23 / 82
第23話 獅子奮迅
しおりを挟む
力を込めすぎたようで、グラハムがスレッジハンマーから手を離してしまい壁に激突してカエルが潰れたような声を出した。
「まだやるか?」
グラハムから目を離し、俺は及び腰になったまま立ち尽くしている手下どもを睨みつける。
睨まれた彼らは、ブルブルと首を左右に振って武器を床へ投げすてた。
「千鳥、エステルを降ろしてやってくれ」
「了解でござる」
千鳥の声と共に彼の姿が現れ、エステルの脚を丁寧に床へ降ろす。
自然と彼とエステルは俺の両脇に立ち、対するは武器を捨てた手下ども、気絶している手下ども……床に転がってうめき声をあげるグラハムってところだな。
俺は手下どもを威嚇しつつ、一歩前に出る。
彼らは俺の動きに合わせるように後ずさり、体を震わせた。
ゆっくりと一歩、また一歩進み……痛みから頭を両手で押さえたまま、まだ立ち上がれないグラハムの前に立つ。
「グラハム。どうする? まだやるか?」
「ぐ、ぐうう。この場は引かせてもらう……覚えていろよ、ストーム。俺たちに立てついたらどうなるのかを!」
「えらく強気だな。俺がこのままお前の頭を踏みつけたらどうなるかとか想像がつかないのか?」
「ッチ!」
目の前に命の危機が迫っているというのに、偉そうな態度を崩さないグラハムに感心する。
下種なことには間違いないが、その精神力は立派だと思う。手下の手前、引くに引けないのかもしれないけど、普通の者なら尻尾を巻いて一目散に逃げようとするところだ。
このまま立ち去ってもいいが、それだとおもしろくない。
そうだな……。
「ふん。おい、そこのお前!」
「へ、へい。あっしですか?」
「そうだ。そこのモヒカンのお前だ。ここの権利書を取ってこい」
「え、いや……」
「はやくしろ!」
俺に呼ばれた手下のモヒカン頭は、俺とグラハムの顔を交互に見て固まってしまう。
しかし、俺が再度睨みつけると逃げるように間仕切りの奥に姿を消し、すぐに冊子を持って戻って来た。
「こ、これです」
どうやら間抜けなことに、ここに大事な大事な倉庫の所有権を記した書類を置いていたらしい。
本当にこいつら荒事を専門にしているのか? 不用心過ぎる。
手下から冊子を受け取り、中を改めたらこれは確かに「第五倉庫の権利書」だった。
置いているだけじゃなく、馬鹿正直に本物を持ってくるとか……逆に疑ってしまうぞ。
「グラハム。俺への迷惑料だ。これで手打ちってことにしようじゃないか。どうだ?」
「……勝手にしろ! そんなものくれてやる」
グラハムは怒りのせいか勢いよく立ち上がるものの、頭がふらつき倒れそうになる。
すかさず、先ほどのモヒカン頭が彼の肩を支えた。
「ふむ……」
献身的にボスを支えるモヒカン頭。
他の連中はどうかというと……固まったまま何もしようとしない。
「おい、モヒカン頭」
「な、なんでい? これで手打ちじゃあ……」
俺はにこやかにほほ笑むと、彼の空いた方の手を掴む。
「モヒカン頭、名前は?」
「ヨシ・タツ……」
「そうか、ヨシ・タツ。俺に雇われないか? 今の倍を出そう」
「……馬鹿なこと言ってんじゃねえよお。俺は『クラーケン』だぞ。あんたと敵対する者なんだよお!」
フンと鼻息荒く、俺の手を払いのけるとヨシ・タツはグラハムに肩をかしたまま背を向ける。
「お頭、行きましょうぜ」
「……ああ。ストーム。お前の名は忘れねえ!」
最後まで憎まれ口を叩き、グラハムと手下どもは倉庫から出て行ったのだった。
倉庫からクラーケン一味の気配が消えたところで、俺は膝を少しかがめエステルと目線を合わせる。
「エステル、ごめんな。怖い思いさせて」
「い、いえ。すぐに助けに来てくださいましたし……それに……」
「ん?」
