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第49話 『先輩達の無駄なあがき』
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1986年(昭和61年)1月14日(火)
「おい、崇広、どうなってんだ、あれから?」
2年の川口崇広と比良山信行、そして山内勇人の3人が、体育用具室の中で直立不動で並ばされている。
「今まで我慢していたけどよ、1年の風間悠真はどうなってんだ? やられっぱなしか? なっさけねえなあ、おい!」
竹刀で信行が叩かれた。叩いたのは3年の中川雄一だ。
ガタイがいいのが野田泰之で、一応南中のトップ? ヘッド? 頭? 番長? である。正直なんと呼んでいいのかわからないヒエラルキーの頂点だが、見るからに頭が悪そうだ。
その横にNo.2の竹刀を持った雄一。そして谷口雅美に海原義人がいた。野田泰之と中川雄一は剣道部で、谷口雅美と海原義人はバレー部である。
「で、どうすんだ?」
今度は雅美が2年の3人に聞く。
「オレたち3年は3月に卒業するんだよ。それまで舐められっぱなしなのか、あ?」
「……ます。……連れてきます」
「あ?」
崇広の小さな声に、泰之は苛立ちを隠せない。
「聞こえねえよ! はっきり言えよ!」
「連れてきます! また連れてきますんで、やっちゃってください!」
泰之の問いかけに崇広は大声で返事をした。
「……そうか。どうする、お前ら、それでいいか?」
泰之が他の3人に確認すると、全員が静かにうなずいた。
「よし、じゃあ今日の放課後連れてこい。いいな?」
「わかりましたっ!」
そう言って解放された2年の3人は、逃げるように去って行った。
「おい、どうすんだよ?」
比良山信行が川口崇広に聞く。
「仕方ねえだろ! やんなきゃオレたちがやられんだぞ!」
「んなこたわかってる! 問題はあのクソ悠真が大人しく言うことを聞くかどうかだ」
崇広の返事を聞いて冷静に山内勇人が答えた。
「くそう、くそう、くそう……」
「ああ!」
崇広のあせりに勇人が思いついたように叫んだ。
「んだよっ! でかい声出すんじゃねえよ!」
「思いついたんだよ。おびき出す方法……」
なんだ? どうすんだ? と言わんばかりに崇広と信行は勇人に詰め寄った。
「ちょっ……近い! いいか、まずおびき出すにはエサがいる。そんでそのエサを何にするかっていうと、あの、バレー部3年の山本ちゃんだ」
勇人が2人を突き放し、いいか、と言って話し始める。
「山本先輩を使うんだよ」
「は? あの生徒会のバレー部の由美子ちゃん? オレたちとなんの関係が……」
勇人の声に、崇広が首をひねった。
「バーカ、そうじゃねえよ」
勇人は廊下の隅に2人を引き寄せる。
「あのガキ、山本先輩のことチラチラ見てんの、気づいたか?」
「ああ?」
信行が声を荒らげる。
「そんなもん知るかよ。お前、なんでそんなこと……」
「うっせーな。バレー部の練習もよく見に行ってんだよ、アイツ」
「へぇー、そういや確かに」
勇人の言葉を聞いて崇広が腕を組んだ。
「で? どうすんだよ」
「山本先輩が中庭で待ってるって言やいいんだよ。どうせバレやしねえって」
