4 / 4
近衛隊長次男の場合
しおりを挟む
(近衛隊長次男ダンテ視点)
ある日、いつものように一緒に帰ろうと待ち合わせをしていたカフェに現れた婚約者が言い出した。
「私が捨てられて他の女と婚約するってどういう事?」
「へあ??」
捨てられて?
他の女と婚約??
身に覚えのなさすぎる話だが、つい最近同じような話を友人のルイスから聞いた気がする。
曰く、どこぞの国の物語で元平民の男爵令嬢が学園の王子やら王太子やらその他有力者の息子達を手玉に取り婚約者達と別れその男爵令嬢と幸せに暮らすというのがあるらしい(転生云々は説明が面倒なので適当に捏造した模様)
その物語の登場人物が俺達と同じ身分同じ名前をしているらしい。
偶然かもしれないが俺達の婚約者の名前も同じだし、最近転入してきた男爵家の庶子であるミシェルとやらがまた物語の『元平民の男爵令嬢』と同じ名前らしい。
恐らく俺達に接触してくるかもしれないから気を付けろと、そう忠告されたのだ。
そんな偶然あってたまるかと思ったが、ルイスは嘘を吐いているようには見えなかった。
そんな中で、確かに俺に突然接触してきた女がいた。
ふわふわとした巻き毛が特徴的で小柄なその女の第一声がこれだ。
「ダンテくんだー!うわっ、本物!やっぱりここってあのゲームの世界なんだ!」
近衛隊長の次男という立場から普段から肉体も精神も鍛えている為こんな事は思わないのだが、正直ぞわりと恐怖を感じた。
しかもこの女は俺をじろじろと見た後でにんまりと何とも形容し難い得体の知れない笑みを浮かべて更にこう続けたのだ。
「私、ミシェルっていうの!ダンテくんの悩み、私なら解決出来るの!だから少しお話ししない?」
「…………無理」
気持ちが悪い。
ただただ気持ちが悪い。
そう思い、ぼそりと一言呟いただけで即座に逃げてしまったのは仕方がないと思う。
父に知られたら敵に背を向けるとは何事だとどつかれそうだが、女を殴り飛ばす訳にはいかないしこんなの逃げるしかないだろう。
それから何度か近付いてきたが俺は全力で逃げ続けている。
婚約云々の話が出るとしたらルイスの言う通りあの女が関わっているのだろうと婚約者のマリオンに説明する。
「本当に?」
「本当!剣に誓う!だから一旦離してくれ!」
「……ふうん?」
説明している間、がっちりと関節を固定されていたのが緩む。
マリオンは令嬢には珍しく護身術を本格的に習い、俺と共に剣術の訓練も受けたりしているのでかなり強い。
俺の婚約者たるもの自分の身は自分で守らなくてはと良い、きつい訓練にも耐え実力をめきめきと伸ばしているかっこいい女だ。
そして曲がった事は大嫌いだし、疑問に思った事はすぐに解消したがりうじうじと悩んだりしない。
そういう彼女を俺はこの世で一番愛している。
「そもそも俺がマリオンを捨てるなんてありえないだろ」
「そうだけど、あの子が自信満々に言うもんだから」
「ないない絶対ない。俺がどれだけ溺れてるか知ってるくせにそういう事言う?」
マリオンを引き寄せ足の上に乗せて腰をぎゅっと抱き締めると、それもそうかと戯れるように両頬を軽くつねられた。
「じゃあアレは何なの?」
「知らん。俺も困ってるんだよ。ていうか何をどう言われたんだよ?」
「『早くダンテくんを解放してあげて!ダンテくんには可愛くて守ってあげたくなるような女の子がお似合いなの。ダンテくんはあなたみたいに鍛えてる女の子なんて嫌なのよ。あなたがそうやって鍛えてばっかりだから、自分なんて必要ないんじゃないかって悩んでいるんだから』だって」
