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忍び寄る気配

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 家に引きこもって数日後、新たな贈り物が届く。
    差出人の名前はもちろんR.Yだ。

 シンプルな白い封筒に入っていたのは「いつも君を見守っているよ」というメッセージと一枚の絵姿だった。

 描かれていたのはバルコニーで星を眺めている私。
    細部までよく表現されていて、いつを描いたものなのかすぐに分かった。
    その日は空気が綺麗でいつもより星が輝いていたから、夜風の冷たさも忘れて熱心に眺めていたのだ。
    ネグリジェにカーディガンを羽織っただけの格好だったが、私の部屋は裏庭に面しているため誰かに見られる心配はなかった。


 そう、我が家に不法侵入しない限りは。



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