「おっ、それいいじゃん!」
信行の声が弾む。
「あの野郎、絶対食いつくぜ」
崇広が薄ら笑いを浮かべた。
「え? 山本先輩がオレを?」
悠真は崇広達が山本由美子から言付かったという話をきいて、心躍った。
「ふーん、山本先輩がオレを……ふーん……」
「マジだって。山本先輩、中庭で待ってるぞ」
崇広が悠真の前で声を上げる。
「なるほどねえ……先輩がオレをね……なんだろうな」
悠真は立ち上がりながら言うが、果たしてコイツらの言う事をそのまま信用していいものかどうか。
「知らねえよ。とにかく早く来いって」
勇人が教室の入り口で手招きする。
「わかった」
そう言って悠真は立ち上がり、バンドの練習で音楽室へ行く前に誘いに乗ることにした。2年の崇広たちは内心ほくそ笑んでいる。
「やっぱやーめたっ!」
中庭へ向かう渡り廊下で、突然悠真は立ち止まり、そう告げて帰ろうとした。
「ちょ、ちょっと待て、どうしたんだ急に。お前が行かねえとオレ達の立場はどうなる?」
勇人はそう言って悠真の前に立ち塞がる。
「先輩、どいてもらえませんかね? オレはこれからバンドの練習しなくちゃいけないんだけど」
「バンドの練習なんていいじゃねえか。30分もかかんねえよ。先輩を待たせるわけにはいかねえだろ?」
崇広も同じように回り込んで進路をふさいだ。
「はあ……」
悠真はため息をついて続ける。
「あのさあ、よくよく考えたらあり得ねえ話なのよ。お前らと山本先輩と、どんな接点があるんだ? なんで女子の先輩じゃなくてお前らが言付かるんだよ? おかしいだろ? 先輩はお前らみてえな低レベルのクソクズは相手にしないし、見向きもしないだろ?」
「なんだとごらあ!」
3人がすごんで睨みをきかすが、悠真は平然と言いのける。
「なんだ? やんのか? またボンタン狩るぞ?」
「ぐ……」
3人は悠真にやられた過去があるから、簡単に手を出すことができない。出せば今は勝てても、また前と同じように1人の時に襲撃されるのが目に見えているからだ。
「おいおいどうしたどうした……?」
ぞろぞろとやってきたのは例の3年の4人組だ。しびれを切らしてやってきたのだ。
ああ、面倒くせえ。来るなら最初っから来いってんだ。
悠真は思った。
「これはこれは、3年の剣道部の先輩とバレー部の先輩じゃありませんか。どうしたんですか?」
「どうしたもこうしたもあるか!」
谷口雅美が悠真の胸ぐらを掴んで怒鳴る。
「なあ、別にオレ達はお前を取って食おうとしてるんじゃねえんだ。ちゃんと年上は敬えよって話なんだよ」
「年上ねえ……」
野田泰之も海原義人も、中川雄一も、全員がニヤニヤ笑っている。
「そうですね。まあ、道理をしっかりとわきまえた年配の方なら敬いもしますが、先輩方、ただのクソガキじゃないですか」
「なんだとこのやろう!」
谷口雅美が手を振りかざして悠真を殴ろうとしたその瞬間であった。
「谷口! 何やってんの!」
体育館の方から聞こえた声の主は、山本由美子だった。
「ああ! 悠真~♡ 大丈夫? 何かされたの?」
由美子は甘い声で悠真に駆け寄る。
「谷口! あんたまさか悠真に何かしたんじゃないでしょうね?」
由美子が雅美を睨む。それを見て当の雅美はもちろんの事、他の3人も黙ってしまった。
ん? これはどういう事だ?