「……い、いえ……何でもありません」
「そうか」
何故か頬を赤らめるエステルから目を離し、今度は千鳥へ顔を向ける。
「千鳥。助かった。絶妙のタイミングだったよ」
「いえ、ストーム殿の獅子奮迅のご活躍。胸が躍りましたぞ」
「いやいや」
「……か、カッコよかったです!」
照れる俺へエステルが口を挟む。
声が余りに大きかったので思わず振り向くと、彼女はプスプスと湯気が出そうなほど真っ赤になってプイっと俺から顔を逸らしてしまった。
「帰ろうか」
「はい!」
「了解でござる」
倉庫は俺が大暴れしたことで、机と椅子があっちこっちに倒れ荒れに荒れていたけど、今のところ使う予定もないしそのままでいいだろ。
奴らから拠点の一つを奪い取るってことが目的だったし、利用する時にまた掃除すればいいかな。
◆◆◆
ついて来ようとする千鳥に父親のことを見るように言い聞かせて、彼とは途中で別れる。
そんなわけで、俺はエステルと一緒に宿に戻って来たのだった。
宿に入った途端、エステルの顔を見た彼女の父親が物凄い勢いで駆けてきて彼女を強く抱きしめる。
「エステル、よかった無事で」
「心配かけてごめんね。お父さん」
抱き合う二人の様子を眺めていると、エステルの父親の方から体を離し俺へ向き直った。
「ありがとうございます。ストームさん」
「いえ、元を辿れば俺に関わったことではじまったことですし。すいませんでした」
お互いに頭を下げ、エステルの父親が頭をあげようとしないので、俺もそのままの体勢で……。
むう。謝る側の俺が先に頭をあげてなるものか。
「お父さん、ストームさん、いい加減頭をあげてください」
見かねたエステルが父親の肩に手を添えた。
そこでようやく彼が頭をあげたので、彼の気持ちを汲もうと俺も彼と同時になるように頭をあげる。
「ストームさん、お父さん。私は無事でしたので、このことはもう……」
「そうだな。エステル」
「いや……でも」
エステルの言葉に納得するように頷く彼女の父親と口ごもる俺。
「いえ、ストームさん。うちは冒険者相手の商売をしております。冒険者はお世辞にもお上品な人たちとは言えません」
「分かりました」
エステルの父親の言わんとしていることが理解できた。
荒くれどもが客層だから、「クラーケン」じゃないにしても何らかのトラブルに巻き込まれることは覚悟しているってことかな。だから、無事帰ってきたので良しとしたいってことか。
彼の気遣いも多分に含まれているだろうが、彼自身が今回の事件を不問にすると言っているのだ。俺にとって都合のいい話じゃあないか。
うん、今回はこれでよかった。そこは俺も納得だ。
しかし、「クラーケン」の奴らは必ずまた仕掛けてくる。奴らは俺に直接手を出してくることはもうないだろう。俺の強さを理解しただろうから……。
となったらやはり、エステルが一番危険なんだよな……。何とかしたい。どうすればいいだろう。
「では、今日のところは部屋に戻ります。何かあればすぐに呼んでください」
「はい。改めて……ありがとうございました!」
「ありがとうございます」
二人から礼をまたしても言われ、照れた顔を隠すためにペコリと礼をし、そのままクルリと彼らから背を向け部屋に向かう。
いろいろなことが一気に起こり過ぎた。部屋でゆっくりと整理するとしようか。
俺は部屋に向かう階段を登りながら、ほうと息を吐き出すのだった。
「まだやるか?」
グラハムから目を離し、俺は及び腰になったまま立ち尽くしている手下どもを睨みつける。
睨まれた彼らは、ブルブルと首を左右に振って武器を床へ投げすてた。
「千鳥、エステルを降ろしてやってくれ」
「了解でござる」
千鳥の声と共に彼の姿が現れ、エステルの脚を丁寧に床へ降ろす。
