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18.悪夢、再び
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「そうと決まれば、わたし、行ってきます!」
「え、待って」
相も変わらずすっぽんぽんの下半身のまま、たたたっと走った彼女は海へ潜って行った。
きっと下半身もヒレに変化しているに違いない。
ええと、考えろ。彼女の動きは一見して突拍子なく思える。だけど、何か考えがあって動いているはずなのだ。
……。
いいや、もう。そのうち分かるだろ。
「パック、僕たちは釣りをしようか」
「あんちゃん、それじゃあ、おいら節約するよ……くあ」
ニーナのことがひと段落して安心したのか、パックがカモメの姿になった。
釣りをすると、一発目はお約束の品物が取れたけど彼女が戻って来てから渡せばいい。
さすがにこれ以上彼女の方も繰り返すことはしないだろ。何か目的があって海の中へ潜って行ったのだから。
「お、こいつは僕でも分かる。よく見る魚だ」
と言いつつも海の書に見事な流線形をした魚をあてがう。
その魚はヒラマサと記載された。
大きさは60センチオーバーとなかなかの大物だ。そうかあ。ヒラマサというのかこの魚。てっきりブリじゃないかと思ったんだよね。
まだまだ魚を見分ける知識が足りないな。何度も見ていたらそのうち区別がつくようになる、と思う。
「パック食べてもいいよ。まだまだ釣るから」
「くあ」
言われなくてもそうしますという奴だった。既にパックはヒラマサの首元をひと突きして、お食事の準備が完了していた。
ガツガツとカモメがヒラマサを貪り食っている間にも次の獲物がかかる。
この生活にも慣れてきたなあ。こうしてのんびりと釣りをして、パックがむしゃむしゃと魚を食べる。
少々不便ではあるけど、適度に体を動かし、日常に追われることもない生活は悪くない。何より自由に動き回れる体がある。
それだけでもう幸せってものだ。
最初はどうなることかと思ったけど、この生活は決して悪いものではない。
「おお、イカだ。イカも釣り上げることができるんだ」
生きている時は透明で、死ぬと白くなるんだっけか。吸盤に気をつけながら慎重にイカから針を外す。
このイカはアオリイカという種類なんだって。
「パック、イカは吸盤があるから気を付け……」
「くあああ!」
うわあ。イカがパックの嘴に張り付いちゃっている。
しかし、彼は無理やり嘴を開き、イカを口の中におさめてしまった。
だ、大丈夫なのか、あれ。
僕の心配をよそにごくんとイカを丸のみした彼は嘴を上にあげ「げふっ」と息を吐く。
カモメのパックはイカで満腹になったらしく、僕の足もとでじっとしたまま動かなくなった。
この後は釣り上げた得物は全て籠の中に入れていく作業となる。
そろそろ釣りも終わりにしようかなという頃、薄紫の髪の毛をした頭がひょっこり海面から顔を出す。
「ニーナ。ブラジャーを投げるからそこでじっとしていて」
「それには及びません! いいものを見つけたのです」
「そ、そうか……」
自信満々なニーナの声には疑念しか浮かばない。
嫌な予感がしつつも、すぐに貝殻ブラジャーを投げ渡せるよう右手に握りしめたまま彼女を待つことにした。
そして、彼女は波打ち際に姿を現す。
彼女とて三度目ともなれば、陸上に切り替わるところでヒレを脚に変化させていた。おお、学習するんだな。
えらいぞお。下半身のことを気にかけるのなら、上半身も何とかした方がいいと思うぞ。
あれは違う。女体の神秘とかじゃないんだ。
何度だって僕は言ってやろう。僕はまだ母と妹以外は生で女子の裸を見たことが無いと。
「へへー。ちゃんと考えているんですよ」
「痛くないのかそれ?」
「刺されると痛いですよお。ヒレに注意です! 毒もあります」
ニーナはじゃーんと両手で平べったい魚を掲げる。頭から尻尾の先までは1.5メートルくらいあるそれは、マンタ? エイ? と呼ばれる魚だと思う。
ちょこんと海の書をその魚に当ててみると、エイだと表示された。
案外、余裕があるな僕。
いや、そうじゃない。人間は余りにも想定外の出来事が起こると却って冷静になるんだ。もしくは現実逃避したい出来事から目を逸らしたいがための防衛行動かもしれない。
どっちだっていいんだよ。僕は「痛くないのか?」って聞いただろ。エイの尻尾のことなんかじゃないんだよ!
君の胸に張り付いているタコのことを言っているんだよおお。
それも二匹。左右のささやかなおっぱいの上でウネウネしている。ガッチリと張り付いているし、かなり痛いんじゃないかな……。
「ブラジャーに変えた方がいいんじゃない?」
「大丈夫ですよ。ちゃんと隠れてますよね?」
「そう言う意味じゃ。それにタコって生きてるから動くよ?」
「はわわわ。そうでしたあ。う、動いちゃダメですう」
言ったハナから右のタコが彼女の肩口に登ろうとうねり始めた。
そもそも、ここに来るまでの間でタコさん、動いていたんじゃないのかな。何でこんなことに。
僕の探偵力は限界を迎えようとしている。
無言で彼女に貝殻ブラジャーを手渡す。
一方で彼女は開いた方の手でタコの頭をむんずと掴み、引っぺがした。
「これ、夕飯に」
「う、うん」
見えてない。僕は見えていない。彼女のおっぱいなんてものは見ていないのだ。
あれだけ恥ずかしがっていたのに、見せるなってば。
タコのことで頭が一杯なんだろうなあ……遠い目になってしまいそうになりつつもタコを砂浜の上に落とす。
籠の中に入れたら他の魚が捕食されちゃうからね。イカ・タコは魚と違って陸上にあげても元気一杯だからね。
残りのタコも受け取り、「きゃー」という今更ながらの彼女の悲鳴を聞いて……僕はもうため息しか出なかった。
だが、これはまだ始まりに過ぎなかったのだ。
「エイを探しに海へ潜ったの?」
「はい。私、この島の巫女さんですから!」
「そ、そう……じゃあ、帰ろ――」
「ではさっそく、祈りを捧げさせていただきます!」
こいつはヤバいと思った僕がそそくさと帰ろうと言葉をかけようとしたってのに、喰い気味で彼女に声を重ねられてしまった。
「では、ビャクヤ島の平穏を祈らせていただきます。務めさせていただきますのは、ビャクヤ島の美少女マーメイドことニーナです」
勝手に島の名前をつけるだけでなく、自分のプロフィールまで恥ずかし気もなく語るニーナに開いた口が塞がらない。
「くあ!」
あ、パックが空へ逃亡した。ぼ、僕も逃げたいのだけど、一人にするわけにもいかないんだよな?
ほら、その証拠に。
「見届け人はビャクヤ島の主ことビャクヤさんです!」
僕もしっかり祈りの儀式に組み込まれているから。
両足を開き膝を落としたニーナが真っ直ぐ上にエイを掲げる。
始まってしまった。
ちょっと待って。よくよく考えると、あのしこを踏むようなポーズってナマズたち男衆が家の安寧を願う祈祷だよね。
巫女だったらもっとお淑やかな感じになるんじゃないの?
「えいやさー。えいやさー」
ちょ、ちょっとだけ可愛くなった?
しかし、動きは前と同じだよ! 本気でこれが巫女の祈祷なの?
「ふう」
籠を掴み上げた僕はそそくさとこの場を立ち去ることにしたのだった。
背後から波の音に交じり唸り声が聞こえてくるが、気のせいに違いない。
「え、待って」
相も変わらずすっぽんぽんの下半身のまま、たたたっと走った彼女は海へ潜って行った。
きっと下半身もヒレに変化しているに違いない。
ええと、考えろ。彼女の動きは一見して突拍子なく思える。だけど、何か考えがあって動いているはずなのだ。
……。
いいや、もう。そのうち分かるだろ。
「パック、僕たちは釣りをしようか」
「あんちゃん、それじゃあ、おいら節約するよ……くあ」
ニーナのことがひと段落して安心したのか、パックがカモメの姿になった。
釣りをすると、一発目はお約束の品物が取れたけど彼女が戻って来てから渡せばいい。
さすがにこれ以上彼女の方も繰り返すことはしないだろ。何か目的があって海の中へ潜って行ったのだから。
「お、こいつは僕でも分かる。よく見る魚だ」
と言いつつも海の書に見事な流線形をした魚をあてがう。
その魚はヒラマサと記載された。
大きさは60センチオーバーとなかなかの大物だ。そうかあ。ヒラマサというのかこの魚。てっきりブリじゃないかと思ったんだよね。
まだまだ魚を見分ける知識が足りないな。何度も見ていたらそのうち区別がつくようになる、と思う。
「パック食べてもいいよ。まだまだ釣るから」
「くあ」
言われなくてもそうしますという奴だった。既にパックはヒラマサの首元をひと突きして、お食事の準備が完了していた。
ガツガツとカモメがヒラマサを貪り食っている間にも次の獲物がかかる。
この生活にも慣れてきたなあ。こうしてのんびりと釣りをして、パックがむしゃむしゃと魚を食べる。
少々不便ではあるけど、適度に体を動かし、日常に追われることもない生活は悪くない。何より自由に動き回れる体がある。
それだけでもう幸せってものだ。
最初はどうなることかと思ったけど、この生活は決して悪いものではない。
「おお、イカだ。イカも釣り上げることができるんだ」
生きている時は透明で、死ぬと白くなるんだっけか。吸盤に気をつけながら慎重にイカから針を外す。
このイカはアオリイカという種類なんだって。
「パック、イカは吸盤があるから気を付け……」
