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第16話 『バレー部の先輩と彼氏と彼女の定義』
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1985年(昭和60年)4月27日(土)~5月6日(月) ゴールデンウィーク
……やり過ぎた。
……完全にやり過ぎた。人間、後々になって冷静になってみると、なぜそんな行動をとったのか理解不能な時が、まま、ある。オレの場合は先生だ。あれ以来、先生の視線が痛い。
「先生、ごめんなさい。……やり過ぎました。2度としません」
素直に謝った。
「わかったなら、それでいい」
先生は短くそう言って許してくれた(多分)。100対0でオレが悪いもんな。
ゴールデンウィークは、今でこそ親の休みに合わせて学校を休んでも休みにならなかったり、学校全体が休みの場合があるようだが、オレ達時代(現世の今)はそんなもんない。
カレンダー通りの休みだ。平日と土曜日は学校があり、日曜と祝日が休みだった。今年は4月30日(火)~5月2日(木)の3日間が平日で登校日だ。
「ん? あれは凪咲じゃないか?」
1年生は3階で、オレは音楽室に行く途中の廊下で、階下にいた凪咲を見つけた。ん? 誰と話している?
女子が男子と話していると、何を話しているのかが気になる年ごろだ。会話くらいは誰でもするだろうが、このくらいの年齢は気になって仕方がないのだ。
12脳もご多分に漏れず、考えるより先に体が動いた。51脳は様子見だ。(いやあ、若いっていいねえ……)
「よっ!」
「あ、悠真」
「何してんの? なんか男子としゃべってたみたいだけど……先輩?」
「あ、うん。先輩だよ」
「先輩って……誰?」
凪咲は軽く笑って答えたが、12脳のオレは気になって仕方がない様子だ。
「男バレ(男子バレー部)の2年の岡部先輩」
12脳は冷静を装っているが、情緒不安定になりつつあるのが51脳のオレにはわかる。
「へえ、岡部先輩か。どんな話してたの?」
オレはできるだけ自然に聞こえるよう心がけながら尋ねたが、凪咲は少し困ったような表情を浮かべ、言葉を選ぶように答えた。
「えっと……ちょっと、変な質問をされたんだ」
「変な質問?」
俺の声のトーンが少し上がってしまった。51脳が「落ち着け」と警告を発している。
「その……『彼氏いるの?』って聞かれたんだ」
凪咲は周りを少し見回してから、小声で言った。
ガガーン! という擬音が正しいかわからないが、オレは一瞬言葉を失った。12脳は動揺し、嫉妬に似た感情が湧き上がる。一方51脳は、まあまあ落ち着き給えと冷静に判断している。
「それで……凪咲はなんて答えたの?」
「『いません』って答えたよ。でも、本当に驚いちゃって……」
凪咲は少し赤くなりながら答えた。
「ん? ……いません、いません……って答えたのか?」
「え? うん……え? なに?」
凪咲は少しかがみ込んで、オレを見上げるようにして聞いてきた。
「そっか……ふうん、わかった。そっか……まあ、そうだな」
「え? なになに? ……悠真、もしかしてヤキモチ?」
「いや、確かにそうだ。確かにそうなんだよ……」
オレは51脳が冷静に状況を分析した。
凪咲は恥ずかしいからそう答えたのか? それとも本当にいないと思っているのか?
……凪咲や美咲や純美とオレは付き合っているのか?
だとするならばオレは3人の彼氏になるが、現在の状況はどうなんだ?
そうじゃなければ別に『彼氏いない』と言われても、例え小学校の修学旅行でキスをしていたとしても、『いない』と言われたら、男としてはどうにもできない。
凪咲的に、確かにああいう事はあったけど、ちゃんと告白された訳じゃないし、彼氏彼女宣言があった訳でもないし……と思っているかもしれない。
「凪咲はオレの事どう思ってるんだ?」
……。
変な沈黙が流れた。
「……まあいいや、うん、それで。じゃあ、練習頑張れよ」
「え? ちょっと待って、悠真……」
オレの言葉に、凪咲は驚いたような、そして少し困惑した表情を浮かべた。
慌てて腕を伸ばし、オレの袖を軽く掴む。
「私……ちゃんと答えてなかったよね。ごめんね。悠真のこと……大切だよ。すごく大切。でも……」
凪咲は言葉を探すように少し間を置いた。
「でも、私たちの関係って……何て言えばいいんだろう。私にもよくわからなくて……」
「うん、そうだね。なんか変な感じになったな。ごめんな」
「ううん、私の方こそ」
考えてみれば、彼氏と普通の人の違いはなんだ?
