もしも生まれ変わっても、キミと私は遠回りをするのかな?

あなたとの恋は
いつも遠回りでした。


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好きで

好きで

大好きなのに届かない
こな想いの果てに……。


幸せなんてない?


——そう、思っていた。


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「大きくなったら結婚しようね‼︎」

そんな子どもの頃のよくある約束は


「もう終わりにしよう」

見事に砕け散った。


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死にたいくらいの辛い想いの淵から救ってくれたのは


「俺が叶えるよ! 由香理の夢‼︎」

大嫌いだったはずのキミでした。


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「健ちゃん……一人にしないでね?」

「約束する。絶対に由香理の前から居なくならない」



だけど——……。



「健ちゃんじゃ、ダメなの……」

一番に私を大切に想ってくれてる
一番大好きなキミを

私は振らないといけない——。


嫌だ。

別れたくないよ——。


本音を隠して私は

「健ちゃんのこと、もう必要ないから」


キミに残酷な言葉をぶつける。


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由香理と良ちゃんは幼なじみの恋人同士だったが、良ちゃんの引っ越しにより2人は離れ離れに——。
些細な誤解から別れてしまう2人。
傷つく由香理を支えたのは、大嫌いだった筈のもう1人の幼なじみ、健ちゃんだった。
自然と2人は付き合うようになるが、ある日、良ちゃんが帰って来る。
そこから3人の歯車は揺れ動き——……。

拗れて、絡まって、3人の行き着く先に待つ悲しみとは……??
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