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第45話 エピローグ
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ニーナたちとエドたちが会ってからもう三か月が過ぎようとしている。悪魔族の村人たちとガイアたちはすっかり打ち解けた様子で、ニーナたちの家もクリスタルパークに建っている。
村人たちの中にはクリスタルパークに住む人も出てきて、夜は飲み屋になる飲食店が一つできたのだ。それが始まりとなり、村人の数が急激に増えてきている。
この分だと、来月にはクリスタルパークそのものを拡大することになりそうだ。そうそう、来月で思い出した。ニーナ以外の人間の商人が来月から来ることになっているのだ。この分だときっと人間と悪魔族の交流はうまくいくと俺は確信している。
「良介さん、できました!」
「ありがとう、ライラ。先にポチに」
俺はと言えば、窪地の拠点でゆったりとした時間を過ごしている。
悪魔族からいただいた木のテーブルセットに腰かけ、ニーナに持ってきてもらった陶磁器のコップに入ったコーヒーを一口。うーん、素晴らしい。
ライラはバスケットに入ったスコーンを幾つか皿に乗せて、お座りしているポチの前に置く。
「わんわん」
ポチは尻尾をパタパタ振った後、がつがつとスコーンを食べ始めた。
「良介さん、準備ができましたよ!」
ライラはテーブルの上にバスケットとお皿を置き、最後にハチミツの入った瓶をそっとテーブルに乗せる。
出来立てのスコーンからは湯気が上がっていて、俺は喉をゴクリと鳴らす。
「いただきます」
「いただきます」
俺とライラは手を合わせ、スコーンにハチミツをかけ口に含む。
うーん、甘くておいしいぜ。幸せ。
ライラも笑顔でスコーンをもぐもぐとしている。んんー、彼女はずっと俺と一緒にいてくれるけど、拠点にいる限り自由に外へ行くことができないんだよな。
自身と村を助けてもらった恩から、俺のお世話をしてくれてるのかと思っていたけど……ひょっとしたら、彼女は俺のことが……。い、いやあ。まさかなあ。
いくら鈍い俺でもそれなら気が付いているって! うんうん。
「どうしたのですか? 良介さん」
「まさか、ライラが俺のことを……あ」
突然話しかけられたものだから、つい今考えていたことが口をついて出てしまったじゃないか。
は、恥ずかしい。ライラも黙ってしまって、ますます俺の羞恥心が刺激されるう。
「良介さん」
ライラは立ち上がり、真剣な目で俺を見つめてきた。
「ん?」
「りょ、良介さんは私のこと……す、好きですか?」
「う、うん」
嫌いだったら一緒にいるわけないじゃないか。今更何を言っているんだ? ライラは。
しかし、俺の思いと裏腹に彼女はぱあああと明るい顔になって頬が上気する。
「良介さん、私もあなたのことが大好きです!」
え、ええええ。好きってそんな意味だったのおお。ま、マジか。ライラが俺のことをあ、愛しているってことだよね?
お、おおお、俺、俺……いや、俺だって彼女のことを……でも、手を出さないって言った手前、気持ちを踏み込むことができなかったんだよ。
人間と悪魔族の事情が分かった今となっては、俺の誤解だったってことは分かったんだけどさ。
「ライラ」
俺もライラと同じように立ち上がると、彼女はひしと俺に抱き着く。
「良介さん、私……あなたのことが最初はすごく怖かったんですよ」
ライラは俺の胸に顔を擦り付けながら、えへへと顔をあげる。
彼女は気絶から目覚め、俺の姿を初めて見た時……人間だったからこのまま亡き者にされると思ったらしい。でも、俺と会話しているうちにそれならそもそも助けるわけがないと気が付き、俺へお礼を言いに来た。
この辺りは俺の予想通りだったんだけど、その後俺がブロックを出す様子を見て、俺こそは伝説の賢者で人間の姿を取っているだけに過ぎないと思った。
しかし、超越した存在だと思っていた俺は、接してみると普通の悪魔族の村人と変わらない感情を持っていると分かる。そこからだったそうだ。俺に惹かれていったのは……。
何だか聞いていると恥ずかしい……。
「良介さんは優しくて、村ではドジで頼りなかった私に任せてくれて……そして……」
「あ、ありがとう。ライラ。何度か言ったけど、俺の方こそ君がいてくれて助かった。何より、あ、その、君は……」
「なんですか? 良介さん?」
じーっとそこで見つめないでくれよお。このままお茶を濁してうやむやにしようと思っていたのに。
「あ、ええと、その。君の真面目で頑張り屋なところに惹かれたんだ。何より……君は……」
「なんですか? 良介さん?」
まさかのループ! ぐおおお、くああ!
「き、君は可愛いし……」
「わ、私がですか! そ、そんな……」
いや、ライラは地球基準にすると下手なアイドル顔負けに整った顔立ちをしていると思う。
俺の友人が彼女を見たら、間違いなく全員が可愛いというほどに。
あたふたしていたら、ライラが俺の背中に腕を回しギュッと力を入れる。
俺も彼女を抱き返すと、彼女は俺の胸に顔を埋めたあとうっとりとした顔で俺を見つめてきた。
潤んだ瞳がとても……俺の欲求を刺激する。
「良介さん?」
俺が蜜に吸い寄せられる蝶のように顔を近づけると、ライラは目を閉じ顎をあげた。
俺はそのまま彼女へ唇を合わす。
「ん」
ライラから吐息がもれる。
唇が触れ合うだけのキスをした俺はそっと顔を離し、彼女を再び抱きしめた。
「良介さん!」
「ライラ、これからもよろしくな」
「はい!」
俺たちは笑いあうと、再びスコーンを食べ始めた。
でも、座り方が少し先ほどまでと違う。椅子を動かして隣り合うように寄り添うようにして……。
これからもまだまだやりたいことが沢山ある。クリスタルパークのこと、モンスターのこと……父さんを探しに行くのも楽しいかもしれない。
でも、何かする時はライラと一緒に歩みたいと思う。
俺はこの時初めて、この世界に足がついた気がしたのだった。
おしまい
村人たちの中にはクリスタルパークに住む人も出てきて、夜は飲み屋になる飲食店が一つできたのだ。それが始まりとなり、村人の数が急激に増えてきている。
この分だと、来月にはクリスタルパークそのものを拡大することになりそうだ。そうそう、来月で思い出した。ニーナ以外の人間の商人が来月から来ることになっているのだ。この分だときっと人間と悪魔族の交流はうまくいくと俺は確信している。
「良介さん、できました!」
「ありがとう、ライラ。先にポチに」
俺はと言えば、窪地の拠点でゆったりとした時間を過ごしている。
悪魔族からいただいた木のテーブルセットに腰かけ、ニーナに持ってきてもらった陶磁器のコップに入ったコーヒーを一口。うーん、素晴らしい。
ライラはバスケットに入ったスコーンを幾つか皿に乗せて、お座りしているポチの前に置く。
「わんわん」
ポチは尻尾をパタパタ振った後、がつがつとスコーンを食べ始めた。
「良介さん、準備ができましたよ!」
ライラはテーブルの上にバスケットとお皿を置き、最後にハチミツの入った瓶をそっとテーブルに乗せる。
出来立てのスコーンからは湯気が上がっていて、俺は喉をゴクリと鳴らす。
「いただきます」
「いただきます」
俺とライラは手を合わせ、スコーンにハチミツをかけ口に含む。
うーん、甘くておいしいぜ。幸せ。
ライラも笑顔でスコーンをもぐもぐとしている。んんー、彼女はずっと俺と一緒にいてくれるけど、拠点にいる限り自由に外へ行くことができないんだよな。
自身と村を助けてもらった恩から、俺のお世話をしてくれてるのかと思っていたけど……ひょっとしたら、彼女は俺のことが……。い、いやあ。まさかなあ。
いくら鈍い俺でもそれなら気が付いているって! うんうん。
「どうしたのですか? 良介さん」
「まさか、ライラが俺のことを……あ」
突然話しかけられたものだから、つい今考えていたことが口をついて出てしまったじゃないか。
は、恥ずかしい。ライラも黙ってしまって、ますます俺の羞恥心が刺激されるう。
「良介さん」
ライラは立ち上がり、真剣な目で俺を見つめてきた。
「ん?」
「りょ、良介さんは私のこと……す、好きですか?」
「う、うん」
嫌いだったら一緒にいるわけないじゃないか。今更何を言っているんだ? ライラは。
しかし、俺の思いと裏腹に彼女はぱあああと明るい顔になって頬が上気する。
「良介さん、私もあなたのことが大好きです!」
え、ええええ。好きってそんな意味だったのおお。ま、マジか。ライラが俺のことをあ、愛しているってことだよね?
