322 / 810
九州統一なるか?純正と信長包囲網-肥薩戦争と四国戦役-
留学生問題と種バナナの悲劇 ~純正が見た戦国時代の果物事情~
しおりを挟む
永禄十二年 八月二日 諫早城
結局、紛糾した留学生議論だったが、リストにあった人物のうち十二歳から十五歳までの者は、中学生として留学させるようにした。一般の学生と同じ様にしたのだ。
森長可は純アルメイダ大学附属中学校へ編入。いまの段階でまだ五ヶ月だから、ギリギリ問題ないだろうとのこと。奇妙丸も同様である。
歴史を知っている純正にとっては、奇妙丸が森長可と学友になる事自体が、不思議な感覚である。しかし当の長可は主君の嫡男と一緒なのだ。気が気ではないだろう。
残りの四人である奥田直政と可児才蔵、河尻秀長と平手汎秀は大学にそのまま残る。四人一組で専属の講師をつける事になった。そしてその講師は、新設する教育学部の学生とする。
残りの奇妙丸(史実ではもっと後に元服しているが、作中では済で以降信忠と記載)以外の人員は、基本大学編入は断った。どうしても、というのであれば五名まで。人がいないのだ。
その五名にも専属の講師をつける。残りは若年の十二歳から十五歳の者を選んで、中学編入とした。それから留学生だからと言って特別な扱いは当然なし。信忠も同様である。
さて、これで信長がどういう反応をするか? 純正は考えた。信忠と既存の五名は既定路線だが、残りの十九名は人選のやり直しだ。それでも仕方がない。こっちはこれでも無理をしているんだ。
そういう内容の書状を送った。これはどう考えても、大きな貸しだ。どう返してもらおうか。なにか対価を探さねば。直茂が言う通り、なんでもかんでもOKではない。
「ふう、疲れた」
純正は首をぐるぐる回し、ストレッチをする。ラジオがないからラジオ体操ではない。実際違うのだが、十代の時に覚えた(前世で)体操を思い出しながらやる。
タバコは前世でも吸っていなかったから、もちろん禁断症状はない。現世でもそうだ。タバコって確か江戸時代に入ってきたんだっけ? うーん、戦国時代なら禁止すべきなんだろうか。
そんなどうでもいいような事を考えて、純正が居室でくつろいでいると、近習が声をかけてきた。
「との、よろしいでしょうか」
「なんだ」
「ばなな、というものが到着したそうで、殿に一番に知らせるようにと」
横になってくつろいでいた純正であったが、飛び起きた。
ばなな、そう、あのバナナである。
二年前の永禄十年(1567年)の十一月に、琉球との通商が正式に決定した。
その後安南国(ベトナム)の富春など、東南アジアの諸国からから琉球に向けて、胡椒やナツメグなどの香辛料と一緒に果物も送らせて、栽培していたのだ。
もちろん、琉球政府とは新しい産物の開発という事で了解はもらっている。
おそらく、というか間違いなく日本初であろう。これから先、続々と香辛料や果物などが日本に上陸する。もちろん台湾で栽培可能になるまでは琉球にお願いする。
純正には期待しかない。やっと、やっと、やっとバナナが食べられる、そう思ったのだ。
「よし、持ってきてくれ」
近習に頼むと、よだれが出てきた。これは前世も含めて初めての経験だ。いや、もちろんよだれは出ていたんだろうが、今回は最大の唾の量だろう、そう感じたのだ。
楽しみに待っていると、盆にのせられた一房のバナナがやってきた。何もせずにそのまま持って来いと言ったのだ。近習が声をかけ、許可をすると戸が開いて入ってきた。
「ん?」
なんだか小さい。普通のバナナより、小ぶりではない。明らかに形が違って小さいのだ。
純正は嫌な予感がした。まだ転生したばかりのころ、太田和(旧沢森)城下を散策した時、マツばあちゃんに教えてもらったビワを思い出したのだ。(! 農商務省と生物学部にビワの品種改良を依頼しないと)
恐る恐る手に取る。やはり小さい。純正はところどころにシュガースポットがあるバナナの皮を剥く。匂いをかぐと、ほんのり甘い。見た目はサイズ以外普通のバナナだ。
そして、思い切ってかぶりつく!
