64 / 140
第8章 暗闇の洞窟
第63話 暗闇の洞窟を抜けて魔王城へ。魔王討伐の前の試練。
しおりを挟む
「この先は魔王が待ち構える魔王城です」
サミエルが全員に言った。
「魔王に破れてもマコトさんの仲間でありたいです」
からくりマシンが悲しそうに言った。
「たとえ、離ればなれになっても、私たちは一緒です」
クリスが言った。
「そうね。私たちはいつも一緒」
ラミアがマコトの手を掴む。
「簡単にはやられないさ。そのために旅してきたんだ」
「さすが、私たちのマコトさんね」
「もうそろそろ着きますよ」
暗闇の洞窟を抜ける。
洞窟を抜けると、声が聞こえてきた。
『マコトよ。まさか、懲りずにワシを倒しに来るとは。あのとき言ったはずだ。命を預けておくと。忘れたわけではあるまい?』
「忘れるわけないだろう」
『ならば、死にたいと言うことか? そこまで倒したいなら、お前たちに道を開こう。掛かってくるのだ!』
マコトたちは玉座の間の手前の扉までワープした。
「いよいよです。覚悟して挑みましょう」
『その扉を開けるのだ。最後の戦いだ』
マコトは扉を開けた。
『マコトよ。ワシは信じられん。あのとき恐れおののいて、ここまで来るとは思わなかった。まあ、いい。ただ、殺すのもつまらぬから、お前に地獄を見せてやろう。ワシの力を思い知るが良い!』
扉が締まり鍵が閉まる。そして、魔王の目が光る。
『これでどうかな?』
「体が動けない」
「なんだって?」
『動けるのはマコト、お前だけだ。一人で勝てるかな? 虫けらが!』
「くっ。いきなり動きを封じるとは。私でもダメです」
サミエルが悔しがっている。
『灰になるのだ!』
「させるかよ! 〝鉄壁〟!」
魔王が炎を吐く。マコトの鉄壁で致命傷は免れるが、動けないラミアたちはなす術がなく、チリとなった。
「なっ」
唖然とするマコト。
『ガッハッハ。お前の魔法で防げると思ったか? ど阿呆め。お前も死ぬのだ!』
「ぐぁっ」
魔王の魔法で壁に激突する。
「くそっ」
「灰になるのだ!」
「グワー!」
マコトもやられてしまった。
サミエルが全員に言った。
「魔王に破れてもマコトさんの仲間でありたいです」
からくりマシンが悲しそうに言った。
「たとえ、離ればなれになっても、私たちは一緒です」
クリスが言った。
「そうね。私たちはいつも一緒」
ラミアがマコトの手を掴む。
「簡単にはやられないさ。そのために旅してきたんだ」
「さすが、私たちのマコトさんね」
「もうそろそろ着きますよ」
暗闇の洞窟を抜ける。
洞窟を抜けると、声が聞こえてきた。
『マコトよ。まさか、懲りずにワシを倒しに来るとは。あのとき言ったはずだ。命を預けておくと。忘れたわけではあるまい?』
「忘れるわけないだろう」
『ならば、死にたいと言うことか? そこまで倒したいなら、お前たちに道を開こう。掛かってくるのだ!』
マコトたちは玉座の間の手前の扉までワープした。
「いよいよです。覚悟して挑みましょう」
『その扉を開けるのだ。最後の戦いだ』
マコトは扉を開けた。
『マコトよ。ワシは信じられん。あのとき恐れおののいて、ここまで来るとは思わなかった。まあ、いい。ただ、殺すのもつまらぬから、お前に地獄を見せてやろう。ワシの力を思い知るが良い!』
扉が締まり鍵が閉まる。そして、魔王の目が光る。
『これでどうかな?』
「体が動けない」
「なんだって?」
『動けるのはマコト、お前だけだ。一人で勝てるかな? 虫けらが!』
「くっ。いきなり動きを封じるとは。私でもダメです」
サミエルが悔しがっている。
『灰になるのだ!』
「させるかよ! 〝鉄壁〟!」
魔王が炎を吐く。マコトの鉄壁で致命傷は免れるが、動けないラミアたちはなす術がなく、チリとなった。
「なっ」
唖然とするマコト。
『ガッハッハ。お前の魔法で防げると思ったか? ど阿呆め。お前も死ぬのだ!』
「ぐぁっ」
魔王の魔法で壁に激突する。
「くそっ」
「灰になるのだ!」
「グワー!」
マコトもやられてしまった。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
転生王子はダラけたい
朝比奈 和
ファンタジー
大学生の俺、一ノ瀬陽翔(いちのせ はると)が転生したのは、小さな王国グレスハートの末っ子王子、フィル・グレスハートだった。
束縛だらけだった前世、今世では好きなペットをモフモフしながら、ダラけて自由に生きるんだ!
と思ったのだが……召喚獣に精霊に鉱石に魔獣に、この世界のことを知れば知るほどトラブル発生で悪目立ち!
ぐーたら生活したいのに、全然出来ないんだけどっ!
ダラけたいのにダラけられない、フィルの物語は始まったばかり!
※2016年11月。第1巻
2017年 4月。第2巻
2017年 9月。第3巻
2017年12月。第4巻
2018年 3月。第5巻
2018年 8月。第6巻
2018年12月。第7巻
2019年 5月。第8巻
2019年10月。第9巻
2020年 6月。第10巻
2020年12月。第11巻 出版しました。
PNもエリン改め、朝比奈 和(あさひな なごむ)となります。
投稿継続中です。よろしくお願いします!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョンを探索する 配信中にレッドドラゴンを手懐けたら大バズりしました!
海夏世もみじ
ファンタジー
旧題:動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョン配信中にレッドドラゴン手懐けたら大バズりしました
動物に好かれまくる体質を持つ主人公、藍堂咲太《あいどう・さくた》は、友人にダンジョンカメラというものをもらった。
そのカメラで暇つぶしにダンジョン配信をしようということでダンジョンに向かったのだが、イレギュラーのレッドドラゴンが現れてしまう。
しかし主人公に攻撃は一切せず、喉を鳴らして好意的な様子。その様子が全て配信されており、拡散され、大バズりしてしまった!
戦闘力ミジンコ主人公が魔物や幻獣を手懐けながらダンジョンを進む配信のスタート!

性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
勇者じゃないと追放された最強職【なんでも屋】は、スキル【DIY】で異世界を無双します
華音 楓
ファンタジー
旧題:re:birth 〜勇者じゃないと追放された最強職【何でも屋】は、異世界でチートスキル【DIY】で無双します~
「役立たずの貴様は、この城から出ていけ!」
国王から殺気を含んだ声で告げられた海人は頷く他なかった。
ある日、異世界に魔王討伐の為に主人公「石立海人」(いしだてかいと)は、勇者として召喚された。
その際に、判明したスキルは、誰にも理解されない【DIY】と【なんでも屋】という隠れ最強職であった。
だが、勇者職を有していなかった主人公は、誰にも理解されることなく勇者ではないという理由で王族を含む全ての城関係者から露骨な侮蔑を受ける事になる。
城に滞在したままでは、命の危険性があった海人は、城から半ば追放される形で王城から追放されることになる。 僅かな金銭で追放された海人は、生活費用を稼ぐ為に冒険者として登録し、生きていくことを余儀なくされた。
この物語は、多くの仲間と出会い、ダンジョンを攻略し、成りあがっていくストーリーである。

貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる