五分で読める官能小説

若葉おのえ

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シングルマザーもエッチしたい 3

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 バイト先のホームセンターで商品陳列をしながら、トオルはひみかちゃんのことを思い返していた。最初に彼女に中出しをしてしまったとき、トオルはマジで逮捕されるのではないかとビビったのだが、ひみかちゃんはあっけらかんとしていて、トオルがあらためて年齢を尋ねると、「後で教えてあげる。でも、二回戦で私をいかせてくれたらね」と言われた。ローティーンにしか見えないひみかちゃんが膣内から漏れ出るトオルの体液をティッシュでぬぐいながら「いっぱい出たねー、トオルくん」と笑うのが、どうにも不気味だったけれど、そのちぐはぐなところがまたエロかった。
 二回戦では騎乗位の途中で同時にいくことができ、トオルの上に倒れ込んできたひみかちゃんは、「よかったよー、トオルくん」と耳元でささやいてベロチューをしてきた。
 後でひみかちゃんに見せてもらったのは、トオルはまだ取得していない車の免許証だった。それを確認してトオルは「えっ、まじ?」と声を上げると、ひみかちゃんはケタケタと笑って、よく高校生に間違えられてきたので、「最近はわざとローティーンのファッションで、もっと下に見られるのが面白くて」と言った。実際には、ひみかちゃんはトオルよりも八歳も年上だった。
 また、ひみかちゃんは、夫の暴力が原因で離婚しており、それがトラウマとなって、最近まで男性恐怖症だったのだが、ママ友から紹介してもらったマンガ家男性とのセックスがきっかけでトラウマはほぼ解消され、今では逆に眠っていた性欲が止まらなくと困っているのだという。どうやら、児童公園でたまたま出会ったときには、トオルは既にロックオンされていたらしい。
 ひみかちゃんは帰り際に「またそのうちにね」と言ってくれた。また次があるのはうれしいが、それがいつなのかはっきりしないところに、トオルはモヤモヤしていた。
 年上だと判っていても、本人を目の前にすると、きっとまたこのコは本当は小六なのだ、といった自己暗示をかけてしまいそうな気がする……。
 トオルは自分の股間が硬くなってきたことに気づき、あわてて頭を仕事モードに戻した。

 休憩時間となり、トオルはバックヤードの休憩室で弁当を出した。節約するために昼食はたいがい自分で作ったおにぎり弁当である。おにぎりの中は梅干しと昆布、おかずは形も色もあまりよくない玉子焼きと、スーパーで安売りをしていたミートボールである。
 今日は先輩パート従業員の、めぐみさんも少し遅れて休憩室やって来た。
 互いに「お疲れさまっす」「お疲れさまー」とあいさつをし、めぐみさんは少し離れた席で弁当を広げた。めぐみさんは、おばさん従業員の中では妙に艶っぽさを感じさせる人で、スタイルもよく、下に置いてあるものを運ぶときなどにはピチめのパンツ越しにパンティーラインが判ったりするので、ちょっとドギマギさせてくれる人である。
 めぐみさんはいつも気さくに声をかけてくれるが、店長から聞いたところによると、以前は別人のように暗い感じの人だったという。そのめぐみさんが急にキャラ変したので店長がそれとなく尋ねてみると、長年引きこもりを続けていた息子さんが在宅での仕事を始めるようになり、親子間の対話も増えて家庭内が明るくなったから、とのことだった。めぐみさんはシングルマザーで、今でもその息子さんと二人暮らしだという。
 めぐみさんの弁当はいつも品数が多くて美味しそうなのだが、もの欲しそうに思われたくないので、トオルは意識して見ないようにしている。
「トオルくん、だいぶ仕事慣れてきたよね」めぐみさんが声をかけてきた。「最初のうちは遅刻したり園芸コーナーの鉢を割っちゃったりしてたけど、今では新人さんにレクチャーするようになったし。店長も、よくやってるって言ってたよ」
「あ、本当っすか? それはどうも」
「トオルくん、自分でお弁当作ってるの? それとも彼女がいて、作ってくれるのかしら」
「彼女なんていませんよ」トオルは苦笑して片手を振った。「仕送りが少なめなんでバイトしなきゃいけなくて、サークルも入ってないんで合コンとかも縁がないし」
「あら、そうなの。じゃあ、外食なんかもあまりしないのね」
「そうっすね。たまに牛丼屋に行くぐらいですよ。行っても並盛りで」
「ちなみに今トオルくんが食べたいものって、何?」
「うーん……手作りのカレー、とか」
「あー、そうなんだ。お母さんの味ってこと?」
「いえ、母親は仕事してて、家で食べてたのはいつもレトルトカレーでした」
「あら、本当に」と言われ、トオルが「ええ……」とうなずくと、めぐみさんはしばらくためらうような間を取ってから、「あのさ、作りに行ってもいいかな、カレー。ね、是非そうさせて」と言った。

 その日、トオルは朝からそわそわしどおしだった。めぐみさんがこの安アパートにカレーを作りに来てくれることになったのである。
 食べたいものを聞かれて、とっさに手作りカレーと答えてしまったのは、同じコーポに住んでいた、みのりさんから作ってもらった手作りカレーが頭に浮かんだからだった。そのみのりさんとは男女の関係になり、トオルとしては年上の彼女ができたつもりだったのだが、結局彼女は元同級生の男性と再婚することを決めて、いなくなってしまった。
 めぐみさんが来ることについてトオルが気になっていたのは、本当にカレーを作りに来るだけなんだろうか、ということだった。
 めぐみさんはときどき、仕事中に「ふう、暑い暑い」とつぶやきながら、トオルの前でシャツのボタンを三つぐらい外してハンカチでパタパタさせることがある。おっぱいの谷間やブラが見えそうで、いつもトオルは目をそらしていたのだけれど……。
 カレーを作りに来てもらうことが決まったときも、めぐみさんは「じゃあ、約束よ」と指切りげんまんを求めてきた上に、もう一方の手で包むようにして、胸もとに引き寄せて「明日の夕方は大丈夫?」と聞かれた。そのとき、トオルの手はめぐみさんの豊満な胸に少し当たってしまい、ドギマギさせられた。
 そんなことを思い出しながら室内の片付けをしていると、チャイムが鳴った。

 めぐみさんは、明らかに誘っていた。スカートが短めだったし、ジャケットを脱ぐと、その下の白いブラウスはブラジャーのラインが透けて見えていた。ホームセンターではいつも後ろにまとめている髪は下ろされて、普段と違って妖艶な雰囲気をかもし出していた。しかも、内心たじろぎながらトオルが「めぐみさん、今日はいつもにも増してきれいですね」とお世辞を言うと、「あら、本当? わあ、うれしい」とトオルにハグをしてきた。
 めぐみさんはブラウスを腕まくり利して調理を始めた。具材は既にめぐみさんが切っておいて大きな密閉容器に入れて持って来たので、それを牛肉と一緒に鍋で炒め、水を入れて煮るだけでいいようになっていた。カレーのルウは上等のもののようだった。
 トオルが「何か手伝います?」と申し出ると、「じゃあ、後ろから肩もみしてもらってもいい? 何だかこのところ、慢性的な肩こりに悩まされてて」と頼まれた。
 調理をしているめぐみさんの肩を後ろからもみ始めて、これは百パーだとトオルは確信した。触った限り、めぐみさんの肩は柔らかくて、凝っている感じではなかった。
 さらに、めぐみさんは調理中に身体を動かすふりをして、お尻をトオルの股間に当て始めた。そして、トオルが「おっぱいも凝ってたりして」と言ってみると、めぐみさんは「うん、ちょっと凝ってるかも。お願いしていい?」と言ってから、うふふっと肩をすくめた。
 母親世代のおばさんなのに、なんでこんなにかわいくて色っぽいのか。トオルは、スカートからブラウスを引き抜き、下から両手を入れ、ブラのホックを外して、後ろから密着して、めぐみさんのおっぱいをまさぐり始めた。
 めぐみさんのおっぱいは、少し下がり気味ではあったけれど、やわらかくてボリュームがあって、触っているだけで脳天までしびれるような感覚に浸ることができた。
 トオルが乳首をつまんだりこね回したりすると、めぐみさんは何度も「あん」「やん」などと言いながら身をよじらせたが、調理の手を止めるつもりはないようだった。どうやらそういうゲームを楽しみたいらしい。

 具材を炒める作業を終えて、やかんで沸かした湯を入れてこれから弱火で煮ればよし、というところで、めぐみさんは振り返ってトオルに抱きつき、キスをしてきた。最初のうちは、チュッチュッとかるいキスをして、それからめぐみさんは舌を入れてきた。
 めぐみさんの目尻にはいくつかしわがあり、口もとにはほうれいせんもあった。でもそれが妙にエロかった。母親以上の年齢の女性とセックスをする、という社会常識から外れた行為を今からするのだ、という思いが興奮を高めていた。また、つい最近ひみかちゃんというローティーンにしか見えないコとセックスをしたことの振れ幅の大きさもまた、さらに興奮のメーターを高めてくれていた。
 めぐみさんはキッチンタイマーで煮る時間をセットしてから、「さ、トオルくん」とトオルの手を引いてベッドへと導かれた。

 二人とも全裸になり、めぐみさんがトオルを仰向けにしてフェラチオを始めた。めぐみさんの口がトオルのものをじゅぼじゅぼと吸い、舌先で先端をなめ回す。その際、めぐみさんの乳首がトオルの太腿に触れたり離れたりした。
 トオルが「ああ、やばい、めぐみさん……」と言うと、めぐみさんは手コキに切り替えて「いつでもイっていいわよ。何回でもね」と妖艶な笑みを浮かべた。
 めぐみさんが、手コキをしながら自分の手で陰部を愛撫していることに気がつき、トオルは身体の位置を変えて、手コキと手マンで互いのものを愛撫できるよう、寝ながら向き合う姿勢になった。互いに手を動かしながら、ディープキスを続けた。
 トオルの指がぐっちょりと濡れてくる頃になると、めぐみさんは「ああっ、いいっ」など、身体がときおりびくんと反応するようになった。
 めぐみさんは再びトオルを仰向けにし、フェラチオで湿らせてから、騎乗位でトオルのものを体内に取り込んだ。
 めぐみさんが腰を動かし、トオルは下からおっぱいをまさぐった。
「トオルくん、こんなおばさんの相手をしてくれてありがとうね」
「いいえ、めぐみさんは素敵な女性です。ボクの方こそありがたいことです」
「ああっ、トオルくん、まだ二十歳のコのおちんちんが、還暦の私の中に入ってる……」
 えっ、還暦? まじか。だったらトリブルスコアだぞ。これぐらいの年齢差の孫とおばあちゃんだっているぞ。トオルは仰天したが、興奮の度合いは減退するどころか逆に高まるばかりだった。何しろ、仕事場でいつも親切にしてくれたいた先輩パート従業員の、あのめぐみさんと今、本番生セックスをしているのだ。

 めぐみさんの腰の動かし方は強弱のつけ方が上手く、なまめかしい顔でよがり声を出しながらおっぱいを揺らすので、トオルのものは早くも限界を訴えていた。
「めぐみさん、やばい、出そう……」
「めぐみじゃなくて、お母さんよ。私はあなたのお母さん」
 トオルは、この人は急に何を言い出すんだろうと思ったが、そう呼んだ方が喜んでくれるようなので、「ああっ、お母さん」と言ってみると、めぐみさんは「そうよっ、私はあなたのお母さん。ああっ、トオルっ」と身をよじらせた。
 変なルール変更のせいで、限界に近づいていたのが少し遠のいた。
 めぐみさんから「トオル、お母さんとキスして」と求められて舌を絡ませ合った。さらにめぐみさんは、腰を動かしながら、おっぱいの先端をトオルの胸にちょこちょこ当てたり、なぞるようにしたりした。
「ああっ、トオルっ、私たち親子なのにこんないけないことをしてるわ……」
「お母さんっ、お母さんがもっとほしいよ」
「お母さんもよ、トオル……」
 めぐみさんの興奮が伝染する形で、トオルの限界が再び近づいてきた。互いに「トオルっ」「お母さんっ」と呼び合い、めぐみさんが先に身体をのけぞらせて「あーっ、いくうぅぅ……」と身体を痙攣させるのを見て、トオルもめぐみさんの中で果てた。

 めぐみさんは、トオルの上に覆い被さって接合したまま、ぐったりとなっていた。弱火でカレーの具材をコトコトと煮る音がかすかに聞こえている。
「めぐみさん、よかったー。すっごくよかったです」
 トオルがそう言ってもめぐみさんは返事をしなかった。めぐみさんの身体が小刻みに震え始めたかと思うと、めぐみさんは片手で自分の口を押さえて涙を流していた。
 泣くほどよかったの? と尋ねようとすると、めぐみさんはとんでもない話を始めた。
「私、引きこもりの息子と身体の関係を持つようになって、そのことに興奮する変態女になってしまったの」
「えっ……」
「でも、官能小説作家になった息子は最近、社交的になってきたのはいいけど、羽振りがよくなって、編集者と一緒に夜の街で遊ぶようになって、私の相手をしてくれなくなって……私の方はこんなふうに、息子を裏切るようなことをしてしまって……」
 トオルは上に乗っているめぐみさんのぷよぷよした生尻をなでながら混乱していた。息子との近親相姦の方がヤバいに決まってるだろうに、若い男と寝たことの罪悪感にさいなまれて泣いている。何という倒錯した倫理観……。

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