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後日談③

ナイトプール

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「プール?ホテル?」

 こてん、とみおが首を傾げる。みおと入籍だけ先に済ませた俺は、大学入学のお祝いに奮発してホテルを予約した。プール付きのやつ。

「そ。都内のホテルでさ、うちの会社の系列。つい最近出来たばっかりでまぁ、売りが最上階にあるプライベートプール付きの部屋なんだ。ガラス張りの温室みたいになってて、熱帯雨林をイメージした植物とか?植えてあるらしい。夜になると、所々ライトアップされて綺麗なんだって。」
「わぁ!すごいね、おしゃれ!」
「大学入学を祝って行かないか?」
「わぁい!行きたい!」
「プールに入るからなぁ、水着ある?なければ買いに行っても良いし、ホテルでも買えるけど。」
「んー。あるけど。」
「?」
「……にぃには、どう言うのが好き?色とか形とか。」
「俺?」
「せっかくだもん、にぃにが好きな水着買いたい。」

 あー!もう!こう言うの、素で言ってるのが分かるからさぁ!

「分かった、ホテルで買おう。」

 今の時期はシーズンじゃないから、街では手に入れにくい。だったらホテルの方がまだあるだろ。

「えへへ!楽しみ!ありがとう、にぃに!」

 ぴょんっと跳ねて抱きついてくる、みお。あー、くっそ可愛いなぁ!

 こうして、1泊2日と言う短くも濃いホテル宿泊が幕を開けた。

「これどうかなぁ?」

 さっきから、どれもこれも似合ってて可愛いな!全部買ってやりたい!

「……いいな。」
「んもう!ちゃんと選んでよぅ。」

 さっさと自分の水着を選んだ俺は、みおの試着に付き合っていた。しかしどれを着ても、似合ってるし可愛いから選べない。ぷくっと頬を膨らませた、みおが続けた。

「ショウくん、何色が好き?」

 外で「にぃに。」と呼ぶのは恥ずかしいらしい。まぁ俺としても嫁からそう呼ばれるのは家の中だけでいい。外でそう呼ばれたら、イチャイチャ出来ないしな。それに、ショウくんも捨てがたい。

「ショウくん?」
「ああ、そうだな。うーん。」

 特別好きな色はないが、みおなら。

「ネイビーとか?」
「分かった!」

 そうして選んだのは、バンドゥビキニと言う水着だった。チューブトップ状のビキニでフリルの裾がついていて、お腹側は臍が見えるくらい短く、背中側はお尻を半分覆うくらい長い。ショーツの前後が脇にある二本の細い紐で繋がっている。

「どう?」
「……いい。」

 すごく、いい!

 みお、色白だし。華奢だからなぁ。栗色の髪とも相まってネイビーが映える!ああ、一緒に試着室入って脱がせたい!鏡の前で声を殺した、みおをガン突きしたい!

「すみません、これにします。」
「畏まりました。」

 はっと我に返り、ホテルスタッフに声を掛ける。ルームカードをリーダーに翳し会計を部屋に付けた。

「後ほどお部屋に。」
「お願いします。ランチの間に届けてもらえますか?」
「承りました。」

 試着室へ向かう、みおをじっとり眺める。ランチの後は、部屋に引き籠ろう。夕食はルームサービスにすればいい。部屋からの夜景はホテルのレストランより高層で眺めもいいし。

 一人決めて頷いていると、するっと腕に抱きつかれた。

「ショウくん。水着ありがとう!」
「ん、行こうか。」
「はーい。」

 めっちゃくちゃ可愛いなぁ!でれっと鼻の下を伸ばしながらエスコートする。いかんいかん。せめて部屋に入って水着着せてから。それからだと股間を落ち着けた。

 そうして予定通り、ホテルのレストランでランチを済ませ、部屋へ戻ってプールに入ろうとしたわけなんだけど。

「泳げない?」
「……うん。」

 どうやら、みおはカナヅチらしい。浮かれてすっかり失念していたらしく、しょんぼり俯いている。いつもはフロートを借りて遊んでいたと聞いて、取手付きマットタイプの大きなフロートを用意してもらい、プールに浮かべることにした。

