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日ノ本未だ一統ならず-技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ-
第657話 『落胆あれば喜びあり』(1578/9/13)
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天正七年八月十二日(1578/9/13) 諫早城
「御屋形様! 急ぎお知らせしたき儀がございます!」
忠右衛門が興奮した面持ちで純正に目通りを願ってきた。傍らには一貫斎と源五郎政秀もいる。
「おお叔父上、いかがなされた。一貫斎に源五郎まで」
純正はいつもと違う忠右衛門の様子を見て、何か良いことがあったのではないかと期待を膨らませた。と、いう事は題材はあれしかない。そう、反射炉か? 蒸気機関か? 電気か?
三人で来たという事は、かなり期待ができるかもしれないのだ。
「は。まずは鉄にございますが、これまで高炉で溶かした鉄は硬くてもろいため、大砲の発射に耐えられぬという子細がございました。それがしは長きにわたりこれを解くべく研究を重ねてまいりましたが、このたび、新しき反射炉ができあがりましてございます!」
「ようやった! 昨年召集した会議でもそう申しておったな。反射炉の仕組みを様々な形に変え試みておると。その後はスペイン戦となったゆえ、ゆっくりと報告を聞く時間もなかったが」
忠右衛門は喜びにあふれ、純正もその苦労を理解するかのように声をかける。
「反射炉では銑を、われらはずく、と呼んでおりますが、再び溶かして混じり物を取り除くことで、幾度となく試行錯誤を重ね、ようやく動きなく(安定して)錬鉄、そう呼んでおりますが、その錬鉄を作る事能いましてございます」
「おお、ようやくできたか。さすがである。混じり物を取り除けたか」
と純正は感心した様子で頷く。おそらく炭素含有量なのだろう、と純正は思った。詳しい知識は持っていないが鉄は何種類もあり、炭素の量で硬度や加工のし易さが変わる。
「加えて溶けた銑をかき混ぜる事で、なにやら鉄の様相が変わるようで、鋼を作る新たな技も見出したのでございます。これにより刃物や戦道具に適う、優れた鋼を作る事が能います」
「それは素晴らしい。火薬の爆発に耐えうる鉄を作る中で、刀や鎧などにも使える、より強きものが作れると言うことか」
純正の目が興奮で輝いた。忠右衛門はさらに熱を込めて続ける。
「左様にございます。御屋形様、この反射炉と混ぜあわせの技を巧みに組み合わせることで、我ら小佐々家中の鉄にまつわる生業は実にも(間違いなく)極めて(この上なく)栄えるものと固く信をなすものにございます。優れた錬鉄と鋼を動きなく(安定して)供し能うならば、農具や造作(建築)の材、戦道具などあらゆる道で家中の力を強める術となりまする」
「そうであろう叔父上。叔父上の働きによって、小佐々家中の鉄の技は大いに進む事となった。家中の力を伸ばすためにも、この技をしっかりと使いこなしてゆくがよい。ご苦労であった」
純正は満足そうに頷くと、忠右衛門と二人をねぎらうように向き合い、手を握っては喜びをあらわにした。新技術の誕生を、四人は喜び合ったのである。
「御屋形様、加えて!」
「なんじゃ、いかがした。ようやく一段落したのだ。ゆっくり休んで欲しい。すぐにでも宴の支度をさせよう」
「いま一つ、いや二つございます」
「なんだなんだ、まだ俺を喜ばす事があるのか?」
一つの技術の進歩が別の技術の進歩を誘発し、加速度的に進歩することはあるのだろうか? 卵が先か鶏が先かという理論はよくされる事ではあるが、忠右衛門の話を聞いて純正は納得するのである。
「まず一つ目は、螺旋、ライフル銃の製造についてでございます」
今度は一貫斎である。
「ライフル銃? ああ、今雷管の研究をしておるな。そのライフル銃がいかがしたのじゃ?」
「は、御屋形様。これまでのライフル銃は、芯金に鉄を巻いてたたいて作るため、製造に手間がかかり、その精度にもばらつきがございました」
確かに、匠の技と経験によって生み出され、それがために量産という訳にはいかなかった。
そこで純正が、これまたたまたまというべきか、忠右衛門の工房にあった旋盤(の元祖)とも言うべき工作機械を指差して、ジェスチャーでライフリングの加工の方法を示したのだ。
もちろんヒントというか単なるイメージである。
それによって一気に量産化に拍車がかかるかに見えたのだが、やはり素材という問題が立ちはだかり、精度の問題があったのだ。そのため旋盤で作った銃と芯金で作った銃にバラツキができ、甲乙つけがたい状況となっていた。
一貫斎が続ける。
「されどこの度の反射炉で生み出される優れた錬鉄があれば、鉄の円柱の棒を切って削る事が容易くなり、動きなく(安定して)多くのライフル銃を製造する事が能いまする」
「なるほど。精度が高く、大量生産できるライフル銃か。これで我が家中の兵をより強きものにできるな」
純正は感心したように頷くが、あとは雷管だけか……と表情に出さないように考える。
「そしてもう一つが、蒸気機関の改良についてでございます」
忠右衛門の了解を受けて政秀が続ける。
「何? ……蒸気機関? 確か熱の無駄が多いとか何とか言っておったな」
「左様でございます、御屋形様(純ちん)。ただ今の蒸気機関は、円筒内に冷水を噴射するため、蒸気が入る度に熱の大部分が円筒の加熱に費やされてしまうのです」
「うむ」
以前受けた説明、確か去年だったかを思い出して純正は返事をした。
政秀がさらに補足する。
「これを解くには、活塞(ピストン)とは別に設けた膨張室で蒸気を凝縮し、円筒を常に高温に保たねばなりませんでした。また、活塞(ピストン)と円筒(シリンダー)の寸法比も適切に計り図面に記し直さねばなりません」
「なるほど。確かそう言っておったな。それで無駄な熱を使わずに済み、出力も上がると」
「は、されどその活塞や円筒の製造に障りがございました。従来の鍛冶の技では、精度や均一性に限界があったのです」
政秀の言葉に、純正は問いかける。
「それをこたびの新しい鉄づくりの技で解決できると言うのか?」
「左様でございます、御屋形様。反射炉と混ぜ合わせる技にて作られる優れた鉄を用いれば、工作機械で精密に加工すること能いまする。これによって、大きくせずとも力のある蒸気機関を作れるはずにございます」
政秀は自信を持って述べた。純正は政秀の話を聞きながら、一つの技術革新が別の分野の発展につながることに思いを馳せる。
「大砲の性能を均一化させる切削器を一貫斎様が完成して久しいですが、それがしもそれを参考に新たな切削器を研究してまいりました。片持ちで、切削の抵抗でたわんだり傾いたりする中ぐり盤の刃物軸を、軸の両端で支える事によって解いたのです」
5年前に一貫斎が開発したドリルの応用である。切削機械は忠右衛門が説明した。
「忠右衛門、お主らの尽力で、我が小佐々家中は新しい時代を迎えようとしているのだな。鉄を礎として、ライフル銃も蒸気機関も、そして他の様々な機械が進化していく」
「ありがとうございます、御屋形様。それがしだけではございませぬ。この源五郎をはじめ一貫斎や、その他の職人の皆の尽力の賜物にございます。この技を活かし、家中の発展に尽くす所存でございます」
忠右衛門と二人は感激の面持ちで頭を下げた。
「うむ。誠にご苦労であった。この良き知らせを皆にも伝え、新たな鉄の時代に向けて家中の体制を整えねばならぬ」
純正は満足げに微笑むと、三人にさらなる技術革新を託すかのように頷いたのだった。
この晩、大宴会が行われたのは言うまでもない。これで、ジェームズワットくらいの蒸気機関ができたのかな? と思う純正であった。船だ船だ船だ! 汽車だ汽車だ汽車だ!
