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その後

【3話】

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 新婚旅行と言うものがあるそうです。
 結婚したら夫婦で遠くに旅行に行くそうです。

 ミヤハルさんもエントビースドさんと結婚してすぐ旅行に行ったそうです。

 それ以来、魔国では新婚旅行が一般的にも受けられていったとか。
 相変わらず流行の発信ですねミヤハルさん。
 何でも故郷の風習だそうですよ?
 数億年前の方は色んなことをしていたんですね。

 で、私と魔王の新婚旅行を何処にするか何故か侍女たちが言い争っています。

「旅行と言ったら温泉に食事でしょう☘」

「お若いリコリス様には夢の国が1番です♪」

「やっぱり南国リゾートじゃないですか~♡」

「買い物、ブランド品が安く帰る国がイイです☆」

 エーデル☘
 ビーズ♪
 シーナ♡
 ディープル☆

 が自分のお勧めをプレゼンしております。
 あ、今回から侍女たちの区別がつきやすいようになりました。
 メタ発言?
 何それ、美味しい?です。
 読む方の事を考えて書く。
 文才ないんだから、ソレくらいしないと読んでもらえない人間だっているのです。

「リコリス様は何処が良いですか☘」

 うーん、何処でしょう?

「モフモフが良いです」

「ニフ〇ル的なですか☆」

「アルパカ触ってみたいですね」

「リコリス様可愛い♡」

 褒められました。
 素直に喜んでおきましょう。
 若干子供扱いされた気もするけど気のせいでしょう。

「遊園地には興味ないですか?ネズミのマスコットが住んでる夢の国は可愛くて楽しいですよ♪」

 遊園地、ちょっと興味がそそられます。
 どう夢なんでしょうか?
 ネズミのマスコットと言うのは、たまに子供がそのマスコットの描かれた服着てますね。
 ネズミ―マウスでしたっけ?
 夜の電飾パレードが素敵だそうです。

 でも、魔王に夢の国…。
 何と言うか、凄く似合いません……。

 あの歩く猥褻物がネズミの耳つけるんですか?
 無理です。
 拒否反応が出ます!

 うーん、私が行きたいところ何処なんでしょう?

 :::

「と、言う訳で自分が行きたいところ分からないんですよね」

 すっかり私のくつろぎスポットとなった、ミヤハルさん宅のリビングに置かれたビーズクッションに体を埋めて相談します。
 正式に姉妹になりましたからね!
 いっぱい遊んで貰ってます。

「リコリスちゃん旅行なんて縁なかったもんなぁ。いきなり言われてもイメージできへんわな」

「そうなんです!イメージが出来ないんです!!」

「リコリスちゃんの好きな所に行ったらええんちゃう?」

「好きな所…にゃんだらけ、とか?」

「あ~気に入ったんや。ちなみにウチが次の日魔王に叱られた案件な」

「薄い本だけは買うなと言われています」

「厳しいなぁ」

「何時か絶対に禁書庫に入って見せます!」

「うんうん、お姉ちゃんはリコリスちゃんの情緒が育ってきて嬉しいわ」

「温泉より漫画が良いです~!」

「あ、魔王は温泉推しな訳やね。下心満々やな。どうせ露天風呂付きの部屋選んだんやろ」

「良く分かりましたねミヤハルさん」

「まぁ育ての親やからな、あの子の考えそうな事は大体わかるわ」

「お風呂好きですけどお風呂の為だけに遠くへ行くの嫌です~その移動時間漫画読みたいです~」

「すっかりオタクやなぁ。まぁウチのせいが7割がたやけど」

「ミヤハルさんには感謝しています!!」

「うんうん、有難うな。で、そんなに漫画好きやったら聖地巡礼とかしたらええんちゃう?」

「聖地巡礼?」

「漫画のモデルになった場所行くねん」

「漫画のモデル!?楽しそうです!!」

「ついでに宿は露天風呂付きの部屋取りぃな」

「イッセキニチョウってやつですね!」

「そうそう、次回までに何の漫画の聖地巡礼するか考えときな~。コメントでアドバイス貰うのもアリやで~」

「メタ発言ってやつですね!」

「他人の力を借りるのも時には必要なんや。書き手は引き出しが少ないからなぁ」

「そんな訳で、良い聖地巡礼場所あればコメントでアドバイス下さいね」


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 ほっこりのんびり、このシリーズではゆんわり話が進みます。
 メタ発言も多いですがお気になさらず。
 むしろアドバイスは有難く頂きたいです。
 良ければ色々コメントしてやって下さいね(*´▽`*)
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