43 / 118
43 合流
しおりを挟む
深夜の内に、俺は姫とメイドを連れて屋敷に帰還した。
メイドは俺の屋敷へ移ることに反対したが、姫には逆らえず俺の意見を飲む形になった。
応接間にひとまず連れていくと、エリスが優雅に紅茶を淹れてくれた。
「とても訓練されているんですね」
レイナもエリスの手つきには感心しているみたいだ。
俺と女達が並んで座り、向かいあう位置にレイナが座る。
「まずは暖かい内に飲みませんか?」
「そうだな。皆も、少し長い話になるから飲みながら聞いて欲しい」
俺もティーカップを持ち上げて口をつける。
と、姫の傍に仕えるメイド(リリカと言うらしい)が、やや小馬鹿にしたように俺を見てきた。何か細かい不作法があったのだろうが、なかなか挑発的なメイドだ。俺に仕える幼メイド達と並ぶくらい身体が小さいが、気は人一倍強いらしい。
まあ、今は無視をして話を進めることにする。
俺はレイナ姫にまつわる一連の話を、掻い摘んで女達に話した。
男装して、レオニード王子として振る舞っていたこと。
メナンドに俺を襲わせたのが、彼女の側近だったこと。
彼女の側近が、姫を陥れるよう相談を持ちかけてきたこと。
そして、
「タクマ様とセックスをしました。なので、私と彼は恋人同士ということになります。皆さんと同じ関係です。王族ですが上下はないと思っていますので、よろしくお願いします」
姫とセックスしたことも報告した。
女達を見たが、「まあ、そうなるよね。よろしくー」くらいの感じで聞いてるみたいだった。
早々にエリスに手を出し、聖女すら抱いた俺だからな。
もう姫を抱いたくらいでは驚かれなくなってしまった。
たぶん、健気に働いてる幼メイド達を抱いたりしたら刺されると思うが、逆に言えばそれ以外のことは受け入れられてるようだ。
ちなみに断っておくが、俺は断じて屋敷の幼メイド達には手を出してない。
ミオ、ユナ、ノノの三姉妹や読書好きのリコなど、彼女達は俺にとって娘のような存在だ。
手を出さず、これからも見守っていきたいと思っている。……懐いてて可愛いしな。
ほのぼのしてると、レイナの従者であるリリカに冷や水を浴びせられた。
「お話に入る前に、タクマ様は姫様を除いて五人も恋人がいるようですが、信頼に足る御仁なのでしょうか」
五人の恋人だと……?
カナミ、ネリス、セラ、ミイナ、アリシア。
エリスが抜けているぞ。
即座にアリシアが言い返してくれた。
「五人じゃなくて、六人よ。そこのエリスもタクマの恋人なんだから」
「リリカ、ちゃんと謝罪してください。エリスさんも恋人だそうです」
「謝るのそこじゃないですよね……!?」
常識人的なツッコミを入れるリリカである。
俺も同意見だ。
「ハッキリと申し上げますけど、六人も女性を囲うようなだらしない殿方に、姫様はお預けできません! 私は教会にこそ、御身を預けるべきだと思います!」
なるほど。しかし、それには反対だ。
「教会の宝物庫からラッキーシードという貴重なマジックアイテムが持ちだされたのを忘れたのか。持ち出されたのがマジックアイテムならまだ取り返しもつくが、レイナが誘拐されたら二度と取り返しはつかなくなるぞ。ここには結界もあるし、屋敷に居た方が安全だろう」
「うっ……! ですけど、結界を理由にここが安全だと言い切れる保証はありませんよ! だって失礼を承知で言いますけど、ここに張られているのはミイナ様が張られた結界ですよね? だったら、教会にも同じものが張られてたはずです! それでも宝が持ち出されたということは、ここの結界を信じる理由にもなりませんよね!」
「教会は罪を受け入れ、悔い改める場でもあります。ここに張られている結界を教会に張るようなことはありませんよ。それと、リリカさんはこの屋敷を信じられないと仰いますが、私はこの世界で一番、タクマの隣にいるのが安全だと思っています。単純に、タクマは誰にも負けないからです。それと、神が定めた勇者を否定するということは、教会の教えを否定することでもありますが、もしかしてリリカさんは破門されたいのですか?」
ミイナの必殺技、『あんた破門されるわよ』が決まった。
リリカは震え、怯んだ彼女に俺の女達は追い打ちを掛け始める。
(抜群のコンビネーションだな)
「リリカさん、兄さんならアルニス王子の私兵やこの国の騎士達、冒険者全員が総攻撃をしてきたとしても勝てると思うのですが、何が不満なのですか? 兄さんを疑うということは勇者を疑うということ、やはり異教徒なのではないですか?」
