人しく言うこと聞いて自分で脱いでるだけ偉いだろ。
「こっち向いてよ、子猫ちゃん」
御主人様が機嫌を取るみたいにして声を掛けてくる。子猫ちゃんはぎゅっと身体を縮こまらせながら顔だけ御主人様のほうを向いた。
「もう良いですか」
「え、全然良くない。オナニーして」
「はっ!?」
子猫ちゃんはびっくりして、自分で思っていたよりも相当大きな声が出てそれにもびっくりした。
「正気ですか」
「大丈夫! 俺は正気だよ!」
いや駄目だなこれ。え、どうすんの。ほんとにすんの? ほんと?
子猫ちゃんは心の底から逃げ出したい気持ちでいっぱいになった。いやだ。嫌すぎる。でも御主人様が目の前でわくわくしている。どうすんのこれ。
「う……」
「見せてよ、一人でしてるとこ」
「ううう……」
「見たいなあ、子猫ちゃんが気持ち良さそうにしてるとこ」
「あうう……」
「泣いても良いよ、可愛いから」
「変態」
「だから今更だって」
くっそ。
子猫ちゃんは本当に涙目になりながら、後ろを向いたままそろりと自分の下腹に手を当てた。落ち着こうとして長く息を吐いてみる。
御主人様に触ってもらうようになってから、子猫ちゃんは殆ど自分ですることはなくなっていた。自分でするより御主人様に触ってもらうほうが気持ち良いし、何より自分じゃ触れないところの気持ち良さも覚えさせられてしまった。こんな身体にしておいて今更自分でしろってそんな無体な……。
「あんまり待たされたら暇すぎて俺、録画とかし始めちゃうなあー」
「えっ!? 待って!! 待って分かったします!! しますから!!」
子猫ちゃんは慌てて自分のものを握り込んだ。慌てた拍子だったものだから自分で自分の与えた刺激にびっくりして、手の中のものは意図せずして急に元気になった。
「んっ」
そのままゆるゆると手を動かすと、やっぱり気持ち良い。癖でついつい声が出る。
「んっ、ん、」
「気持ち良いの?」
「あ、きもちい、けど、でも……」
「子猫ちゃん、俺背中しか見えないんだけど……こっち向いてよ」
「むりです……みないで……」
「仕方がないなあ」
御主人様は子猫ちゃんが強情なので仕方がない、子猫ちゃんが悪いんだぞ、と、先に念を押した。
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