自然と彼とエステルは俺の両脇に立ち、対するは武器を捨てた手下ども、気絶している手下ども……床に転がってうめき声をあげるグラハムってところだな。
俺は手下どもを威嚇しつつ、一歩前に出る。
彼らは俺の動きに合わせるように後ずさり、体を震わせた。
ゆっくりと一歩、また一歩進み……痛みから頭を両手で押さえたまま、まだ立ち上がれないグラハムの前に立つ。
「グラハム。どうする? まだやるか?」
「ぐ、ぐうう。この場は引かせてもらう……覚えていろよ、ストーム。俺たちに立てついたらどうなるのかを!」
「えらく強気だな。俺がこのままお前の頭を踏みつけたらどうなるかとか想像がつかないのか?」
「ッチ!」
目の前に命の危機が迫っているというのに、偉そうな態度を崩さないグラハムに感心する。
下種なことには間違いないが、その精神力は立派だと思う。手下の手前、引くに引けないのかもしれないけど、普通の者なら尻尾を巻いて一目散に逃げようとするところだ。
このまま立ち去ってもいいが、それだとおもしろくない。
そうだな……。
「ふん。おい、そこのお前!」
「へ、へい。あっしですか?」
「そうだ。そこのモヒカンのお前だ。ここの権利書を取ってこい」
「え、いや……」
「はやくしろ!」
俺に呼ばれた手下のモヒカン頭は、俺とグラハムの顔を交互に見て固まってしまう。
しかし、俺が再度睨みつけると逃げるように間仕切りの奥に姿を消し、すぐに冊子を持って戻って来た。
「こ、これです」
どうやら間抜けなことに、ここに大事な大事な倉庫の所有権を記した書類を置いていたらしい。
本当にこいつら荒事を専門にしているのか? 不用心過ぎる。
手下から冊子を受け取り、中を改めたらこれは確かに「第五倉庫の権利書」だった。
置いているだけじゃなく、馬鹿正直に本物を持ってくるとか……逆に疑ってしまうぞ。
「グラハム。俺への迷惑料だ。これで手打ちってことにしようじゃないか。どうだ?」
「……勝手にしろ! そんなものくれてやる」
グラハムは怒りのせいか勢いよく立ち上がるものの、頭がふらつき倒れそうになる。
すかさず、先ほどのモヒカン頭が彼の肩を支えた。
「ふむ……」
献身的にボスを支えるモヒカン頭。
他の連中はどうかというと……固まったまま何もしようとしない。
「おい、モヒカン頭」
「な、なんでい? これで手打ちじゃあ……」
俺はにこやかにほほ笑むと、彼の空いた方の手を掴む。
「モヒカン頭、名前は?」
「ヨシ・タツ……」
「そうか、ヨシ・タツ。俺に雇われないか? 今の倍を出そう」
「……馬鹿なこと言ってんじゃねえよお。俺は『クラーケン』だぞ。あんたと敵対する者なんだよお!」
フンと鼻息荒く、俺の手を払いのけるとヨシ・タツはグラハムに肩をかしたまま背を向ける。
「お頭、行きましょうぜ」
「……ああ。ストーム。お前の名は忘れねえ!」
最後まで憎まれ口を叩き、グラハムと手下どもは倉庫から出て行ったのだった。
倉庫からクラーケン一味の気配が消えたところで、俺は膝を少しかがめエステルと目線を合わせる。
「エステル、ごめんな。怖い思いさせて」
「い、いえ。すぐに助けに来てくださいましたし……それに……」
「ん?」
「……い、いえ……何でもありません」
「そうか」
何故か頬を赤らめるエステルから目を離し、今度は千鳥へ顔を向ける。
「千鳥。助かった。絶妙のタイミングだったよ」
「いえ、ストーム殿の獅子奮迅のご活躍。胸が躍りましたぞ」
「いやいや」
「……か、カッコよかったです!」
照れる俺へエステルが口を挟む。
声が余りに大きかったので思わず振り向くと、彼女はプスプスと湯気が出そうなほど真っ赤になってプイっと俺から顔を逸らしてしまった。
「帰ろうか」
「はい!」
「了解でござる」
