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デート前日〜一之瀬麗の一日〜⑥
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家事を大体終えて、お姉さんと一緒にお風呂に入ろうと思いながら着替えを取りに部屋に戻った時、スマホの着信音が鳴った。
画面にはお母様の表示が。
いつもは忙しくて、メッセージのやり取りをするくらいしか出来ないのにどうしたのかな。と思いながら電話に出る。
「もしもし。お母様?」
「久しぶりね麗。今大丈夫だったかしら?」
「うん!大丈夫だよ!でも電話なんて珍しいね?」
「それならよかったわ。ほら、明日枝島さんとデートするってメッセージくれたじゃない?それでなんとか少しだけ時間を作って電話で応援とアドバイスをと思ってね。」
お母様はお姉さんと一緒に暮らしていること、わたしがお姉さんを大好きなことを知っていて。
基本的にはわたしがお姉さんにするアピールは自分がしたいことをしているけど、お母様のアドバイスもよく参考にさせてもらっている。
お母様も昔、大好きだった先輩と恋人同士になった実績があるからすごく頼もしくて。
だから、今回も是非そのアドバイスを聞きたいと思うわたし。
「え!なになに!教えて!お母様!」
「ふふ。もちろんよ。それはね…」とお母様が明日の遊園地デートに最適なアドバイスをくれて。
「わー!明日実践してみるね!」
「ええ。頑張ってきなさい。」
「うん!ありがとお母様!大好き!」
「わたしも愛してるわ。それじゃあまた連絡するわね。」
「うん!またね!」と言うと電話が終わる。
久しぶりにお母様の声が聞けて嬉しかったのと、明日のデートの楽しみがまた増えて嬉しくなったわたしは、お姉さんとお風呂に入る為に着替えを持って部屋を出る。
さて、お姉さんなんだけど、リビングにはいなくて。
お姉さんの部屋に入ってみるけどやっぱりいなくて。
お手洗いかなと思いノックしても返事はなくて。
玄関には靴があるからどこかにはいるんだけど。
と、考えると残す場所は一つしかなくて。
わたしは「お姉さん!なんでお風呂入ってるの!」とお風呂場のドアを開ける。
すると「ひゃっ!?な、なんでって!?」と恥ずかしそうに手で身体を隠しながら驚いているお姉さん。
「もー!一緒に入ろうと思ったのに!」とプンスカ怒りながらその場で服を脱ぎ始めるわたし。
「こ、声かけようとしたら電話してたから!っていうか待って!ド、ドア閉めて!み、見えてるから!」と慌てながら顔を逸らすお姉さん。
怒りで恥ずかしさを忘れて取った行動だったけど、お姉さんが言ったことで気づいて。
だけど、もうほとんど脱いじゃったしいいや。と思うとそのまま服を最後まで脱ぐことにした。
それからお姉さんは既に洗い終わっていた為、急いで自分の髪を洗い、身体の前部分は自分で洗うと、お姉さんにスポンジを手渡す。
不思議そうな顔をしているお姉さんに「後ろ洗ってー!手が届かなーい!」とわざとらしく言うと「仕方ないなぁ。」と言い洗ってくれて。
お姉さんの方を向いて「ありがと!お姉さん!」と言うと、お姉さんは顔を背けて「ま、前隠しなさい!」と照れているお姉さん。
お姉さんみたいにスタイル良くないし、胸も大きくないけど、わたしの裸を見て意識してくれてるのかなと思うと嬉しくて、お姉さんに抱きつきたくなるわたし。
そんな時一つ閃いてお姉さんに提案する。
わたしがお姉さんを後ろから抱きしめる形で浴槽に浸かることを。
最初は恥ずかしがってたお姉さんだけど、わたしの提案通りにしてくれる。
いつもは逆だから気にしていなかったけど。
こうして後ろからお姉さんを抱きしめているとすごくドキドキしてきて。
照れ隠しに「お姉さん!ぎゅーっ!」と少し強めに抱きしめると「こ、こら!苦しいから!」とお姉さんに怒られたので「えへへー!ごめんなさーい!」と言い緩める。
きっとお姉さんにこのドキドキが伝わっちゃってると思うけど、それでもいいかなと思うことにした。
お風呂が終わり、明日の準備をすると寝る時間に。
いつもは素直に受け入れてくれないお姉さんだけど、この時間だけは特別で。
一人で眠るのが寂しかったわたしをお姉さんは受け入れてくれる。
そんなお姉さんの優しいところも本当に大好きで。
ベットの上で横になりながらお姉さんに抱きつきながら明日のことを話す。
「お姉さん。明日楽しみだね。」と言うと「そうだね。楽しみだね。」と言ってくれるお姉さん。
「いっぱい楽しもうね。」と言うと「うん。いっぱい楽しんじゃお。」と言ってくれて。
「えへへ。お姉さん大好きだよぉ。」と言うと、お姉さんにくっついて安心していたことと、久しぶりに友達と遊んだことで疲れていたのか、わたしはそこで眠りにつく。
こうして、デート前日のわたしの一日が終わり。
遊園地デート当日がやってくる。
~一之瀬麗視点終わり~
画面にはお母様の表示が。
いつもは忙しくて、メッセージのやり取りをするくらいしか出来ないのにどうしたのかな。と思いながら電話に出る。
「もしもし。お母様?」
「久しぶりね麗。今大丈夫だったかしら?」
「うん!大丈夫だよ!でも電話なんて珍しいね?」
「それならよかったわ。ほら、明日枝島さんとデートするってメッセージくれたじゃない?それでなんとか少しだけ時間を作って電話で応援とアドバイスをと思ってね。」
お母様はお姉さんと一緒に暮らしていること、わたしがお姉さんを大好きなことを知っていて。
基本的にはわたしがお姉さんにするアピールは自分がしたいことをしているけど、お母様のアドバイスもよく参考にさせてもらっている。
お母様も昔、大好きだった先輩と恋人同士になった実績があるからすごく頼もしくて。
だから、今回も是非そのアドバイスを聞きたいと思うわたし。
「え!なになに!教えて!お母様!」
「ふふ。もちろんよ。それはね…」とお母様が明日の遊園地デートに最適なアドバイスをくれて。
「わー!明日実践してみるね!」
「ええ。頑張ってきなさい。」
「うん!ありがとお母様!大好き!」
「わたしも愛してるわ。それじゃあまた連絡するわね。」
「うん!またね!」と言うと電話が終わる。
久しぶりにお母様の声が聞けて嬉しかったのと、明日のデートの楽しみがまた増えて嬉しくなったわたしは、お姉さんとお風呂に入る為に着替えを持って部屋を出る。
さて、お姉さんなんだけど、リビングにはいなくて。
お姉さんの部屋に入ってみるけどやっぱりいなくて。
お手洗いかなと思いノックしても返事はなくて。
玄関には靴があるからどこかにはいるんだけど。
と、考えると残す場所は一つしかなくて。
わたしは「お姉さん!なんでお風呂入ってるの!」とお風呂場のドアを開ける。
すると「ひゃっ!?な、なんでって!?」と恥ずかしそうに手で身体を隠しながら驚いているお姉さん。
「もー!一緒に入ろうと思ったのに!」とプンスカ怒りながらその場で服を脱ぎ始めるわたし。
「こ、声かけようとしたら電話してたから!っていうか待って!ド、ドア閉めて!み、見えてるから!」と慌てながら顔を逸らすお姉さん。
怒りで恥ずかしさを忘れて取った行動だったけど、お姉さんが言ったことで気づいて。
だけど、もうほとんど脱いじゃったしいいや。と思うとそのまま服を最後まで脱ぐことにした。
それからお姉さんは既に洗い終わっていた為、急いで自分の髪を洗い、身体の前部分は自分で洗うと、お姉さんにスポンジを手渡す。
不思議そうな顔をしているお姉さんに「後ろ洗ってー!手が届かなーい!」とわざとらしく言うと「仕方ないなぁ。」と言い洗ってくれて。
お姉さんの方を向いて「ありがと!お姉さん!」と言うと、お姉さんは顔を背けて「ま、前隠しなさい!」と照れているお姉さん。
お姉さんみたいにスタイル良くないし、胸も大きくないけど、わたしの裸を見て意識してくれてるのかなと思うと嬉しくて、お姉さんに抱きつきたくなるわたし。
そんな時一つ閃いてお姉さんに提案する。
わたしがお姉さんを後ろから抱きしめる形で浴槽に浸かることを。
最初は恥ずかしがってたお姉さんだけど、わたしの提案通りにしてくれる。
いつもは逆だから気にしていなかったけど。
こうして後ろからお姉さんを抱きしめているとすごくドキドキしてきて。
照れ隠しに「お姉さん!ぎゅーっ!」と少し強めに抱きしめると「こ、こら!苦しいから!」とお姉さんに怒られたので「えへへー!ごめんなさーい!」と言い緩める。
きっとお姉さんにこのドキドキが伝わっちゃってると思うけど、それでもいいかなと思うことにした。
お風呂が終わり、明日の準備をすると寝る時間に。
いつもは素直に受け入れてくれないお姉さんだけど、この時間だけは特別で。
一人で眠るのが寂しかったわたしをお姉さんは受け入れてくれる。
そんなお姉さんの優しいところも本当に大好きで。
ベットの上で横になりながらお姉さんに抱きつきながら明日のことを話す。
「お姉さん。明日楽しみだね。」と言うと「そうだね。楽しみだね。」と言ってくれるお姉さん。
「いっぱい楽しもうね。」と言うと「うん。いっぱい楽しんじゃお。」と言ってくれて。
「えへへ。お姉さん大好きだよぉ。」と言うと、お姉さんにくっついて安心していたことと、久しぶりに友達と遊んだことで疲れていたのか、わたしはそこで眠りにつく。
こうして、デート前日のわたしの一日が終わり。
遊園地デート当日がやってくる。
~一之瀬麗視点終わり~
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