上 下
71 / 238
Hauptteil Akt 6

♡fünfundfünfzig

しおりを挟む
「あっあっあっ。」
 小刻みに腰を打ちつけられる度、声が漏れる。ユェルンは細い腰をくねらせ、喘いだ。

「あぁ!いい!すごいっ。」
 ユェルンを後ろから立ったまま穿っているのは、これから拉致する予定の男性だった。気に入ったら味見する。それは男女、タイプ関係なくだった。

「な、いい?」
「あぁっ!いい!いい!」
「気に入った?」
「ええ。もっと。もっと強くして。あっ!」

 男性の陰茎は歪だった。大きさこそ普通だったが先端や根本よりも中程が太く横に楕円で張り出している。そのせいで女性器を横に無理矢理こじ開けるような、そんな凶悪な見た目をしていた。その為、挿入時の圧迫感が凄まじく、ユェルンは抽送される度ゴリゴリと中を引き出されるような感覚に陥った。

「あぁ!イク!イク!」
「あー。きっつ。」
 ギュッとユェルンが陰茎を締め付ける。媚肉が蠢き、蠕動した。男性が腰を押し付け、吐精する。

「な、このまま。」
 手を這わせ、ボタンを外し、胸元を寛げる。下着を付けていないユェルンの乳房が溢れ出した。両手で乳首を絞るように乳房をわし掴む。

「いいよな?もう一回ヤっても。」

 答えを訊かず、中で再び硬さを取り戻した陰茎を出し入れし始める。

「あっ!」
「あー。イッたばっかのマンコ、サイコー。」
 目を瞑って、ユェルンの中で陰茎を回し、突き上げる。

「ほら、まだまだ。マンコ締めて。ほら。」
「あっ!あんっ!」
「あー。痙攣マンコ、ヤバイ。」
「あっ!イク!あぁん!」
 グッと腰を引き、先端だけ埋めた所からズンッと奥まで貫かれる。

「ああああ!」
「あー出る出る。」
 腰を押し付けて注ぎ込む。

「な、まだヤってもいいだろ?」
 男性の声を聞きながら、ユェルンは笑った。

 ええ、もちろん。でも、私とセックス出来るのは次で最後よ。ねぇ、貴方の陰茎は特別よ。形もそうだけど、勃ちも良い。きっと高値がつくわ。容姿で選んだけど、この一ヶ月あまり。味見して良かった、この形は癖になる。

 振り向いて男性の唇に舌を這わせる。

「えぇ、もっとして。」
 キスを交わしながら、ズルリと陰茎を引き抜くと向かい合わせてユェルンの腰を抱く。太腿の間に陰茎を擦り付けながら乳房にむしゃぶりついた。

「乳輪デカ。エロ。」
 ヂュッと吸い付き舌を這わせる。
「細いのに、この乳は反則だろ。」
 乳房を持ち上げるように乳首に吸い付き引っ張り上げる。

「あっ!」
 三度硬さを取り戻し始めた陰茎を秘裂と太腿の間に差し込むと、続けた。

「片足あげれる?」
「ん、こう?」
「いい眺め。」
 膝裏に手を掛け、持ち上げると男性の手が手伝うように尻を掴んだ。押し込むように陰茎を捩じ込む。

「あっ!」
「違うとこ当たって良くない?」
「あん!いい!」
「そのまま持ってて。」
「いっ!いいっ!」
「雑魚いマンコだなー、チンポに媚びまくってんね。ほら、又イクイクって。ほら!」
「あぁ!出して!中に!」
「あー。気持ちいー。」
 ブルッと震えて男性が吐精する。次の瞬間、クラリと眩暈がした。意識が途切れ、膝から落ちる。

 片足を下ろしたユェルンはしゃがみ込むと男性の頭を撫でた。

「ふふ。ご馳走様。」

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。 でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。 けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。 同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。 そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

処理中です...