倉庫は俺が大暴れしたことで、机と椅子があっちこっちに倒れ荒れに荒れていたけど、今のところ使う予定もないしそのままでいいだろ。
奴らから拠点の一つを奪い取るってことが目的だったし、利用する時にまた掃除すればいいかな。
◆◆◆
ついて来ようとする千鳥に父親のことを見るように言い聞かせて、彼とは途中で別れる。
そんなわけで、俺はエステルと一緒に宿に戻って来たのだった。
宿に入った途端、エステルの顔を見た彼女の父親が物凄い勢いで駆けてきて彼女を強く抱きしめる。
「エステル、よかった無事で」
「心配かけてごめんね。お父さん」
抱き合う二人の様子を眺めていると、エステルの父親の方から体を離し俺へ向き直った。
「ありがとうございます。ストームさん」
「いえ、元を辿れば俺に関わったことではじまったことですし。すいませんでした」
お互いに頭を下げ、エステルの父親が頭をあげようとしないので、俺もそのままの体勢で……。
むう。謝る側の俺が先に頭をあげてなるものか。
「お父さん、ストームさん、いい加減頭をあげてください」
見かねたエステルが父親の肩に手を添えた。
そこでようやく彼が頭をあげたので、彼の気持ちを汲もうと俺も彼と同時になるように頭をあげる。
「ストームさん、お父さん。私は無事でしたので、このことはもう……」
「そうだな。エステル」
「いや……でも」
エステルの言葉に納得するように頷く彼女の父親と口ごもる俺。
「いえ、ストームさん。うちは冒険者相手の商売をしております。冒険者はお世辞にもお上品な人たちとは言えません」
「分かりました」
エステルの父親の言わんとしていることが理解できた。
荒くれどもが客層だから、「クラーケン」じゃないにしても何らかのトラブルに巻き込まれることは覚悟しているってことかな。だから、無事帰ってきたので良しとしたいってことか。
彼の気遣いも多分に含まれているだろうが、彼自身が今回の事件を不問にすると言っているのだ。俺にとって都合のいい話じゃあないか。
うん、今回はこれでよかった。そこは俺も納得だ。
しかし、「クラーケン」の奴らは必ずまた仕掛けてくる。奴らは俺に直接手を出してくることはもうないだろう。俺の強さを理解しただろうから……。
となったらやはり、エステルが一番危険なんだよな……。何とかしたい。どうすればいいだろう。
「では、今日のところは部屋に戻ります。何かあればすぐに呼んでください」
「はい。改めて……ありがとうございました!」
「ありがとうございます」
二人から礼をまたしても言われ、照れた顔を隠すためにペコリと礼をし、そのままクルリと彼らから背を向け部屋に向かう。
いろいろなことが一気に起こり過ぎた。部屋でゆっくりと整理するとしようか。
俺は部屋に向かう階段を登りながら、ほうと息を吐き出すのだった。
10
お気に入りに追加
2,906
あなたにおすすめの小説
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
固有スキルが【空欄】の不遇ソーサラー、死後に発覚した最強スキル【転生】で生まれ変わった分だけ強くなる
名無し
ファンタジー
相方を補佐するためにソーサラーになったクアゼル。
冒険者なら誰にでも一つだけあるはずの強力な固有スキルが唯一《空欄》の男だった。
味方に裏切られて死ぬも復活し、最強の固有スキル【転生】を持っていたことを知る。
死ぬたびにダンジョンで亡くなった者として転生し、一つしか持てないはずの固有スキルをどんどん追加しながら、ソーサラーのクアゼルは最強になり、自分を裏切った者達に復讐していく。
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる