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15.狂気の狭間
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「クロエ、そのままパメラを護っていてくれ。何が来るかわかったもんじゃねえ。ソルも頼むぞ」
「かしこまりました」
クロエはパメラを抱きあげるとさっと部屋の隅へ移動する。
彼の様子を横目で見ながら、イブロはソルの背をポンと叩く。対するソルは任せておけとでも言うように一声吠えた。
「イブロ、どうするの?」
チハルはイブロを見上げ問いかける。彼女は動揺や恐怖で体を震わせることもなく、純粋にイブロへ疑問を抱いただけに過ぎない。
「チハル、あいつを何とかしないと、俺たちに危害が及ぶ」
「イブロ、それなら、ソルに乗って」
「それもいいんだが、パメラを元に戻してやらないとな」
「どうすればいいの? イブロ」
「分からん。しかし、あの女なら知っているんじゃないか?」
「女? 女って人間に使う言葉だよね?」
イブロは何気なく呟いたであろうチハルの言葉が妙に引っかかった。
ちらりと横目で女の様子を確認すると、彼女は跪き、両手斧を天に掲げるようにして何かをブツブツと念仏のように唱えている。
「チハル……それはどういう意味なんだ?」
「そのままだよ? 人間以外にも女って使うの?」
「それは……あの女は人ではないと」
「うん、そうだよ。あの女の人? は人と同じたんぱく質の塊だけど、生命体ではないよ」
よ、よくわからん。しかし、チハルの話から考えるに、あの女……アンデッドか。
それを一発で見抜いたチハルならば、他に何か分かるかもしれん。イブロはチハルの肩に手をやり彼女と目線を合わせる。
「アレが何者なのか分かるか? チハル」
「ううん、解析はしていないから……」
「それは今からでもできるのか?」
「うん、少し時間がかかるよ」
「頼む、俺はあの女を抑える」
イブロは踵を返し、腰のダマスク鋼の棒を引き抜き前に出た。
彼の気配に気が付いた女は首だけをあげニタアアと口を開く。そのままぐるんと首が上がりゆらりと立ち上がった。
「悪魔、悪魔、悪魔、男は悪魔、悪魔、悪魔」
女はブツブツと同じことを呟き、腕に力を込めるといった兆候を一切見せず重量のある両手斧を振り上げる。
対するイブロは不意を突かれたものの、とっさにダマスク鋼の棒で両手斧を受け止めた。
が、彼の体が浮き上がる。
な、何という筋力だ! こいつはまともに受けるとまずい。イブロは膝を落とし体を床に繋ぎ止めると、ダマスク鋼の棒を引き思いっきり背を逸らした。
彼の顎をかすめるように突き抜けていく両手斧。
「な、何!」
イブロは目を見開く。女の攻勢はそれで終わらなかったからだ。
振り上げられた両手斧はそのまま振り下ろされる。女の関節は逆向きに曲がっているが、振り上げた時と同じくらいの威力を誇っていた。
これに対し、イブロはダマスク鋼の棒を床に立て両手で棒を支えるようにして凌ぐ。彼は全体重を乗せてようやく両手斧の威力を殺すことができた。
こいつは俺の失態だ。さっきチハルは何と言っていた。この女は人ではないと告げたじゃないか。なら、人外の動きをして当然だと思うべきだ。
イブロは自身を叱咤し、気持ちを引き締める。
冷静になれ、気を落ち着けろ。
イブロはバックステップし、女と距離を取る。
「若く、美しい、それが全て。女はそれが全てなのおおおおお!」
意味不明な言葉を叫びながら、女はイブロに向かう。
しかし、彼女の動きをしかと見ていたイブロは難なくこの攻勢を避ける。
この女……凄まじい筋力を持つが速度も斧を扱う技術もそれほどじゃあない。逆向きに動く関節にさえ気を付ければ……。イブロはダマスク鋼の棒を握りしめ、右へ一歩ステップを踏む。
女の攻撃は続くが、イブロはダマスク鋼の棒を使うことなく体の動きだけで凌いでいく。
そんな中、イブロはどうすべきか迷っていた。こいつを倒せばパメラは元に戻るのか? それとも……。
「何だ、お前さんは何を悩み、恨んでいるんだ?」
無駄だと思いながらも、イブロは対話を試みる。
「妾は、美しさを保つため……」
女は両手斧を振り下ろした。しかし、力任せの一撃ではイブロを捉えることができない。
彼女は彼へ攻撃が当たらなかったことを気にもせず、口を開き目玉をぐるりと裏返し叫ぶ。
「血が必要なのおおおお。若く気高い血がああああああああ。すすらせてえええええ」
やはりダメか。イブロはギリリと歯をすり合わせ舌打ちする。
下からすくい上げるように振るわれる両手斧。振りぬいた瞬間を狙いイブロはダマスク鋼の棒を下から上に振りぬいた。狙うは……ここだ!
ダマスク鋼の棒は両手斧の持ち手のすぐ上を叩く。両手斧を振り上げた勢いに加えイブロの全力が加わった結果、鈍い音が響き渡り両手斧は女の手からすっぽ抜け空中を舞う。
そのまま両手斧は自由落下しカランと床を転がった。
「男はいつも勝手……。時は残酷……時は……時は……」
女は茫然と両手を眺め、ガクリと膝を落とす。
「時は残酷か……そうだな……」
イブロは呟く。決して女に対する警戒を解いたわけではないが、彼にとって「時は残酷」という言葉が胸に突き刺さったからつい言葉に出てしまったのだ。
友を失ってから、時が過ぎるのをただただ待っていた。俺は……。
「そう、時は残酷なの! だから、だから……」
女は顔をあげ、頭を血が出るほどの強さでかきむしる。
ぎょろりと目をイブロに向け、叫ぶ。
「だからあああああ、時をとめたのおおおおお。あたしのおおおうつくしさはああえいえんなのおおおお」
素手で襲い掛かる女。イブロはヒラリと彼女の拳を躱し、距離を取る。
「イブロ、解析が完了したよ」
その時、イブロを呼ぶチハルの声が響いた。
「チハル! そのまま結果を教えてくれ」
「うん、その女の人が消滅すると、全て元に戻るよ」
「なるほど、なら、パメラも元に戻るんだな」
「女の人を消滅させるには、砕くか浄化するかどっちかだよ」
「方法は? どうすればいい?」
――アハハハハハ、アハハハハハ!
チハルの口が動いているようだが、女の狂笑に彼女の声がかき消される。
もう一度イブロはチハルへ問うが、計ったように女の声が響き渡りチハルの声がイブロに届かない。
仕方ねえ、「砕く」か。言葉通りの意味しか分からねえが。
イブロはダマスク鋼の棒を握る手に力を込める。
女は両手を振るいイブロに向けるが、あっさりと彼はそれを躱す。すると女はまた腰を降ろしブツブツと何かを呟き始めた。
今がチャンスだ。イブロはダマスク鋼の棒を振り上げ……その時、彼は背後に気配を感じる。
「そのまま聞いてください。チハルさんから聞いた情報を私なりに分析した結果をお伝えします」
声の主はクロエだった。
イブロは振り向かず、首を縦に振る。
「浄化の条件は満たしています。後は『王子様のキス』を行えば儀式は完了するはずです」
突拍子もないことをのたまったクロエに、イブロは思いっきりせきこんでしまう。
なんだよ、その子供の物語みたいなやり方は……。
「分かった。頭を砕く。いいなそれで!」
イブロは話はそれで終わりだとばかりに、首をブンブン振る。
立ち上がろうとする女へイブロはダマスク鋼の棒をそのまま振り下ろし……しかし、彼は後ろから背中を押されよろける。
そのまま膝をあげ立ち上がった女の顔へイブロの顔が肉薄し、お互いの口が触れてしまった。
「これで条件は満たしたはずです。婦人の愛を受け止める。婦人を傷付けない。そして……」
クロエはクイっと中指でメガネを上げながら、固まるイブロを見下ろす。
「婦人へ愛を示す」
表情を崩さず、クロエは颯爽とお嬢様の元へ戻るのだった。
「かしこまりました」
クロエはパメラを抱きあげるとさっと部屋の隅へ移動する。
彼の様子を横目で見ながら、イブロはソルの背をポンと叩く。対するソルは任せておけとでも言うように一声吠えた。
「イブロ、どうするの?」
チハルはイブロを見上げ問いかける。彼女は動揺や恐怖で体を震わせることもなく、純粋にイブロへ疑問を抱いただけに過ぎない。
「チハル、あいつを何とかしないと、俺たちに危害が及ぶ」
「イブロ、それなら、ソルに乗って」
「それもいいんだが、パメラを元に戻してやらないとな」
「どうすればいいの? イブロ」
「分からん。しかし、あの女なら知っているんじゃないか?」
