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九州三強と中央への目-肥後の相良と阿蘇、そして北肥後国人衆-
宗麟と四家老
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七月 臼杵城 沢森利三郎
「して利三郎とやら、こたびは何用じゃ?弾正大弼はなんと申しておる?」
目の前には宗麟の他に戸次鑑連、臼杵鑑速、吉弘鑑理、吉岡長増がいる。先日殿から命を受け、筑前の件を話しに来た。家格が上の大友家との引見は今回が初めてではないが、やはり身が引き締まる思いだ。
「はは。されば筑前の事にございます。」
「昨今の筑前の情勢穏やかならず、民が困窮してわが肥前に流民として入ってきております。」
「わが殿におかれましては、たいへん心を痛めておいでです。そのため、米麦など食べ物や衣服、雨風をしのぐための家屋などを用意して事にあたっております。」
「されど百や二百ならいざしらず、千を超す数にございます。いずれは万を超す勢いにて、われらにも限度がございまする。」
「それで?」
宗麟は冷ややかな目を向ける。
「・・・流民を、防いで欲しく存じます。」
汗が、流れる。
「ふむ。ふむふむふむ。それで、どうだ長増?」
家老の吉岡長増に確認している。
「は、されば筑前の流民ですが、こたびの騒乱がすべての原因ではないかと存じます。」
「ふむ。」
宗麟がうなずく。
「立花、高橋、秋月の領内においては豊後と同じく政を行うよう差配しております。しかしそれでも、領主の良し悪しで民の暮らしは変わってまいりましょう。」
長増は続けた。
「だ、そうだ。」
宗麟は全く関心がないわけではないが、煩わしく感じているようだ。
「それは、つまり、探題様はすべからく同じ様に治めているが、領主のやりようが悪く民が困窮している、と?」
宗麟は何も言わず、ただ口元に笑みを浮かべている。
「それは、しかし、国人領主の不手際は・・・・。まことに恐れ多いのですが、それを従える大名の・・・不、手、、際、、、ではないでしょうか?」
「無礼な!」
戸次鑑連が怒鳴り、わしを睨みつける。わしは黙って平伏する。
「それで、つまるところ、お主は何が言いたいのじゃ?」
臼杵鑑速が聞いてきた。
「は、それでは速やかにこたびの騒乱をお沈めいただき、民を安寧に導いていただきたく存じます。」
心臓の鼓動が聞こえる。高鳴り、早まっているのがわかる。
「馬鹿げた事を。お主に言われぬでもわかりきっておるわ。」
終始沈黙していた吉弘鑑理が吐き捨てる様に言った。
宗麟公も含め、ここにいる四人全員が苛立っているようだ。
「されど、されど、・・・あえて申し上げまする。」
もう少しだ。この際どいせめぎあいが外交なのだ。
「なんじゃ。」
宗麟は傑物四人を従えて、王者の風格が漂っている。
「筑前の騒乱一昨年に起こりて、すでに二年が経とうとしておりまする。」
「それがどうした!」
「もし!もし!このまな流民が増え続ければ、われらとしても動かざるを得ませぬ!」
・・・・・・・一同が静まり返った。
「わが殿は寛容なお方なれど、今は無論の事、このまま続けばわれらに益はありませぬ。それゆえ、このまま何も変わらなければ、その元を断つべく、動くしかござりませぬ。」
(本当は、十万二十万人、十年二十年ならいざしらず、当面は、まったく問題ない。移住させて肥前の領民にすればいいだけの話。)
「ほほう。筑前を攻めるのか。」
宗麟は明らかに見下している。
「はい。本意ではございませぬが、状況が変わらぬとあらば、致し方ございませぬ。われらが攻め入り、争乱の元を断ち、流民をあるべきところに返しとうございます。」
「なるほど。」
「ただし、筑前の民を救うためとはいえ、他国の事にございます。肥前のわれらが本来介入すべき事ではございません。」
「ですからわれらの殿弾正大弼様が、肥前守護ならびに筑前守護の、九州探題たる宗麟様に乞われた。それゆえ筑前征伐を行った、という事実が必要です。起請文をいただきたく存じます。」
ゆっくり、はっきりと伝えた。
「乞われてだと!!??」
家老四人が声をあげた。宗麟は、例の表情のままだ。
「なぜ乞わねばならぬのだ!!??」
「いえ!!しからば!!命じられて、でも構いませぬ。どちらでも良いのです。要は探題である宗麟様のご意向でわれらが動いた証が欲しいのです。」
「なるほどの。」
「それともう一つ、筑前におかれては、切り取り次第にてお願い申し上げまする。」
「なにい!ふざけた事を!」
四人がめいめいに声をあげる。
「われら、たとえ自らのためとはいえ、銭も物も動かしまする。血を流して得た物を、ではお返ししますでは道理が通りませぬ。」
(ここは引いてはならぬ。)
「それともう一つ!皆様も、われらが簡単に筑前を平定できるとは思っておらぬでしょう?乞うて、はまことに申し訳ござりませぬ。言い過ぎでございました。探題様の命にて援軍として、と思っていただければ結構にございます。われらと時を同じくして攻め込むも良し。こちらは勝手にやらせて頂きますが、頃合いを見てお好きな様になさってください。いかがでしょうか。みなさまもこれ以上戦が長引くのは本意ではござりませぬでしょう?」
(さて、どう出るか)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「みなどう思う?」と宗麟。
「馬鹿げた話です。一蹴いたしましょう。」鑑連。
「ただの援軍と考えれば、悪い話ではござりませぬ。」長増。
「しかし、切り取り勝手はやりすぎだと思うが。」鑑理。
「結局は戦後の領土交渉になりましょう。」鑑速。
・・・「では・・・」長増がまとめようとする。
「『切り取り勝手』は難しい。しかし起請文に、『合戦にて得た領地にならびに領主、その他の仕置は筑前平定後、あらためて協議する』との文言を入れればどうでしょうか。交渉と書いている以上、われらの一方的な押し付けにはなりませぬ。そしてどうみても、力はわれらが上。交渉はわれらが優位に進めればよろしいかと。」
全員が話し込んでいる。
「よし、わかった。それでは長増の言う通り、起請文に一文入れる、これでよいな?」
全員がうなずいている。どうやらまとまったようだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「利三郎とやら、わかった。そなたの言う通りにいたそう。起請文を書く。ただし、『切り取り勝手』は厳しいゆえ、合戦のあとに領地、領主の仕置等を協議する、でもよいか。」
「ありがとうございます。それともう一文。」
なんだ?と面倒くさそうな宗麟。
「われわれとしても無駄な血は流しとうござりませぬ。『降伏勧告、和睦交渉、いかなる話し合いも決せず、やむなく合戦に及んだ場合、その合戦後、すべての仕置は協議の上とする』と加えてくださいますよう。」
「あいわかった。その様にいたそう。」
臼杵城を後にした。よし!!!!!!!!!!!!!
「して利三郎とやら、こたびは何用じゃ?弾正大弼はなんと申しておる?」
目の前には宗麟の他に戸次鑑連、臼杵鑑速、吉弘鑑理、吉岡長増がいる。先日殿から命を受け、筑前の件を話しに来た。家格が上の大友家との引見は今回が初めてではないが、やはり身が引き締まる思いだ。
「はは。されば筑前の事にございます。」
「昨今の筑前の情勢穏やかならず、民が困窮してわが肥前に流民として入ってきております。」
「わが殿におかれましては、たいへん心を痛めておいでです。そのため、米麦など食べ物や衣服、雨風をしのぐための家屋などを用意して事にあたっております。」
「されど百や二百ならいざしらず、千を超す数にございます。いずれは万を超す勢いにて、われらにも限度がございまする。」
「それで?」
宗麟は冷ややかな目を向ける。
「・・・流民を、防いで欲しく存じます。」
汗が、流れる。
「ふむ。ふむふむふむ。それで、どうだ長増?」
家老の吉岡長増に確認している。
「は、されば筑前の流民ですが、こたびの騒乱がすべての原因ではないかと存じます。」
「ふむ。」
宗麟がうなずく。
「立花、高橋、秋月の領内においては豊後と同じく政を行うよう差配しております。しかしそれでも、領主の良し悪しで民の暮らしは変わってまいりましょう。」
長増は続けた。
「だ、そうだ。」
宗麟は全く関心がないわけではないが、煩わしく感じているようだ。
「それは、つまり、探題様はすべからく同じ様に治めているが、領主のやりようが悪く民が困窮している、と?」
宗麟は何も言わず、ただ口元に笑みを浮かべている。
「それは、しかし、国人領主の不手際は・・・・。まことに恐れ多いのですが、それを従える大名の・・・不、手、、際、、、ではないでしょうか?」
「無礼な!」
戸次鑑連が怒鳴り、わしを睨みつける。わしは黙って平伏する。
「それで、つまるところ、お主は何が言いたいのじゃ?」
臼杵鑑速が聞いてきた。
「は、それでは速やかにこたびの騒乱をお沈めいただき、民を安寧に導いていただきたく存じます。」
心臓の鼓動が聞こえる。高鳴り、早まっているのがわかる。
「馬鹿げた事を。お主に言われぬでもわかりきっておるわ。」
終始沈黙していた吉弘鑑理が吐き捨てる様に言った。
宗麟公も含め、ここにいる四人全員が苛立っているようだ。
「されど、されど、・・・あえて申し上げまする。」
もう少しだ。この際どいせめぎあいが外交なのだ。
「なんじゃ。」
宗麟は傑物四人を従えて、王者の風格が漂っている。
「筑前の騒乱一昨年に起こりて、すでに二年が経とうとしておりまする。」
「それがどうした!」
「もし!もし!このまな流民が増え続ければ、われらとしても動かざるを得ませぬ!」
・・・・・・・一同が静まり返った。
「わが殿は寛容なお方なれど、今は無論の事、このまま続けばわれらに益はありませぬ。それゆえ、このまま何も変わらなければ、その元を断つべく、動くしかござりませぬ。」
(本当は、十万二十万人、十年二十年ならいざしらず、当面は、まったく問題ない。移住させて肥前の領民にすればいいだけの話。)
「ほほう。筑前を攻めるのか。」
宗麟は明らかに見下している。
「はい。本意ではございませぬが、状況が変わらぬとあらば、致し方ございませぬ。われらが攻め入り、争乱の元を断ち、流民をあるべきところに返しとうございます。」
「なるほど。」
「ただし、筑前の民を救うためとはいえ、他国の事にございます。肥前のわれらが本来介入すべき事ではございません。」
「ですからわれらの殿弾正大弼様が、肥前守護ならびに筑前守護の、九州探題たる宗麟様に乞われた。それゆえ筑前征伐を行った、という事実が必要です。起請文をいただきたく存じます。」
ゆっくり、はっきりと伝えた。
「乞われてだと!!??」
家老四人が声をあげた。宗麟は、例の表情のままだ。
「なぜ乞わねばならぬのだ!!??」
「いえ!!しからば!!命じられて、でも構いませぬ。どちらでも良いのです。要は探題である宗麟様のご意向でわれらが動いた証が欲しいのです。」
「なるほどの。」
「それともう一つ、筑前におかれては、切り取り次第にてお願い申し上げまする。」
「なにい!ふざけた事を!」
四人がめいめいに声をあげる。
「われら、たとえ自らのためとはいえ、銭も物も動かしまする。血を流して得た物を、ではお返ししますでは道理が通りませぬ。」
(ここは引いてはならぬ。)
「それともう一つ!皆様も、われらが簡単に筑前を平定できるとは思っておらぬでしょう?乞うて、はまことに申し訳ござりませぬ。言い過ぎでございました。探題様の命にて援軍として、と思っていただければ結構にございます。われらと時を同じくして攻め込むも良し。こちらは勝手にやらせて頂きますが、頃合いを見てお好きな様になさってください。いかがでしょうか。みなさまもこれ以上戦が長引くのは本意ではござりませぬでしょう?」
(さて、どう出るか)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「みなどう思う?」と宗麟。
「馬鹿げた話です。一蹴いたしましょう。」鑑連。
「ただの援軍と考えれば、悪い話ではござりませぬ。」長増。
「しかし、切り取り勝手はやりすぎだと思うが。」鑑理。
「結局は戦後の領土交渉になりましょう。」鑑速。
・・・「では・・・」長増がまとめようとする。
「『切り取り勝手』は難しい。しかし起請文に、『合戦にて得た領地にならびに領主、その他の仕置は筑前平定後、あらためて協議する』との文言を入れればどうでしょうか。交渉と書いている以上、われらの一方的な押し付けにはなりませぬ。そしてどうみても、力はわれらが上。交渉はわれらが優位に進めればよろしいかと。」
全員が話し込んでいる。
「よし、わかった。それでは長増の言う通り、起請文に一文入れる、これでよいな?」
全員がうなずいている。どうやらまとまったようだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「利三郎とやら、わかった。そなたの言う通りにいたそう。起請文を書く。ただし、『切り取り勝手』は厳しいゆえ、合戦のあとに領地、領主の仕置等を協議する、でもよいか。」
「ありがとうございます。それともう一文。」
なんだ?と面倒くさそうな宗麟。
「われわれとしても無駄な血は流しとうござりませぬ。『降伏勧告、和睦交渉、いかなる話し合いも決せず、やむなく合戦に及んだ場合、その合戦後、すべての仕置は協議の上とする』と加えてくださいますよう。」
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