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生配信7 格ゲー練習
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朝起きてすぐにTwitterを開く。
昨夜のサキサキさん---佐々木美玲さんの呟きが、俺のアカウントにどのような影響を与えているか知るために、寝ぼけ眼でTwitterを確認する。
うん、炎上はしていない。
佐々木さんは人気配信者なため、ファンの数が尋常じゃないほど多い。Twitterのフォロー数も20万人を超え、彼女の呟きに多くの人がリツイートする。
昨夜の呟きも2万の人がリツイートをしていて、多くのファンが見ている。
そんな佐々木さんのファンの中には、佐々木さんを神の如く扱い、崇拝している『サキサキ教』という熱狂的なファンで構成されたグループがあるらしい。
聡太さん曰く、そのグループは人を炎上させるのが上手いらしい。
今回はどうやら見逃してくれたのだろう。
炎上していないことに、一安心。
ふぅ、と小さく息を吐き、スマホの電源ボタンを押す。
今は午前9時。俺は顔を洗いに洗面所まで歩き出す。
………
……
…
「はあ、じゃあ、今日の昼配信に向けて呟くかな」
朝ごはんの食器を洗い終え、Twitterで配信内容の予告を呟く。
『おはようございます! 今日の13時からの昼配信では格ゲーをやって行こうかと思っています。前に配信した格ゲーではなく、違うソフトの格ゲーをやるつもりです』
………うん、文面はこれでいいだろう。
俺はそのまま呟き、スマホをポケットの中にしまう。
さてさて、13時の昼配信まで時間はたっぷりある。
この前の『スマブラ』配信では、事前に練習していなかったため、冒頭30分を貰い、練習時間とした。この練習が無ければ、もっと多くのリスナーさん達と対戦が出来たと思う。
今回はそんなミス無い様に、今のうちから操作の確認や技の出し方など練習して行こうと思う。
俺はいつもの配信部屋に行き、モニターとPS4を立ち上げ、今回昼配信に使う『DOA6』---『DEAD OR ALIVE 6』を起動させる。
コーエーテクモが出した格ゲー『DOA』シリーズは、他の格ゲーとは少し違うところがある。それは、キャラのほとんどが美少女であるという点だ。
『ストリートファイター』や『鉄拳』にも美少女キャラはいる。だが、美少女キャラの数が圧倒的に違う。
別に俺は、美少女キャラが多い『DOA』シリーズだけが好きといわけでは無い。どの格ゲーも平等に好きだし、愛してる。
でも、俺は男だ。男である限り、美少女が多いゲームのプレイ時間が、同ジャンルの他ゲームより多くなってしまうのは仕方がないこと。必然なのだ。
つまり何が言いたいかというと、最近『DOA6』にしか手を伸ばしてません! 『ストリートファイター』や『鉄拳』を最後にやったのは4ヶ月前です。
いやあ、配信外で格ゲーやろうとすると、必ず『DOA6』に手が伸びてしまうんですよね! だって、キャラ可愛いし、リアルだし、コスチュームも豊富。
男で格ゲー好きなら、1度は『DOA』シリーズをやるべきだと思う。
なんてスケベ心丸出しで『DOA』シリーズのことを考えていると、ソフトの読み込みが終わり、スタート画面へ変わる。
「よし、練習するか!」
格ゲーには必ずしもあるトレーニングモード。そのトレーニングモードを選択し、使うキャラを選ぶ。
「こころちゃんもいいんだけど、やっぱりこれかな」
俺はティナという女キャラを選択。
このティナというキャラは『DOA』シリーズの1作品目から登場している初期キャラで、格闘スタイルはプロレス。
格闘スタイルがプロレスなだけあって、投げ技とホールド(相手の攻撃を受け流し、反撃するカウンターみたいなもの)が強み。
パンチやキックなどの打撃系はあまり相手にダメージを与えることができない。しかし、打撃から投げ技のコンボがあるため、投げ技に持っていければ相手にかなりのダメージを与えることができる。
「ひとまずは、投げ技とコンボの確認かな」
『DOA』暦4年。主にティナを使っていたため、ティナの射程距離や技、コンボなど、ほとんど覚えている。
トレーニングモードの動かない敵に、ありとあらゆる投げ技を掛けていき、投げ技コンボのタイミング練習をする。
「格ゲーってやっぱりタイミングが重要だよな」
今、投げ技コンボのタイミングをミスってしまい、投げ技が不発に終わる。
どの格ゲーもそうだが、コンボのボタンを覚えていても、タイミングをミスってしまえば、コンボが途切れてしまったり、技が出せなかったりする。
すると、相手に攻撃の機会を与えてしまい、負けてしまう。
「この投げ技コンボのタイミングは、ちょっと早めに」
コンボを切らさないためにも、身体がタイミングを覚えるまでひたすら同じ技を繰り返し練習する。
結果、練習している投げ技コンボは、目を瞑っていても出せるようになった。
「よし! これでこの技は完璧だな。次の技は」
時間を考えず、ひたすら投げ技とコンボの練習をする。この時俺は、時間を考えて練習していればよかったのだ。そうすれば、配信に遅れることなんて無かったのに。
昨夜のサキサキさん---佐々木美玲さんの呟きが、俺のアカウントにどのような影響を与えているか知るために、寝ぼけ眼でTwitterを確認する。
うん、炎上はしていない。
佐々木さんは人気配信者なため、ファンの数が尋常じゃないほど多い。Twitterのフォロー数も20万人を超え、彼女の呟きに多くの人がリツイートする。
昨夜の呟きも2万の人がリツイートをしていて、多くのファンが見ている。
そんな佐々木さんのファンの中には、佐々木さんを神の如く扱い、崇拝している『サキサキ教』という熱狂的なファンで構成されたグループがあるらしい。
聡太さん曰く、そのグループは人を炎上させるのが上手いらしい。
今回はどうやら見逃してくれたのだろう。
炎上していないことに、一安心。
ふぅ、と小さく息を吐き、スマホの電源ボタンを押す。
今は午前9時。俺は顔を洗いに洗面所まで歩き出す。
………
……
…
「はあ、じゃあ、今日の昼配信に向けて呟くかな」
朝ごはんの食器を洗い終え、Twitterで配信内容の予告を呟く。
『おはようございます! 今日の13時からの昼配信では格ゲーをやって行こうかと思っています。前に配信した格ゲーではなく、違うソフトの格ゲーをやるつもりです』
………うん、文面はこれでいいだろう。
俺はそのまま呟き、スマホをポケットの中にしまう。
さてさて、13時の昼配信まで時間はたっぷりある。
この前の『スマブラ』配信では、事前に練習していなかったため、冒頭30分を貰い、練習時間とした。この練習が無ければ、もっと多くのリスナーさん達と対戦が出来たと思う。
今回はそんなミス無い様に、今のうちから操作の確認や技の出し方など練習して行こうと思う。
俺はいつもの配信部屋に行き、モニターとPS4を立ち上げ、今回昼配信に使う『DOA6』---『DEAD OR ALIVE 6』を起動させる。
コーエーテクモが出した格ゲー『DOA』シリーズは、他の格ゲーとは少し違うところがある。それは、キャラのほとんどが美少女であるという点だ。
『ストリートファイター』や『鉄拳』にも美少女キャラはいる。だが、美少女キャラの数が圧倒的に違う。
別に俺は、美少女キャラが多い『DOA』シリーズだけが好きといわけでは無い。どの格ゲーも平等に好きだし、愛してる。
でも、俺は男だ。男である限り、美少女が多いゲームのプレイ時間が、同ジャンルの他ゲームより多くなってしまうのは仕方がないこと。必然なのだ。
つまり何が言いたいかというと、最近『DOA6』にしか手を伸ばしてません! 『ストリートファイター』や『鉄拳』を最後にやったのは4ヶ月前です。
いやあ、配信外で格ゲーやろうとすると、必ず『DOA6』に手が伸びてしまうんですよね! だって、キャラ可愛いし、リアルだし、コスチュームも豊富。
男で格ゲー好きなら、1度は『DOA』シリーズをやるべきだと思う。
なんてスケベ心丸出しで『DOA』シリーズのことを考えていると、ソフトの読み込みが終わり、スタート画面へ変わる。
「よし、練習するか!」
格ゲーには必ずしもあるトレーニングモード。そのトレーニングモードを選択し、使うキャラを選ぶ。
「こころちゃんもいいんだけど、やっぱりこれかな」
俺はティナという女キャラを選択。
このティナというキャラは『DOA』シリーズの1作品目から登場している初期キャラで、格闘スタイルはプロレス。
格闘スタイルがプロレスなだけあって、投げ技とホールド(相手の攻撃を受け流し、反撃するカウンターみたいなもの)が強み。
パンチやキックなどの打撃系はあまり相手にダメージを与えることができない。しかし、打撃から投げ技のコンボがあるため、投げ技に持っていければ相手にかなりのダメージを与えることができる。
「ひとまずは、投げ技とコンボの確認かな」
『DOA』暦4年。主にティナを使っていたため、ティナの射程距離や技、コンボなど、ほとんど覚えている。
トレーニングモードの動かない敵に、ありとあらゆる投げ技を掛けていき、投げ技コンボのタイミング練習をする。
「格ゲーってやっぱりタイミングが重要だよな」
今、投げ技コンボのタイミングをミスってしまい、投げ技が不発に終わる。
どの格ゲーもそうだが、コンボのボタンを覚えていても、タイミングをミスってしまえば、コンボが途切れてしまったり、技が出せなかったりする。
すると、相手に攻撃の機会を与えてしまい、負けてしまう。
「この投げ技コンボのタイミングは、ちょっと早めに」
コンボを切らさないためにも、身体がタイミングを覚えるまでひたすら同じ技を繰り返し練習する。
結果、練習している投げ技コンボは、目を瞑っていても出せるようになった。
「よし! これでこの技は完璧だな。次の技は」
時間を考えず、ひたすら投げ技とコンボの練習をする。この時俺は、時間を考えて練習していればよかったのだ。そうすれば、配信に遅れることなんて無かったのに。
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