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2【子育て日記】

2-36 社交界の花(17)※

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「ふ、あぅ…んんんっ」
 
 
 楓真くんの僅かな動きすら快楽となって僕を追い詰める。
 
 じわり、と下着を濡らすシミが広がる光景をこんなにも至近距離で見られることなんてそうそうない。
 あ、濡れてく…と嬉しそうにもらす楓真くん。
 ソコ越しに上目遣いで目を合わせてくるのをやめて欲しい。
 
 
 羞恥で死にそう。
 
 
「はぁ…直接触ってないのに、つかささんのココ、フルフル健気に震えて大きくして、かわいい」
「やぁ……言わなくてい…い」
「だぁめ、隠さないで」
「あぅ…っ」
「すぐとろとろになってほんとえっちすぎ、あー…俺のつがい世界一かわいー…あー…脱がせるの勿体ねー…このままできないかな」
 
 
 独り言を漏らす楓真くんの珍しい言葉遣いにドキリとする。取り繕うことの無いアルファの本能が出ている。
 そんな興奮しきった彼がコレを知ったら、僕は一体、どうなってしまうんだろうか……いまだ楓真くんが知らない、この下着の背面。
 
 
「……できるよ」
「え―――」
「このまま、できるよ」
 
 
 仰向けの体制のまま両手で取った楓真くんの片手をゆっくりゆっくり、ソファに埋もれる股の後ろに導いていく。
 されるがままだった楓真くんの指がそこに触れた瞬間、大きく目を見開き、瞬く間に視界が反転していた。
 何が起きたのか一瞬理解が追いつかなかった頭が、体の向きをひっくり返されうつ伏せになったのだと気付いたと同時に、未だ見られていなかった、ほぼ露わになった尻が楓真くんの目の前にさらけ出される。
 
 
 前面がレースだった下着の背面、尻を覆うのは、三往復程の黒い編み上げ紐のみ。
 丁度尻のトップの部分でリボン結びになっている。
 
 それを見た楓真くんの表情は見えないが、あからさまに息を呑む気配を感じた。
 
 
 
 
 そこからは、一言で言うと、凄かった。
 
 
「あっ、ぁんっ、んんぅっ…ぁっだめっいっちゃ、いっちゃう、あぁ…っ」
 
 
 ひっきりなしに上がる嬌声は自分でも止めることができず、ねちっこく、どろどろに溶かされた孔を下着の紐を掻い潜った楓真くんの硬いのが出入りするたびに、どちゅどちゅと鳴り響く卑猥な水音が耳をも犯す。
 
 もう何回イったかわからない。
 顔や上半身はうつ伏せのまま既に力の入らない腰を楓真くんの腕により、高く上げたまま維持させられ、膝立ちの楓真くんに背後から犯されていた。
 
 
「つかささん、つかささんの中、気持ちよすぎ…俺のキュンキュン締めてるの、わかります?」
「わか…わかんな、ぁっ」
「わかんないですか?じゃあ教えてあげますね」
 
 
 何を問われてももはや訳が分からなくなっている僕に、中に入ったままピタリと動きを止めた楓真くんはわざわざ親切に教えようとしてくる。
 腰を掴んでいた片方の手が手探りながらも腹に周り、へその辺から股の間目掛けて降りてくる、その動きのその先が恐ろしく、うわ言のように「だめ…だめ、だめだめ」と繰り返しながら楓真くんの手を掴んで止めようとする。
 そんな必死な思いも虚しく、股の少し上、楓真くんが今いるだろう所に手が到達してしまう。
 
 そして―――
 
 
「ここが、つかささんの子宮です」
 

 そう耳元で囁かれるのと同時に、腹の上からグッと押され、止めていた腰をどちゅんっと強くねじ込まれた。
 
 
「ぁ―――っ」
 
 
 内からも外からも与えられる強い快感に処理が追いつかず、全身雷に撃たれたような衝撃と共に、目の前が真っ白にホワイトアウトして、気付けば意識を手放していた。
 
 
 
 
 
 
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