「!」
がり、がり、ぐじゃ、ぐじゃ……。
「なんじゃこりゃあ!」
思わず純正は叫んだ。ありえない感覚に思わず吐き出しそうになる。
そしてゆっくりと、口の中のものを紙に吐き出す。見ると、小豆大くらいの種がびっしりと詰まっているではないか。純正は自分の目を疑った。
バナナの種? ありえない。なんでだ? 他のバナナを全部、皮をむいて確認するが、そのすべてが種バナナであった。純正の目の前が真っ暗になる。
近習を下がらせ、一人純正は目をとじて考える。ゆっくり深呼吸をしては、なぜだ? なぜだ? なぜだ? を繰り返した。が、答えが出るわけがない。
種バナナ、それが現実であり事実なのだ。
(ああああああああああああ!)
と叫びたいのを必死でこらえる。
冗談じゃない。琉球には出荷分の代金は払っているのだ。売り物にならないなんて、あり得ない。そう言いきかせ、考える純正であったが、損得勘定しか頭に浮かばない。
まてよ? いや、可能性は、いや、あるかないか。わずかな可能性を信じて、バナナの集荷場へ行く。バナナは長崎の湊へ陸揚げされ、陸路で諫早まで運ばれてきたのだ。
輸送費だってかかっている。純正は城下の集積場へいくと、すべてのバナナを調べた。一房全部ではない。一房の中の一本だけ中をしらべる。
膨大な量のバナナだ。全部を調べるのには時間がかかる。皮をむいて中身を調べる、調べる、調べる。ひたすら調べる。
そして、その瞬間はやってきた。ひとつだけ、ひとつだけ種のないバナナがあったのだ。種のないバナナの栽培は、紀元前から行われていた。
それを知っていたから、おかしいと思ったのだ。
はめられた。種なしバナナは栽培されている。現地人から株を分けてもらう時に、騙されたのだ。十分な謝礼金を払い、さらにプラスして苗代も当然払ったのだ。
元現代人の純正でさえ、野生のバナナと栽培されているバナナの見分けなんてつかないだろう。見た目はおそらく同じだ。生えている場所を、畑と見るかジャングルとみるか。
もしくは現地の人に、苗だけ持ってこさせたのかもしれない。それであれば区別がつかないはずだ。その搬入の際に一つだけ、本物の栽培バナナの苗が入っていたのだ。
これは不幸中の幸いだった。一株あたり、十から十五房とれるので、まだあるはずだ。しかし栽培するには一株だけではどうしようもない。琉球へ人をやって調べよう。
そして次回は、別のところで仕入れる。スタッフにも必ず畑に同行して、種なしバナナと確認して、株を売ってもらうように厳命する。
原因はわかったものの……。
ああ~いったいいくら損したんだ? 悔やんでも悔やみきれない純正であった。
結局、紛糾した留学生議論だったが、リストにあった人物のうち十二歳から十五歳までの者は、中学生として留学させるようにした。一般の学生と同じ様にしたのだ。
森長可は純アルメイダ大学附属中学校へ編入。いまの段階でまだ五ヶ月だから、ギリギリ問題ないだろうとのこと。奇妙丸も同様である。
歴史を知っている純正にとっては、奇妙丸が森長可と学友になる事自体が、不思議な感覚である。しかし当の長可は主君の嫡男と一緒なのだ。気が気ではないだろう。
残りの四人である奥田直政と可児才蔵、河尻秀長と平手汎秀は大学にそのまま残る。四人一組で専属の講師をつける事になった。そしてその講師は、新設する教育学部の学生とする。
残りの奇妙丸(史実ではもっと後に元服しているが、作中では済で以降信忠と記載)以外の人員は、基本大学編入は断った。どうしても、というのであれば五名まで。人がいないのだ。
その五名にも専属の講師をつける。残りは若年の十二歳から十五歳の者を選んで、中学編入とした。それから留学生だからと言って特別な扱いは当然なし。信忠も同様である。
さて、これで信長がどういう反応をするか? 純正は考えた。信忠と既存の五名は既定路線だが、残りの十九名は人選のやり直しだ。それでも仕方がない。こっちはこれでも無理をしているんだ。
そういう内容の書状を送った。これはどう考えても、大きな貸しだ。どう返してもらおうか。なにか対価を探さねば。直茂が言う通り、なんでもかんでもOKではない。
「ふう、疲れた」
純正は首をぐるぐる回し、ストレッチをする。ラジオがないからラジオ体操ではない。実際違うのだが、十代の時に覚えた(前世で)体操を思い出しながらやる。
タバコは前世でも吸っていなかったから、もちろん禁断症状はない。現世でもそうだ。タバコって確か江戸時代に入ってきたんだっけ? うーん、戦国時代なら禁止すべきなんだろうか。
そんなどうでもいいような事を考えて、純正が居室でくつろいでいると、近習が声をかけてきた。
「との、よろしいでしょうか」
「なんだ」
「ばなな、というものが到着したそうで、殿に一番に知らせるようにと」
横になってくつろいでいた純正であったが、飛び起きた。
ばなな、そう、あのバナナである。
二年前の永禄十年(1567年)の十一月に、琉球との通商が正式に決定した。
その後安南国(ベトナム)の富春など、東南アジアの諸国からから琉球に向けて、胡椒やナツメグなどの香辛料と一緒に果物も送らせて、栽培していたのだ。
もちろん、琉球政府とは新しい産物の開発という事で了解はもらっている。
おそらく、というか間違いなく日本初であろう。これから先、続々と香辛料や果物などが日本に上陸する。もちろん台湾で栽培可能になるまでは琉球にお願いする。
純正には期待しかない。やっと、やっと、やっとバナナが食べられる、そう思ったのだ。
「よし、持ってきてくれ」
近習に頼むと、よだれが出てきた。これは前世も含めて初めての経験だ。いや、もちろんよだれは出ていたんだろうが、今回は最大の唾の量だろう、そう感じたのだ。
楽しみに待っていると、盆にのせられた一房のバナナがやってきた。何もせずにそのまま持って来いと言ったのだ。近習が声をかけ、許可をすると戸が開いて入ってきた。
「ん?」
なんだか小さい。普通のバナナより、小ぶりではない。明らかに形が違って小さいのだ。
純正は嫌な予感がした。まだ転生したばかりのころ、太田和(旧沢森)城下を散策した時、マツばあちゃんに教えてもらったビワを思い出したのだ。(! 農商務省と生物学部にビワの品種改良を依頼しないと)
恐る恐る手に取る。やはり小さい。純正はところどころにシュガースポットがあるバナナの皮を剥く。匂いをかぐと、ほんのり甘い。見た目はサイズ以外普通のバナナだ。
そして、思い切ってかぶりつく!
「!」
がり、がり、ぐじゃ、ぐじゃ……。
「なんじゃこりゃあ!」
思わず純正は叫んだ。ありえない感覚に思わず吐き出しそうになる。
そしてゆっくりと、口の中のものを紙に吐き出す。見ると、小豆大くらいの種がびっしりと詰まっているではないか。純正は自分の目を疑った。
バナナの種? ありえない。なんでだ? 他のバナナを全部、皮をむいて確認するが、そのすべてが種バナナであった。純正の目の前が真っ暗になる。
近習を下がらせ、一人純正は目をとじて考える。ゆっくり深呼吸をしては、なぜだ? なぜだ? なぜだ? を繰り返した。が、答えが出るわけがない。
種バナナ、それが現実であり事実なのだ。
(ああああああああああああ!)
と叫びたいのを必死でこらえる。
冗談じゃない。琉球には出荷分の代金は払っているのだ。売り物にならないなんて、あり得ない。そう言いきかせ、考える純正であったが、損得勘定しか頭に浮かばない。
まてよ? いや、可能性は、いや、あるかないか。わずかな可能性を信じて、バナナの集荷場へ行く。バナナは長崎の湊へ陸揚げされ、陸路で諫早まで運ばれてきたのだ。
輸送費だってかかっている。純正は城下の集積場へいくと、すべてのバナナを調べた。一房全部ではない。一房の中の一本だけ中をしらべる。
膨大な量のバナナだ。全部を調べるのには時間がかかる。皮をむいて中身を調べる、調べる、調べる。ひたすら調べる。
そして、その瞬間はやってきた。ひとつだけ、ひとつだけ種のないバナナがあったのだ。種のないバナナの栽培は、紀元前から行われていた。
それを知っていたから、おかしいと思ったのだ。
はめられた。種なしバナナは栽培されている。現地人から株を分けてもらう時に、騙されたのだ。十分な謝礼金を払い、さらにプラスして苗代も当然払ったのだ。
元現代人の純正でさえ、野生のバナナと栽培されているバナナの見分けなんてつかないだろう。見た目はおそらく同じだ。生えている場所を、畑と見るかジャングルとみるか。
もしくは現地の人に、苗だけ持ってこさせたのかもしれない。それであれば区別がつかないはずだ。その搬入の際に一つだけ、本物の栽培バナナの苗が入っていたのだ。
これは不幸中の幸いだった。一株あたり、十から十五房とれるので、まだあるはずだ。しかし栽培するには一株だけではどうしようもない。琉球へ人をやって調べよう。
そして次回は、別のところで仕入れる。スタッフにも必ず畑に同行して、種なしバナナと確認して、株を売ってもらうように厳命する。
原因はわかったものの……。
ああ~いったいいくら損したんだ? 悔やんでも悔やみきれない純正であった。
2
お気に入りに追加
157
あなたにおすすめの小説
『転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く~時代・技術考証や設定などは完全無視です!~』
姜維信繁
ファンタジー
佐賀藩より早く蒸気船に蒸気機関車、アームストロング砲。列強に勝つ!
人生100年時代の折り返し地点に来た企画営業部長の清水亨は、大きなプロジェクトをやり遂げて、久しぶりに長崎の実家に帰ってきた。
学生時代の仲間とどんちゃん騒ぎのあげく、急性アルコール中毒で死んでしまう。
しかし、目が覚めたら幕末の動乱期。龍馬や西郷や桂や高杉……と思いつつ。あまり幕末史でも知名度のない「薩長土肥」の『肥』のさらに隣の藩の大村藩のお話。
で、誰に転生したかと言うと、これまた誰も知らない、地元の人もおそらく知らない人の末裔として。
なーんにもしなければ、間違いなく幕末の動乱に巻き込まれ、戊辰戦争マッシグラ。それを回避して西洋列強にまけない国(藩)づくりに励む事になるのだが……。
玲子さんは自重しない~これもある種の異世界転生~
やみのよからす
ファンタジー
病院で病死したはずの月島玲子二十五歳大学研究職。目を覚ますと、そこに広がるは広大な森林原野、後ろに控えるは赤いドラゴン(ニヤニヤ)、そんな自分は十歳の体に(材料が足りませんでした?!)。
時は、自分が死んでからなんと三千万年。舞台は太陽系から離れて二百二十五光年の一惑星。新しく作られた超科学なミラクルボディーに生前の記憶を再生され、地球で言うところの中世後半くらいの王国で生きていくことになりました。
べつに、言ってはいけないこと、やってはいけないことは決まっていません。ドラゴンからは、好きに生きて良いよとお墨付き。実現するのは、はたは理想の社会かデストピアか?。
月島玲子、自重はしません!。…とは思いつつ、小市民な私では、そんな世界でも暮らしていく内に周囲にいろいろ絆されていくわけで。スーパー玲子の明日はどっちだ?
カクヨムにて一週間ほど先行投稿しています。
書き溜めは100話越えてます…
悪役令嬢の騎士
コムラサキ
ファンタジー
帝都の貧しい家庭に育った少年は、ある日を境に前世の記憶を取り戻す。
異世界に転生したが、戦争に巻き込まれて悲惨な最期を迎えてしまうようだ。
少年は前世の知識と、あたえられた特殊能力を使って生き延びようとする。
そのためには、まず〈悪役令嬢〉を救う必要がある。
少年は彼女の騎士になるため、この世界で生きていくことを決意する。
またね。次ね。今度ね。聞き飽きました。お断りです。
朝山みどり
ファンタジー
ミシガン伯爵家のリリーは、いつも後回しにされていた。転んで怪我をしても、熱を出しても誰もなにもしてくれない。わたしは家族じゃないんだとリリーは思っていた。
婚約者こそいるけど、相手も自分と同じ境遇の侯爵家の二男。だから、リリーは彼と家族を作りたいと願っていた。
だけど、彼は妹のアナベルとの結婚を望み、婚約は解消された。
リリーは失望に負けずに自身の才能を武器に道を切り開いて行った。
「なろう」「カクヨム」に投稿しています。
チート転生~チートって本当にあるものですね~
水魔沙希
ファンタジー
死んでしまった片瀬彼方は、突然異世界に転生してしまう。しかも、赤ちゃん時代からやり直せと!?何げにステータスを見ていたら、何やら面白そうなユニークスキルがあった!!
そのスキルが、随分チートな事に気付くのは神の加護を得てからだった。
亀更新で気が向いたら、随時更新しようと思います。ご了承お願いいたします。
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり
イミヅカ
ファンタジー
ここは、剣と魔法の異世界グリム。
……その大陸の真ん中らへんにある、荒野広がるだけの平和なスラガン地方。
近辺の大都市に新しい冒険者ギルド本部が出来たことで、辺境の町バッファロー冒険者ギルド支部は無名のままどんどん寂れていった。
そんな所に見習い冒険者のナガレという青年が足を踏み入れる。
無名なナガレと崖っぷちのギルド。おまけに巨悪の陰謀がスラガン地方を襲う。ナガレと仲間たちを待ち受けている物とは……?
チートスキルも最強ヒロインも女神の加護も何もナシ⁉︎ ハーレムなんて夢のまた夢、無双もできない弱小冒険者たちの成長ストーリー!
努力と友情で、逆境跳ね除け成り上がれ!
(この小説では数字が漢字表記になっています。縦読みで読んでいただけると幸いです!)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる