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22 嗜虐の王

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 聖剣を手にしたことで勇者となった俺は、女王からの招集を受けた。謁見の間には女王と宰相の姿しかない。他には護衛の騎士すらなく、異様な空気に包まれている。

「よく来てくださいました、ハジメ様……」
「何の用だ」

 女王にはあまりいい印象がない。人類と敵対している魔人を側近にし、理不尽な処刑に対して止める素振りすら見せなかった。王としての才覚があるとは思えず、正直言って、会うだけ時間の無駄だと感じてしまう。

「その……聖剣に認められたと聞きまして……本当なのですね?」
「この剣を見れば分かるだろう。ユウスケの奴は所有者として失格だったらしい。もう聖剣を持てなくなってるよ」
「そうですか。あの、ユウスケ様は、これからもこの国に尽くしてくれますよね?」

 人払いの理由が分かった。

 玉座にいるクアラはまだ少女と言っていい年齢で、男を知っているようには見えない。モジモジと恥ずかしそうに股をすり合わせながら、俺の返事を待っている。様子がおかしいのは宰相から色仕掛けでもするよう言われてるからか? だとしたら無駄だと言わざるを得ない。異性としての魅力よりも先に、過去の恨みつらみが先に込み上げてくるからだ。

 宰相の方を見ると、彼はにこやかに微笑んだ。

「先代が急死し、陛下は若くして王となりました。まだ王としては幼く未熟ですが、きっと勇者様が傍で見守ってくだされば、立派に国を治めることができるでしょう。どうかお力添えをいただけないでしょうか」
「即答はできない」
「そんな……。私に出来ることであれば何でもします。だからどうか……」

 涙ながらに訴えられる。

「少しお二人で話してみると良いでしょう。結論を急ぐ必要はありませんぞ」

 宰相が謁見の間を後にする。
 後には俺と女王だけが残された形だ。

「お前、最初はユウスケに期待してただろ。残念だったな、俺が勇者になって」
「そんな……そんなことはありません! 私は最初からハジメ様に期待をしていました!」
「信用できるかよ。お前が誠心誠意、俺に奉仕するって言うなら認めなくもないけどな」
「奉仕……?」
「女として俺に身を捧げるってことだよ。どうせできないだろ」

 女王がギュっと口を引き結んだまま考え込む。
 その態度がもう答えになってるんだよ……。

「……はぁ。別に嫌なら構わないぞ。俺はこんな国捨ててもいいんだからな」
「えっ!? あの、その……。ハジメ様に奉仕させてください」

 気分が乗らなそうな様子でクアラが言ってきた。
 いちいち癇に障る女だな。

 まあいい。ようやく復讐の機会が回ってきたんだ。

 俺はクアラとの距離を遠慮なく詰めた。

「な、なんですか?」
「ちょっと見たいものがあってな」

 俺は彼女のドレスに手をかけ、めくりあげた。
 無理矢理ドレスをはだけさせると、小さめの胸が現れた。

「な、何をするのですか! こんな行い許されませんよ!?」
「俺に奉仕するなら胸くらい見せてみろ」
「ケダモノ! 誰か……誰かぁー!」

 無駄だっての。実は謁見の間以外の時間は停止してある。

 両手で揉んでやると、クアラは嫌々をするように首を左右に振った。

「大人しくしろ」
「あなたみたいな殿方は嫌いです!」
「なら、ミナガルデにでも行くかな。こんな小国、俺にはあわないと思ってたんだ」
「そんな……酷い……」

 うっ……とクアラが泣き始めてしまうが、同情する感情なんて沸いてこない。
 こいつの未熟さのおかげで、俺は何度も拷問される羽目になったんだ。

 俺は彼女のドレスを引き裂いて全裸にすると、ズボンを脱いで玉座に腰かけた。

「入れてやるから自分で跨れ」
「ひっ……」

 俺のそそり立ったモノを見て、クアラの顔が引きつっている。

「この国がどうなってもいいのか? 自分で言うのもなんだが、俺がいなくなったらこんな国おしまいだぞ。全てはお前の献身に掛かってる。魔人の脅威に怯えて過ごすか、俺という勇者を味方につけて安全な暮らしをするか、お前次第だ」

