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第3章 複雑ダンジョン~迷路地帯
第25話 ウンディーネの言葉
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「そう言えば、私たちと旅をするとか言ってたわよね?」
思い出したラミアが話を切り出す。
「そんなこと言ってたな」
「マコトさん、気になることがあるのですが」
黙っていたからくりマシンが口を開いた。
「どうしたんだ?」
「実は、私たちが倒したウンディーネ様は偽物なんではないでしょうか?」
「本物はどこかにいるってことか?」
「私の予想では、海岸の神殿にいるのではと」
「試しに行ってみよう」
マコトたちは、神殿に引き返した。そこには神殿はなく、ウンディーネが一人いるだけだった。
「ウンディーネ様」
「うん? お前たちか。どうかしたのか?」
「ウンディーネ様こそ」
「私の神殿が消えてしまった。魔物の気配と一緒にな」
「ウンディーネ様」
マコトは事情を話した。
「お前たちが私と戦った? それはおそらく残党だろう」
ウンディーネはマコトを見ると、体を寄せてきた。
「しばらく、甘えさせてくれんか?」
そう言って、マコトのお○○ち○を触ってくる。
「それは変わらないのね」
ラミアが呆れる。
マコトは久々の感覚に放出してしまう。
「本当はマコトを抱き締め、体の感触を味わってもらいたいところだが、ついてきて欲しいところがある」
ウンディーネはマコトたちが行ったコーストキャッスルだと言った。
「これはウンディーネ様、いかがされましたか? その少年たちを閉じ込めろと――」
「そんなこと言ってないが。まさか、魔物を通したわけではあるまいな?」
「それが」
「偽物を通して、マコトたちを閉じ込めた?」
「はい。しばらくして、気配が消えましたが」
「俺たちが倒したからだ」
「そうでしたか」
「マコトは精気を吸い取られてたのよ」とラミアが言った。
「それはかわいそうだ。後で胸を吸わせてやろう」
ウンディーネが胸を揺らす。
「また、マコトの」
「節操がないわね」
ラミアに呆れられる。
「ここの書庫で私の事を調べていたのか」
「はい」
「スライム族は狂暴なやつもいるが、私は違う」
「おっしゃる通りです」
「男の精は好きだけどな」
「はぁ……」
「私とエッチするか?」
「やめておきます」
「この書庫はモンスターを連れていれば、誰でも入れる」
「そうなのか?」
「なんだ? 私を疑うのか?」
マコトの顔はウンディーネの胸に埋まった。
「特別に触っていいぞ」
「いや」
「これからどうするおつもりで?」
「忘れたか? お主たちと旅をすると言っただろう」
「あのときは本物だったのね」とラミアが言った。
「いつから?」
「お主たちが洞窟に行ってからだ」
「いないところを狙うなんて」
「次は迷路地帯だが、私がリードしよう」
ウンディーネが先頭を歩き出した。
思い出したラミアが話を切り出す。
「そんなこと言ってたな」
「マコトさん、気になることがあるのですが」
黙っていたからくりマシンが口を開いた。
「どうしたんだ?」
「実は、私たちが倒したウンディーネ様は偽物なんではないでしょうか?」
「本物はどこかにいるってことか?」
「私の予想では、海岸の神殿にいるのではと」
「試しに行ってみよう」
マコトたちは、神殿に引き返した。そこには神殿はなく、ウンディーネが一人いるだけだった。
「ウンディーネ様」
「うん? お前たちか。どうかしたのか?」
「ウンディーネ様こそ」
「私の神殿が消えてしまった。魔物の気配と一緒にな」
「ウンディーネ様」
マコトは事情を話した。
「お前たちが私と戦った? それはおそらく残党だろう」
ウンディーネはマコトを見ると、体を寄せてきた。
「しばらく、甘えさせてくれんか?」
そう言って、マコトのお○○ち○を触ってくる。
「それは変わらないのね」
ラミアが呆れる。
マコトは久々の感覚に放出してしまう。
「本当はマコトを抱き締め、体の感触を味わってもらいたいところだが、ついてきて欲しいところがある」
ウンディーネはマコトたちが行ったコーストキャッスルだと言った。
「これはウンディーネ様、いかがされましたか? その少年たちを閉じ込めろと――」
「そんなこと言ってないが。まさか、魔物を通したわけではあるまいな?」
「それが」
「偽物を通して、マコトたちを閉じ込めた?」
「はい。しばらくして、気配が消えましたが」
「俺たちが倒したからだ」
「そうでしたか」
「マコトは精気を吸い取られてたのよ」とラミアが言った。
「それはかわいそうだ。後で胸を吸わせてやろう」
ウンディーネが胸を揺らす。
「また、マコトの」
「節操がないわね」
ラミアに呆れられる。
「ここの書庫で私の事を調べていたのか」
「はい」
「スライム族は狂暴なやつもいるが、私は違う」
「おっしゃる通りです」
「男の精は好きだけどな」
「はぁ……」
「私とエッチするか?」
「やめておきます」
「この書庫はモンスターを連れていれば、誰でも入れる」
「そうなのか?」
「なんだ? 私を疑うのか?」
マコトの顔はウンディーネの胸に埋まった。
「特別に触っていいぞ」
「いや」
「これからどうするおつもりで?」
「忘れたか? お主たちと旅をすると言っただろう」
「あのときは本物だったのね」とラミアが言った。
「いつから?」
「お主たちが洞窟に行ってからだ」
「いないところを狙うなんて」
「次は迷路地帯だが、私がリードしよう」
ウンディーネが先頭を歩き出した。
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