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その後
【番外】オウマside4
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何か昨日わけわからん話が挿し込まれたけど気にしないでね。
本当におバカな書き手なんだから。
早くパソコン買い換えたくてもそのお金がないんだよね。
可哀想だよね~。
あ、俺?
宮廷騎士団長の給料侮らないでね。
かなりの高給取りなんだから。
顔だって悪くないし。
お金も持ってるし。
権力もそこそこあるし。
俺ってば結構優良物件よ?
他のキャラ推しのお嬢さんたちは俺の推しになってよ♡
あ、俺にとってはアラフォーもアラフィフもお嬢さんだからね♡
え、メタ発言止めて過去編の話ししろ?
も~怒らないでよ。
昨日書き手がデータ飛ばすのが悪いんだから。
で、お話の続き行くね。
俺がオークションで呼ばれたのは最後から2番目。
目玉商品ではないけど良質商品として舞台に立たされたよ。
外套着て素顔隠しの仮面付けてる人が大勢。
正直8歳児には引く光景だったわ。
司会者が俺の説明をする。
スラム育ちで頑丈。
魔力値高目。
剣術を嗜んでいる。
剣に魔力を流せる。
そこそこ美形。
まー褒めてくれる褒めてくれる。
正直悪い気はしないよね。
仮面の大人たちが手を挙げて数字を言う。
ちなみに初期設定が金貨100枚。
スラムの浮浪児にしたら破格の額だよ、えっへん!
200枚。
300枚。
値が吊り上がっていく。
正直ちょっと快感だったわアレ。
自分にそんなに価値があるんだ~、て。
あ、これメタ発言になるけど大切な設定だから説明しとくね。
お金について。
鉄貨=10円
銅貨=100円
銀貨=1000円
金貨=10000円
大金貨=100000円
白金貨=1000000円
だよ。
つまり金貨100枚は100万円ね。
白金貨なら1枚になる訳。
熱気の溢れる会場でどんどん自分の値段が吊り上がって、俺ドキドキしてた訳。
いくら迄値段上がるんだろ~、て。
そしてら何か視線感じてね?
視線感じるのは当たり前だよね。
あつ~い視線会場から感じてるよ。
でも熱い視線じゃなくて、俺が違和感を覚えたのは冷たい視線。
視線の主を探したら会場の1番奥、小柄な外套を纏った猫仮面の存在が居たの。
んで、俺が視線に気付いたことに気付いたんだろうね。
ぶわり、と肌が粟立ったよ。
いわゆる鳥肌ったやつ。
だって物凄い殺気放ってくるんだもん。
一瞬で体中の毛穴から汗が流れて手足がガクガクと震えたね。
あ、これ、俺死ぬわ……。
そう思った俺は悪く無いはず。
でも惨めに死ぬのは嫌だから最後の悪足掻きとして思い切り猫仮面睨んだったよ。
頑張ったね俺。
「白金貨50枚」
ソプラノの声が響いて会場が静まり返ったんだ。
手を挙げてるのは小柄な猫仮面。
白金貨50枚。
つまりは神話世界で言うところの5000万円てこと。
流石に小汚いスラムの浮浪児にそれ以上の金額を付けた奴は居なかったから、俺は猫仮面…ご主人様に買われた訳よ。
ご主人様…つまりはミヤハル様ね。
本人に聞いたら視線に気付いたのと殺気に耐えたのと睨みつけたのが高評価だったらしいよ?
この地点では俺も”魔王候補”の1人だったのよ。
何せミヤハル様がしようとしてたのは”魔王育成計画”だった訳だから。
結果は成功するけど、この時点でミヤハル様もまさか”源氏物語作戦”も同時進行にしてしまう事になるのは想像外だったらしいよ。
何で源氏物語知ってるのかって?
魔国の図書館なめたら駄目だよ。
ユラ様の能力で神話時代以前の本も”復元”されてるんだから。
んでもって、俺意外と読書家なの。
意外でしょ?
ギャップ萌えした?した?
そして俺はミヤハル様の元に連れて行かれて、目玉商品が出てくるのを一緒に待ってたの。
目玉商品が出た瞬間の会場の盛り上がりは今でも忘れないね。
そして俺の主になったミヤハル様が息をのむのを感じたんだ。
はい、今日はココまで~♬
続き期待せずに待っててね♡
本当におバカな書き手なんだから。
早くパソコン買い換えたくてもそのお金がないんだよね。
可哀想だよね~。
あ、俺?