 物語に出てくる悪役のような台詞がスラスラと出てくる。俺には悪人としての素質があるのかもしれない。あるいは、クアラの怯えた表情が俺の嗜虐心を煽っているのもしれない。

 クアラは涙を流しながら跨り、俺の頭を抱いた。
 小ぶりなケツが俺の太ももに乗り、抱き合う形になる。
 恋人がするような姿勢だが、俺はただ高貴な女で性欲を満たしたいだけだ。

 クアラの穴にあてがうよう竿の位置を調節する。

「ヒィっ」
「いい顔だな。さっさと腰をおろせ」
「うああああ……」

 ズブズブとモノが収まり、クアラがか細い悲鳴を上げる。
 俺は処女を散らしたクアラの乳に吸いついた。

「ちゅ……お前は動けよ。俺が気持ちよくなれないだろ」
「無理です! 痛い……!」
「なら、この国は見捨てるぞ」
「ひっ……ううううう」

 クアラが気合で腰を振り始める。
 苦悶の表情を浮かべながら腰を振るクアラは憐れで、まるで敗残国の姫のようだ。
 パンパンと卑猥な音を響かせながら、彼女は腰を前後した。

 涙に濡れていても、さすがは王族。
 顔立ちがよく見える。

「気持ちいいぞ。クアラも気持ちいいだろ?」
「は……い……。最高……です」
「最後は中に出すからな」
「あ、ありがとうございますっ」

 やけくそになったのか、腰を振る速度が増した。
 クアラの顔を覗き込むと、真っ赤になって少し快感を得ているようだった。
 俺のを使って気持ちよくなろうとしているのか、腰の動かし方がやらしく感じる。

「んっんっんっんっん」
「お前の中、気持ちいいな……」

 俺も興奮してきて、クアラの腰を強く抱き寄せてしまった。

「あ、あ、ハジメ様、どうぞ、中に……」
「愛してる」
「わ、私も――!」

 稚拙なセックスは終わり告げた。
 クアラの膣から子種が垂れてくる。
 全て中に出し切った……。

 俺はぐったりしたクアラの背中を撫でた。

(本当は、ここで見捨ててミナガルデに行くつもりだったんだが……)

 裸のクアラは綺麗すぎた。
 まるで聖女のように美しい。
 こんな若すぎる王女を抱けるなら、ミナガルデに行くのも勿体ないかもしれない。

 ……そうだな。
 彼女は俺の言いつけを守ったんだ。
 なら、これ以上過去の恨みつらみを引きずる必要もないんじゃないか?

「俺が護ってやる。だから、俺と結婚しろ」
「……へ?」
「できないならミナガルデに行くぞ?」

 馬鹿の一つ覚えみたいになってる。
 クアラの顔を覗き込むと、なぜか吹き出していた。

「……すみません。強引に自分のものにすればいいのに、ちゃんと私の気持ちを確認してくれるのがおかしくて」
「嫌ならいい」
「いいえ。嫌だなんて言ってません。悪ぶってるけど、いい人なんですね」

(いやいや、普通こうはならないだろ)

 好感度ボーナスが仕事をしすぎてるな。

 無防備なクアラがぴったりと俺に寄り添う。

「痛みが消えたので、もう一度しますね? んっ……」
「今度は俺にさせてくれ」

 クアラを真紅のカーペットに寝かせて覆いかぶさる。
 蛙のように股を開いたクアラに挿入する。
 王族の娘が俺のなすままになってる。
 そのシチュエーションは俺を熱くした。

「はぁ……はぁ……クアラ……」
「勇者様ので種づけしてください。クアラはもう勇者様のモノです」 
「クアラ……」
「姫って呼んでくださいっ」
「姫……お前は俺のモノだ……!」

 レロレロと舌を絡めて唾液を交換しあう。
 この女は俺だけのものだ。
 小ぶりな胸も、聖女のように美しい顔も、隅々まで俺のモノにしてやる。

「綺麗だ……」
「う、嬉しいっ。あっ……あっ……あっ……」

 喘ぎ声まで綺麗だ……。
 美しい王族の少女を貪りながら、達成感を得る。

 こんな綺麗な女、日本にいたら抱けなかった。
 異世界転移してよかった。

「出すぞ……っ」
「あん……っ!」

 クアラを白く染めていく。
 これも一つの決着のつけ方だなと思った。
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