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工場見学
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コレクションルームが終わり、順路に従って階段を上る。階段の端っこには猫の足跡が。いや、実際には鉄板で作ってあるのだが。小さい足跡で、なんだか可愛い。階段の装飾もアンティークでおしゃれ。
3階の入り口には「チョコトピアファクトリー」と書いてある。入って行くと、左側にはガラス窓、右側には模型で作られた工場があった。けっこう人がいて、左側のガラスに張り付いている。音声が繰り返し流されていて、
「チョコがいっぱいだと嬉しいから!それもありますが……」
という言葉を何回も聞いた気がする。まずは人のあまりいない方、模型の方を見ていった。模型と言ってもけっこう大きい。本物の猫くらいの大きさの二足歩行の猫たちが、カカオ豆や牛のお乳などの材料を調達し、大きなボウルの中身をかき混ぜ、重しを頑張って引っ張って、なぜか四角いクッキー生地のような物がたくさん現れ、竈で焼いている。それはガラスケースの中に作られた模型なのだが、ガラスの外に2つのボタンが少し離れて設置してあり、同時に押すと何かが起こると書いてある。でも、1人だと同時に押せない。いやあ、1人で来る事は想定されていないらしい。カップルや子供の兄弟かな、それと親子などが押してくれて、そうすると中の電気が暗くなったり青くなったりしていた。その模型の作業の最後を見ると、クッキーがこんがり焼けて美味しそうだった。動いているので、良い所を撮影しようと頑張ったが、上手く撮れなかった。
更に進むと、白い恋人の箱の絵(青いハートでリボンが掛かっている)があった。自撮りしてみた。あまりうまく絵が入らないや。
さて、お次は本物の工場の見学だ。工場を上の階から見下ろす感じになっていた。ガラス張りの工場。手すりと座る所があって、お子さんなどがガラスの方を向いて座って見ていたりする。所々クイズが書いてあって、少し進んだところに答えが書いてあった。
端っこから見て行こう。2人の人が1つの部屋で作業していた。大きな薄っぺらい生地に、刷毛で何かを一生懸命に塗っているようだ。手前から順番に、ではなくランダムに塗っているように見える。
隣の部屋を覗きに行くと、筒形の生地がたくさん置いてあった。ああ、バームクーヘンか。白いバームクーヘンはなぜ白い?というクイズがあって、答えはなんと、黄身の色が薄い卵を使っているからだとか。ビックリ。焼き具合とかそういう事ではなかったのか。ホワイトチョコでもなく。
音声が言っている。ホワイトチョコを美味しく食べてもらいたいから、白い恋人はできたのだと。そして、チョコレートがラングドシャ(クッキー生地の部分)よりも一回り大きいのはなぜか。チョコが多いと嬉しいというのもあるが、壊れやすいラングドシャを衝撃から守るためなのだとか。何回も聞いて覚えてしまった。
バームクーヘンの隣の部屋を覗きに行くと、ここは広い工場。ベルトコンベアーが動いている。何人もの人があちこちにいて、白い恋人が作られていた。白い恋人が今日何個作られたかという電子掲示板があって、数字がどんどん増えていた。今昼頃だが、バウムクーヘンは0個。白い恋人は41,308枚。ちょうど写真を撮った時がその数字だったが、白い恋人の方はどんどん増えていた。機械で焼かれたものが、袋に入り、最後には箱詰めされている。自動で。1人の男の子が、その箱詰めされるところを一心に見つめていた。私もつい見入る。機械ってすごいな。
3階の入り口には「チョコトピアファクトリー」と書いてある。入って行くと、左側にはガラス窓、右側には模型で作られた工場があった。けっこう人がいて、左側のガラスに張り付いている。音声が繰り返し流されていて、
「チョコがいっぱいだと嬉しいから!それもありますが……」
という言葉を何回も聞いた気がする。まずは人のあまりいない方、模型の方を見ていった。模型と言ってもけっこう大きい。本物の猫くらいの大きさの二足歩行の猫たちが、カカオ豆や牛のお乳などの材料を調達し、大きなボウルの中身をかき混ぜ、重しを頑張って引っ張って、なぜか四角いクッキー生地のような物がたくさん現れ、竈で焼いている。それはガラスケースの中に作られた模型なのだが、ガラスの外に2つのボタンが少し離れて設置してあり、同時に押すと何かが起こると書いてある。でも、1人だと同時に押せない。いやあ、1人で来る事は想定されていないらしい。カップルや子供の兄弟かな、それと親子などが押してくれて、そうすると中の電気が暗くなったり青くなったりしていた。その模型の作業の最後を見ると、クッキーがこんがり焼けて美味しそうだった。動いているので、良い所を撮影しようと頑張ったが、上手く撮れなかった。
更に進むと、白い恋人の箱の絵(青いハートでリボンが掛かっている)があった。自撮りしてみた。あまりうまく絵が入らないや。
さて、お次は本物の工場の見学だ。工場を上の階から見下ろす感じになっていた。ガラス張りの工場。手すりと座る所があって、お子さんなどがガラスの方を向いて座って見ていたりする。所々クイズが書いてあって、少し進んだところに答えが書いてあった。
端っこから見て行こう。2人の人が1つの部屋で作業していた。大きな薄っぺらい生地に、刷毛で何かを一生懸命に塗っているようだ。手前から順番に、ではなくランダムに塗っているように見える。
隣の部屋を覗きに行くと、筒形の生地がたくさん置いてあった。ああ、バームクーヘンか。白いバームクーヘンはなぜ白い?というクイズがあって、答えはなんと、黄身の色が薄い卵を使っているからだとか。ビックリ。焼き具合とかそういう事ではなかったのか。ホワイトチョコでもなく。
音声が言っている。ホワイトチョコを美味しく食べてもらいたいから、白い恋人はできたのだと。そして、チョコレートがラングドシャ(クッキー生地の部分)よりも一回り大きいのはなぜか。チョコが多いと嬉しいというのもあるが、壊れやすいラングドシャを衝撃から守るためなのだとか。何回も聞いて覚えてしまった。
バームクーヘンの隣の部屋を覗きに行くと、ここは広い工場。ベルトコンベアーが動いている。何人もの人があちこちにいて、白い恋人が作られていた。白い恋人が今日何個作られたかという電子掲示板があって、数字がどんどん増えていた。今昼頃だが、バウムクーヘンは0個。白い恋人は41,308枚。ちょうど写真を撮った時がその数字だったが、白い恋人の方はどんどん増えていた。機械で焼かれたものが、袋に入り、最後には箱詰めされている。自動で。1人の男の子が、その箱詰めされるところを一心に見つめていた。私もつい見入る。機械ってすごいな。
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