宮廷騎士団長の給料侮らないでね。
かなりの高給取りなんだから。
顔だって悪くないし。
お金も持ってるし。
権力もそこそこあるし。
俺ってば結構優良物件よ?
他のキャラ推しのお嬢さんたちは俺の推しになってよ♡
あ、俺にとってはアラフォーもアラフィフもお嬢さんだからね♡
え、メタ発言止めて過去編の話ししろ?
も~怒らないでよ。
昨日書き手がデータ飛ばすのが悪いんだから。
で、お話の続き行くね。
俺がオークションで呼ばれたのは最後から2番目。
目玉商品ではないけど良質商品として舞台に立たされたよ。
外套着て素顔隠しの仮面付けてる人が大勢。
正直8歳児には引く光景だったわ。
司会者が俺の説明をする。
スラム育ちで頑丈。
魔力値高目。
剣術を嗜んでいる。
剣に魔力を流せる。
そこそこ美形。
まー褒めてくれる褒めてくれる。
正直悪い気はしないよね。
仮面の大人たちが手を挙げて数字を言う。
ちなみに初期設定が金貨100枚。
スラムの浮浪児にしたら破格の額だよ、えっへん!
200枚。
300枚。
値が吊り上がっていく。
正直ちょっと快感だったわアレ。
自分にそんなに価値があるんだ~、て。
あ、これメタ発言になるけど大切な設定だから説明しとくね。
お金について。
鉄貨=10円
銅貨=100円
銀貨=1000円
金貨=10000円
大金貨=100000円
白金貨=1000000円
だよ。
つまり金貨100枚は100万円ね。
白金貨なら1枚になる訳。
熱気の溢れる会場でどんどん自分の値段が吊り上がって、俺ドキドキしてた訳。
いくら迄値段上がるんだろ~、て。
そしてら何か視線感じてね?
視線感じるのは当たり前だよね。
あつ~い視線会場から感じてるよ。
でも熱い視線じゃなくて、俺が違和感を覚えたのは冷たい視線。
視線の主を探したら会場の1番奥、小柄な外套を纏った猫仮面の存在が居たの。
んで、俺が視線に気付いたことに気付いたんだろうね。
ぶわり、と肌が粟立ったよ。
いわゆる鳥肌ったやつ。
だって物凄い殺気放ってくるんだもん。
一瞬で体中の毛穴から汗が流れて手足がガクガクと震えたね。
あ、これ、俺死ぬわ……。
そう思った俺は悪く無いはず。
でも惨めに死ぬのは嫌だから最後の悪足掻きとして思い切り猫仮面睨んだったよ。
頑張ったね俺。
「白金貨50枚」
ソプラノの声が響いて会場が静まり返ったんだ。
手を挙げてるのは小柄な猫仮面。
白金貨50枚。
つまりは神話世界で言うところの5000万円てこと。
流石に小汚いスラムの浮浪児にそれ以上の金額を付けた奴は居なかったから、俺は猫仮面…ご主人様に買われた訳よ。
ご主人様…つまりはミヤハル様ね。
本人に聞いたら視線に気付いたのと殺気に耐えたのと睨みつけたのが高評価だったらしいよ?
この地点では俺も”魔王候補”の1人だったのよ。
何せミヤハル様がしようとしてたのは”魔王育成計画”だった訳だから。
結果は成功するけど、この時点でミヤハル様もまさか”源氏物語作戦”も同時進行にしてしまう事になるのは想像外だったらしいよ。
何で源氏物語知ってるのかって?
魔国の図書館なめたら駄目だよ。
ユラ様の能力で神話時代以前の本も”復元”されてるんだから。
んでもって、俺意外と読書家なの。
意外でしょ?
ギャップ萌えした?した?
そして俺はミヤハル様の元に連れて行かれて、目玉商品が出てくるのを一緒に待ってたの。
目玉商品が出た瞬間の会場の盛り上がりは今でも忘れないね。
そして俺の主になったミヤハル様が息をのむのを感じたんだ。
はい、今日はココまで~♬
続き期待せずに待っててね♡
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