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西国王小佐々純正と第三勢力-第2.5次信長包囲網と迫り来る陰-
親書とポルトガル交換留学生、そして明の張居正
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元亀二年 十月四日 諫早城 小佐々純正
親愛なる小佐々純正殿、
貴殿の国書を拝読し、東インドの状況とイスパニアの脅威について深く理解しました。
しかし、残念ながら現時点で軍事支援をすることは、困難です。わがポルトガルとイスパニアは隣国であり、東インドでの衝突は、本国欧州での対立を生むからです。
しかしながら、通商関係の強化と情報交換を通じて、互いの国の利益を保護し、イスパニアの野望を阻止する可能性を探りたいと考えております。
この親書と同時に使節を派遣し、貴殿とさらなる対話を持ちたく存じます。ご健康と貴国の繁栄を心よりお祈り申し上げます。
元亀元年(1570年)十一月十五日
セバスティアン一世
やはりな。
ポルトガルはセブ島のスペイン人勢力に対して、退去を求めて武力行使も行った。
サラゴサ条約にて、子午線の西側はポルトガルの領有と決めたにも関わらず、スペインはフィリピンに居留地をつくろうとしている。
そのスペインを辛勝というのだろうか、なんとか撃退はしたものの、スペインはいずれまたマニラを攻撃するだろう。
俺たちはスペインよりも早く、マニラ防衛の準備を整え、迎撃する必要があった。
造船所の新設と拡張のために二年、そして新型の大型艦を建造して完成に二年。四年の年月がかかるのである。
「佐世保湊と佐伯湊、呉浦と餝磨津(姫路)に造船所の新設と拡張を行っているが、二号、三号とさらに増やさねばなるまい。材木の調達と今後の事を考えると、台湾とマニラにも作ることを考えねばならぬか」
「は、難しい判断とは存じますが、算用(予算)の多くをわが海軍省に充てがうのは、致し方のない事にございます。国あればこその民にて、おびただしい入目(費用)にござるが、なんとかせねばなりますまい」
海軍大臣の深堀純賢は言う。
「純賢よ、すまぬが各省と協議してどれほどの算用が要るか調べ、次回の会議に回してくれぬか」
「はは」
国内で大きな戦は起きないだろうとの予測で、海軍予算を大幅に増やさなければならない事に、頭が痛い。
「御屋形様、ポルトガルからの留学生が謁見を申し出ております」
「うむ、あいわかった。通すが良い」
親書とあわせて、ポルトガルからの留学生を十人ほど謁見した。ポルトガル国内だけでなく、広く人材を募ったようだ。
もちろん、帰国後はポルトガルの国益を担う重要な人材としてだろう。
「ジパングの西半分を治める小佐々平九郎殿下、遥か海を越え、知恵と好奇心の導きに従い、殿下のもとへと参じました。ジョン・ディーと申します。我が国と同様に栄えあるこの地で、学びと交流の新たな橋を築くことを願っております。セバスティアン一世陛下に代わり、そして私自身の探究心を胸に、この地の人々との対話を心より楽しみにしております」
ジョン・ディー、ジョン・ディー、ジョン・ディー……? どこかで聞いた事がある。ジョン・ディー……あ! ○○○時代オン○○○だ!
ジョン・ディーって錬金術師じゃなかったか?
いや、でもこの時代の錬金術師は、科学や数学やいろんな学問に精通していたと聞くし、そもそも錬金術から化学の過渡期でもあるか。
でも、確かイングランドじゃ? イングランドはプロテスタントだよな? あれ? 今はメアリー女王? エリザベスか! 急進派のピューリタンじゃなかったよな。
どっちにしても、ポルトガルに亡命したのだろうか? 魔術師としての印象は拭えなかったらしい。
「大義である。苦しゅうない、ゆるりと休まれ、大いに学ぶが良い」
俺は、オカルト系ならあまり関わらないようにしようと心に決めた。
「高貴なる小佐々平九郎殿下、ティコ・ブラーエと申します。私はデンマークの遠い地より星々の秘密を追い求め、貴国の地に足を踏み入れました。私は天空の星々の輝き、その理を追求すべく、常に新たな知識の探求に心を傾けております。貴国における深い知恵と知識、人々の温かい受容に感謝するとともに、この出会いが両国間の知識と理解のさらなる発展に寄与することを、心より願っております」
「ああ、うん、苦しゅうない、存分に学ばれよ」
うーん、何だろう。
ポルトガルだけなのか、それともクリスチャンだからなのか? 文書や口上が常に情緒的で詩的なのはなんでだ? これはヨーロッパ的なマナーなのだろうか。
日本で言うところの、『爽やかな秋晴れの日々が続くこの頃、近衛中将様におかれましては、お健やかにお過ごしのことと存じ奉りまする。このたびはご尊顔を拝し奉り、うんぬんかんぬん……』と同じなのだろうか?
