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真相

そして9

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2ヶ月更新してないだと?!((( ´ºωº `)))ガタガタ



文字通り教会から飛んで帰ったクルミ、玄関まで着けば教会から送ってくれた精霊達とまた次ね!とお別れをする。玄関を開け足に浄化魔法をしたらバタバタと階段を登り上がる、もし家に母様か父様が居たら、転ぶんじゃないぞ、とか、魔法で転移しなさい!と怒られていただろう、無論後者が母様の発言である。なぜなら父様は私に甘いからだ。20段ある階段を登り切り2つ目の扉を開けばクルミの部屋にたどり着く、扉を閉め慣れない足で走り疲れた身体と呼吸を整える。

部屋は窓側に沿って花柄の布で作られたシングルベッド、なんて言ったってお気に入りはベッドのマットレスこの世界凄いの!雲を好きな硬さに固めてベッドマットが作れる、もちろんクルミも出来るが魔法がそこまで持たない、ここで娘に激甘な父様が登場!甘えっ子みたいに「父様が作ってくれたのがいい!」とわがままを言えば、父様ニコニコと3つも作ってくれたんだ、お礼は大好き!って抱きついたらすかさず頬ずりされたけど、娘に甘々な父様が大好きだから受け入れた。そしたら体調に合わせた方が良いと硬さが違うマットレスは3つも部屋に要らない、空間ポッケは最初に覚える魔法だからそこに入れて保管してある、

クルミが絵を描き始めた次の誕生日に父様が手作りで作ってくれた自分の机に肘をつく、祈りたいことを明確にする。自分の中にいる姉さんはまだ寝てるらしく起きた気配はない、あと少しで完成しそうな人形、ひたすら特殊な粘土で作り暇つぶしにする。この人形は髪の毛を一本入れると、その人物そっくりになるのだが、魔力を込めてこねないと髪の毛を入れてもすぐに崩れてしまい、身代わりにならないからだ。身代わりそれは自分の身代わり、自分が書いた物語とはいえ死ぬなど真っ平御免なのだ。前世で作ってたパン作りを思い出しながらも大量の魔力を注入して考える。


「姉さんは大精霊王ラグエルに忘れて欲しいか、まぁ今の名前はララ君だよね、来世でも絶対一緒に居たい、とかララ君が言い出さないだけまだマシかな…けど姉さんの願いは自由か、確かに私たちの世話ばかりしてた姉さんに自由は無かったのかも、」


前世の姉ミクを思い出ししんみりしてしまった。確かに姉ミクは社交的な性格ではなかったが、ふんわりと微笑む姿はとても優しい印象だった。
小さな子供や年配の人達と仲良くなるのも早い、料理も手際良く美味しく掃除も完璧、ミシンなどを使った裁縫技術は凄かったが、絵は不得意だから弟のマサには売り物のワッペンかミユキか自分が書いた絵をプリントし、それをワッペンにして縫い付けていた。それだけ可愛がられてたマサはお姉ちゃん子に成長した。マサのお嫁さんの名前がミクさんだったのはビックリしたよね。でもとてもいい子で良かった。

姉ミクをモデルとし書いた小説、その中の主人公である祈りの乙女アルゲディ、
そしてこの世界は現在十中八九クルミが小説に書いた世界なのだろう、
アルゲディは料理や掃除や勉強などの他の才能は限りなく満点に近いが、絵の才能は皆無、だからからなのか今のクルミも絵心は無く、試しに両親の絵を描こうとしても元は分かるのにそのまま絵にならない、見かねた両親にやんわりと絵は人前で描かない方がいいと言われてしまう程の腕前、でも私は知っている、両親は私の絵を額縁に入れ寝室に飾っているのを見てホンワカとしてしまった。言い出したのは父様みたいだから流石娘に甘々だよ、って思いながらも今なら姉さんの気持ちがわかった気がした。


「けど自由とはいっても色々あるよね。私は成人が済んだら地の人族の街にまずは行きたい、なんせ帝国編はあの人と出会うキッカケになる場所だからね、私の推しだよ推し、けど私が空に帰るキッカケにもなる街なんだよね。でもこの人形さえあれば大丈夫のはず、一心不乱で作業をして忘れよう!うん…そうしよう!」


ひとりで返事をしてひたすら魔力をガンガン込め捏ねる、単純作業は好きだけど、やっぱり頭の中で考えてしまい無心にはなれなかった。
最近気になってることがある、それは教会で魔力を奉納してる時だ。いつも通り魔力を奉納していたら、もうこれ以上はいらんとばかりに魔力が押し返される、最初は力ずくで魔力を奉納していたが、全く受け付けないため諦めた。もちろん今回も押し返されたので、仕方なくガンガン魔力を込め粘土を捏ねる。だって魔力を使えば使うほど魔力量は多くなる、魔力量が多ければ何かと便利な為ガシガシ増やすことが今のクルミの目標でもある。

祈りの乙女の祈りも万能ではない、どんなに万能な祈りには制約がある、死人の息を吹き返す事は出来ない、だからラグエルは初代始まりの乙女ミクを、自分が消えそうになりながらもけして手放さなかったのだろう、自分の子供ではないから輪廻転生先に行けないし追いかけられない、クルミは空の人族の10ヶ条を思い出す。この世界はクルミの小説の中のはずなのにこの10ヶ条は作った覚えがない、


空の人族の掟、

1つ、罪人の願いは叶えられないと言うもの、裁判にかけられた後、管理人ククとメメを通すこと、ラグエルと始まりの乙女のどちらかの許可が必要、
普段穏やかな空の人族だが、様々な感情を持つ者がいて前世と同じく様々な感情ををもつ、10人集まれば10の考えがありその全ての思考が善人ばかりではない、前世の例えで言えば前科、目に見えて分かるよう犯した罪に点数がつく、もちろん特定の人物しか分からない仕組みになっていて、重大な犯罪ともなれば街からの追放、