「これならどうだ?」
「ありがとう!にぃに!」

 足が付かなくて怖いと言う、みおを抱き上げプールに入る。しがみつかれて少し意地悪したくなった。腕を緩めると、首に抱きついてくる。

「いゃぁ!」
「はは、怖い?」
「にぃにの意地悪!」

 すべすべの肌が水に濡れて滑る。しっかり抱きつかれて、股間が疼いた。小ぶりなお尻に手を這わせて、隙間から両手を差し込み揉んでみる。

「ぁん。」
「みお、お尻もすべすべだよなぁ。」
「あ、あ、や。にぃに。」
「ほら、しっかり捕まって。足つかないだろ?」
「ん。」

 むにゅむにゅと両手で揉みながら、少しずつ水着をずらす。お尻の割れ目に食い込んで、すごくいい。ぐいっと持ち上げ、キスした。

「ふ、ん。」
「みお、みお。」

 いつもは下ろしている髪を、今日はおだんごにして、てっぺんに丸く結ってる、みお。頸に落ちた髪が張り付いて、色っぽい。

「あ、あん。にぃに。」

 硬くなった股間を、ずりずりと下腹で擦り立てる。びくん、とみおが跳ねた。

「はー、やっばい。ちんぽ勃った。」
「あ、あん。」

 まだ明るい時間にプールで、可愛い可愛い嫁と。今からセックス!

「みお、手離さないようにな?」
「ふ、ぅん。」

 尻の下に腕を回すと持ち上げ、ビキニに指を引っ掛け引き下ろす。ふるんと形のいいおっぱいが、まろびでた。掬い上げると濡れて、つんっと勃ち上がった苺色の乳首にむしゃぶりつく。

「やん!」
「あー、たまんね。」
「あ、あん、にぃに。」
「んー、エッロい乳首。こんなに勃たせて。」
「ひん!」

 かりっと歯を立てると、みおが甘い声を漏らした。夢中で交互に舐めて吸って甘噛みしてと繰り返す。

「あ、にぃに、あん。」
「プール中に声が響いてエロさ倍増だな。」

 喘ぎ声が反響して、ますます股間が硬くなった。再びお尻を揉み、脇にある二本の紐を引き下ろす。

「あ、あん、やぁ!」
「こーら、暴れんな。落としちゃうだろ?」
「や、やだぁ。」

 いやいやと首を振って泣きながら見上げられる。可愛いみお。もっともっと虐めて泣かせたい。

「ほら、掴まって。」
「ん。」

 きゅうっと首にしがみつかれる。濡れたおっぱいが張り付き、吸い付いた。

 あー、すべすべ。たまんねぇ。後でボディーソープまみれにして撫でくりまわしてやる。最高だろうなぁ!

 妄想しながら、お尻を撫で、割れ目を辿る。

 うっわー。もう、ぬるっぬる。

「みお、こっち。」

 フロートに近づくと、みおを仰向きで横たえる。しっかりと逆手で取っ手を握らせた。

「どうだ?広いからそんなに怖くないだろ?」
「うん。」

 でも、なんで急に乗せられたの?と不思議そうに見上げられて、にやっと笑った。太ももまで下ろした水着を、するん脱がせる。みおの腹に乗せると、足を掴んで縁まで引き寄せた。