お、おおお、俺、俺……いや、俺だって彼女のことを……でも、手を出さないって言った手前、気持ちを踏み込むことができなかったんだよ。
人間と悪魔族の事情が分かった今となっては、俺の誤解だったってことは分かったんだけどさ。
「ライラ」
俺もライラと同じように立ち上がると、彼女はひしと俺に抱き着く。
「良介さん、私……あなたのことが最初はすごく怖かったんですよ」
ライラは俺の胸に顔を擦り付けながら、えへへと顔をあげる。
彼女は気絶から目覚め、俺の姿を初めて見た時……人間だったからこのまま亡き者にされると思ったらしい。でも、俺と会話しているうちにそれならそもそも助けるわけがないと気が付き、俺へお礼を言いに来た。
この辺りは俺の予想通りだったんだけど、その後俺がブロックを出す様子を見て、俺こそは伝説の賢者で人間の姿を取っているだけに過ぎないと思った。
しかし、超越した存在だと思っていた俺は、接してみると普通の悪魔族の村人と変わらない感情を持っていると分かる。そこからだったそうだ。俺に惹かれていったのは……。
何だか聞いていると恥ずかしい……。
「良介さんは優しくて、村ではドジで頼りなかった私に任せてくれて……そして……」
「あ、ありがとう。ライラ。何度か言ったけど、俺の方こそ君がいてくれて助かった。何より、あ、その、君は……」
「なんですか? 良介さん?」
じーっとそこで見つめないでくれよお。このままお茶を濁してうやむやにしようと思っていたのに。
「あ、ええと、その。君の真面目で頑張り屋なところに惹かれたんだ。何より……君は……」
「なんですか? 良介さん?」
まさかのループ! ぐおおお、くああ!
「き、君は可愛いし……」
「わ、私がですか! そ、そんな……」
いや、ライラは地球基準にすると下手なアイドル顔負けに整った顔立ちをしていると思う。
俺の友人が彼女を見たら、間違いなく全員が可愛いというほどに。
あたふたしていたら、ライラが俺の背中に腕を回しギュッと力を入れる。
俺も彼女を抱き返すと、彼女は俺の胸に顔を埋めたあとうっとりとした顔で俺を見つめてきた。
潤んだ瞳がとても……俺の欲求を刺激する。
「良介さん?」
俺が蜜に吸い寄せられる蝶のように顔を近づけると、ライラは目を閉じ顎をあげた。
俺はそのまま彼女へ唇を合わす。
「ん」
ライラから吐息がもれる。
唇が触れ合うだけのキスをした俺はそっと顔を離し、彼女を再び抱きしめた。
「良介さん!」
「ライラ、これからもよろしくな」
「はい!」
俺たちは笑いあうと、再びスコーンを食べ始めた。
でも、座り方が少し先ほどまでと違う。椅子を動かして隣り合うように寄り添うようにして……。
これからもまだまだやりたいことが沢山ある。クリスタルパークのこと、モンスターのこと……父さんを探しに行くのも楽しいかもしれない。
でも、何かする時はライラと一緒に歩みたいと思う。
俺はこの時初めて、この世界に足がついた気がしたのだった。
おしまい
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