「はあああああ!?」
あの女の声真似をして仕草まで真似するマリオンは少し可愛かったが、その発言はふざけるなというものばかりだ。
さっきも言ったけれど俺は俺の為に心身を鍛え後ろで守られるばかりではなく共に隣に立ってくれるマリオンを愛している。
確かに強くなりすぎて怪我をしないかは心配だが、彼女にとって俺が必要か必要でないかはどうでも良い。
俺がマリオンを必要としているのだ。
ほとんどの令嬢は守られるばかりだから、こうして隣に立ってくれようとしてくれるマリオンは俺にとって運命だし彼女以外はありえない。
「何だその妄想は!」
「だよね。私も何言ってるんだろうと思ったんだよね。だってダンテって私と稽古するの好きでしょ?」
「大好き」
マリオンは十分に強い。
稽古の時の真剣な眼差しも楽しそうな表情もさることながら、負ける度に普段は凛として涼やかな顔が悔しそうに歪むのがめちゃくちゃ可愛いのだ。
ぴっしりと一本に纏められた長い髪が乱れる所を見るのも好きだ。
それを見れるのは俺の特権だし、むしろそれを見たいが為に一緒に稽古していると言っても過言ではない。
「やっぱりあの子の妄想なのかな?大丈夫なのかな?お医者様を勧めるべき?」
「ぶはっ、いや、医者はいらないんじゃね?」
真剣に悩むマリオンに吹き出す。
医者を勧めたい気持ちもわかるが、多分アレは正常だと思う。
病んでいるとかそういう雰囲気は感じないから素でアレなのだろう。
だからこそ得体が知れなくて気持ちが悪い。
「でもあのいかにも『私が正しい!』って態度、色々問題になりそうなんだけど」
「ああいうのは関わらないのが一番だって」
「逃げるの?」
「逃げるが勝ちって言葉があるだろ」
「珍しい!普段は絶対そんな事言わないのに」
「父さんには内緒な」
「一緒にお説教受けようか?」
「駄目。そんな事したら二人きりの時間が減るだろ」
ぐりぐりと額を胸元に擦り付けるとよしよしと頭を撫でられる。
俺達がこうしていちゃつくのはいつもの事なので周りも見て見ぬフリだ。
「とにかく、マリオンも関わらないでくれよ?」
「でもあっちから近付いてくるのよね」
「気配察して捕まらないようにすれば?出来るだろ?」
「出来るけど、逃げるのも悔しい」
「下手に関わってマリオンに何かある方が嫌だ」
俺以上に女に手を出せないのがマリオンだ。
もしあの女が卑怯な手を使いマリオンに何かがあったとしたら俺は信条を反故して女だろうと関係なしにあの女を八裂きにしてしまう自信がある。
「全く、本当に私が大好きなんだから」
「当たり前だろ。俺はマリオンがいなきゃ生きていけないんだから」
「ふふ、私もダンテがいないとダメ」
「知ってる」
くすくすと笑いながら額を寄せ合う。
こうして穏やかな時間を過ごしている裏でルイスとその婚約者が件の女を言葉でぼこぼこにしていたのだが、俺達がそれを知るのは翌日の事。
公爵家から正式に抗議をするとの事だったので、我が家も便乗させてもらいあの女との騒動はさらりと終わった。
そして……
「また負けたー!悔しい!」
「もう一回やるか?」
「する!」
今日も今日とて共に汗を流し、楽しそうに悔しそうに表情を変えるマリオンを愛おしく思いながら見つめ続けるのであった。
終わり
ある日、いつものように一緒に帰ろうと待ち合わせをしていたカフェに現れた婚約者が言い出した。
「私が捨てられて他の女と婚約するってどういう事?」
「へあ??」
捨てられて?
他の女と婚約??