ん? ティコ・ブラーエ? これも、どこかで……。? ……?
あ!
ティコ・ブラーエ→膨大な天文観測記録。
ヨハネス・ケプラー→その記録をもとにケプラーの法則を発表・ケプラー式望遠鏡。
ガリレオ・ガリレイ→言わずと知れた! ケプラーと切磋琢磨、というかお互いに意識しあった。
なんか知らんけど、やべえ人が来てるな。
あれ? それから謁見許可したけど、なんだこのラブラブ感は?
奥さんいるから一緒にいいよいいよ! で許可したけど、ボン! キュッ! ボン! (; ; 死語?)
うらやましい……いやいや! ごほん! げふん! ぎゃふん! (二人に殺される! ちなみに側室藤子との間にも八月に姫が産まれている)
学生結婚か……いや、学生前結婚か。
奥さんの名前はキアステン・ヤアアンスダター。
親愛なるセバスティアン一世陛下へ
ジパングにおける肥前王、小佐々平九郎より返書をお送りいたします。
まずは貴国の寛大なる支援のお申し出に深く感謝申し上げます。貴国の留学生たちも無事に領国に到着し、彼らの学識と才能はすでにこの地で花開き始めております。
陛下の通商関係の強化と情報交換の提案については、大いに賛同いたします。我が領国では既にイスパニアの動向を警戒し、さらなる防衛体制の強化に努めております。
また、留学生の中にジョン・ディーとティコ・ブラーエのような卓越した人物がいることに驚き、興奮しております。彼らの知識は、我が国の学問と技術の発展に大いに貢献することでしょう。
最後になりましたが、留学生たちが持参した貴国の文化や学問に対する敬意と感謝の意を表します。彼らの存在が、両国間の理解と共感を深める橋渡しとなることを信じております。
陛下のご健康と貴国の繁栄を祈りつつ。
元亀二年 十月四日 肥前王 小佐々平九郎
■明 北京 紫禁城
「次輔(副総理)様、日本からの返書がまだ届いておりませぬ。日本というよりも、日本の西側の小佐々、肥前王になりますが」
腹心の王国光が隆慶帝次輔である張居正へ報告する。
「そうか。予想はしていたが、やはり三年前の『化外の民』という表現がよろしくなかったようだ。徐階様が致仕(隠居)した後、趙貞吉が首輔となったばかりで、それどころではなかったのだ」
史実では隆慶帝末期から、万暦帝の初期の十年間にかけて、明の財政を立て直した張居正である。
しかしその時は、後ろ盾である徐階が致仕(隠居)した直後で、後任の趙貞吉のもと、発言力が弱まっていた時だったのだ。
「いかがしましょうか。このままでは首輔様……高拱様の覚えもよろしくないかと」
「そうだな、高拱殿はそのような事で私を弾劾することはないと思うが、いずれにしても歳入を増やさねばならぬ。鴻門の賄賂の調べはどうなっておる?」
「はい、やはり次輔様の予想どおり、年に銀二千三百両はわが国の国庫に入っておりましたが、おなじ量の銀が鴻門の役人にわたっておりました。この九年で二万両を超えます」
張居正は机をドン! と叩いた。
明はマカオに商館を建てる事、日本人の居留と現地での商売は認めていた。ただし、あくまでも現地での商売である。
しかし多くの日本人が、それを隠れ蓑に賄賂を渡して、日本との密貿易をやっていたのは事実であった。
三年前にそれが発覚し、役人が処刑されたのだ。しかしからくも、商館の閉鎖や日本人の退去は言い渡されなかった。
「許せぬ、やつらは国と民に奉仕すべき役人である。十分な禄を食みながら汚職に走るとは! よい! 財産を没収するとともに、日本に伝えよ、台湾の件で話を聞かぬとなれば、鴻門における商館閉鎖と日本人の退去を命じるのだ」
「はは」
親愛なる小佐々純正殿、
貴殿の国書を拝読し、東インドの状況とイスパニアの脅威について深く理解しました。
しかし、残念ながら現時点で軍事支援をすることは、困難です。わがポルトガルとイスパニアは隣国であり、東インドでの衝突は、本国欧州での対立を生むからです。
しかしながら、通商関係の強化と情報交換を通じて、互いの国の利益を保護し、イスパニアの野望を阻止する可能性を探りたいと考えております。
