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御使い様が誑しに進化しました
【御使い様は学びたい31】
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本日の朝食はお握りツナマヨ・シャケ・コンブである。
ツナマヨのマヨは深海のお手製だ。
まだガフティラベル帝国にマヨネーズは無いらしい。
だが材料は安価で買えるので、深海はマヨネーズを作り置きしておいたのだ。
ツナマヨ、お握りに何故あんなにも合うのか?
是非フィルドとルナトーの驚く顔が見たいものである。
美味しいなら尚良し。
食事で笑顔を引き出せた時の達成感と言ったら堪らない。
後は出し巻き卵にホウレン草の胡麻和えに冷奴に大根のお味噌汁。
手抜きと言うなかれ。
深海は朝一から本日の昼食のお弁当の用意も同時にしていたのだ。
見栄えよりも量と質重視。
筋肉が綺麗に付くように高タンパク低糖質だ。
低カロリーにはしない。
どこで魔物に襲われるのか分からないのである。
何時でも動けるようにカロリーはしっかりチャージしておかなくてはいけないのだ。
それにカロリーはたんぱく質で採った場合は脂肪にならないので体を造る上でも良い栄養素だ。
令和のモデルも美人芸能人もそうやって美ボディを維持してきたのだ。
まぁ深海は己の体系にあんまりこだわりは無いが。
出来れば胸が無かったら良いなぁとか思っている。
男物の服を着る度に矯正下着を着るのは面倒なのである。
だが並より遥かに大きいこの胸は人様に晒したくない。
体の他の場所は筋肉質なのに何故に胸の脂肪だけは付くのか?
全く持って謎である。
そして世の中の女性の敵でもあろう。
だが最近、深海はこの無駄にでかい胸の有効活用を覚えた。
被害者は勿論、我らがスケープゴートの子羊ちゃんフィルドである。
毎朝のお目目チェック、服を着こんでから行くと割とすぐにフィルドは恥ずかしながらも深海を退かす。
しかし深海が胸を押さえてない寝着の姿だと長時間フィルドの目を堪能することが出来るのだ。
女の身体だから触るのに躊躇するのだろうか?
だが深海は自分の欲望の為なら使える物は全て使う。
毎朝、寝着のままでフィルドのベッドに潜り込み、フィルドの前髪を上げる。
すると端正な顔が長い前髪から現れる。
本当に綺麗な顔である。
隠すのが勿体ないほどだ。
フィルドは瞳を見られたくないから前髪で隠していると言っているが、そんなことしなくても【色彩変化】の魔術で己の身体の色を変えれることを深海は知っている。
フィルドの副官であるネオレに効いたのだから間違いない。
実際どんな魔術か目の前で見せて貰った。
ならフィルドは己の目の色が気になるなら、瞳の色彩を変えれば良かったのだ。
フィルド程の大陸で3本の指に入るであろう魔術師が出来ない筈が無い。
でもソレをしなかった。
きっとフィルドは待っていたのかもしれない、己の本当の色を愛してくれる存在が現れてくれるのを。
そして深海は見事にそのフィルドの瞳の色彩に心を奪われた。
光を受けて輝く海の水面のような青銀の瞳。
この瞳になら自分の全ても捧げても良いと思うほどに囚われた。
だから深海はフィルドが長い時間瞳を見せてくれるなら己の胸くらい有効活用する。
何処かフィルドも嬉しそうではあるし、winwinの関係を保てているのではないかと深海は思っている。
その裏でフィルドの右手が自家発電の犠牲になっていることを深海は知らない。
ツナマヨのマヨは深海のお手製だ。
まだガフティラベル帝国にマヨネーズは無いらしい。
だが材料は安価で買えるので、深海はマヨネーズを作り置きしておいたのだ。
ツナマヨ、お握りに何故あんなにも合うのか?
是非フィルドとルナトーの驚く顔が見たいものである。
美味しいなら尚良し。
食事で笑顔を引き出せた時の達成感と言ったら堪らない。
後は出し巻き卵にホウレン草の胡麻和えに冷奴に大根のお味噌汁。
手抜きと言うなかれ。
深海は朝一から本日の昼食のお弁当の用意も同時にしていたのだ。
見栄えよりも量と質重視。
筋肉が綺麗に付くように高タンパク低糖質だ。
低カロリーにはしない。
どこで魔物に襲われるのか分からないのである。
何時でも動けるようにカロリーはしっかりチャージしておかなくてはいけないのだ。
それにカロリーはたんぱく質で採った場合は脂肪にならないので体を造る上でも良い栄養素だ。
令和のモデルも美人芸能人もそうやって美ボディを維持してきたのだ。
まぁ深海は己の体系にあんまりこだわりは無いが。
出来れば胸が無かったら良いなぁとか思っている。
男物の服を着る度に矯正下着を着るのは面倒なのである。
だが並より遥かに大きいこの胸は人様に晒したくない。
体の他の場所は筋肉質なのに何故に胸の脂肪だけは付くのか?
全く持って謎である。
そして世の中の女性の敵でもあろう。
だが最近、深海はこの無駄にでかい胸の有効活用を覚えた。
被害者は勿論、我らがスケープゴートの子羊ちゃんフィルドである。
毎朝のお目目チェック、服を着こんでから行くと割とすぐにフィルドは恥ずかしながらも深海を退かす。
しかし深海が胸を押さえてない寝着の姿だと長時間フィルドの目を堪能することが出来るのだ。
女の身体だから触るのに躊躇するのだろうか?
だが深海は自分の欲望の為なら使える物は全て使う。
毎朝、寝着のままでフィルドのベッドに潜り込み、フィルドの前髪を上げる。
すると端正な顔が長い前髪から現れる。
本当に綺麗な顔である。
隠すのが勿体ないほどだ。
フィルドは瞳を見られたくないから前髪で隠していると言っているが、そんなことしなくても【色彩変化】の魔術で己の身体の色を変えれることを深海は知っている。
フィルドの副官であるネオレに効いたのだから間違いない。
実際どんな魔術か目の前で見せて貰った。
ならフィルドは己の目の色が気になるなら、瞳の色彩を変えれば良かったのだ。
フィルド程の大陸で3本の指に入るであろう魔術師が出来ない筈が無い。
でもソレをしなかった。
きっとフィルドは待っていたのかもしれない、己の本当の色を愛してくれる存在が現れてくれるのを。
そして深海は見事にそのフィルドの瞳の色彩に心を奪われた。
光を受けて輝く海の水面のような青銀の瞳。
この瞳になら自分の全ても捧げても良いと思うほどに囚われた。
だから深海はフィルドが長い時間瞳を見せてくれるなら己の胸くらい有効活用する。
何処かフィルドも嬉しそうではあるし、winwinの関係を保てているのではないかと深海は思っている。
その裏でフィルドの右手が自家発電の犠牲になっていることを深海は知らない。
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