「ま、フツーに考えるとそうだよな。勇者に暴言って不味いんじゃないかなー。従者が異教徒とか、レイナ姫にも迷惑が掛かるだろうなー」
「大変ね、リリカさん。大人しく謝ったら?」
「ていうか、タクマくらい優しくて強い人なんて他にいないし。ちょっとエッチだけど、それ以外は完璧だし」
「ご主人様は信頼できる方ですよ。リリカ様も一度、時間を共有されるといいと思います。きっと、深い繋がりを通して新たな自分に目覚めますから」
ミイナ、カナミ、ネリス、セラ、アリシア、エリス。
俺の大事な女達がフォローをしてくれる。姫も一緒にリリカを窘めてくれた。
「あなたがタクマ様を信用できないというのは分かりました。ですが、私はここにいる皆さんと同意見です」
「姫様……! 私は、姫様のことを思って……!」
「あなたの気持ちは嬉しく思います。私の本当の姿を知りながら、ずっと傍で仕えてくれたあなたに、私は心から感謝もしています。ですが、今のあなたはタクマ様に嫉妬しているだけのように思えます。違いますか?」
「…………ッ!?」
心当たりでもあったのだろうか。
リリカが思いきり目を見開く。
「あなたにも本当のタクマを知って欲しいです。それでもダメならまた話し合いましょう。一度、タクマに仕えてみてくれませんか?」
「でも、それでは姫様のお世話が……」
「タクマ様、エリスをしばらくお借りしたいのですが……」
――いや、しかし、それでは俺がエリスを使えなくなる。
俺は毎日エリスのお世話になってるんだ。
彼女がいなくなると生活が破綻してしまう。
「すまないが、エリスは……」
「ご主人様、ここは姫様の提案に乗ってはいかがでしょうか」
「エリス……」
「私で姫様のメイドが務まるか不安に思われているかもしれませんが、必ずこの役目を果たして見せます。ですから、ご主人様が信頼できる御仁であるということを、リリカ様に分からせてあげてください」
分からせ……か。
確かにリリカは分からせたい少女ナンバーワンの座を俺の中で築き始めている。
小柄で愛らしいルックスと、それとは正反対の尖った性格。
ことあるごとに睨みつけてくるメイドとしての適性を疑うような彼女に、俺は「分からせたい」という思いを抱き始めていた。
「分かった。俺がリリカを分からせよう」
「そんな! 分からせるってなんですか! エッチなことでもするつもりですか!?」
「いい加減にしてください、リリカ。そんなに私の言いつけが聞けないなら、出ていってくれてもいいです。もう、リリカには頼りませんから」
「え……!」
生意気だったリリカが狼狽えている。
いい気味だと思うが、放っておいたら話が進まない。
こんなしょうもないことで仲間割れしてる時間はないんだからな。
「リリカ、お前が俺を疑っていることはよく分かった。従者として姫様のことを守りたいという気持ちも理解できる。だが、エリスの手をよく見てみろ」
エリスは俺の傍を離れるという苦しみから、固く握りしめた拳が血を流していた。
「彼女は、俺の傍を離れるくらいなら自決するくらい、主従愛の強いメイドだ。そのエリスが、主である俺の名誉の為、こうして血の涙を流しながら耐えてくれてる。リリカに彼女と同じだけの覚悟はないのか?」
「ば、馬鹿にしないでください。私にだってそれくらいの覚悟はありますから!」
「だったらその覚悟を見せてみろ。いつも一緒に居て金魚の糞みたいに付きまとうだけが主従関係じゃない。時には離れていても相手を信頼するのが真の主従関係だ」
俺が言い切ってやると、リリカは悔しげに俯いた。
「でもタクマってエリスが外に出てる間、常に気配察知で安全確認してるよね。ていうか、用がないと買い物付き合ってるくらいだし」
「……しっ。タクマはいいのよ。分かっててやってるのだから」
アリシアの小声での密告をセラが窘めてる。
アリシアにはお仕置が必要のようだな。
一方、何も聞こえなかったらしいリリカは不承不承といった様子で頷いた。
「分かりました。姫様を預けるに足る方か、私が直接タクマ様を監視します! その代わり、少しでもエッチなことをしたら訴えますから!」
「ありがとうリリカ! やっと分かってくれて嬉しいわ!」
敬愛する主人が手を叩いて喜んでいる。
リリカは納得がいかないまま、期間限定で俺専属メイドになった。
「さて、ではレイナを守る為の会議を開こうか」
ようやく本題に入れる。
キッと力強く俺を睨むリリカのことはこの際いったん忘れて、俺はミイナに教会からの協力を取りつけるよう話を進め始めた。今回は本当に時間との勝負になりそうだからな。遊んでいる余裕はない。