学生時代のそれは、告白してOKもらって、付き合ってからはじめて彼氏と彼女になった気がするが、社会人になってそれはなくなった。
なくなった、というのは語弊があるかもしれない。
が、オレも含めて、周りのみんなも『付き合って』→『うん』という過程を経る事がなくなったようだ。最初に気楽なダブルデートもしくはランチデートからはじまり、少しずつ時間が長くなって夜のデートになる。
その後何度かデートしてキスをするか……もしくは初エッチの時にキスするか。
個人差はあるかもしれないが、学生時代と比べて、明確に今日から付き合う(告白→OK)、という流れではなくなったような気がする。
51脳は冷静に過去の記憶と照らし合わせてそう分析するが、間違いなく今は昭和60年。1985年でオレは12歳の中1なのだ。
そんな男女の機微など理解できるはずがない。あまり深く考えるのは止めよう。
■5月23日
5月4日で、ちょうどギターを買って4か月になった。今のところは教則本はある程度クリアして、音源を聴いたりスコアブックを見ながら練習している。
ギターは抱えて持ち運びができたんだが、アンプは重い。
それから他のちょっとした機材も案外かさばるから、ねだって買って貰った。家にあるのになんでもう一台いるのか? って当然の質問がきたから、考えていた答えを言ったんだ。
学校は部活が校則では決まってないけど、暗に強制している。オレはギターの練習がしたいが、形として見せないといけないので、軽音楽同好会(もどき)というものを作った、と。
じいちゃんは首をかしげたが、結局納得してくれた。
『……ちゃんと帳面につけとるからな』
最初は正月に買ったスコーピオンズを弾こうと練習していたが、早くも挫折。諦めた訳じゃないが、3月に佐世保に行ったときに買ったハノイロックスのスコアと音源で練習している。
特にお気に入りは、『Tragedy』『Oriental Beat』『Malibu Beach Nightmare』『Up Around The Bend』だ。
Fに関しては相変わらず、まだ得意じゃない。
それでも少しずつ上達がわかるようになってきた。それで……練習を続けていて気づいた事なんだが、曲によってもまちまちだが、どうやら『パワーコード』なるものがあるみたいだ。
もともと習うより慣れろという感覚で始めた練習なので、なんぞや? と聞かれても上手く説明ができない。(12脳はもちろんだが、51脳でさえ音楽は無知)
つまりFは苦手だからといっても、弾けないという訳ではないようだ。……らしい(悟にい談)。
ジャーン、ジャーン、ジャーン、ジャジャジャッチャラージャッチャラー、ジャジャジャチャラージャッチャラー……。
"Well the …….I jump……. You are ……for me."
『音楽が……ていき、オレは……脱ぎ捨てる。……君は……ている』
中学校や高校の時に意味もわからず聴いていた曲だが、なんとまあ……。まさにアレをする時の情景を描いた歌詞だね。で、12脳のオレも意味なんて無視で音とリズムとメロディーで練習する。
歌えたらかっこいいけど、歌えたとしても意味は知らん! みたいな。
ジャーン、ジャーン、ジャーン、ジャジャジャッチャラージャッチャラー、ジャジャジャチャラージャッチャラー……。
がたんっ!