悠真は状況を分析しようとする。
「べ、別に何もしてねえよ。こいつがオレ達を馬鹿にしたような事を言うから……」
谷口雅美は赤面した。他の3人も由美子の体操服の上からでもわかる巨乳に目がいっている。
「悠真、なにか言ったの?」
「いえ、別に3年の先輩方には何も言ってません。なんの御用ですかって聞いただけです」
悠真は正直に答えた。実際、嘘ではない。……いや、嘘だ。クソガキだと言っている。
「ほら~! 何もしてないって言ってるよ。それになんでこんな大勢で悠真を囲んでるの? 悠真、大丈夫? 怖くなかった?」
由美子は悠真を庇うように雅美達につっかかる。
「はい! じゃあもう話がないなら終わり! あんた達も部活がないなら早く帰りなさいよ!」
3年生は去年の中学総体が終わって引退している。由美子はOBとして、前キャプテンとしてときどき手伝いにきていたのだ。由美子にたしなめられた3年は為す術もなく帰るしかなかった。
全員が由美子に好意を持っていたのだ。谷口雅美はその筆頭である。
『だっせえ……』
川口崇広、比良山信行、山内勇人の正直な感想であった。
次回 第50話 (仮)『え? 悠真、お前なんでそんなにモテてんの?』
「おい、崇広、どうなってんだ、あれから?」
2年の川口崇広と比良山信行、そして山内勇人の3人が、体育用具室の中で直立不動で並ばされている。
「今まで我慢していたけどよ、1年の風間悠真はどうなってんだ? やられっぱなしか? なっさけねえなあ、おい!」
竹刀で信行が叩かれた。叩いたのは3年の中川雄一だ。
ガタイがいいのが野田泰之で、一応南中のトップ? ヘッド? 頭? 番長? である。正直なんと呼んでいいのかわからないヒエラルキーの頂点だが、見るからに頭が悪そうだ。
その横にNo.2の竹刀を持った雄一。そして谷口雅美に海原義人がいた。野田泰之と中川雄一は剣道部で、谷口雅美と海原義人はバレー部である。
「で、どうすんだ?」
今度は雅美が2年の3人に聞く。
「オレたち3年は3月に卒業するんだよ。それまで舐められっぱなしなのか、あ?」
「……ます。……連れてきます」
「あ?」
崇広の小さな声に、泰之は苛立ちを隠せない。
「聞こえねえよ! はっきり言えよ!」
「連れてきます! また連れてきますんで、やっちゃってください!」
泰之の問いかけに崇広は大声で返事をした。
「……そうか。どうする、お前ら、それでいいか?」
泰之が他の3人に確認すると、全員が静かにうなずいた。
「よし、じゃあ今日の放課後連れてこい。いいな?」
「わかりましたっ!」
そう言って解放された2年の3人は、逃げるように去って行った。
「おい、どうすんだよ?」
比良山信行が川口崇広に聞く。
「仕方ねえだろ! やんなきゃオレたちがやられんだぞ!」
「んなこたわかってる! 問題はあのクソ悠真が大人しく言うことを聞くかどうかだ」
崇広の返事を聞いて冷静に山内勇人が答えた。
「くそう、くそう、くそう……」
「ああ!」
崇広のあせりに勇人が思いついたように叫んだ。
「んだよっ! でかい声出すんじゃねえよ!」
「思いついたんだよ。おびき出す方法……」
なんだ? どうすんだ? と言わんばかりに崇広と信行は勇人に詰め寄った。
「ちょっ……近い! いいか、まずおびき出すにはエサがいる。そんでそのエサを何にするかっていうと、あの、バレー部3年の山本ちゃんだ」
勇人が2人を突き放し、いいか、と言って話し始める。
「山本先輩を使うんだよ」
「は? あの生徒会のバレー部の由美子ちゃん? オレたちとなんの関係が……」
勇人の声に、崇広が首をひねった。
「バーカ、そうじゃねえよ」
勇人は廊下の隅に2人を引き寄せる。
「あのガキ、山本先輩のことチラチラ見てんの、気づいたか?」
「ああ?」
信行が声を荒らげる。
「そんなもん知るかよ。お前、なんでそんなこと……」
「うっせーな。バレー部の練習もよく見に行ってんだよ、アイツ」
「へぇー、そういや確かに」
勇人の言葉を聞いて崇広が腕を組んだ。
「で? どうすんだよ」
「山本先輩が中庭で待ってるって言やいいんだよ。どうせバレやしねえって」
「おっ、それいいじゃん!」
信行の声が弾む。
「あの野郎、絶対食いつくぜ」
崇広が薄ら笑いを浮かべた。
「え? 山本先輩がオレを?」
悠真は崇広達が山本由美子から言付かったという話をきいて、心躍った。
