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痴話喧嘩
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「藤澤、新人に手、出すなよー?」
面白がるような営業の男性の声が聞こえた。
「出すわけないでしょ、皆さんと一緒にしないでください」
藤澤君の冷静な声が背後から聞こえた。少し怒っているようにすら聞こえた。声を聞く限り藤澤君自身はほとんど素面のようで少しほっとした。
「新人さんって飲み慣れてないから、ああいう風になっちゃったりするよね」
「でも南沢さん可愛いからさ、絶対危ないよ、あんな潰れるまで飲んだら」
「飲ましたの、誰だろうね? 営業さんの飲み、激しいからね……」
総務室の女性たちが南沢さんを見遣りながら小声で言い合っていた。南沢さんのことを心配しているようにも呆れているようにも聞こえる絶妙な言い回しだ。
「でも藤澤君に介抱されるとか、羨ましくない?」
「羨ましいー。私だったら介抱されるふりして襲うね」
「ちょっと、そんなの今どき聞かれたら逆セクハラだよ?」
そう小声で盛り上がる女性たちの会話にも冷や汗が噴き出た。
ちらりと藤澤君のほうを見ると、南沢さんを半分抱きかかえるようにして部屋の外に運ぼうとしている姿が見えた。見なければ良かったと思いながらまた目を逸らした。
先輩社員が後輩を介抱しているだけ……頭ではわかっているのに、先ほど目に飛び込んできた南沢さんと藤澤君の姿が目に焼き付いて離れなかった。
・
・
・
飲み会から一人で帰る途中、携帯に藤澤君からのラインが入った。『部屋で待っていて』と書かれていた。もらっていた合い鍵で藤澤君の部屋に帰った。
藤澤君が帰ってきたのは私が藤澤君の部屋についた三十分後くらいだった。
「……俺以外のやつが送って行ってたら、冗談抜きで危なかったよ。須藤とか、佐々木とか、しょっちゅう南沢さんにちょっかい出しててさ。同じ営業の仲間だっていうのに女の子っていうだけであんなデレデレしてたら、けじめつかないよ」
藤澤君は本当に疲れ切っている様子だった。こんな風に愚痴る藤澤君はあまり見たことがなかった。
「ちゃんと言い聞かせておいた。あんなに飲み過ぎたら駄目だって。あいつ、あんまり飲めないくせに無茶するんだよな……。酒を飲み始めの大学生じゃないんだから、もう少し加減しろって叱っておいた」
『叱っておいた』という親し気な言い方が胸にかすかに刺さった。自分がこんなにねちねちした嫉妬心を抱える女だとは知らなかった。……藤澤君と付き合うまでは。
彼のとった行動が新人の教育係として正しかったと頭では分かっている。
わかっていても、あんな風に私以外の女の子が藤澤君に抱きついたことや、藤澤君が南沢さんを半分抱きかかえるようにタクシーまで運んだことは事実で、それを考えると笑顔で彼にお疲れさまと言ってあげる気持ちにはなれなかった。
私が無言でいることに気がついて藤澤君が尋ねてきた。
「奈々美さん……もしかして、南沢さんを送っていったのを気にしてる?」
「……気にしてないと思う?」
私は不機嫌を隠さずに言った。
「送ったって言ったってタクシーまでだよ? 抱きつかれたのだって完全にアクシデントで」
藤澤君は慌てた様子で言った。
「ふうん」
「え、怒ってる? そんな、せっかく久しぶりに会えたのに」
そう言って藤澤君はダイニングテーブルに腰かけていた私を立ったまま後ろから抱き締めてきた。
「……奈々美さん成分足りてないから、充電させて?」
「ふーん……」
藤澤君はずるい。こうやって甘えたら私が機嫌を直すと思っている。
「怒ってる?」
「……」
私が黙っていると藤澤君ははにかむような笑顔を浮かべたまま、私の首回りや顔回りを鼻先でこすった。
段々と藤澤君がこの状況を楽しんでいるように思えてきて私はムッとした顔のまま言った。
「……なに嬉しそうにしてんの」
「奈々美さんさ……つまり今、嫉妬してる?」
そう私に尋ねる藤澤君は先ほどまで疲れた顔をしていたのが嘘だったかのようにニヤニヤと嬉しそうだ。
「……私は本気で怒ってるんですけど」
「え、嫉妬? 嫉妬? 奈々美さん、嫉妬してるのか、そっか」
藤澤君の様子があまりに子どものように嬉しそうなので、段々と怒っているのが馬鹿らしくなってきた。
「……私が嫉妬してたら、そんなに嬉しい?」
「うん」
藤澤君は満面の笑みで答えた。私は半ば呆れてため息をついた。……なんでこの人は、こういう可愛い顔をして人を煙にまくのが上手いんだろう。
「ごめんね?」
そう言って藤澤君は私の前にしゃがみこんで椅子に腰掛けていた私に目線を合わせると、私の頬を右手の人差し指で優しく撫でた。私は無言で顔を横に向けて彼の手から逃れた。
正直、久しぶりに藤澤君に触れられて彼に甘えてしまいたい気持ちが芽生えてきていたけれど、毎回こんな風に簡単に誤魔化されるものか、という意地があった。
「奈々美さん?」
「私は怒ってるの」
「どうしたらご機嫌治る?」
「……わかんない」
「……ベッド、行く?」
わざと色っぽい声を出して藤澤君は言った。
「ご、誤魔化さないで」
迂闊にもドキッとしてしまった自分を悟られないように私は再びしかめっ面で言った。
「あ、そっか、お子様な俺じゃ奈々美さんは感じないんだ?」
面白がるような営業の男性の声が聞こえた。
「出すわけないでしょ、皆さんと一緒にしないでください」
藤澤君の冷静な声が背後から聞こえた。少し怒っているようにすら聞こえた。声を聞く限り藤澤君自身はほとんど素面のようで少しほっとした。
「新人さんって飲み慣れてないから、ああいう風になっちゃったりするよね」
「でも南沢さん可愛いからさ、絶対危ないよ、あんな潰れるまで飲んだら」
「飲ましたの、誰だろうね? 営業さんの飲み、激しいからね……」
総務室の女性たちが南沢さんを見遣りながら小声で言い合っていた。南沢さんのことを心配しているようにも呆れているようにも聞こえる絶妙な言い回しだ。
「でも藤澤君に介抱されるとか、羨ましくない?」
「羨ましいー。私だったら介抱されるふりして襲うね」
「ちょっと、そんなの今どき聞かれたら逆セクハラだよ?」
そう小声で盛り上がる女性たちの会話にも冷や汗が噴き出た。
ちらりと藤澤君のほうを見ると、南沢さんを半分抱きかかえるようにして部屋の外に運ぼうとしている姿が見えた。見なければ良かったと思いながらまた目を逸らした。
先輩社員が後輩を介抱しているだけ……頭ではわかっているのに、先ほど目に飛び込んできた南沢さんと藤澤君の姿が目に焼き付いて離れなかった。
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飲み会から一人で帰る途中、携帯に藤澤君からのラインが入った。『部屋で待っていて』と書かれていた。もらっていた合い鍵で藤澤君の部屋に帰った。
藤澤君が帰ってきたのは私が藤澤君の部屋についた三十分後くらいだった。
「……俺以外のやつが送って行ってたら、冗談抜きで危なかったよ。須藤とか、佐々木とか、しょっちゅう南沢さんにちょっかい出しててさ。同じ営業の仲間だっていうのに女の子っていうだけであんなデレデレしてたら、けじめつかないよ」
藤澤君は本当に疲れ切っている様子だった。こんな風に愚痴る藤澤君はあまり見たことがなかった。
「ちゃんと言い聞かせておいた。あんなに飲み過ぎたら駄目だって。あいつ、あんまり飲めないくせに無茶するんだよな……。酒を飲み始めの大学生じゃないんだから、もう少し加減しろって叱っておいた」
『叱っておいた』という親し気な言い方が胸にかすかに刺さった。自分がこんなにねちねちした嫉妬心を抱える女だとは知らなかった。……藤澤君と付き合うまでは。
彼のとった行動が新人の教育係として正しかったと頭では分かっている。
わかっていても、あんな風に私以外の女の子が藤澤君に抱きついたことや、藤澤君が南沢さんを半分抱きかかえるようにタクシーまで運んだことは事実で、それを考えると笑顔で彼にお疲れさまと言ってあげる気持ちにはなれなかった。
私が無言でいることに気がついて藤澤君が尋ねてきた。
「奈々美さん……もしかして、南沢さんを送っていったのを気にしてる?」
「……気にしてないと思う?」
私は不機嫌を隠さずに言った。
「送ったって言ったってタクシーまでだよ? 抱きつかれたのだって完全にアクシデントで」
藤澤君は慌てた様子で言った。
「ふうん」
「え、怒ってる? そんな、せっかく久しぶりに会えたのに」
そう言って藤澤君はダイニングテーブルに腰かけていた私を立ったまま後ろから抱き締めてきた。
「……奈々美さん成分足りてないから、充電させて?」
「ふーん……」
藤澤君はずるい。こうやって甘えたら私が機嫌を直すと思っている。
「怒ってる?」
「……」
私が黙っていると藤澤君ははにかむような笑顔を浮かべたまま、私の首回りや顔回りを鼻先でこすった。
段々と藤澤君がこの状況を楽しんでいるように思えてきて私はムッとした顔のまま言った。
「……なに嬉しそうにしてんの」
「奈々美さんさ……つまり今、嫉妬してる?」
そう私に尋ねる藤澤君は先ほどまで疲れた顔をしていたのが嘘だったかのようにニヤニヤと嬉しそうだ。
「……私は本気で怒ってるんですけど」
「え、嫉妬? 嫉妬? 奈々美さん、嫉妬してるのか、そっか」
藤澤君の様子があまりに子どものように嬉しそうなので、段々と怒っているのが馬鹿らしくなってきた。
「……私が嫉妬してたら、そんなに嬉しい?」
「うん」
藤澤君は満面の笑みで答えた。私は半ば呆れてため息をついた。……なんでこの人は、こういう可愛い顔をして人を煙にまくのが上手いんだろう。
「ごめんね?」
そう言って藤澤君は私の前にしゃがみこんで椅子に腰掛けていた私に目線を合わせると、私の頬を右手の人差し指で優しく撫でた。私は無言で顔を横に向けて彼の手から逃れた。
正直、久しぶりに藤澤君に触れられて彼に甘えてしまいたい気持ちが芽生えてきていたけれど、毎回こんな風に簡単に誤魔化されるものか、という意地があった。
「奈々美さん?」
「私は怒ってるの」
「どうしたらご機嫌治る?」
「……わかんない」
「……ベッド、行く?」
わざと色っぽい声を出して藤澤君は言った。
「ご、誤魔化さないで」
迂闊にもドキッとしてしまった自分を悟られないように私は再びしかめっ面で言った。
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