身に覚えのなさすぎる話だが、つい最近同じような話を友人のルイスから聞いた気がする。
曰く、どこぞの国の物語で元平民の男爵令嬢が学園の王子やら王太子やらその他有力者の息子達を手玉に取り婚約者達と別れその男爵令嬢と幸せに暮らすというのがあるらしい(転生云々は説明が面倒なので適当に捏造した模様)
その物語の登場人物が俺達と同じ身分同じ名前をしているらしい。
偶然かもしれないが俺達の婚約者の名前も同じだし、最近転入してきた男爵家の庶子であるミシェルとやらがまた物語の『元平民の男爵令嬢』と同じ名前らしい。
恐らく俺達に接触してくるかもしれないから気を付けろと、そう忠告されたのだ。
そんな偶然あってたまるかと思ったが、ルイスは嘘を吐いているようには見えなかった。
そんな中で、確かに俺に突然接触してきた女がいた。
ふわふわとした巻き毛が特徴的で小柄なその女の第一声がこれだ。
「ダンテくんだー!うわっ、本物!やっぱりここってあのゲームの世界なんだ!」
近衛隊長の次男という立場から普段から肉体も精神も鍛えている為こんな事は思わないのだが、正直ぞわりと恐怖を感じた。
しかもこの女は俺をじろじろと見た後でにんまりと何とも形容し難い得体の知れない笑みを浮かべて更にこう続けたのだ。
「私、ミシェルっていうの!ダンテくんの悩み、私なら解決出来るの!だから少しお話ししない?」
「…………無理」
気持ちが悪い。
ただただ気持ちが悪い。
そう思い、ぼそりと一言呟いただけで即座に逃げてしまったのは仕方がないと思う。
父に知られたら敵に背を向けるとは何事だとどつかれそうだが、女を殴り飛ばす訳にはいかないしこんなの逃げるしかないだろう。
それから何度か近付いてきたが俺は全力で逃げ続けている。
婚約云々の話が出るとしたらルイスの言う通りあの女が関わっているのだろうと婚約者のマリオンに説明する。
「本当に?」
「本当!剣に誓う!だから一旦離してくれ!」
「……ふうん?」
説明している間、がっちりと関節を固定されていたのが緩む。
マリオンは令嬢には珍しく護身術を本格的に習い、俺と共に剣術の訓練も受けたりしているのでかなり強い。
俺の婚約者たるもの自分の身は自分で守らなくてはと良い、きつい訓練にも耐え実力をめきめきと伸ばしているかっこいい女だ。
そして曲がった事は大嫌いだし、疑問に思った事はすぐに解消したがりうじうじと悩んだりしない。
そういう彼女を俺はこの世で一番愛している。
「そもそも俺がマリオンを捨てるなんてありえないだろ」
「そうだけど、あの子が自信満々に言うもんだから」
「ないない絶対ない。俺がどれだけ溺れてるか知ってるくせにそういう事言う?」
マリオンを引き寄せ足の上に乗せて腰をぎゅっと抱き締めると、それもそうかと戯れるように両頬を軽くつねられた。
「じゃあアレは何なの?」
「知らん。俺も困ってるんだよ。ていうか何をどう言われたんだよ?」
「『早くダンテくんを解放してあげて!ダンテくんには可愛くて守ってあげたくなるような女の子がお似合いなの。ダンテくんはあなたみたいに鍛えてる女の子なんて嫌なのよ。あなたがそうやって鍛えてばっかりだから、自分なんて必要ないんじゃないかって悩んでいるんだから』だって」
「はあああああ!?」
あの女の声真似をして仕草まで真似するマリオンは少し可愛かったが、その発言はふざけるなというものばかりだ。
さっきも言ったけれど俺は俺の為に心身を鍛え後ろで守られるばかりではなく共に隣に立ってくれるマリオンを愛している。
確かに強くなりすぎて怪我をしないかは心配だが、彼女にとって俺が必要か必要でないかはどうでも良い。
俺がマリオンを必要としているのだ。
ほとんどの令嬢は守られるばかりだから、こうして隣に立ってくれようとしてくれるマリオンは俺にとって運命だし彼女以外はありえない。
「何だその妄想は!」
「だよね。私も何言ってるんだろうと思ったんだよね。だってダンテって私と稽古するの好きでしょ?」
「大好き」
マリオンは十分に強い。
稽古の時の真剣な眼差しも楽しそうな表情もさることながら、負ける度に普段は凛として涼やかな顔が悔しそうに歪むのがめちゃくちゃ可愛いのだ。
ぴっしりと一本に纏められた長い髪が乱れる所を見るのも好きだ。
それを見れるのは俺の特権だし、むしろそれを見たいが為に一緒に稽古していると言っても過言ではない。
「やっぱりあの子の妄想なのかな?大丈夫なのかな?お医者様を勧めるべき?」
「ぶはっ、いや、医者はいらないんじゃね?」
真剣に悩むマリオンに吹き出す。
医者を勧めたい気持ちもわかるが、多分アレは正常だと思う。
病んでいるとかそういう雰囲気は感じないから素でアレなのだろう。
だからこそ得体が知れなくて気持ちが悪い。
「でもあのいかにも『私が正しい!』って態度、色々問題になりそうなんだけど」
「ああいうのは関わらないのが一番だって」
「逃げるの?」
「逃げるが勝ちって言葉があるだろ」
「珍しい!普段は絶対そんな事言わないのに」
「父さんには内緒な」
「一緒にお説教受けようか?」
「駄目。そんな事したら二人きりの時間が減るだろ」
ぐりぐりと額を胸元に擦り付けるとよしよしと頭を撫でられる。
俺達がこうしていちゃつくのはいつもの事なので周りも見て見ぬフリだ。
「とにかく、マリオンも関わらないでくれよ?」
「でもあっちから近付いてくるのよね」
「気配察して捕まらないようにすれば?出来るだろ?」
「出来るけど、逃げるのも悔しい」
「下手に関わってマリオンに何かある方が嫌だ」
俺以上に女に手を出せないのがマリオンだ。
もしあの女が卑怯な手を使いマリオンに何かがあったとしたら俺は信条を反故して女だろうと関係なしにあの女を八裂きにしてしまう自信がある。
「全く、本当に私が大好きなんだから」
「当たり前だろ。俺はマリオンがいなきゃ生きていけないんだから」
「ふふ、私もダンテがいないとダメ」
「知ってる」
くすくすと笑いながら額を寄せ合う。
こうして穏やかな時間を過ごしている裏でルイスとその婚約者が件の女を言葉でぼこぼこにしていたのだが、俺達がそれを知るのは翌日の事。
公爵家から正式に抗議をするとの事だったので、我が家も便乗させてもらいあの女との騒動はさらりと終わった。
そして……
「また負けたー!悔しい!」
「もう一回やるか?」
「する!」
今日も今日とて共に汗を流し、楽しそうに悔しそうに表情を変えるマリオンを愛おしく思いながら見つめ続けるのであった。
終わり
46
お気に入りに追加
652
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(8件)
あなたにおすすめの小説
人形令嬢と呼ばれる婚約者の心の声を聞いた結果、滅茶苦茶嫌われていました。
久留茶
恋愛
公爵令嬢のローレライは王国の第一王子フィルナートと婚約しているが、婚約者であるフィルナートは傲慢で浮気者であった。そんな王子に疲れ果てたローレライは徐々に心を閉ざしていった。ローレライとフィルナートが通う学園内で彼女は感情を表に出さない『人形令嬢』と呼ばれるようになっていた。
フィルナートは自分が原因であるにも関わらず、ローレライの素っ気ない態度に腹を立てる。
そんなフィルナートのもとに怪しい魔法使いが現れ、ローレライの心の声が聞こえるという魔法の薬を彼に渡した。薬を飲んだフィルナートの頭の中にローレライの心の声が聞こえるようになったのだが・・・。
*小説家になろうにも掲載しています。
ヒロインの味方のモブ令嬢は、ヒロインを見捨てる
mios
恋愛
ヒロインの味方をずっとしておりました。前世の推しであり、やっと出会えたのですから。でもね、ちょっとゲームと雰囲気が違います。
どうやらヒロインに利用されていただけのようです。婚約者?熨斗つけてお渡ししますわ。
金の切れ目は縁の切れ目。私、鞍替え致します。
ヒロインの味方のモブ令嬢が、ヒロインにいいように利用されて、悪役令嬢に助けを求めたら、幸せが待っていた話。
当て馬の悪役令嬢に転生したけど、王子達の婚約破棄ルートから脱出できました。推しのモブに溺愛されて、自由気ままに暮らします。
可児 うさこ
恋愛
生前にやりこんだ乙女ゲームの悪役令嬢に転生した。しかも全ルートで王子達に婚約破棄されて処刑される、当て馬令嬢だった。王子達と遭遇しないためにイベントを回避して引きこもっていたが、ある日、王子達が結婚したと聞いた。「よっしゃ!さよなら、クソゲー!」私は家を出て、向かいに住む推しのモブに会いに行った。モブは私を溺愛してくれて、何でも願いを叶えてくれた。幸せな日々を過ごす中、姉が書いた攻略本を見つけてしまった。モブは最強の魔術師だったらしい。え、裏ルートなんてあったの?あと、なぜか王子達が押し寄せてくるんですけど!?
初恋に見切りをつけたら「氷の騎士」が手ぐすね引いて待っていた~それは非常に重い愛でした~
ひとみん
恋愛
メイリフローラは初恋の相手ユアンが大好きだ。振り向いてほしくて会う度求婚するも、困った様にほほ笑まれ受け入れてもらえない。
それが十年続いた。
だから成人した事を機に勝負に出たが惨敗。そして彼女は初恋を捨てた。今までたった 一人しか見ていなかった視野を広げようと。
そう思っていたのに、巷で「氷の騎士」と言われているレイモンドと出会う。
好きな人を追いかけるだけだった令嬢が、両手いっぱいに重い愛を抱えた令息にあっという間に捕まってしまう、そんなお話です。
ツッコミどころ満載の5話完結です。
婚約破棄から~2年後~からのおめでとう
夏千冬
恋愛
第一王子アルバートに婚約破棄をされてから二年経ったある日、自分には前世があったのだと思い出したマルフィルは、己のわがままボディに絶句する。
それも王命により屋敷に軟禁状態。肉塊のニート令嬢だなんて絶対にいかん!
改心を決めたマルフィルは、手始めにダイエットをして今年行われるアルバートの生誕祝賀パーティーに出席することを目標にする。
婚約者が幼馴染のことが好きだとか言い出しました
マルローネ
恋愛
伯爵令嬢のテレーズは学園内で第6王子殿下のビスタに振られてしまった。
その理由は彼が幼馴染と結婚したいと言い出したからだ。
ビスタはテレーズと別れる為に最悪の嫌がらせを彼女に仕出かすのだが……。
お兄様がお義姉様との婚約を破棄しようとしたのでぶっ飛ばそうとしたらそもそもお兄様はお義姉様にべた惚れでした。
有川カナデ
恋愛
憧れのお義姉様と本当の家族になるまであと少し。だというのに当の兄がお義姉様の卒業パーティでまさかの断罪イベント!?その隣にいる下品な女性は誰です!?えぇわかりました、わたくしがぶっ飛ばしてさしあげます!……と思ったら、そうでした。お兄様はお義姉様にべた惚れなのでした。
微ざまぁあり、諸々ご都合主義。短文なのでさくっと読めます。
カクヨム、なろうにも投稿しております。
【完結】王太子とその婚約者が相思相愛ならこうなる。~聖女には帰っていただきたい~
かのん
恋愛
貴重な光の魔力を身に宿した公爵家令嬢エミリアは、王太子の婚約者となる。
幸せになると思われていた時、異世界から来た聖女少女レナによってエミリアは邪悪な存在と牢へと入れられてしまう。
これは、王太子と婚約者が相思相愛ならば、こうなるであろう物語。
7月18日のみ18時公開。7月19日から毎朝7時更新していきます。完結済ですので、安心してお読みください。長々とならないお話しとなっております。感想などお返事が中々できませんが、頂いた感想は全て読ませてもらっています。励みになります。いつも読んで下さる皆様ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
王子視点、王太子視点も是非!
彼らは公爵家三男の悲鳴を見てる筈だし!
そうですね、この二人視点も書きたいと思ってますのでお待ちいただけると嬉しいです!
ありがとうございます(^^)
すごく面白かったです✨
ゲームの中では悪役令嬢のはずが、婚約者に溺愛されていて、二人でヒロインを撃退‼️
愛は勝つ♥️ですね✨
ありがとうございますー!
愛は勝ちます♡
ゲームでは一方通行ですが現実では溺愛されていますし溺愛していますし最強の二人です😆
現実の世界で生きている
王族や高位貴族に、ヒロイン
だから許されるとばかりに(°°)
纏わり付いて許しがたい言動を
繰り返したらこうなりますヨネ(笑)
婚約者と攻略対象者の間に
割り込むなんてゲームの世界
でも非常識なのに((((((゜ロ゜;ウワァ
現実でやっちゃうなんてねぇ💦
ヒロインのヤラカシで
二組の婚約者達の仲が更に
深まり盤石になったのは(´▽`)
良かったです。終わり良ければ
すべてよし😊
ラブラブな💑カップルの
イチャイチャは💕読んでいて
楽しい⤴️⤴️
なっちゃいますよね笑
現実なら処刑ものですw
婚約者がいる相手に付き纏うなんて本人達からしたら邪魔以外の何物でもないですもんね。
確かに終わり良ければ全て良し!
ヒロインは良い当て馬になってくれました笑
元々ラブラブだったのが更にラブラブになりましたね😆
いちゃいちゃしてるのは良いですよね!
書いてても楽しいし読むのももちろん楽しいですよね😆