この親書と同時に使節を派遣し、貴殿とさらなる対話を持ちたく存じます。ご健康と貴国の繁栄を心よりお祈り申し上げます。
元亀元年(1570年)十一月十五日
セバスティアン一世
やはりな。
ポルトガルはセブ島のスペイン人勢力に対して、退去を求めて武力行使も行った。
サラゴサ条約にて、子午線の西側はポルトガルの領有と決めたにも関わらず、スペインはフィリピンに居留地をつくろうとしている。
そのスペインを辛勝というのだろうか、なんとか撃退はしたものの、スペインはいずれまたマニラを攻撃するだろう。
俺たちはスペインよりも早く、マニラ防衛の準備を整え、迎撃する必要があった。
造船所の新設と拡張のために二年、そして新型の大型艦を建造して完成に二年。四年の年月がかかるのである。
「佐世保湊と佐伯湊、呉浦と餝磨津(姫路)に造船所の新設と拡張を行っているが、二号、三号とさらに増やさねばなるまい。材木の調達と今後の事を考えると、台湾とマニラにも作ることを考えねばならぬか」
「は、難しい判断とは存じますが、算用(予算)の多くをわが海軍省に充てがうのは、致し方のない事にございます。国あればこその民にて、おびただしい入目(費用)にござるが、なんとかせねばなりますまい」
海軍大臣の深堀純賢は言う。
「純賢よ、すまぬが各省と協議してどれほどの算用が要るか調べ、次回の会議に回してくれぬか」
「はは」
国内で大きな戦は起きないだろうとの予測で、海軍予算を大幅に増やさなければならない事に、頭が痛い。
「御屋形様、ポルトガルからの留学生が謁見を申し出ております」
「うむ、あいわかった。通すが良い」
親書とあわせて、ポルトガルからの留学生を十人ほど謁見した。ポルトガル国内だけでなく、広く人材を募ったようだ。
もちろん、帰国後はポルトガルの国益を担う重要な人材としてだろう。
「ジパングの西半分を治める小佐々平九郎殿下、遥か海を越え、知恵と好奇心の導きに従い、殿下のもとへと参じました。ジョン・ディーと申します。我が国と同様に栄えあるこの地で、学びと交流の新たな橋を築くことを願っております。セバスティアン一世陛下に代わり、そして私自身の探究心を胸に、この地の人々との対話を心より楽しみにしております」
ジョン・ディー、ジョン・ディー、ジョン・ディー……? どこかで聞いた事がある。ジョン・ディー……あ! ○○○時代オン○○○だ!
ジョン・ディーって錬金術師じゃなかったか?
いや、でもこの時代の錬金術師は、科学や数学やいろんな学問に精通していたと聞くし、そもそも錬金術から化学の過渡期でもあるか。
でも、確かイングランドじゃ? イングランドはプロテスタントだよな? あれ? 今はメアリー女王? エリザベスか! 急進派のピューリタンじゃなかったよな。
どっちにしても、ポルトガルに亡命したのだろうか? 魔術師としての印象は拭えなかったらしい。
「大義である。苦しゅうない、ゆるりと休まれ、大いに学ぶが良い」
俺は、オカルト系ならあまり関わらないようにしようと心に決めた。
「高貴なる小佐々平九郎殿下、ティコ・ブラーエと申します。私はデンマークの遠い地より星々の秘密を追い求め、貴国の地に足を踏み入れました。私は天空の星々の輝き、その理を追求すべく、常に新たな知識の探求に心を傾けております。貴国における深い知恵と知識、人々の温かい受容に感謝するとともに、この出会いが両国間の知識と理解のさらなる発展に寄与することを、心より願っております」
「ああ、うん、苦しゅうない、存分に学ばれよ」
うーん、何だろう。
ポルトガルだけなのか、それともクリスチャンだからなのか? 文書や口上が常に情緒的で詩的なのはなんでだ? これはヨーロッパ的なマナーなのだろうか。
日本で言うところの、『爽やかな秋晴れの日々が続くこの頃、近衛中将様におかれましては、お健やかにお過ごしのことと存じ奉りまする。このたびはご尊顔を拝し奉り、うんぬんかんぬん……』と同じなのだろうか?
