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47.なんだってえ
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「はい。途切れ途切れの記憶ですが」
ピピンは自分の身に起こった体験を振り返ろうとしたからか、ひしと俺にしがみつきブルブルと肩を震わせる。
「ゆっくりでいい。だけど、思い出せることは些細なことでも全て教えてくれないか?」
「はい」
アーバイン、不倶戴天の俺の畑をぶっ壊した巨大蔦……一度に多くのことが起き過ぎて俺自身としても情報の整理ができていない。
単に巨大蔦を斬り落とせば問題が解決するのか分からないからな。
力押しをするのは、調べた結果何も分からないとなった時だ。
結局、「脳筋力押しかよ」となるかもしれない。だけど、それは結果であって、最初からヒャッハーするつもりだったわけじゃあないんだ。
「今思うと、古代遺跡の地下で意識を失った時からだったのではと考えています」
ピピンは俺の肩に顔を乗せたままボソボソと語り始めた。
彼女が「何かおかしいかもしれない」と思い始めたのは、子供が描いたような魔法陣の刺繍が入ったラグを作っている時だ。
ある日、彼女は夜遅くまでラグの制作作業をして、そのまま眠った。
だけど、朝起きるとラグの位置が微妙にズレていることに気が付く。その時彼女は自分の寝相が悪かったのだろうと特に気にしなかったという。
その後も部屋にある小物の位置や、針に通したはずのない糸が絡まっていたりと不可解な現象が起きる。
些細なとても小さな出来事だった。それ故、彼女は自分の思い過ごしかもしれないと思っていたそうだ。
「なるほどな。それは気が付かなくても仕方ない」
「ですが、夜中に自分の声を聞いて自分がどこかおかしいことを確信したんです」
夜中にトイレへ行きたくなったピピンは意識が覚醒する。
しかし、彼女の体は金縛りにあったように身動きできなかった。
その時、口が勝手に動き……「力を。力を集め、開くのだ」と意味深な言葉を呟いていたという。
「力か……。あの魔法陣で魔力か何かを集めていたんだな」
「分かりません。それ以来、夜中に目覚めるようになっていったのです」
「トイレに毎回行きたくなるわけじゃあないよな?」
「……は、はい。ト、トイレは寝る前に必ず行くようにしました……」
何故か顔を赤らめるピピン。
一体彼女の身に何があったのか聞いちゃあならない気がしたので触れずにおくことにする。
夜中にトイレに行きたくなり、身動きできなくなった。ずっと動けないでいたら……うん。だいたい想像がつく。
やっぱり触れちゃあ駄目な話題だな。
「ねね。トイレはどうなったのー?」
「こら、プリシラ!」
俺の意図を汲んでくれたイルゼがプリシラの口を塞いでくれた。
「ふがー」とか彼女はまだ喋りたいようだが、イルゼは彼女を離そうとはしない。
「大丈夫だ。続けてもらっても」
「ナイスだ。イルゼ」
イルゼと目を合わせ、頷き合う。
夜中の出来事には触れぬよう、ピピンが勝手に口にした言葉を彼女が思い出せる限り聞き込みを行う。
話を総合すると驚くべき事実が見えてきたのだ!