なぜかこの犯罪系だけは点数式、魔法で修復不可能な器物破損の罪は1点、1点なら数回のボランティア活動で不問になる、ただし器物破損も自分の魔法で出来るなら不問とされるらしい、壊し放題じゃないの?なんて思ったが、魔法がある世界だから通用することだと気にしない事にした。
その修復だが度重なる器物破損が続けば、ボランティア活動の回数が年単位になる、だが街のほとんどの物が魔法で修復可能な為今では事例がないらしい、

次に盗みは2点となる、初回こそは年単位のボランティアをする。サボろうとする者がいるから人型の精霊と翼を守る者が厳しく監視をする、これは父様の役割りでもある。再度盗みなどがあるとすぐさま上へと報告がいく為見逃されることは無い、風の精霊が持って行き損ねた翼の羽根もこれに当たるが、本人の許可があれば可能となる、
人種に構わず人攫いや殺人は問答無用で罪人となり街からの追放になる。
まぁそうだよねとクルミは納得した。

2つ、自分の子供では無い空に帰ってしまった人の輪廻転生を調べることは出来ない、

空に帰った者は生き返せないし、愛する人が空に帰った場合、悲しみから魂を追いかけられないようになっている。だが逃げ道がない訳では無い、これをアルゲティの両親で例えると、ライラが空に帰りタブエルが輪廻転生を追いかけたい場合、タブエルはライラの母親か父親に頼むしかない、女の子の場合は父親の方が気がつき、男の子の場合は母親がと言った具合だ。
もし両親がいない場合は不可能になる。

3つ、寿命を無くし不死には出来ない、祈りの乙女は次世代の魂が母体に宿らなければ、空に帰ることは無い、祈りの乙女は街の結界を維持をし、始まりの乙女を支える事、

大精霊王ラグエルも不死は不可能だった。もちろん空の人族は生まれた時からなぜか知識がある事だ。これは初代祈りの乙女がラグエルの願いを受け最初に祈った事だ。もちろん空の人族の掟10ヶ条についても生まれながらにして知っている、

4つ、祈りの乙女は始まりの乙女の願いを優先に叶えること、始まりの乙女が来た時はシスターだけで対応する事、長丁場になった時はラグエルを呼ぶこと、
祈りの乙女が叶えられない願いを聞いた時、すぐシスターか大精霊王ラグエルに必ず報告と連絡と相談を絶対にすること、


「本当に酷い酷すぎる、それと束縛がすぎる!前世の旦那がこれだったら私離婚してるわ!」


どんなけ姉さんのこと好きだったんだ。報連相の徹底は素晴らしいが、話したくない時もあるだろ、1人でグチグチ言ってると思い出した。


「ラグエルの性格設定したの私じゃん……せめてラグエルの性格が良くなるように願ってみよう、……あれ
?なんか翼も光らない……知ってたけどやっば無理だよね。」


無理なものは無理だった。個人的に願う位なら良いだろうと、クルミはもう少し姉さんのことを信じてやれと願っておく、祈りの乙女ではない純粋な自分の気持ちと謝罪の気持ちも込めた。

5つ、願いの対象者が持つ魂の優位順に基づき願いは叶えられる、
願う者の願いの大きさにより、願い人に代償が与えられる、
全ての願いはラグエルと始まりの乙女の許可無しで叶えられる、だが一部はラグエルか始まりの乙女のどちらかの許可が必要になる、


「この決まり事なんだか、始まりの乙女限定に決まってる感じ、てか今の始まりの乙女のシャムさんは願いごとないのかな?」


今考えても仕方がない、そう思いふと思いついたことがある、そう始まりの乙女は魂だけだけど自分の中にいる、


また無心で粘土を捏ねてると、アルゲティの目が覚めたらしい、眠い目を擦り背伸びをしながら、んーと欠伸をしてる女の子が簡単に想像出来る、なんだかあちこち寝癖も着いてそうだ、前世の姉さんの寝起き姿を見たことがあるが、黒い髪のアホ毛がぴょんぴょん飛び出していたのを思い出しクスッと笑ってしまう、
ミク姉さんと呼びたいのを我慢して「アルゲディにおはよう」とクルミは声をかけると、パーッと花が咲いたようにクシャっとした笑顔をしたが、キョロキョロと周りを見渡す素振りをし首を傾げたが、酷く粘着した視線を感じた気がしたが気のせいかとまた笑う、


(おはよう眠りが浅かったみたい、それにクルミありがとう、両親からもらった素敵な名前は大事にしたいんだ。えっとクルミは何してるの?)

「これは私たちのどちらかが入る人形なんだ。アルゲティ見てて、」


クルミは髪の毛を一本抜き、粘土に混ぜ人の形に整え1体の人形が出来上がり、ムクムクと大きくなっていき、アルゲディと同じ髪色と同じ顔に出来上がる、


「これなら双子設定も出来そうだね!私の祈りのチカラはチートなのだから安心して、」

(この人形とても素敵ね。クルミと一緒なら楽しそうね。)


キャイキャイと喜んでいると、黒い三角耳が窓辺に現れピクピクと可愛い耳を震わせる。


「チートが何か知らんだが、祈りのチカラは元々ワシのものニャ。」


ララ君は窓辺から去ると、クルミが祈りを始めるまで少しの間近くの木の上で休む事にした。魔力量もクルミがアホみたいに注いでくれた為、大きく成長していた。


「願いを祈った時、それがお主の最後ニャ、」


逆転に向けて万全にして、ララ君は目を閉じた。
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