ん? ティコ・ブラーエ? これも、どこかで……。? ……?
あ!
ティコ・ブラーエ→膨大な天文観測記録。
ヨハネス・ケプラー→その記録をもとにケプラーの法則を発表・ケプラー式望遠鏡。
ガリレオ・ガリレイ→言わずと知れた! ケプラーと切磋琢磨、というかお互いに意識しあった。
なんか知らんけど、やべえ人が来てるな。
あれ? それから謁見許可したけど、なんだこのラブラブ感は?
奥さんいるから一緒にいいよいいよ! で許可したけど、ボン! キュッ! ボン! (; ; 死語?)
うらやましい……いやいや! ごほん! げふん! ぎゃふん! (二人に殺される! ちなみに側室藤子との間にも八月に姫が産まれている)
学生結婚か……いや、学生前結婚か。
奥さんの名前はキアステン・ヤアアンスダター。
親愛なるセバスティアン一世陛下へ
ジパングにおける肥前王、小佐々平九郎より返書をお送りいたします。
まずは貴国の寛大なる支援のお申し出に深く感謝申し上げます。貴国の留学生たちも無事に領国に到着し、彼らの学識と才能はすでにこの地で花開き始めております。
陛下の通商関係の強化と情報交換の提案については、大いに賛同いたします。我が領国では既にイスパニアの動向を警戒し、さらなる防衛体制の強化に努めております。
また、留学生の中にジョン・ディーとティコ・ブラーエのような卓越した人物がいることに驚き、興奮しております。彼らの知識は、我が国の学問と技術の発展に大いに貢献することでしょう。
最後になりましたが、留学生たちが持参した貴国の文化や学問に対する敬意と感謝の意を表します。彼らの存在が、両国間の理解と共感を深める橋渡しとなることを信じております。
陛下のご健康と貴国の繁栄を祈りつつ。
元亀二年 十月四日 肥前王 小佐々平九郎
■明 北京 紫禁城
「次輔(副総理)様、日本からの返書がまだ届いておりませぬ。日本というよりも、日本の西側の小佐々、肥前王になりますが」
腹心の王国光が隆慶帝次輔である張居正へ報告する。
「そうか。予想はしていたが、やはり三年前の『化外の民』という表現がよろしくなかったようだ。徐階様が致仕(隠居)した後、趙貞吉が首輔となったばかりで、それどころではなかったのだ」
史実では隆慶帝末期から、万暦帝の初期の十年間にかけて、明の財政を立て直した張居正である。
しかしその時は、後ろ盾である徐階が致仕(隠居)した直後で、後任の趙貞吉のもと、発言力が弱まっていた時だったのだ。
「いかがしましょうか。このままでは首輔様……高拱様の覚えもよろしくないかと」
「そうだな、高拱殿はそのような事で私を弾劾することはないと思うが、いずれにしても歳入を増やさねばならぬ。鴻門の賄賂の調べはどうなっておる?」
「はい、やはり次輔様の予想どおり、年に銀二千三百両はわが国の国庫に入っておりましたが、おなじ量の銀が鴻門の役人にわたっておりました。この九年で二万両を超えます」
張居正は机をドン! と叩いた。
明はマカオに商館を建てる事、日本人の居留と現地での商売は認めていた。ただし、あくまでも現地での商売である。
しかし多くの日本人が、それを隠れ蓑に賄賂を渡して、日本との密貿易をやっていたのは事実であった。
三年前にそれが発覚し、役人が処刑されたのだ。しかしからくも、商館の閉鎖や日本人の退去は言い渡されなかった。
「許せぬ、やつらは国と民に奉仕すべき役人である。十分な禄を食みながら汚職に走るとは! よい! 財産を没収するとともに、日本に伝えよ、台湾の件で話を聞かぬとなれば、鴻門における商館閉鎖と日本人の退去を命じるのだ」
「はは」
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