次回 第658話 (仮)『天正七年度収支見込みと省庁再編と設備投資と、やることが多すぎる』(純正)
「御屋形様! 急ぎお知らせしたき儀がございます!」
忠右衛門が興奮した面持ちで純正に目通りを願ってきた。傍らには一貫斎と源五郎政秀もいる。
「おお叔父上、いかがなされた。一貫斎に源五郎まで」
純正はいつもと違う忠右衛門の様子を見て、何か良いことがあったのではないかと期待を膨らませた。と、いう事は題材はあれしかない。そう、反射炉か? 蒸気機関か? 電気か?
三人で来たという事は、かなり期待ができるかもしれないのだ。
「は。まずは鉄にございますが、これまで高炉で溶かした鉄は硬くてもろいため、大砲の発射に耐えられぬという子細がございました。それがしは長きにわたりこれを解くべく研究を重ねてまいりましたが、このたび、新しき反射炉ができあがりましてございます!」
「ようやった! 昨年召集した会議でもそう申しておったな。反射炉の仕組みを様々な形に変え試みておると。その後はスペイン戦となったゆえ、ゆっくりと報告を聞く時間もなかったが」
忠右衛門は喜びにあふれ、純正もその苦労を理解するかのように声をかける。
「反射炉では銑を、われらはずく、と呼んでおりますが、再び溶かして混じり物を取り除くことで、幾度となく試行錯誤を重ね、ようやく動きなく(安定して)錬鉄、そう呼んでおりますが、その錬鉄を作る事能いましてございます」
「おお、ようやくできたか。さすがである。混じり物を取り除けたか」
と純正は感心した様子で頷く。おそらく炭素含有量なのだろう、と純正は思った。詳しい知識は持っていないが鉄は何種類もあり、炭素の量で硬度や加工のし易さが変わる。
「加えて溶けた銑をかき混ぜる事で、なにやら鉄の様相が変わるようで、鋼を作る新たな技も見出したのでございます。これにより刃物や戦道具に適う、優れた鋼を作る事が能います」
「それは素晴らしい。火薬の爆発に耐えうる鉄を作る中で、刀や鎧などにも使える、より強きものが作れると言うことか」
純正の目が興奮で輝いた。忠右衛門はさらに熱を込めて続ける。
「左様にございます。御屋形様、この反射炉と混ぜあわせの技を巧みに組み合わせることで、我ら小佐々家中の鉄にまつわる生業は実にも(間違いなく)極めて(この上なく)栄えるものと固く信をなすものにございます。優れた錬鉄と鋼を動きなく(安定して)供し能うならば、農具や造作(建築)の材、戦道具などあらゆる道で家中の力を強める術となりまする」
「そうであろう叔父上。叔父上の働きによって、小佐々家中の鉄の技は大いに進む事となった。家中の力を伸ばすためにも、この技をしっかりと使いこなしてゆくがよい。ご苦労であった」
純正は満足そうに頷くと、忠右衛門と二人をねぎらうように向き合い、手を握っては喜びをあらわにした。新技術の誕生を、四人は喜び合ったのである。
「御屋形様、加えて!」
「なんじゃ、いかがした。ようやく一段落したのだ。ゆっくり休んで欲しい。すぐにでも宴の支度をさせよう」
「いま一つ、いや二つございます」
「なんだなんだ、まだ俺を喜ばす事があるのか?」
一つの技術の進歩が別の技術の進歩を誘発し、加速度的に進歩することはあるのだろうか? 卵が先か鶏が先かという理論はよくされる事ではあるが、忠右衛門の話を聞いて純正は納得するのである。
「まず一つ目は、螺旋、ライフル銃の製造についてでございます」
今度は一貫斎である。
「ライフル銃? ああ、今雷管の研究をしておるな。そのライフル銃がいかがしたのじゃ?」
「は、御屋形様。これまでのライフル銃は、芯金に鉄を巻いてたたいて作るため、製造に手間がかかり、その精度にもばらつきがございました」
確かに、匠の技と経験によって生み出され、それがために量産という訳にはいかなかった。