「女? 女って人間に使う言葉だよね?」
イブロは何気なく呟いたであろうチハルの言葉が妙に引っかかった。
ちらりと横目で女の様子を確認すると、彼女は跪き、両手斧を天に掲げるようにして何かをブツブツと念仏のように唱えている。
「チハル……それはどういう意味なんだ?」
「そのままだよ? 人間以外にも女って使うの?」
「それは……あの女は人ではないと」
「うん、そうだよ。あの女の人? は人と同じたんぱく質の塊だけど、生命体ではないよ」
よ、よくわからん。しかし、チハルの話から考えるに、あの女……アンデッドか。
それを一発で見抜いたチハルならば、他に何か分かるかもしれん。イブロはチハルの肩に手をやり彼女と目線を合わせる。
「アレが何者なのか分かるか? チハル」
「ううん、解析はしていないから……」
「それは今からでもできるのか?」
「うん、少し時間がかかるよ」
「頼む、俺はあの女を抑える」
イブロは踵を返し、腰のダマスク鋼の棒を引き抜き前に出た。
彼の気配に気が付いた女は首だけをあげニタアアと口を開く。そのままぐるんと首が上がりゆらりと立ち上がった。
「悪魔、悪魔、悪魔、男は悪魔、悪魔、悪魔」
女はブツブツと同じことを呟き、腕に力を込めるといった兆候を一切見せず重量のある両手斧を振り上げる。
対するイブロは不意を突かれたものの、とっさにダマスク鋼の棒で両手斧を受け止めた。
が、彼の体が浮き上がる。
な、何という筋力だ! こいつはまともに受けるとまずい。イブロは膝を落とし体を床に繋ぎ止めると、ダマスク鋼の棒を引き思いっきり背を逸らした。
彼の顎をかすめるように突き抜けていく両手斧。
「な、何!」
イブロは目を見開く。女の攻勢はそれで終わらなかったからだ。
振り上げられた両手斧はそのまま振り下ろされる。女の関節は逆向きに曲がっているが、振り上げた時と同じくらいの威力を誇っていた。
これに対し、イブロはダマスク鋼の棒を床に立て両手で棒を支えるようにして凌ぐ。彼は全体重を乗せてようやく両手斧の威力を殺すことができた。
こいつは俺の失態だ。さっきチハルは何と言っていた。この女は人ではないと告げたじゃないか。なら、人外の動きをして当然だと思うべきだ。
イブロは自身を叱咤し、気持ちを引き締める。
冷静になれ、気を落ち着けろ。
イブロはバックステップし、女と距離を取る。
「若く、美しい、それが全て。女はそれが全てなのおおおおお!」
意味不明な言葉を叫びながら、女はイブロに向かう。
しかし、彼女の動きをしかと見ていたイブロは難なくこの攻勢を避ける。
この女……凄まじい筋力を持つが速度も斧を扱う技術もそれほどじゃあない。逆向きに動く関節にさえ気を付ければ……。イブロはダマスク鋼の棒を握りしめ、右へ一歩ステップを踏む。
女の攻撃は続くが、イブロはダマスク鋼の棒を使うことなく体の動きだけで凌いでいく。
そんな中、イブロはどうすべきか迷っていた。こいつを倒せばパメラは元に戻るのか? それとも……。
「何だ、お前さんは何を悩み、恨んでいるんだ?」
無駄だと思いながらも、イブロは対話を試みる。
「妾は、美しさを保つため……」
女は両手斧を振り下ろした。しかし、力任せの一撃ではイブロを捉えることができない。
彼女は彼へ攻撃が当たらなかったことを気にもせず、口を開き目玉をぐるりと裏返し叫ぶ。
「血が必要なのおおおお。若く気高い血がああああああああ。すすらせてえええええ」
やはりダメか。イブロはギリリと歯をすり合わせ舌打ちする。
下からすくい上げるように振るわれる両手斧。振りぬいた瞬間を狙いイブロはダマスク鋼の棒を下から上に振りぬいた。狙うは……ここだ!