メイドは俺の屋敷へ移ることに反対したが、姫には逆らえず俺の意見を飲む形になった。
応接間にひとまず連れていくと、エリスが優雅に紅茶を淹れてくれた。
「とても訓練されているんですね」
レイナもエリスの手つきには感心しているみたいだ。
俺と女達が並んで座り、向かいあう位置にレイナが座る。
「まずは暖かい内に飲みませんか?」
「そうだな。皆も、少し長い話になるから飲みながら聞いて欲しい」
俺もティーカップを持ち上げて口をつける。
と、姫の傍に仕えるメイド(リリカと言うらしい)が、やや小馬鹿にしたように俺を見てきた。何か細かい不作法があったのだろうが、なかなか挑発的なメイドだ。俺に仕える幼メイド達と並ぶくらい身体が小さいが、気は人一倍強いらしい。
まあ、今は無視をして話を進めることにする。
俺はレイナ姫にまつわる一連の話を、掻い摘んで女達に話した。
男装して、レオニード王子として振る舞っていたこと。
メナンドに俺を襲わせたのが、彼女の側近だったこと。
彼女の側近が、姫を陥れるよう相談を持ちかけてきたこと。
そして、
「タクマ様とセックスをしました。なので、私と彼は恋人同士ということになります。皆さんと同じ関係です。王族ですが上下はないと思っていますので、よろしくお願いします」
姫とセックスしたことも報告した。
女達を見たが、「まあ、そうなるよね。よろしくー」くらいの感じで聞いてるみたいだった。
早々にエリスに手を出し、聖女すら抱いた俺だからな。
もう姫を抱いたくらいでは驚かれなくなってしまった。
たぶん、健気に働いてる幼メイド達を抱いたりしたら刺されると思うが、逆に言えばそれ以外のことは受け入れられてるようだ。
ちなみに断っておくが、俺は断じて屋敷の幼メイド達には手を出してない。
ミオ、ユナ、ノノの三姉妹や読書好きのリコなど、彼女達は俺にとって娘のような存在だ。
手を出さず、これからも見守っていきたいと思っている。……懐いてて可愛いしな。
ほのぼのしてると、レイナの従者であるリリカに冷や水を浴びせられた。
「お話に入る前に、タクマ様は姫様を除いて五人も恋人がいるようですが、信頼に足る御仁なのでしょうか」
五人の恋人だと……?
カナミ、ネリス、セラ、ミイナ、アリシア。
エリスが抜けているぞ。
即座にアリシアが言い返してくれた。
「五人じゃなくて、六人よ。そこのエリスもタクマの恋人なんだから」
「リリカ、ちゃんと謝罪してください。エリスさんも恋人だそうです」
「謝るのそこじゃないですよね……!?」
常識人的なツッコミを入れるリリカである。
俺も同意見だ。
「ハッキリと申し上げますけど、六人も女性を囲うようなだらしない殿方に、姫様はお預けできません! 私は教会にこそ、御身を預けるべきだと思います!」
なるほど。しかし、それには反対だ。
「教会の宝物庫からラッキーシードという貴重なマジックアイテムが持ちだされたのを忘れたのか。持ち出されたのがマジックアイテムならまだ取り返しもつくが、レイナが誘拐されたら二度と取り返しはつかなくなるぞ。ここには結界もあるし、屋敷に居た方が安全だろう」
「うっ……! ですけど、結界を理由にここが安全だと言い切れる保証はありませんよ! だって失礼を承知で言いますけど、ここに張られているのはミイナ様が張られた結界ですよね? だったら、教会にも同じものが張られてたはずです! それでも宝が持ち出されたということは、ここの結界を信じる理由にもなりませんよね!」
「教会は罪を受け入れ、悔い改める場でもあります。ここに張られている結界を教会に張るようなことはありませんよ。それと、リリカさんはこの屋敷を信じられないと仰いますが、私はこの世界で一番、タクマの隣にいるのが安全だと思っています。単純に、タクマは誰にも負けないからです。それと、神が定めた勇者を否定するということは、教会の教えを否定することでもありますが、もしかしてリリカさんは破門されたいのですか?」
ミイナの必殺技、『あんた破門されるわよ』が決まった。
リリカは震え、怯んだ彼女に俺の女達は追い打ちを掛け始める。
(抜群のコンビネーションだな)
「リリカさん、兄さんならアルニス王子の私兵やこの国の騎士達、冒険者全員が総攻撃をしてきたとしても勝てると思うのですが、何が不満なのですか? 兄さんを疑うということは勇者を疑うということ、やはり異教徒なのではないですか?」
「ま、フツーに考えるとそうだよな。勇者に暴言って不味いんじゃないかなー。従者が異教徒とか、レイナ姫にも迷惑が掛かるだろうなー」
「大変ね、リリカさん。大人しく謝ったら?」