「くあああ!」
うわあ。イカがパックの嘴に張り付いちゃっている。
しかし、彼は無理やり嘴を開き、イカを口の中におさめてしまった。
だ、大丈夫なのか、あれ。
僕の心配をよそにごくんとイカを丸のみした彼は嘴を上にあげ「げふっ」と息を吐く。
カモメのパックはイカで満腹になったらしく、僕の足もとでじっとしたまま動かなくなった。
この後は釣り上げた得物は全て籠の中に入れていく作業となる。
そろそろ釣りも終わりにしようかなという頃、薄紫の髪の毛をした頭がひょっこり海面から顔を出す。
「ニーナ。ブラジャーを投げるからそこでじっとしていて」
「それには及びません! いいものを見つけたのです」
「そ、そうか……」
自信満々なニーナの声には疑念しか浮かばない。
嫌な予感がしつつも、すぐに貝殻ブラジャーを投げ渡せるよう右手に握りしめたまま彼女を待つことにした。
そして、彼女は波打ち際に姿を現す。
彼女とて三度目ともなれば、陸上に切り替わるところでヒレを脚に変化させていた。おお、学習するんだな。
えらいぞお。下半身のことを気にかけるのなら、上半身も何とかした方がいいと思うぞ。
あれは違う。女体の神秘とかじゃないんだ。
何度だって僕は言ってやろう。僕はまだ母と妹以外は生で女子の裸を見たことが無いと。
「へへー。ちゃんと考えているんですよ」
「痛くないのかそれ?」
「刺されると痛いですよお。ヒレに注意です! 毒もあります」
ニーナはじゃーんと両手で平べったい魚を掲げる。頭から尻尾の先までは1.5メートルくらいあるそれは、マンタ? エイ? と呼ばれる魚だと思う。
ちょこんと海の書をその魚に当ててみると、エイだと表示された。
案外、余裕があるな僕。
いや、そうじゃない。人間は余りにも想定外の出来事が起こると却って冷静になるんだ。もしくは現実逃避したい出来事から目を逸らしたいがための防衛行動かもしれない。
どっちだっていいんだよ。僕は「痛くないのか?」って聞いただろ。エイの尻尾のことなんかじゃないんだよ!
君の胸に張り付いているタコのことを言っているんだよおお。
それも二匹。左右のささやかなおっぱいの上でウネウネしている。ガッチリと張り付いているし、かなり痛いんじゃないかな……。
「ブラジャーに変えた方がいいんじゃない?」
「大丈夫ですよ。ちゃんと隠れてますよね?」
「そう言う意味じゃ。それにタコって生きてるから動くよ?」
「はわわわ。そうでしたあ。う、動いちゃダメですう」
言ったハナから右のタコが彼女の肩口に登ろうとうねり始めた。
そもそも、ここに来るまでの間でタコさん、動いていたんじゃないのかな。何でこんなことに。
僕の探偵力は限界を迎えようとしている。
無言で彼女に貝殻ブラジャーを手渡す。
一方で彼女は開いた方の手でタコの頭をむんずと掴み、引っぺがした。
「これ、夕飯に」
「う、うん」
見えてない。僕は見えていない。彼女のおっぱいなんてものは見ていないのだ。
あれだけ恥ずかしがっていたのに、見せるなってば。
タコのことで頭が一杯なんだろうなあ……遠い目になってしまいそうになりつつもタコを砂浜の上に落とす。
籠の中に入れたら他の魚が捕食されちゃうからね。イカ・タコは魚と違って陸上にあげても元気一杯だからね。
残りのタコも受け取り、「きゃー」という今更ながらの彼女の悲鳴を聞いて……僕はもうため息しか出なかった。
だが、これはまだ始まりに過ぎなかったのだ。
「エイを探しに海へ潜ったの?」
「はい。私、この島の巫女さんですから!」
「そ、そう……じゃあ、帰ろ――」
「ではさっそく、祈りを捧げさせていただきます!」
こいつはヤバいと思った僕がそそくさと帰ろうと言葉をかけようとしたってのに、喰い気味で彼女に声を重ねられてしまった。
「では、ビャクヤ島の平穏を祈らせていただきます。務めさせていただきますのは、ビャクヤ島の美少女マーメイドことニーナです」
勝手に島の名前をつけるだけでなく、自分のプロフィールまで恥ずかし気もなく語るニーナに開いた口が塞がらない。
「くあ!」
あ、パックが空へ逃亡した。ぼ、僕も逃げたいのだけど、一人にするわけにもいかないんだよな?
ほら、その証拠に。
「見届け人はビャクヤ島の主ことビャクヤさんです!」
僕もしっかり祈りの儀式に組み込まれているから。
両足を開き膝を落としたニーナが真っ直ぐ上にエイを掲げる。
始まってしまった。
ちょっと待って。よくよく考えると、あのしこを踏むようなポーズってナマズたち男衆が家の安寧を願う祈祷だよね。
巫女だったらもっとお淑やかな感じになるんじゃないの?
「えいやさー。えいやさー」
ちょ、ちょっとだけ可愛くなった?
しかし、動きは前と同じだよ! 本気でこれが巫女の祈祷なの?
「ふう」
籠を掴み上げた僕はそそくさとこの場を立ち去ることにしたのだった。
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