ちょうど音の鳴っていないタイミングだった。
その音に敏感に気づいたオレは演奏を止めて音楽室の隅に目をやる。そこには学生服の上着のポケットに両手を突っ込んで、壁により掛かった長髪の男がいた。
「誰だ!」
「誰って……人に聞くなら最初に自分から言うもんじゃねえの?」
なんだコイツ? ムカッときたが、51脳が冷静に、それもそうかと12脳を納得させ、答える。
「1年2組の風間悠真だ。お前は?」
「1組の仁木祐介だ」
……。
……。
オレが次の言葉を発しようとしたとき、祐介が先に言った。
「しっかし……くそ、下手だなあ」
次回 第17話 (仮)『仁木祐介という男』
……やり過ぎた。
……完全にやり過ぎた。人間、後々になって冷静になってみると、なぜそんな行動をとったのか理解不能な時が、まま、ある。オレの場合は先生だ。あれ以来、先生の視線が痛い。
「先生、ごめんなさい。……やり過ぎました。2度としません」
素直に謝った。
「わかったなら、それでいい」
先生は短くそう言って許してくれた(多分)。100対0でオレが悪いもんな。
ゴールデンウィークは、今でこそ親の休みに合わせて学校を休んでも休みにならなかったり、学校全体が休みの場合があるようだが、オレ達時代(現世の今)はそんなもんない。
カレンダー通りの休みだ。平日と土曜日は学校があり、日曜と祝日が休みだった。今年は4月30日(火)~5月2日(木)の3日間が平日で登校日だ。
「ん? あれは凪咲じゃないか?」
1年生は3階で、オレは音楽室に行く途中の廊下で、階下にいた凪咲を見つけた。ん? 誰と話している?
女子が男子と話していると、何を話しているのかが気になる年ごろだ。会話くらいは誰でもするだろうが、このくらいの年齢は気になって仕方がないのだ。
12脳もご多分に漏れず、考えるより先に体が動いた。51脳は様子見だ。(いやあ、若いっていいねえ……)
「よっ!」
「あ、悠真」
「何してんの? なんか男子としゃべってたみたいだけど……先輩?」
「あ、うん。先輩だよ」
「先輩って……誰?」
凪咲は軽く笑って答えたが、12脳のオレは気になって仕方がない様子だ。
「男バレ(男子バレー部)の2年の岡部先輩」
12脳は冷静を装っているが、情緒不安定になりつつあるのが51脳のオレにはわかる。
「へえ、岡部先輩か。どんな話してたの?」
オレはできるだけ自然に聞こえるよう心がけながら尋ねたが、凪咲は少し困ったような表情を浮かべ、言葉を選ぶように答えた。
「えっと……ちょっと、変な質問をされたんだ」
「変な質問?」
俺の声のトーンが少し上がってしまった。51脳が「落ち着け」と警告を発している。
「その……『彼氏いるの?』って聞かれたんだ」
凪咲は周りを少し見回してから、小声で言った。
ガガーン! という擬音が正しいかわからないが、オレは一瞬言葉を失った。12脳は動揺し、嫉妬に似た感情が湧き上がる。一方51脳は、まあまあ落ち着き給えと冷静に判断している。
「それで……凪咲はなんて答えたの?」
「『いません』って答えたよ。でも、本当に驚いちゃって……」
凪咲は少し赤くなりながら答えた。
「ん? ……いません、いません……って答えたのか?」
「え? うん……え? なに?」
凪咲は少しかがみ込んで、オレを見上げるようにして聞いてきた。
「そっか……ふうん、わかった。そっか……まあ、そうだな」
「え? なになに? ……悠真、もしかしてヤキモチ?」
「いや、確かにそうだ。確かにそうなんだよ……」
オレは51脳が冷静に状況を分析した。
凪咲は恥ずかしいからそう答えたのか? それとも本当にいないと思っているのか?
……凪咲や美咲や純美とオレは付き合っているのか?
だとするならばオレは3人の彼氏になるが、現在の状況はどうなんだ?
そうじゃなければ別に『彼氏いない』と言われても、例え小学校の修学旅行でキスをしていたとしても、『いない』と言われたら、男としてはどうにもできない。
凪咲的に、確かにああいう事はあったけど、ちゃんと告白された訳じゃないし、彼氏彼女宣言があった訳でもないし……と思っているかもしれない。
「凪咲はオレの事どう思ってるんだ?」
……。
変な沈黙が流れた。
「……まあいいや、うん、それで。じゃあ、練習頑張れよ」
「え? ちょっと待って、悠真……」
オレの言葉に、凪咲は驚いたような、そして少し困惑した表情を浮かべた。
慌てて腕を伸ばし、オレの袖を軽く掴む。
「私……ちゃんと答えてなかったよね。ごめんね。悠真のこと……大切だよ。すごく大切。でも……」
凪咲は言葉を探すように少し間を置いた。
「でも、私たちの関係って……何て言えばいいんだろう。私にもよくわからなくて……」
「うん、そうだね。なんか変な感じになったな。ごめんな」
「ううん、私の方こそ」
考えてみれば、彼氏と普通の人の違いはなんだ?
学生時代のそれは、告白してOKもらって、付き合ってからはじめて彼氏と彼女になった気がするが、社会人になってそれはなくなった。
なくなった、というのは語弊があるかもしれない。
が、オレも含めて、周りのみんなも『付き合って』→『うん』という過程を経る事がなくなったようだ。最初に気楽なダブルデートもしくはランチデートからはじまり、少しずつ時間が長くなって夜のデートになる。
その後何度かデートしてキスをするか……もしくは初エッチの時にキスするか。
個人差はあるかもしれないが、学生時代と比べて、明確に今日から付き合う(告白→OK)、という流れではなくなったような気がする。
51脳は冷静に過去の記憶と照らし合わせてそう分析するが、間違いなく今は昭和60年。1985年でオレは12歳の中1なのだ。
そんな男女の機微など理解できるはずがない。あまり深く考えるのは止めよう。
■5月23日
5月4日で、ちょうどギターを買って4か月になった。今のところは教則本はある程度クリアして、音源を聴いたりスコアブックを見ながら練習している。
ギターは抱えて持ち運びができたんだが、アンプは重い。
それから他のちょっとした機材も案外かさばるから、ねだって買って貰った。家にあるのになんでもう一台いるのか? って当然の質問がきたから、考えていた答えを言ったんだ。
学校は部活が校則では決まってないけど、暗に強制している。オレはギターの練習がしたいが、形として見せないといけないので、軽音楽同好会(もどき)というものを作った、と。
じいちゃんは首をかしげたが、結局納得してくれた。
『……ちゃんと帳面につけとるからな』
最初は正月に買ったスコーピオンズを弾こうと練習していたが、早くも挫折。諦めた訳じゃないが、3月に佐世保に行ったときに買ったハノイロックスのスコアと音源で練習している。
特にお気に入りは、『Tragedy』『Oriental Beat』『Malibu Beach Nightmare』『Up Around The Bend』だ。
Fに関しては相変わらず、まだ得意じゃない。
それでも少しずつ上達がわかるようになってきた。それで……練習を続けていて気づいた事なんだが、曲によってもまちまちだが、どうやら『パワーコード』なるものがあるみたいだ。
もともと習うより慣れろという感覚で始めた練習なので、なんぞや? と聞かれても上手く説明ができない。(12脳はもちろんだが、51脳でさえ音楽は無知)
つまりFは苦手だからといっても、弾けないという訳ではないようだ。……らしい(悟にい談)。
ジャーン、ジャーン、ジャーン、ジャジャジャッチャラージャッチャラー、ジャジャジャチャラージャッチャラー……。
"Well the …….I jump……. You are ……for me."
『音楽が……ていき、オレは……脱ぎ捨てる。……君は……ている』
中学校や高校の時に意味もわからず聴いていた曲だが、なんとまあ……。まさにアレをする時の情景を描いた歌詞だね。で、12脳のオレも意味なんて無視で音とリズムとメロディーで練習する。
歌えたらかっこいいけど、歌えたとしても意味は知らん! みたいな。
ジャーン、ジャーン、ジャーン、ジャジャジャッチャラージャッチャラー、ジャジャジャチャラージャッチャラー……。
がたんっ!
ちょうど音の鳴っていないタイミングだった。
その音に敏感に気づいたオレは演奏を止めて音楽室の隅に目をやる。そこには学生服の上着のポケットに両手を突っ込んで、壁により掛かった長髪の男がいた。
「誰だ!」
「誰って……人に聞くなら最初に自分から言うもんじゃねえの?」
なんだコイツ? ムカッときたが、51脳が冷静に、それもそうかと12脳を納得させ、答える。
「1年2組の風間悠真だ。お前は?」
「1組の仁木祐介だ」
……。
……。
オレが次の言葉を発しようとしたとき、祐介が先に言った。
「しっかし……くそ、下手だなあ」
次回 第17話 (仮)『仁木祐介という男』
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