「ていうか、タクマくらい優しくて強い人なんて他にいないし。ちょっとエッチだけど、それ以外は完璧だし」
「ご主人様は信頼できる方ですよ。リリカ様も一度、時間を共有されるといいと思います。きっと、深い繋がりを通して新たな自分に目覚めますから」
ミイナ、カナミ、ネリス、セラ、アリシア、エリス。
俺の大事な女達がフォローをしてくれる。姫も一緒にリリカを窘めてくれた。
「あなたがタクマ様を信用できないというのは分かりました。ですが、私はここにいる皆さんと同意見です」
「姫様……! 私は、姫様のことを思って……!」
「あなたの気持ちは嬉しく思います。私の本当の姿を知りながら、ずっと傍で仕えてくれたあなたに、私は心から感謝もしています。ですが、今のあなたはタクマ様に嫉妬しているだけのように思えます。違いますか?」
「…………ッ!?」
心当たりでもあったのだろうか。
リリカが思いきり目を見開く。
「あなたにも本当のタクマを知って欲しいです。それでもダメならまた話し合いましょう。一度、タクマに仕えてみてくれませんか?」
「でも、それでは姫様のお世話が……」
「タクマ様、エリスをしばらくお借りしたいのですが……」
――いや、しかし、それでは俺がエリスを使えなくなる。
俺は毎日エリスのお世話になってるんだ。
彼女がいなくなると生活が破綻してしまう。
「すまないが、エリスは……」
「ご主人様、ここは姫様の提案に乗ってはいかがでしょうか」
「エリス……」
「私で姫様のメイドが務まるか不安に思われているかもしれませんが、必ずこの役目を果たして見せます。ですから、ご主人様が信頼できる御仁であるということを、リリカ様に分からせてあげてください」
分からせ……か。
確かにリリカは分からせたい少女ナンバーワンの座を俺の中で築き始めている。
小柄で愛らしいルックスと、それとは正反対の尖った性格。
ことあるごとに睨みつけてくるメイドとしての適性を疑うような彼女に、俺は「分からせたい」という思いを抱き始めていた。
「分かった。俺がリリカを分からせよう」
「そんな! 分からせるってなんですか! エッチなことでもするつもりですか!?」
「いい加減にしてください、リリカ。そんなに私の言いつけが聞けないなら、出ていってくれてもいいです。もう、リリカには頼りませんから」
「え……!」
生意気だったリリカが狼狽えている。
いい気味だと思うが、放っておいたら話が進まない。
こんなしょうもないことで仲間割れしてる時間はないんだからな。
「リリカ、お前が俺を疑っていることはよく分かった。従者として姫様のことを守りたいという気持ちも理解できる。だが、エリスの手をよく見てみろ」
エリスは俺の傍を離れるという苦しみから、固く握りしめた拳が血を流していた。
「彼女は、俺の傍を離れるくらいなら自決するくらい、主従愛の強いメイドだ。そのエリスが、主である俺の名誉の為、こうして血の涙を流しながら耐えてくれてる。リリカに彼女と同じだけの覚悟はないのか?」
「ば、馬鹿にしないでください。私にだってそれくらいの覚悟はありますから!」
「だったらその覚悟を見せてみろ。いつも一緒に居て金魚の糞みたいに付きまとうだけが主従関係じゃない。時には離れていても相手を信頼するのが真の主従関係だ」
俺が言い切ってやると、リリカは悔しげに俯いた。
「でもタクマってエリスが外に出てる間、常に気配察知で安全確認してるよね。ていうか、用がないと買い物付き合ってるくらいだし」
「……しっ。タクマはいいのよ。分かっててやってるのだから」
アリシアの小声での密告をセラが窘めてる。
アリシアにはお仕置が必要のようだな。
一方、何も聞こえなかったらしいリリカは不承不承といった様子で頷いた。
「分かりました。姫様を預けるに足る方か、私が直接タクマ様を監視します! その代わり、少しでもエッチなことをしたら訴えますから!」
「ありがとうリリカ! やっと分かってくれて嬉しいわ!」
敬愛する主人が手を叩いて喜んでいる。
リリカは納得がいかないまま、期間限定で俺専属メイドになった。
「さて、ではレイナを守る為の会議を開こうか」
ようやく本題に入れる。
キッと力強く俺を睨むリリカのことはこの際いったん忘れて、俺はミイナに教会からの協力を取りつけるよう話を進め始めた。今回は本当に時間との勝負になりそうだからな。遊んでいる余裕はない。
1
お気に入りに追加
1,884
あなたにおすすめの小説
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる