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俺の家で
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しおりを挟む……と、彼は眩しそうに目を細め、無邪気にも見える綺麗な笑みを浮かべる。
「でも、今日はこんな状況じゃ勉強続けられないと思うから」
「…っ、…うん、」
俺の頷きに、蒼が「だから、」と続けた。
その笑顔が、怖い。
「…――それ、射精管理しようか」
「…え?」
それって、なんのこと?
射精管理…?
そう問おうとすれば、その視線の先には明らかに俺の性器がある。
……その優しい笑みが、どこかいつもと違う気がするのは気のせいだろうか。
(…どうやって、ていうか、俺が悪いのはわかってるけど、管理って何…っ?)
怖い。
蒼の手が俺のぐちゃぐちゃなソコに触れようとしてるのがわかって、「いやだ…っ」と首を振りながら床に手をついて遠ざかる、と
「…さっき、この部屋でまーくんが一人で何してたか、言葉にされたい?」なんて、トーンの低い声で呟かれて「…ッ」と声にならない悲鳴が喉の奥で上がる。
蒼は俺のあんなに非常識な光景を見ても引かなかったし、床の精液も拭いてくれた。
従わなければ、きっとおこらせてしまう。
…もう、蒼に冷たい目で、見られたくない。
元はといえば俺が悪いんだから。
俺が勉強教えてくれって言って、蒼は悪くないのに、逆に付き合ってくれてるのに、こんな風に友達の気持ち悪い、嫌なところを見せられる目に遭ってるんだから。
俺の都合で、また日にちを変えて勉強を教えてほしいなんて言えない。
「で、も先に、お風呂入りた、」
「…まーくん」
窘めるような言い方で遮られ、「…っ、ぁ、ぅ、」これ以上自分の希望ばかりを押し付けてはいけないと反省した。
「……わかっ、た」
震える唇でそう答えて、「足開いて」と少しやわらかくなった声に頷いて、両足を左右にゆっくり開く。
(…はずかしい)
チャックは下ろしきり、脱ぎかけのズボン。
下着は下にずらしていて勃ちあがった性器が全力でその存在を主張している。
さっき自分のした行為のせいで乱れてる服装から、目を背けた。
友達に足を開くなんて、俺何やってるんだろう。
「…ふ…っ」
彼の手が、勃起した性器より内側…先走りで濡れた恥骨部の表面あたりを撫でる。
指先でなぞるように肌を伝う感覚がむず痒くて声が漏れる。
「…っ、ん…っ」
クチュッ、
指先が根元から竿をすーっと通るように上がってきて、亀頭を円を描くように撫でてくる。
既にカチコチに勃起して硬くなった性器。
一瞬、腰が勝手に淫らに揺れた。
その動きで指をイイトコに擦り付ける。
「――…っぁ゛、ぅ、ご、ごれ、…っ、」
カアッと耳が熱くなった。
ごめんと言いたかったのに、舌がうまく回らない。
綺麗な指に腰を押し付けて勝手に身体を震わせて、…その光景が卑猥すぎて熱くなる耳に自戒する。
何をしてるんだ。
無意識に、蒼の指で自慰行為じみたことをしてしまった。
指の腹に擦られた瞬間、それが反応したのが目に分かるほどで、余計に赤くなる。
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