「え、え?」
「大人しくしてろよ?」

 左右に開かせると、クリトリスに吸い付く。ちゅるちゅると舌を這わせて舐め始めた。

「あ!あん!やぁ!」
「暴れると落ちるぞ?」
「ひゃぁん!」

 くちくちと舌で舐めながら見上げて脅すと、みおが泣き出した。抵抗出来ずに晒け出したのを見て、夢中で可愛がる。

「みお、みお。」
「あん、ぁ、にぃに。やぁ。」
「あー、美味い。」
「ひん!」
「クリ、ぷりぷりしてる。可愛い。」
「あん!」

 舌で弾き上げると、びくんっとみおが跳ねた。ゆらっとフロートが揺れ、太ももに力が入る。

 落とすわけないだろ?ほんっと可愛いなぁ。

 足を持ち上げ、両肩に引っ掛けると割れ目に舌を捩じ込む。太ももを撫で回しながら、ぴちゃぴちゃと音を立て啜り味わった。

「あん!やぁ!イく!イく!にぃに!にぃに!」
「ん、イけ。」

 舌を割れ目に捩じ込んで、クリトリスを摘み上げる。優しく擦ると、舌が締め付けられた。

「あん!」

 中、痙攣してんな。そろそろ。

「に、にぃに。にぃに。」
「んー?」
「入れて、ちんぽ。にぃにの、ちんぽ。はやくぅ。」

 これこれ!最近イかせると、おねだりしてくんだよなぁ!あー、くっそ可愛い!

「ここで?」
「ひん!」

 内ももに噛みつきながら問いかけると、顔を挟まれた。すべっすべのつるっつる。ああ、みおの全身にちんぽ擦り付けたい。

「あ、あ。ちんぽ、欲しいよぅにぃに。」
「よしよし、待ってろ?な?」

 フロートにみおを乗せ直すと、取っ手を掴んでプールの縁へ寄った。頭側を固定すると、みおを補助してうつ伏せに変える。そのまま自分も乗ると、上から覆い被さった。

「みお、お尻上げて。」
「……ん。」
「絶対落とさないから、大人しくな?」

 水着から陰茎を取り出すと、割れ目に当てがい、ぬるんと押し込んだ。そのまま体重を掛け、押し潰す。

「ひ、ひぁ。」
「あー、すごい密着感。」
「あ、あ、あ。」

 大きなフロートだから安定感があり、体重を掛けても沈み込むだけで重さが分散される。多少は揺れるため、なるべく動きを抑えながら腰を緩く振った。それでも落ちたらどうしようと不安に思うせいか、いつも以上に、みおの中が締めつけて絡んでくる。みっちりとペニスが膣に嵌まり込んで、緩やかなセックスもすごく良いなと夢中になった。

「あ、あ、あ、イく。イく。イッちゃう。」
「まんこが、くそ。あっつ。」
「あん、にぃに。にぃに。」
「こらまて。な?そんな締めつけんな。」
「ひん!」
「あー、くっそ。」

 何度も痙攣しながら絶頂を繰り返す動きに堪らず奥まで、ずんっと突き上げた。

「ひゃあ!」
「やべ、嵌った。」

 子宮口にぴたりと亀頭が嵌まり込む。吸いつかれて堪らず射精した。

「は、はん!」
「あー、やべ。とまんな。」

 びゅるびゅると奥へ勢いよく流し込む。しっかり全部注ぎ込んで横を向いて喘ぐ、みおの唇に吸い付いた。

「あ、あん。」
「みお、みお。」
「あん、にぃに。もっと。あん。」
「はは、可愛い。」

 その後はプールに入って対面立位。奥までぬるっぬるで狭くてキツい、みおのまんこを思う存分、奥までガン突きした。

 あー、きんもちいー。

「あん、あん、にぃに。イく。イく。」
「ほらイけ。好きだろ?ザーメン。後でしっかり口にも飲ませてやるから、先にまんこで飲もうな?」
「ひん!」
「ちっさい!まんこで!健気に!ちんぽ!うけいれ!ちゃって!可愛い!な!」

 耳に吹き込みながら、一突きごとに腰を打ちつける。華奢な身体が跳ね上がり絶頂から降りれなくなった、みおが、がくがくと身体を揺らす。あー、くそ気持ち良い。

「な?みお。後でオナってるとこ見せて。」
「あ、あ、あ。」
「な?いいだろ?な?」
「ひゃん!」
「みおのオナるとこ見たい。な?見せて?にぃにの前で、まんこ広げてイくとこ見せて。な?」

 また見たいんだよ!俺をオカズにオナる、みお!今度は、がっつり至近距離で!

「な?いいだろ?みおちゃん。」
「うん、うん。」
「言ったな?約束な?」

 蕩けた顔をした、みおの顔中にキスする。

 あー、マジで最高!俺の嫁!






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