「ふーん、山本先輩がオレを……ふーん……」
「マジだって。山本先輩、中庭で待ってるぞ」
崇広が悠真の前で声を上げる。
「なるほどねえ……先輩がオレをね……なんだろうな」
悠真は立ち上がりながら言うが、果たしてコイツらの言う事をそのまま信用していいものかどうか。
「知らねえよ。とにかく早く来いって」
勇人が教室の入り口で手招きする。
「わかった」
そう言って悠真は立ち上がり、バンドの練習で音楽室へ行く前に誘いに乗ることにした。2年の崇広たちは内心ほくそ笑んでいる。
「やっぱやーめたっ!」
中庭へ向かう渡り廊下で、突然悠真は立ち止まり、そう告げて帰ろうとした。
「ちょ、ちょっと待て、どうしたんだ急に。お前が行かねえとオレ達の立場はどうなる?」
勇人はそう言って悠真の前に立ち塞がる。
「先輩、どいてもらえませんかね? オレはこれからバンドの練習しなくちゃいけないんだけど」
「バンドの練習なんていいじゃねえか。30分もかかんねえよ。先輩を待たせるわけにはいかねえだろ?」
崇広も同じように回り込んで進路をふさいだ。
「はあ……」
悠真はため息をついて続ける。
「あのさあ、よくよく考えたらあり得ねえ話なのよ。お前らと山本先輩と、どんな接点があるんだ? なんで女子の先輩じゃなくてお前らが言付かるんだよ? おかしいだろ? 先輩はお前らみてえな低レベルのクソクズは相手にしないし、見向きもしないだろ?」
「なんだとごらあ!」
3人がすごんで睨みをきかすが、悠真は平然と言いのける。
「なんだ? やんのか? またボンタン狩るぞ?」
「ぐ……」
3人は悠真にやられた過去があるから、簡単に手を出すことができない。出せば今は勝てても、また前と同じように1人の時に襲撃されるのが目に見えているからだ。
「おいおいどうしたどうした……?」
ぞろぞろとやってきたのは例の3年の4人組だ。しびれを切らしてやってきたのだ。
ああ、面倒くせえ。来るなら最初っから来いってんだ。
悠真は思った。
「これはこれは、3年の剣道部の先輩とバレー部の先輩じゃありませんか。どうしたんですか?」
「どうしたもこうしたもあるか!」
谷口雅美が悠真の胸ぐらを掴んで怒鳴る。
「なあ、別にオレ達はお前を取って食おうとしてるんじゃねえんだ。ちゃんと年上は敬えよって話なんだよ」
「年上ねえ……」
野田泰之も海原義人も、中川雄一も、全員がニヤニヤ笑っている。
「そうですね。まあ、道理をしっかりとわきまえた年配の方なら敬いもしますが、先輩方、ただのクソガキじゃないですか」
「なんだとこのやろう!」
谷口雅美が手を振りかざして悠真を殴ろうとしたその瞬間であった。
「谷口! 何やってんの!」
体育館の方から聞こえた声の主は、山本由美子だった。
「ああ! 悠真~♡ 大丈夫? 何かされたの?」
由美子は甘い声で悠真に駆け寄る。
「谷口! あんたまさか悠真に何かしたんじゃないでしょうね?」
由美子が雅美を睨む。それを見て当の雅美はもちろんの事、他の3人も黙ってしまった。
ん? これはどういう事だ?
悠真は状況を分析しようとする。
「べ、別に何もしてねえよ。こいつがオレ達を馬鹿にしたような事を言うから……」
谷口雅美は赤面した。他の3人も由美子の体操服の上からでもわかる巨乳に目がいっている。
「悠真、なにか言ったの?」
「いえ、別に3年の先輩方には何も言ってません。なんの御用ですかって聞いただけです」
悠真は正直に答えた。実際、嘘ではない。……いや、嘘だ。クソガキだと言っている。
「ほら~! 何もしてないって言ってるよ。それになんでこんな大勢で悠真を囲んでるの? 悠真、大丈夫? 怖くなかった?」
由美子は悠真を庇うように雅美達につっかかる。
「はい! じゃあもう話がないなら終わり! あんた達も部活がないなら早く帰りなさいよ!」
3年生は去年の中学総体が終わって引退している。由美子はOBとして、前キャプテンとしてときどき手伝いにきていたのだ。由美子にたしなめられた3年は為す術もなく帰るしかなかった。
全員が由美子に好意を持っていたのだ。谷口雅美はその筆頭である。
『だっせえ……』
川口崇広、比良山信行、山内勇人の正直な感想であった。
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