ダマスク鋼の棒は両手斧の持ち手のすぐ上を叩く。両手斧を振り上げた勢いに加えイブロの全力が加わった結果、鈍い音が響き渡り両手斧は女の手からすっぽ抜け空中を舞う。
そのまま両手斧は自由落下しカランと床を転がった。
「男はいつも勝手……。時は残酷……時は……時は……」
女は茫然と両手を眺め、ガクリと膝を落とす。
「時は残酷か……そうだな……」
イブロは呟く。決して女に対する警戒を解いたわけではないが、彼にとって「時は残酷」という言葉が胸に突き刺さったからつい言葉に出てしまったのだ。
友を失ってから、時が過ぎるのをただただ待っていた。俺は……。
「そう、時は残酷なの! だから、だから……」
女は顔をあげ、頭を血が出るほどの強さでかきむしる。
ぎょろりと目をイブロに向け、叫ぶ。
「だからあああああ、時をとめたのおおおおお。あたしのおおおうつくしさはああえいえんなのおおおお」
素手で襲い掛かる女。イブロはヒラリと彼女の拳を躱し、距離を取る。
「イブロ、解析が完了したよ」
その時、イブロを呼ぶチハルの声が響いた。
「チハル! そのまま結果を教えてくれ」
「うん、その女の人が消滅すると、全て元に戻るよ」
「なるほど、なら、パメラも元に戻るんだな」
「女の人を消滅させるには、砕くか浄化するかどっちかだよ」
「方法は? どうすればいい?」
――アハハハハハ、アハハハハハ!
チハルの口が動いているようだが、女の狂笑に彼女の声がかき消される。
もう一度イブロはチハルへ問うが、計ったように女の声が響き渡りチハルの声がイブロに届かない。
仕方ねえ、「砕く」か。言葉通りの意味しか分からねえが。
イブロはダマスク鋼の棒を握る手に力を込める。
女は両手を振るいイブロに向けるが、あっさりと彼はそれを躱す。すると女はまた腰を降ろしブツブツと何かを呟き始めた。
今がチャンスだ。イブロはダマスク鋼の棒を振り上げ……その時、彼は背後に気配を感じる。
「そのまま聞いてください。チハルさんから聞いた情報を私なりに分析した結果をお伝えします」
声の主はクロエだった。
イブロは振り向かず、首を縦に振る。
「浄化の条件は満たしています。後は『王子様のキス』を行えば儀式は完了するはずです」
突拍子もないことをのたまったクロエに、イブロは思いっきりせきこんでしまう。
なんだよ、その子供の物語みたいなやり方は……。
「分かった。頭を砕く。いいなそれで!」
イブロは話はそれで終わりだとばかりに、首をブンブン振る。
立ち上がろうとする女へイブロはダマスク鋼の棒をそのまま振り下ろし……しかし、彼は後ろから背中を押されよろける。
そのまま膝をあげ立ち上がった女の顔へイブロの顔が肉薄し、お互いの口が触れてしまった。
「これで条件は満たしたはずです。婦人の愛を受け止める。婦人を傷付けない。そして……」
クロエはクイっと中指でメガネを上げながら、固まるイブロを見下ろす。
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