そこで純正が、これまたたまたまというべきか、忠右衛門の工房にあった旋盤(の元祖)とも言うべき工作機械を指差して、ジェスチャーでライフリングの加工の方法を示したのだ。
もちろんヒントというか単なるイメージである。
それによって一気に量産化に拍車がかかるかに見えたのだが、やはり素材という問題が立ちはだかり、精度の問題があったのだ。そのため旋盤で作った銃と芯金で作った銃にバラツキができ、甲乙つけがたい状況となっていた。
一貫斎が続ける。
「されどこの度の反射炉で生み出される優れた錬鉄があれば、鉄の円柱の棒を切って削る事が容易くなり、動きなく(安定して)多くのライフル銃を製造する事が能いまする」
「なるほど。精度が高く、大量生産できるライフル銃か。これで我が家中の兵をより強きものにできるな」
純正は感心したように頷くが、あとは雷管だけか……と表情に出さないように考える。
「そしてもう一つが、蒸気機関の改良についてでございます」
忠右衛門の了解を受けて政秀が続ける。
「何? ……蒸気機関? 確か熱の無駄が多いとか何とか言っておったな」
「左様でございます、御屋形様(純ちん)。ただ今の蒸気機関は、円筒内に冷水を噴射するため、蒸気が入る度に熱の大部分が円筒の加熱に費やされてしまうのです」
「うむ」
以前受けた説明、確か去年だったかを思い出して純正は返事をした。
政秀がさらに補足する。
「これを解くには、活塞(ピストン)とは別に設けた膨張室で蒸気を凝縮し、円筒を常に高温に保たねばなりませんでした。また、活塞(ピストン)と円筒(シリンダー)の寸法比も適切に計り図面に記し直さねばなりません」
「なるほど。確かそう言っておったな。それで無駄な熱を使わずに済み、出力も上がると」
「は、されどその活塞や円筒の製造に障りがございました。従来の鍛冶の技では、精度や均一性に限界があったのです」
政秀の言葉に、純正は問いかける。
「それをこたびの新しい鉄づくりの技で解決できると言うのか?」
「左様でございます、御屋形様。反射炉と混ぜ合わせる技にて作られる優れた鉄を用いれば、工作機械で精密に加工すること能いまする。これによって、大きくせずとも力のある蒸気機関を作れるはずにございます」
政秀は自信を持って述べた。純正は政秀の話を聞きながら、一つの技術革新が別の分野の発展につながることに思いを馳せる。
「大砲の性能を均一化させる切削器を一貫斎様が完成して久しいですが、それがしもそれを参考に新たな切削器を研究してまいりました。片持ちで、切削の抵抗でたわんだり傾いたりする中ぐり盤の刃物軸を、軸の両端で支える事によって解いたのです」
5年前に一貫斎が開発したドリルの応用である。切削機械は忠右衛門が説明した。
「忠右衛門、お主らの尽力で、我が小佐々家中は新しい時代を迎えようとしているのだな。鉄を礎として、ライフル銃も蒸気機関も、そして他の様々な機械が進化していく」
「ありがとうございます、御屋形様。それがしだけではございませぬ。この源五郎をはじめ一貫斎や、その他の職人の皆の尽力の賜物にございます。この技を活かし、家中の発展に尽くす所存でございます」
忠右衛門と二人は感激の面持ちで頭を下げた。
「うむ。誠にご苦労であった。この良き知らせを皆にも伝え、新たな鉄の時代に向けて家中の体制を整えねばならぬ」
純正は満足げに微笑むと、三人にさらなる技術革新を託すかのように頷いたのだった。
この晩、大宴会が行われたのは言うまでもない。これで、ジェームズワットくらいの蒸気機関ができたのかな? と思う純正であった。船だ船だ船だ! 汽車だ汽車だ汽車だ!
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