「俺たちはとんでもないことを見逃していた……」
「な、なんだと……」
茫然とした俺の呟きにイルゼが目を見開く。
「イルゼとプリシラ。本来一か所に集まることがない巨大な聖と魔が合わさり、そこに同じくらいの聖か魔を持つ俺がいることで……」
「何が起こるというのだ?」
「聖属性と魔属性を同程度の力でぶつければ数倍の威力となり、対消滅するだろう」
「そうだな。バルトロ殿の調整があって初めて有効だが」
「巨大蔦の力の源は、その力で間違いない」
「な、なんだって!」
イルゼとプリシラ、彼女らに手加減スキルをかけている状態の俺もだが、大きな魔力を保持している。
魔力ってやつは寝たら回復するわけだけど、何もしなくても呼吸をするように外と体内の魔力は少しではあるが入れ替わっているのだ。
「少し」であっても元が巨大な魔力となれば、それなりの魔力が体外に放出されることになる。
聖と魔の属性を持って……。
つまり、我が農場は巨大な魔力が駄々洩れ状態なんだ。
駄々洩れ魔力の影響でこれまで魔境……いやいや素敵な生物や植物が育成される農場になっていた。
俺の推測だが、アーバインが手を加えた魔法陣ラグはただ単に溢れんばかりの魔力を吸収するだけではない。
聖と魔の魔力量を調整し、蓄え……想定量の魔力を蓄積したら対消滅させるようにできていたのではないだろうか。
「となれば、あの蔦はどこかしらの異界から降臨でもしてきたのか?」
俺の推測を聞いたイルゼが疑問を投げかけて来る。
彼女は苦虫を噛み潰したようにしかめっ面をしていた。
「んだな。アーバインにとっての神か絶対的な存在なのか分からないがそんなもんが莫大な力を使ってこの地に呼び出されたのだと思う」
それがあの蔦だ。
「ねねー。じゃあさ。蔦だしー切り倒せばいいんじゃないー?」
そうだな。プリシラ。
唯の蔦ならいかに巨大とはいえ、根本から切り倒せば枯れるだろう。
だけど――。
「それじゃあダメだ。単に斬り落とすだけだと、人類が滅亡する可能性もある」
「な、なんだと!」
「まあ、落ち着け」
掴みかからんばかりのイルゼをたしなめ、言葉を続ける。
「必ず中に『何かいる』。アーバインの信奉する何かがな」
「あ奴の信じる何かとなれば……なるほど。そういうことか」
イルゼも合点がいったようだ。
巨大な蔦を呼び出すだけなら、城なり宮殿なりとアーバインが表現するはず。
奴の発言は一環して絶対的な何かに向けたものだったんだよ。自分が理想とする居城に住むことを妄想していたわけじゃあない。
なら、巨大な蔦の中には何かがいる。
今はまだ、その何かは外には出て来ていない。ひょっとしたら外に出ることができないのかもしれないが……。
もし蔦を斬り落としなんてしたら、中にいる何かが外に出てきて大災害に発展しかねないんだよな。
「だが、最後には必ずあの蔦を切り倒す」
切り倒すべき条件を整えた後、必ずあの蔦は滅ぼす。
農場の恨み忘れるべからずだ!
ピピンは自分の身に起こった体験を振り返ろうとしたからか、ひしと俺にしがみつきブルブルと肩を震わせる。
「ゆっくりでいい。だけど、思い出せることは些細なことでも全て教えてくれないか?」
「はい」
アーバイン、不倶戴天の俺の畑をぶっ壊した巨大蔦……一度に多くのことが起き過ぎて俺自身としても情報の整理ができていない。
単に巨大蔦を斬り落とせば問題が解決するのか分からないからな。
力押しをするのは、調べた結果何も分からないとなった時だ。
結局、「脳筋力押しかよ」となるかもしれない。だけど、それは結果であって、最初からヒャッハーするつもりだったわけじゃあないんだ。
「今思うと、古代遺跡の地下で意識を失った時からだったのではと考えています」
ピピンは俺の肩に顔を乗せたままボソボソと語り始めた。
彼女が「何かおかしいかもしれない」と思い始めたのは、子供が描いたような魔法陣の刺繍が入ったラグを作っている時だ。
ある日、彼女は夜遅くまでラグの制作作業をして、そのまま眠った。
だけど、朝起きるとラグの位置が微妙にズレていることに気が付く。その時彼女は自分の寝相が悪かったのだろうと特に気にしなかったという。
その後も部屋にある小物の位置や、針に通したはずのない糸が絡まっていたりと不可解な現象が起きる。
些細なとても小さな出来事だった。それ故、彼女は自分の思い過ごしかもしれないと思っていたそうだ。
「なるほどな。それは気が付かなくても仕方ない」
「ですが、夜中に自分の声を聞いて自分がどこかおかしいことを確信したんです」
夜中にトイレへ行きたくなったピピンは意識が覚醒する。
しかし、彼女の体は金縛りにあったように身動きできなかった。
その時、口が勝手に動き……「力を。力を集め、開くのだ」と意味深な言葉を呟いていたという。
「力か……。あの魔法陣で魔力か何かを集めていたんだな」
「分かりません。それ以来、夜中に目覚めるようになっていったのです」
「トイレに毎回行きたくなるわけじゃあないよな?」
「……は、はい。ト、トイレは寝る前に必ず行くようにしました……」
何故か顔を赤らめるピピン。
一体彼女の身に何があったのか聞いちゃあならない気がしたので触れずにおくことにする。
夜中にトイレに行きたくなり、身動きできなくなった。ずっと動けないでいたら……うん。だいたい想像がつく。
やっぱり触れちゃあ駄目な話題だな。
「ねね。トイレはどうなったのー?」
「こら、プリシラ!」
俺の意図を汲んでくれたイルゼがプリシラの口を塞いでくれた。
「ふがー」とか彼女はまだ喋りたいようだが、イルゼは彼女を離そうとはしない。
「大丈夫だ。続けてもらっても」
「ナイスだ。イルゼ」
イルゼと目を合わせ、頷き合う。
夜中の出来事には触れぬよう、ピピンが勝手に口にした言葉を彼女が思い出せる限り聞き込みを行う。
話を総合すると驚くべき事実が見えてきたのだ!
「俺たちはとんでもないことを見逃していた……」
「な、なんだと……」
茫然とした俺の呟きにイルゼが目を見開く。
「イルゼとプリシラ。本来一か所に集まることがない巨大な聖と魔が合わさり、そこに同じくらいの聖か魔を持つ俺がいることで……」
「何が起こるというのだ?」
「聖属性と魔属性を同程度の力でぶつければ数倍の威力となり、対消滅するだろう」
「そうだな。バルトロ殿の調整があって初めて有効だが」
「巨大蔦の力の源は、その力で間違いない」
「な、なんだって!」
イルゼとプリシラ、彼女らに手加減スキルをかけている状態の俺もだが、大きな魔力を保持している。
魔力ってやつは寝たら回復するわけだけど、何もしなくても呼吸をするように外と体内の魔力は少しではあるが入れ替わっているのだ。
「少し」であっても元が巨大な魔力となれば、それなりの魔力が体外に放出されることになる。
聖と魔の属性を持って……。
つまり、我が農場は巨大な魔力が駄々洩れ状態なんだ。
駄々洩れ魔力の影響でこれまで魔境……いやいや素敵な生物や植物が育成される農場になっていた。
俺の推測だが、アーバインが手を加えた魔法陣ラグはただ単に溢れんばかりの魔力を吸収するだけではない。
聖と魔の魔力量を調整し、蓄え……想定量の魔力を蓄積したら対消滅させるようにできていたのではないだろうか。
「となれば、あの蔦はどこかしらの異界から降臨でもしてきたのか?」
俺の推測を聞いたイルゼが疑問を投げかけて来る。
彼女は苦虫を噛み潰したようにしかめっ面をしていた。
「んだな。アーバインにとっての神か絶対的な存在なのか分からないがそんなもんが莫大な力を使ってこの地に呼び出されたのだと思う」
それがあの蔦だ。
「ねねー。じゃあさ。蔦だしー切り倒せばいいんじゃないー?」
そうだな。プリシラ。
唯の蔦ならいかに巨大とはいえ、根本から切り倒せば枯れるだろう。
だけど――。
「それじゃあダメだ。単に斬り落とすだけだと、人類が滅亡する可能性もある」
「な、なんだと!」
「まあ、落ち着け」
掴みかからんばかりのイルゼをたしなめ、言葉を続ける。
「必ず中に『何かいる』。アーバインの信奉する何かがな」
「あ奴の信じる何かとなれば……なるほど。そういうことか」
イルゼも合点がいったようだ。
巨大な蔦を呼び出すだけなら、城なり宮殿なりとアーバインが表現するはず。
奴の発言は一環して絶対的な何かに向けたものだったんだよ。自分が理想とする居城に住むことを妄想していたわけじゃあない。
なら、巨大な蔦の中には何かがいる。
今はまだ、その何かは外には出て来ていない。ひょっとしたら外に出ることができないのかもしれないが……。
もし蔦を斬り落としなんてしたら、中にいる何かが外に出てきて大災害に発展しかねないんだよな。
「だが、最後には必ずあの蔦を切り倒す」
切り倒すべき条件を整えた後、必ずあの蔦は滅ぼす。
農場の恨み忘れるべからずだ!
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