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【番外編1】Gewalttätige sexuelle handlungen
勉強熱心なメイニー《side 茉莉》
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何かおかしいとは思ってた。なんか、見慣れたペーパーバック持ってるなあって。思ってたけど!認めたくなかった!
「ジュード、それ……。」
「ああ茉莉。これの続きはありますか?」
「つ、づきって。」
「とても薄いので、あっという間に読み終わってしまいました。これからの展開が気になるところです。」
ジュードの手にしている本は、とても薄く大判だった。絡み合う男性二人は肌色面積が無駄に多く、全体的に汁気が凄い。いやもうこれ何の羞恥プレイ?
「それ、どこから……。」
「茉莉のお友だちから預かりました。バイトが終わったら返しておいて欲しいとCarmで。」
「……(マジ何してくれてんのよぅ!)」
「茉莉が大切にしているものだと伺ったので。愛する人のことは何でも知りたいものでしょう?だから、読んでみました。」
いけしゃあしゃあとジュードが宣う。バイト先のCarmまで茉莉を送迎するジュードは接客中お客様として店内で寛ぎつつ、茉莉が終わるまで待っている。その間に茉莉の腐った友人が、あろうことか貸していた同人誌をジュードに預けていったようだった。紹介したことの弊害がこんな所で!つうか友だちのメイニーに預けんなよ!と心の中で咆哮する。
「茉莉?」
「……ないよ、続きとか。」
「ないのですか?」
「……うん。」
同人誌にシリーズものは確かにある。しかし大抵はその時々の萌えをこれでもかと詰め込んだ一冊入魂が基本。キャラは同じでも話が続くものはあまりない。だって話がないんだもの!そもそも!いちゃこらセックスすんの読んで楽しむもんなんだから!
「そうですか。是非参考にしたかったのですが。」
「……参考?」
「はい。例えばここ。"いやらしい穴から涎垂らして可愛いね、こんな濡れ濡れなのに締め付け良すぎるなんて最高♡"と言う台詞ですが。」
「読み上げるなぁ!」
「茉莉が好きそうだなと思いまして。」
どこ吹く風とばかりに続けられて発狂する。
確かにそこ!好きだけど!
「セックスの時、どんな状態か説明すると茉莉の締め付けが格段に良くなります。それはもう、食いちぎられそうなくらい。」
「やめてったら!」
「言葉責めと言うんでしょうか。虐められるの好きですよね?茉莉。」
はくはくと口を開け閉めする。そんな自分の性癖を真顔で解説されても!
「茉莉には私とのセックスにもっと溺れてもらいたいので。勉強に必要なのです。続きがないのなら、同じような本を見せて下さい。」
「そもそもそれ!マッシブ同士だから!参考にならないってば!」
「性別は関係ないですよ?茉莉がどこで濡れるのか感じるのか知りたいのです。」
確かに読んでて、萌えるし濡れるけど!なんならオカズにしちゃったこともあるけど!だめだめだめ!バレたら絶対だめ!
「ジュードに不満なんてないもん!」
「それは……嬉しいです。」
にっこり笑った勉強熱心なメイニーから、ぶわりと濃い匂いが漏れる。
「では、本の話は後にして。今から可愛がっても?」
すっかりその気になったジュードが茉莉を脇に抱える。そのまま、すたすたとベッドルームへと向かった。
「お風呂!お風呂入ってない!」
「匂いが薄れるので却下。」
「いやぁ!汗かいてるってば!」
「どうせ今から汗まみれです。」
「ジュード!」
「茉莉、貴方の汗も堪らなく良い匂いです。私のためにお風呂は後にして下さい。全身洗ってあげますから。」
ちっとも話を聞かないジュードに茉莉はきゃんきゃん吠え続けた。
「ジュード、それ……。」
「ああ茉莉。これの続きはありますか?」
「つ、づきって。」
「とても薄いので、あっという間に読み終わってしまいました。これからの展開が気になるところです。」
ジュードの手にしている本は、とても薄く大判だった。絡み合う男性二人は肌色面積が無駄に多く、全体的に汁気が凄い。いやもうこれ何の羞恥プレイ?
「それ、どこから……。」
「茉莉のお友だちから預かりました。バイトが終わったら返しておいて欲しいとCarmで。」
「……(マジ何してくれてんのよぅ!)」
「茉莉が大切にしているものだと伺ったので。愛する人のことは何でも知りたいものでしょう?だから、読んでみました。」
いけしゃあしゃあとジュードが宣う。バイト先のCarmまで茉莉を送迎するジュードは接客中お客様として店内で寛ぎつつ、茉莉が終わるまで待っている。その間に茉莉の腐った友人が、あろうことか貸していた同人誌をジュードに預けていったようだった。紹介したことの弊害がこんな所で!つうか友だちのメイニーに預けんなよ!と心の中で咆哮する。
「茉莉?」
「……ないよ、続きとか。」
「ないのですか?」
「……うん。」
同人誌にシリーズものは確かにある。しかし大抵はその時々の萌えをこれでもかと詰め込んだ一冊入魂が基本。キャラは同じでも話が続くものはあまりない。だって話がないんだもの!そもそも!いちゃこらセックスすんの読んで楽しむもんなんだから!
「そうですか。是非参考にしたかったのですが。」
「……参考?」
「はい。例えばここ。"いやらしい穴から涎垂らして可愛いね、こんな濡れ濡れなのに締め付け良すぎるなんて最高♡"と言う台詞ですが。」
「読み上げるなぁ!」
「茉莉が好きそうだなと思いまして。」
どこ吹く風とばかりに続けられて発狂する。
確かにそこ!好きだけど!
「セックスの時、どんな状態か説明すると茉莉の締め付けが格段に良くなります。それはもう、食いちぎられそうなくらい。」
「やめてったら!」
「言葉責めと言うんでしょうか。虐められるの好きですよね?茉莉。」
はくはくと口を開け閉めする。そんな自分の性癖を真顔で解説されても!
「茉莉には私とのセックスにもっと溺れてもらいたいので。勉強に必要なのです。続きがないのなら、同じような本を見せて下さい。」
「そもそもそれ!マッシブ同士だから!参考にならないってば!」
「性別は関係ないですよ?茉莉がどこで濡れるのか感じるのか知りたいのです。」
確かに読んでて、萌えるし濡れるけど!なんならオカズにしちゃったこともあるけど!だめだめだめ!バレたら絶対だめ!
「ジュードに不満なんてないもん!」
「それは……嬉しいです。」
にっこり笑った勉強熱心なメイニーから、ぶわりと濃い匂いが漏れる。
「では、本の話は後にして。今から可愛がっても?」
すっかりその気になったジュードが茉莉を脇に抱える。そのまま、すたすたとベッドルームへと向かった。
「お風呂!お風呂入ってない!」
「匂いが薄れるので却下。」
「いやぁ!汗かいてるってば!」
「どうせ今から汗まみれです。」
「ジュード!」
「茉莉、貴方の汗も堪らなく良い匂いです。私のためにお風呂は後にして下さい。全身洗ってあげますから。」
ちっとも話を聞かないジュードに茉莉はきゃんきゃん吠え続けた。
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